1948-03-29 第2回国会 参議院 商業委員会 第1号
この法律は日本の経済危機突破のための非常立法であり、飽くまで暫定的のものでありますので、この点を明確にするために、附則において本年四月一日又は経済安定本部廃止の何れか早いときに失効する旨を規定してあるのであります。
この法律は日本の経済危機突破のための非常立法であり、飽くまで暫定的のものでありますので、この点を明確にするために、附則において本年四月一日又は経済安定本部廃止の何れか早いときに失効する旨を規定してあるのであります。
從つてそういう点に関しましては、今後日本が五箇年なら五箇年のうちに人口がどのくらいになつていくか、さらにその間における日本の経済の復興というものはどういう速度でくるか、そういうようなことを國際的、國内的に併せ考えまして、それらの問題を解決しなければならぬのではないかと思います。
日本の経済構造の全体から申しましても、計画経済、統制経済を強行していかなければならない日本といたしましては、特に配給の面にタツチいたします商業部門というものは、むしろ今の濫立状態よりも、どつちかと言えば整理さるべき部門でありまして、生産工業の方は輸出産業と結んで考えますと、これは無限に伸びる可能性があると思うのであります。
預金が十分殖えないということは、今日日本の経済の一つの大きな悩みでありますが、しかし私はこれも市中金融機関が十分融資力をもたない一つの原因であつた。殊に過去一年においてそれがあつたとは考えます。しかしそれ以上に政府がいわゆる融資規制というものによつて市中の金融を押えてしまつておる。預金は殖えてもその半分しか使わせないというわくを與えておる。
さらにまたアメリカは、日本の経済をなるべく早く自立せしめようとしてあらゆる援助を計画し、また日本國民のために、食糧の輸入等にもあらゆる努力を盡されておるその実情の中において、みずから國民相協力して起ち上るという態勢を放棄することが温情に報いることであるかどうか、日本再建のためであるか否かを反省すべきであ、ると確信をいたすものであります。
しかしながら、現在政府が置かれたる立場は、何と申しましても、ただいま皆様が口を揃えてお述べになりましたる通り、日本の経済復興、生産を再建するためには、どうしても現在の生活給一本の形では行けないので、ここに能率給が織りこまれなければならぬという、この点に立つて新給與が定められておりまする関係から、しかもこのことは給與委員会の二回にわたる報告の前文に明確に規定してありまして、この報告書が作成されるまでには
このこと自体が納税者に非常に大きな支障を來し、日本の経済に混乱を讓していると思う。これに対して何か警告を発するというようなことはできないか。
私は終戦後日本國民が平和世界の建設誠意を以つて邁進する決心を持つていることを申述べ、又この際日本の経済再建が如何なる方法によつて行わるべきかについて政府の所見を説明いたしました。そうして今日、我が國が当面しておる難関の打開について、でき得べくんば連合國がこれに格別の援助を與えられんことを要望いたしました。
石炭の生産、食糧の増産等が行われまするならば、あるいはさらに外資の導入等によりまして、日本の生産企業が動いてくるということになりますれば、徐々ながら生産は上つていくのじやなかろうか、また上つていかなければ日本の経済の復興もできないし、生活水準も上つていかないということになりますので、ぜひともそういう方向にもつていくべきものではなかろうかというふうに考えておるのでございますが、そういたしますと、担税力
私は、今日のような日本の経済事情のもとにおきましては、もとより能率を高め得られるだけ高めなければならぬといようことについて異議はございません。しがしながら、能率給一本でいく場合には、ややもすれば労働過重の弊害を生ずることもまたこれ爭われない事実であります。
私は、終戰後日本國民が平和世界の建設に熱意をもつて邁進する決心をもつていることを述べ、さらに日本の経済再建がいかなる方法によつて行わるべきかについて政府の所見を説明しました。また今日わが國が当面している難関の打開について、でき得べくんば連合國がこれに格別の援助を與えられんことを要望いたしました。
しかも芦田首相は、かつては日本の本國に接近したるところの島は日本に返してもらいたいということによつて世界に物議を起した方でありまするその方が、事もあろうに、東洋の隣國においてはその政情が安定いたさないから、日本の経済復興は一大障害を來したと言うておるのであります。何たる不謹愼な意見でありましよう。この島を返せと言つて、しかもそれを返さないと言う。あるいは返すと言う。
特に日本の経済復興のために農村のもつ比重がきわめて大きいというような点から考えまして、また現在の農村の金融の実情から見まして、これには何らかの手を打たなければならぬと考えるのでございます。この点については、竹山君のお話の通りでございまして、私ども、現状をもつて決して満足できぬと思うのでございます。
竹中議員のお説の通りに、貿易振興がこの際日本の経済再建上必要なること、又将来日本の経済を維持発展する上において貿易振興の必要な点におきましては、全く同感であります。政府といたしましては、この線に沿いまして貿易の振興を図りたいと思つて、着着各種の施策を講じつつあるのであります。その大体の所を申上げますことにいたします。 先ずこの回轉基金その他の点において原綿が入つて参ります。
戦爭中及び戦後の日本の経済状態におきまして、物資が非常に少く相成つておるのでありまして、この際この日本の経済‥‥國を再建するためには、外資導入ということは、これは必要で不可欠のものであると考えて、政府はその方面への施策をも強力に推進いたしたいと考えるのであります。
