1948-04-27 第2回国会 衆議院 予算委員会 第17号
すでに新聞等に発表されました通り、連合國が日本の経済再建を安んじて援助しよう、進んで援けようという氣持になるには、やはり日本國民及び日本ものでなれればならぬということは、申すまでもないのであります。その方面においては、日本國民全体の心構えということがその基本であることは、申すまでもないのであります。この点については、特に詳しくお答えする必要は毛頭ないことでありまして、すでに御承知の通りであります。
すでに新聞等に発表されました通り、連合國が日本の経済再建を安んじて援助しよう、進んで援けようという氣持になるには、やはり日本國民及び日本ものでなれればならぬということは、申すまでもないのであります。その方面においては、日本國民全体の心構えということがその基本であることは、申すまでもないのであります。この点については、特に詳しくお答えする必要は毛頭ないことでありまして、すでに御承知の通りであります。
そこで政府といたしましては、片山内閣の後を承けまして、片山内閣以來継続いたしておりました日本の経済復興に関する計画を策定することにいたしたのでありまして、近く委員会その他を設けて発足いたすことになつたのであります。この計画は、單に工業、鉱山業、あるいはその他の産業のみならず、農業殊に治山治水も含んだ農業についても十分檢討いたし、計画を中に盛りこんで定めたいと思つておるのであります。
そういうような見地から、日本の経済財政すベて非常な健康の状態にあれば、復金の存在もなくなつてしまうべきものだ、こういうふうに私は考えます。
次に人民鬪爭について、これは私達が本日この公聽会に参りまして、切実に我々の立場を訴える、こういう姿が、もうすでに現在の日本の経済情務その他の階級々々の関係から行きましても、單に会社の中で資本実と團体交渉する域を越えて、直にあなた達に交渉しなければいけないくらいまでに、我我の問題は切実に進展している。
私自身が昭和十一年の六月に、これは日本の経済を研究しておるということの廉を以て、警察署に拘留されたのでありますが、その場合の名目は、やはり現行犯であります。而も住所不定なのであります。
そうは言いつつも國際関係の緊迫しておる現状において、殊に日本の経済の再建のために、アメリカとしては、かなり好意的な態度を示しつつあるときに、こういうことを言うのはいかにものんきなことだ。
併しながらそれも現在の日本の経済事情におきまして、どの程度に御満足が行けるか知れませんが、併し政府といたしましては、住宅問題に翻しましては、産業の中において石炭に對して一番多くの資材資金をば注入しておる。二十三年度におきましても、その方針は依然として憂えてはおらんという状態であります。
そこで今申し上げたように、三千六百万トンの生産に必要な輸送、この輸送をまず確保していただければ、他の方面は今商工大臣が言われましたように、一億二千万トンの輸送が一億二千八百万トンになりましても、その程度に輸送力を確保されれば、石炭三千六百万トンの生産には大して日本の経済を麻痺状態に陷れるような弊害はない。私はかように考えております。
またそうでないと、日本の経済再建というものが、それだけ不安定になつてくる。これらについて石炭廳の指導方針というか、監督方針というか、いろいろあなた方省議決定により、あるいはまた石炭廳で御決定、あるいは大臣と御相談なされておる一つの基準でもありますれば、それらの点を一つお伺いして、われわれの方の参考に資したいと思います。
從いまして、ただいまの給與規準その他も給與局が公團と交渉してやつたと申しましたが、これについては各公團ともそれぞれ集まりまして、よく給與局と相談いたしまして、最後的に日本の経済、予算その他の面から考えて、この程度がやむを得ない実情だと考えて、その話合いでそれをきめたわけでありまして、もちろん不十分ではないかと思いまするが、これによつて機能が停止される程度のひどい比率であるとは考えておりません。
しかし加入電話の整備は、日本の経済再建上一日もゆるがせにできないものでありますがゆえに、また一般利用者からの要望も非常に熾烈なものでございますので、この際といたしましてはやむを得ない臨時的の措置といたしまして、加入電話の利用する方方、すなわち新規の加入申込者、戰災電話の復旧を請求なさる方、また加入電話を新たに讓り受けられる方、そういう方々から政府が直接に加入電話の架説または復旧に要する資金をお借りいたしまして
