1948-02-05 第2回国会 衆議院 不当財産取引調査特別委員会 第4号
これをなるべく有利に取扱つて、今物資のない日本の経済復興のために資したいという氣持をよく聞かされておりましたので、そのお手傳いができるならば非常に結構だ、こう思つて自分がすべてのものを犠牲にしてもこれをひとつお手傳いをしたいというのが肚をきめたのでありますが、どういう会社がこの委員会を構成するかということについては、多分日本の政府が会社の表を出せということを言われたろうと思うのであります。
これをなるべく有利に取扱つて、今物資のない日本の経済復興のために資したいという氣持をよく聞かされておりましたので、そのお手傳いができるならば非常に結構だ、こう思つて自分がすべてのものを犠牲にしてもこれをひとつお手傳いをしたいというのが肚をきめたのでありますが、どういう会社がこの委員会を構成するかということについては、多分日本の政府が会社の表を出せということを言われたろうと思うのであります。
○足立委員 ちよつと私の意見を述べさせてもらいますと、日本の経済道徳及び社会の破壞は、遠くは日本の帝國主義支配が戰爭を始めたということにあるのでございますが、最も近い原因といたしましては、終戰後の兵器処理が完全にいかなかつたこと、これが日本の経済及び道徳並びに社会の紊乱の根源をなすものであると考えておるのでありまして、この兵器処理があなたのおつしやるような形においてやられたとはどうしても思われないのであります
○海野委員 こういう方面につきまして、政府御当局におかれましては、專門の調査委員をお置きになつて、そうして世界各國の情勢と日本の経済の情勢とにらみ合わせてよくお調べになつて、いわゆる科学的基礎の上にこの運賃をお定めになる、そういうふうにおやりになることが最も必要じやないか。
○北村國務大臣 ただいまのようなお話になりますと、日本の経済の構造全般にわたる、非常に重大なことになるわけでありまして、現在の日本の経済再建の力点をどこに置いて、どこから手がかりを求めて、どこからいわゆる増産への重要な、最も根幹的なものを整備していくかという、非常に大きな問題になると思うのであります。
今日の日本の経済状態のもとで、インフレと、やみと、経済危機の眞中にあるこの状態のもとで、これをむりやりに通すというところに非常な無理が出てくる。この負担を結局大衆の方へかける、こういう結果が実際出てきている。こういう現在のような経済危機の状態のもとで、これをむりに通すところに誤りがあるのではないか。
私は、かくのごとき不徹底きわまる考え方や、他力本願的な考え方で日本の経済が再建できるなどという甘い考え方をなすものではありません。もちろん、敗戰後のこの悲惨なる日本において、他力の必要を否定するものではないのであります。しかし、他力のみに頼つて日本の復興を考えるということは、きわめて危険千万でありましよう。人事を盡して初めて他力の意義を生ずることを銘記すべきであります。
要は再生日本の経済建直しは先ずこの国際貿易経済の一環整備に全力を集中すべきであると存じますると共に、又これに伴いまする国際信用を得る政治経済の新システムの創造、及至は改善によりまして、緊急善処すべき諸点が沢山あるのであります。
国民の真の生産的協力をかき立てて、そうして日本の経済的再建、インフレの防止克服に邁進して行かなければならないのであります。 先ず我々の揚げるところの当面の問題は、対策として三つあると思うのであります。即ち財政、金融の確立であります。今日の財政金融の面から見まして、我々は今日のインフレの進行というものが全く政府の放漫なる国家財政の支出によることは常識化されておるのであります。
かくのごとき行き方をもつていたしますると、わが日本の將來が一体どうなるかということでありまするが、そのような方針を堅持しながらわが日本の経済の再建をはかつていくということになつてまいると、勤労階級はいよいよもつて身の置き所のない、ちようど徳川幕府の暴政下における土民の境涯に、日本の全勤労階級が落ちこんでいく。
そういつた関係におきまして今いかに頑張つて見ましても、一息に独立採算制のみを強調し、これを達成するということは困難な実情にあることは私が今ここで申上げるまでもないことでございまして、どうしてもこの方向に持つて行かなければならんけれども現在は必ずしもそうは行かない、日本の経済或いは財政と非常な密接な関連の下に運営を続けて行かなければならんというふうな状況にありますわけであります。
すなわち本藤氏の関係の事件は日本の経済復興に最も必要なる物資のやみ取引事件だというふうに聞いておる。しからば本委員会の檢討の目的になることはこれは言うまでもないことでありまするし、とにかく現在日本の終戰以後ありとあらゆる物資はすべて日本の経済復興に資するものでありますから、何も、どこから來た文章か知りませんが、こういうこまかい規定をする必要はない。
いま一つは、今日において北海道を含む日本の経済その他の事情一般から考えまして、東北地方の重大性というものが特に今日重要性を加えておる。
これが片山総理大臣の、今日の日本の経済状態についての根本観念である。これから出発して、すべての政策は出ておると思われます。はたしてそうであるかどうか。 われわれの見るところでは、インフレは進行中であり、また深刻化しておる。
第一点は、統制経済の範囲を檢討する意思はないか、その統制と自由との限界はどうであるかというお問いであつたと思うのでありますが、私は、統制経済の範囲は、一つは日本の経済の実情と、もう一つは政治的な観点で、どういう政府が一体政権を握るかということによつて、両方から決定されてくると思います。
ただ、野坂さんもお認めのように、日本の経済は、性格的に言いまして、孤立経済たり得ません。やはり外國から原料を買い、また必要な石炭その他のものを輸入して、初めて日本の経済が成り立つていくのであります。