そうして、この長期計画は單に一定水準年度に日本の産業経済を回復するというに止まらなくて、將來の平和日本の経済産業の繁栄の基礎をつくり上げたいと思うのでありまして、一定の年間に年次計画を立て、さらに各種の産業その他についても計画を樹立いたしたいと思う次第であります。政府といたしましては、なるべく速やかにこれが策案樹立を終りまして実施に移したいと考えております。
(拍手)ただいま山崎君が、労働問題は日本の國民全体の問題であり、日本の経済再建のかかる重大な問題であると言われた点においては、私は全然同感であります。政府は……。 〔発言する者多し〕
この点について、現在行われんとしつつあるところの経済力集中排除法案、現にアメリカの輿論といたしましては、日本の経済を自主独立させねばならんということを主張されておる。
この外資の導入でありますが、これは申すまでもなしに、極く愼重に十分考究の上でいたさなければならんのでありまして、急の現在の危機突破をするために要する外資導入と、將來における日本経済の再建のために必要な外資導入というような、おのおのその目的を待つておるのでございますので、そこでこの危機突破のための外資導入、その外長期の日本の経済復興計画と睨み合わせて外資の導入をする、こういう点もございますので、そういう
しかし、現実日本の経済情勢並びにインフレ高進の情勢というものは、労働者の好むと好まざるとにかかわらず、経済的要求が変じて政治的要求になるということも、いなむことのできない事實であります。從つて、頭からあの爭議は政治的であるからといつて排撃するわけにも私はいかぬと思います。その根本を糾してみなければならぬと思うのであります。
第一の官公廳職員並びに公共的性質をもつた從業員諸君の爭議がことさらに多い、この御見解に対しましては、今日の日本の経済的環境のもとにおきましては、賃金とか俸給とかいう定まつた所得によつて生活をしておる人々は、非常に経済的に困雜な状態におかれておるということは、淺沼君御承知の通りであります。從つて、爭議は全面的に増加いたしております。
京阪神のごときは日本の産業の中心地でありまして、もし地震等の災害によつて阪神方面の産業設備が非常な損害をこうむつた場合には、今申しましたような日本の経済の再建に、非常な大影響を與えると考えております。
聞くところによれば、アメリカにおいては日本の経済を一九五四年までに一九三〇年乃至三四年水準の一二五%にまで復興せしめる援助計画を考慮する向きもあると聞いております。我が國の経済は終戦後一時どん底に落ちたのでありますが、その後國民の氣力と連合國の物資補給によつて緩慢ながら徐々に回復の方向に向い、インフレの昂進に拘わらず、國民の実質的生活が向上したことは疑いないところであります。
どういう点に中心があるのか、少しはつきりしないような氣がするのでありますが、紙幣の面から紙幣の発行の停止でもしたらどうかというような御意見のように受取られるのでありますが、さようなことで日本の経済界が窒息した場合にどうなるか。
不満足ではあるが、今日の國家財政の上からいつても、また日本の経済條件からいつても、やむを得ざるものとして、委員会もこれを承認し、またその報告に基いて政府はこれを得心する、そういうことになつたわけでありまして、この点はひとつ誤解のないようにお願いいたしたいと存じます。
○野坂委員 そうしますれば、過去の外資の内容がどういうように実際の日本の経済に影響を與えておるか、こういうような過去の問題について報告を承ることができませんか。きようという意味じやありませんか……。
日本の経済は、外國よりの援助なしにはとうてい再建がおぼつかないのでありますが、さいわいに米國は、日本経済の自立に対し深い理解をもつて、外資の導入を初めとし、経済的援助の手を差延べつつあるのであります。われわれとしては、急速にその受入態勢を整備いたさねばなりませんが、このときに際し、政府は労働攻勢を処理するのに優柔不断であつてはならぬと思うのであります。
そこに日本の経済建直しにお力をいたし、しかも最善の力をいたした後におきまして、特に外資導入という問題に及んで、相当國民に大きな安心感明朗性さえ與える程度の強い御声明等があつたのでございまするが、これは單なる口頭禪に終つてはならない。現在日本の情勢が、長く待望しておりましたる講和條約の締結さえ、どうも遅々としてその時を得ないのでございます。
○中崎委員 先ほど総理のお説にありましたように、日本の経済財政の状態が、非常に困難な情勢にありまして、本予算も今にまだその見透しがつかぬということになつておるわけであります。
であるとか、或いは雇傭條件であるとかいうようなことから考えまするというと、我我の輸出という問題につきましては、昔のような低賃金によつて、又ソシアル・ダンピングによつて、日本の貿易上の地位を獲得するということはできないのでありまして、どうしても高賃金で低コストで、而も経営の能率化と優秀なる技術によつて國際貿易に打勝つということが、これは当然のことでありまして、この上におきまして中小工業に日本の国民生活、又日本の経済
○菅波證人 前のことでして詳しくは覚えておりませんが、兵器処理委員会は元來当然進駐軍の占領のもとにある日本の兵器、これを私どもといたしましてはできるだけ日本の経済復興に役立たせたいというふうに考えておつたのでございますが、それがさいわいにして進駐軍の非常な御好意によつて日本側に渡されることになりましたので、この処理を掌るために一つの機関が必要になりました。