また基準法などについては、日本の経済的現実にそぐわないものがあるという点から、あるいは中小企業者方面においてはこれを何とかかえてほしいという希望のあるということも、よくわかつておるわけなのであります。そういうように、それぞれいろいろな方面から、なお現在の法制がいずれにしても完璧なものであるとは見ておられないのでないか。私もまたそのように見ております。
○國務大臣(北村徳太郎君) 只今お話がございましたように、外資導入と申しましても、いわゆる平時体制の中には、日本の経済的民主化、政治的民主化、その他文化的の一層の高度化とかいうような諸問題が含まれることは当然でありまして要するに、それらのことを通じて、國際的な信用を高めるということ以外にないと考えるのであります。
日本が今後東亞貿易も盛んならしめよう、そういうことによつて將來における日本の経済的安定というものが促進されるという考の場合に、中國側が日本の経済に対してどういう考を持つておるかということを、やはり十分認識して置く必要があると思うのです。それに関連して、外資導入の受入態勢というものも、そういう考からも考えなければいけないと思うのです。
と同時に、又これを改訂するに当つては、現在のインフレーシヨンの状態に顧みて、これを助長するごとき過ちを犯しては相成らんと同時に、又生産の増強を妨げるごとき状態に今日の日本の経済を打ち棄てて置くわけにはいかない。かれこれ各般の情勢を考えて後に行わるべきものであると考えております結果、正確に何月に價格改訂を行うかというふうな見通しを今日申上げることは非常に困難な状態であることを御了承願います。
○北村國務大臣 御承知の通り復金は恒久的な施設ではないのでございまして、日本の経済安定までの間の一つの機関である。こういうふうに大体考え、そういう設立の目的をもつてできたものでございます。
これは現に配給の部面におきましては、相当地方廳に委讓して、地方廳の手によつて行われておる事実もありますし、また一昨年の十二月マツカーサー元帥の覚書によりますれば、日本の経済を一日も早く自由に復帰させるために、その過渡的な手段として統制を行う、その統制を行う主体は政府であるというけれども、その政府で統制を行うということは、自由になつた場合に、一般國民が公平な立場でその自由を亨受する権利を保有するという
近年世界経済より分離されてまいりました日本の経済は、近い將來において必ず激しい國際経済の競爭場裡に立つのでございますが、中小企業の現状を見ますると、技術も経営も國際的水準から見まして、はなはだ低く、まことに寒心にたえないものがあるのでございます。しかもかつて中小企業の最も有力なる武器でございました低賃金というものは、時代の要請によりましてまつたく除去されておる次第でございます。
○水谷國務大臣 ただいまの日本の経済の事情のもとにおきまして、またその日本経済再建のためには、たとえて申しますならば石炭であるとか、あるいは電力、鉄鋼というものに対してある程度の傾斜生産をやつていかなくてはならぬことは、これはやむなき措置ではございますが、しかしこれは決して直接中小企業振興と矛盾するものではないと考えております。
本年も勿論多くの困難に當面するのでありますが、昨年よりは自然増加の生徒数が約三分の一程多いのでありまして、更に物價高もありますので、それらを勘案しながら日本の経済の許す限りの最善の努力をいたしたいと思つておるのであります。
○北村國務大臣 ただいまの御質問、きわめてごもつともでありますが、復金は御承知の通り永久の存在にはなつておりませんで、これは日本の経済復興のために必要な、臨時的な機関である。將來恒久的な機関に変るべきものと思いますけれども、その場合にはこれはよほど考えなければならぬ。こういうふうに考えております。
ただ、一般の金融機関と違う点は、さつき申し上げた通り、また御存じの通りでありまして、何とかして企業を活かし、日本の経済再建のために役立つということが、復金の当初の目的なのでありますから、これは何でもかんでも取立てるというわけにはいかないところに、非常に判断のむずかしいところがあると思うのであります。