これによつて立つて來た日本の経済にとつてこれは大変化である。ただに物がないというだけではない。経済の根本が変つて來ておる。國内の資本主義経済の方も根本的に変革して來ておる。会社の借入れ資本が拂込資本の四倍となつておる。その中、短期借入がその十割近くを占めておる。この事実は、新規の資本追加というものは再生産の基礎を築く固定資本の方に用いられずに、闇資本の方に流されて來ておる。
長期の経済復興計画は、どうしてもその前半期におきましては基礎産業、例えば石炭でありますとか、電力とか、それから輸送といつたようなものに重点を指向しまして、日本の経済力の基礎を培養するということになりまするので、その面から行きますると直ぐに國民の経済生活が急に上昇して行くということは、これは長期計画においても、日本の今の経済力から言つては望めません。
ただ今年にはいりましてから、去る一月六日にアメリカの陸軍長官がサンフラシスコにおきまして、日本が自立するに至るようにこれを再建すべしと述べまして以來、あるいは六千万ドルの綿花の借款に関する外電、また去る二十二日、極東委員会におきましてマツコイ將軍が日本の経済自立に関する報告をなした等の、いろいろ朗らかな情報がはいつてきておる状況でございますが、対日講和予備会議に関する米、英、ソ、中の四大國の意見の歩
社会事業方面、まあ狭義的な社会政策方面に今金を使うということは、これは心には山々考えておるけれども、今の日本の経済ではできない。先ず経済の建直しをして、それから可哀相な者や氣の毒な者や、そういう者の救済をやるんだ、こういうことをおつしやつた。これは一應は頷けるようでございますが、併しながらこのお説は私は納得ができない。それは恰も我々の体の中に、指の先、足の先が傷んでおる。膿が出ておる。
(拍手)今日の日本の経済状態からいつて、労働者の生産性が昂揚されざる限り、経済の興隆と國民生活の安定は期待できないからこそ、(拍手)我々は労働者のためにその裁定の生活を確保するための諸施策を労働省において採りたい。こういう考えで申上げておるのでございます。
然るに拘わらずこの危機が克服されないで、どうして長期復興計画ができるでありましようか、先ずこの日本の経済危機がどういう段階にあるか、それに対する認識をはつきりしまして、その上に立つて政策を行うのでなければ、正しい政策は私は行われないと思うのであります。ところが先程述べましたように、この危機の認識におきまして極めて動揺的であり、而も昏迷さえもしておると思うのであります。
第三に、長期建設の計画目標というものは、今後予想されます日本経済の回復力と、又國民生活の安定に必要な日本の経済力という、この二つを勘案いたしまして立てられなければならないのでありますが、その目標となります我が國の経済の水準をどの程度に置いて、これを何年間に達成する考えであるか伺いたいのでありますし又経済力の低下と人口の増加によりまして、國民生活の水準はどうしても切下げられなければならないと思うのでありますが
これは國民、労働者の生活を非常に切り下げたことになるのではないかというお話でありますが、この点は、私は今まで機会あるごとに、この議場においても御説明申上げたように、日本の経済力回復の、生活水準の低いことを反映しておるだけでありまして、物價が六十五倍になつて賃金水準が三十倍であるということを直ぐそのまま比較になることは、これは比較の対象を私は異にしておる御論であろうと思うのであります。
こういう態度を採つておるのでありまして、この根本の考え方につきましては、これを変えるような状態に日本の経済があるとは私共も思いませんが、統制のやり方そのものにつきましては各方面について検討する必要があると私も考えております。
政府関係のクレジツトの設定及び民間関係のクレジツトの設定、こういうことが、國際経済へ復帰し、加入することによつて、日本の経済を建直し、通貨安定への導く方法であると、こう考えておる次第であります。 それから、やみ利得を防ぐためにも、第一次財政税の不公平を是正するためにも、法人財産増加税を設定することはどうかというお考えであります。
趣旨は、この講和條約、日本の経済の再建というものが進むに連れて、十分貫き國民道徳、政治道徳というような、政府への信頼というようなものを十分維持し、囘復したいと思つておるような次第であります。
傳え聞くところによりますと、全逓側におきましては、政府の今回の措置に対して、なおあきたらずというふうな空気があるやうにも承つておるのでありますが、ただいま申しましたような趣旨によりまして、日本再建の先端を担つておるところのこれら職員が、政府のこうした苦衷をも察しないで、いたずらに軽挙妄動に走るがごときは、日本の経済を崩壊に導くという責任をも分担しなければならぬし、さらに現在の時局というものは、ただ單
政府はさきに千八百円ベースを堅持して、あくまでもこれが物價体系と共に一つの日本の経済危機突破のために堅持して行くということを、安本長官もこの議場で言明なさつておる。
行政整理の問題は、この問題とは全然別個の問題でありまして、別個の見地から日本の経済の合理化、あるいは官廳職員の最も能率的なのには、どの程度の人数がいいかという建前で処理されるべきものと考えております。
日本の経済的文化的再建のために、観光事業の果す役割は、極めて大きなものがあるのでありまして、本問題を所管する文化委員会では、昭和二十二年八月二十一日議長の承認を得まして小委員会を設け、以来調査を進めて参りましたが、その調査も終えましたので、去る十二月四日議長宛に報告書を提出したのであります。
○カニエ邦彦君 只今の政府委員の説明でありますが、只今の説明によつては、私はこの経費が急迫しているところの日本の経済の現況から見まして、緊急欠くべからざる費用とはどうも認め難いのであります。