それで生産公債と称するものは、今日の段階におきまして、今の日本の経済金融の情勢で、ただちにそういうものが発行できると思つておりませんけれでも、他日もう少し経済が安定した場合には、おそらくそういうものが相当出るのじやないか。これは大衆消化に訴えて、大衆の資金をそういうもので獲得して、國家生産の面に向けるということができれば、それは一つのおもしろいアイデイアだという考え方をいたしておるのであります。
この法律は日本の経済危機突破のための非常立法であり、飽くまで暫定的なものでありますので、この点を明確にするため、附則において本年四月一日又は経済安定本部廃止のいずれか早い時に失効する旨を規定してあるのであります。
この場合に一應復興金融金庫について一般的なお答えをいたしておきたいのでありますけれども、御承知の通り、日本の産業経済の復興に必要にして、しかも一般の金融機関から資金の供給を受け得られないようなもつについて、復金が金を出すということになついてますから、そのこと自体が、復金は日本の経済復興に必要であるけれども、非常にリスクか高くて、一般の金融機関ではやれないことをやるということでできたものですから、危險率
輸入についてどういう考えをもつておるかというお尋ね、先ほどもちよつと申し上げましたが、日本の経済事実ということに対して、最近アメリカ方面で、とみに輿論が好轉してまいりまして、新聞にも出ております記事によりまして、私もたいへんこれに希望をつないでおります。
四百万円以上の金額を望んでおるのでありますけれども、しかしこれはまた日本の経済の実情とにらみ合わせながら考えていかなければならぬのでありまして、大藏当局との交渉におきまして許される範囲で、これらの研究所が健全な成長ができるように、最善の努力をいたしたいと存じておる次第であります。
現在の日本の経済界におきまして、経営の合理化、企業の整備というものが必要であることは言うまでもないのでありまして、この点は中小企業であるからといつて、除外例を設ける問題ではないというぐあいに御了承願いたいと思います。
また興銀も長期の貸付けをしないで、自己保身にもつぱらなつておる際に、日本における唯一のインヴエストメントのバンクとしてこの復金が働いて融資していく上におきまして、九百億円の金も必要だと考えるのでありますが、ただ復金が問題になつておりますのは、たびたび私が申し上げる通り、その仕事がいかに日本の経済の復興に有効であり、あるいは工業面におきましても、あるいは輸出面におきましても重要なものであつても、その申請
そうしない限り日本の経済は破壊するからである。すなわち國家全体の秩序において、生産管理こそまさに最もいい方法であるといわざるを得ないのである。資本家の擁護のために生産を無視して、そしてこれを擁護するにいたつては、まさに驚くべきことであるといわざるを得ない。 東京地方檢察廳におきましても、この生産管理に対して、たびたび妨害をしている。
日本の経済再建のためには、現在の過小生産のもとにおきましては、やはり重要なる資材あるいは輸出向きの資材その他を輸入する必要があるのでありまして、輸入する上においては、外資導入という裏づけがなければ、これはできないのであります。
この法律は日本の経済危機突破のための非常立法であり、あくまで暫定的なものでありますので、この点を明確にするため、附則において本年四月一日または経済安定本部廃止のいずれか、早いときに失効する旨を規定してあるのであります。
それから第二には、この中小企業の振興と申しましても、現在の日本の経済力におきましては、中小企業なるが故に、あらゆる中小企業を無差別に保護育成というようなことはできないのでございまして、或る程度の重点主義を行わなくてはなりません。例えば輸出産業に関するもの、或いは重要基礎産業の関連産業、或いは生活必需物資に関するものという工合に、重点的にこれを振興して行くより外に仕方がございません。
○國務大臣(水谷長三郎君) 先程の御答弁、勘違いしておりまして失礼いたしましたが、今度の三党政策協定におきましても、統制は必要止むを得ざるものに止めようということになつておりますので、今度の芦田総理の施政方針におきましても、できるだけ統制を不必要なものから省いて行くというようなことを述べられておりまして、今後日本の経済が、今のような程度の嚴格なる統制が將來ずつと続くということは我々も予想しておらないのであります
更に戰後におきましても、我が國の日本の経済の再建並びに再編成のために、商工省というものが廣く一般の生産省という立場に立たねばならんことも、これは御了解願えると思うのであります。