1950-04-30 第7回国会 衆議院 文部委員会 第26号
遠くはギリシャ、近くは西域、インド風の局部的エレメントを統轄して、一つのまとまつたあの端麗な芸術様式を生み出したものは、結局唐の初めのゆたかな生活感情のうちに、はぐくまれた斬新な芸術的官能にほかなりませんが、聖徳太子出現ごろから民族的自覚の域に入つたわれわれの祖先は、あたかも国民感情が最も高揚し、国力も最も充実した時期に、世界文明の粹を集めたこの壁画を残したのであります。
遠くはギリシャ、近くは西域、インド風の局部的エレメントを統轄して、一つのまとまつたあの端麗な芸術様式を生み出したものは、結局唐の初めのゆたかな生活感情のうちに、はぐくまれた斬新な芸術的官能にほかなりませんが、聖徳太子出現ごろから民族的自覚の域に入つたわれわれの祖先は、あたかも国民感情が最も高揚し、国力も最も充実した時期に、世界文明の粹を集めたこの壁画を残したのであります。
今日本の経済状態もしくは国力がこれくらいしかないのだから、これでたくさんだ、お前これでしんぼうして、おけ、これで充分だという意味の充分ならば、政府のおつしやるように、まさにこれは「必要且つ充分」ということになるのですが、ほんとうに地方財政の苦しい状態というものを客観的に見て、この状態においてはこれくらいはやらなければならない、これくらいは必要だし、これだけあれば充分だという意味に行くと、おそらくそういうぐあいに
○本多国務大臣 今回提案いたしておりますこの定員法の改正は、提案理由にも申し上げました通りに、統制事務の減少に伴つて、簡単に申しますといらなくなつたところをとつて、そうしてぜひふやさなければならぬ面をふやすということにすぎないのでございますが、現在の日本の行政機関の規模が、これで国力に相応するものであるかどうかという点につきましては、さらにでき得る限りの縮減をすべきものであると政府としては考えております
現内閣においては、さきに社会保障制度審議会を設け、昨年来、鋭意社会保障制度の確立について調査審議を進めつつあるのでありますが、最近の世相を見まするに、わが国民生活は、根本的にはわが国力の窮乏に原因するのでありますが、戦後の経済再建のための過渡的現象として、きわめて深刻なものがあるのであります。
○今野委員 今のところ、やはり法隆寺にせよ、東大寺にせよ、中尊寺にせよ、それぞれ相当、範囲の広い狹いはありますけれども、その当時の国力を傾けると言つては何ですけれども、それぞれの地方の力を最大限に使つてやつたものだと思うのです。そういうもので今日相当年代も経て、みなぶつこわれてどうにもならなくなつて来ているものがたくさんある。
第四に、本法案により保障される最低限度の生活の内容は健康で文化的たるべきことが明記されているが、その基準をいかなるところに置くか、この基準を決定するためには特別の審議機関を設置する必要はないか、なお現在の基準をもつて健康で文化的な生活水準が維持できると考えるかとの質問に対しては、その基準は決して固定的なものではなく、敗戰後の国力、社会、経済の諸情勢を考慮して社会通念上妥当なるように決定せらるベきものであつて
また御指摘にもあつたようでありますけれども戰前と戰後の行政機構その他を比へますと、非常な矛盾を感ずるのでありまして、国力が細つてから機構の方が拡大して來たという面が、いたずらにたくさん見受けられるわけであります。
これは私の感じでありますので、いろいろ意見があると思いますから、そういう大きな、国が責任を以て国力を挙げて極端に言えばこういう人の保護に当るのでありますから、この事務を執行する市町村長等は再びこういうことがないように、できるだけ早く向上さすように指導をむしろして行く義務がある、しなければならんものじやないかくらいに考えるのでありますが、この点又或いは私の考え違いがあるかも知れませんが、この点について
同じような問題がたとえば大きな製鉄工場をつくつた、製鉄工場をつくるのにどれくらいの建設費を要するということがわかるわけでありますけれども、わが国の今日の国力あるいは国情から考えますと、かつてつくつた大規模な生産設備というものを、フルに動すことは、不可能だろうと思います。そうかといつてこれを簡単に売つてしまうというわけにも行かないだろうと思います。
聞くところによると、ソ連は非常な労働不足だそうですが、労働不足のソ連において、日本人捕虜の何十万、何百万が働くということは、ソ連の戰力増強は別として、国力の増強になる。そのソ連の国力を増大せしめるということについて、日本人捕虜がはたして心から喜んで自由意思で働けるかどうかどいうことを、われわれは非常に疑問にしているのですが……。
○小玉委員 そういたしますと、あなたは私が前提に申し上げたように、ソ連の国力の増強に役立つということを認識し、そのことを自覚しながら喜んで働いてお帰りになつたわけですね。
従つて適当の機会には、国力の回復をまつてこういう種類の税金はやめてしまいたいという希望は持つておるのであります。今日の場合、事業税と特別所得税がそのまま附加価値税にかわつた、こういうふうに御承知を願いたいのであります。
それで耕作者が百分の土地として愛護し、そうして地方を十二分に発揮するということが、国力の増進の上から言つても必要であるということが、農地改革の根本理念でありまして土地に対する利潤の追求というものは、決して今日許されるものではないのであります。
私は日本の国力国会図書館がその創立以来かくも短かい間に、かくも驚くべき進歩をなし遂げられたことに対して深く感動しておる。私は常にその国立国会図書館の活動に対して最大の関心を持つてこれを見守つており、且つそれの発展に対して自分みずから参加しておる感じを持つてこれを見守つております。
従いまして本法のごときも折角法文の上では先程大臣のいわれましたように、この生活保障の性格持つて行こうといたしながらも、実際の上におきましては費用の点からいたしまして段々枠をそこへ嵌め込みまして、いやが応でも水準を低目に止めて置きますということは、これは單に生活保護法を殺すということだけでなくいたまして、我国の国勢、国力恢復、すべての諸般のにおきまして私は不幸この上もないと考えるのであります、従いまして
、希望はしておりましたけれども、百万円の調査費がとれたかとれないか、まだ確実なところを聞いておらない状態でございまして、まことに対馬の今日の開発の遅れていることには同情はいたしますけれども、政府としてそんな大規模な計画はとてもできないのが、今日の財政の実情でございますので、その計画は政府には関係のないものであり、長崎県が郷土開発のために非常な熱意を持つて理想的に計画をやつたものであつて、そこまでは国力
第一は速かに新しい事態に即応した食糧政策を確立して、日本農業の向うところを明らかにし、農民をして安んじてその業に就かしめるよう措置すること、第二、食糧政策は国力需給の基調として一つは農村の保護に努め、他は民主の安定に資すること。第三、無分別に自由経済を強調し、徒らなる混乱を招き、禍根を将来に残すことを嚴に戒め、現実を熟視して政策の樹立実行に万全を期すること。
そうして、コマーシヤル・アカウントによるものであつて、そう心配するなというような口吻でありますけれども、今せいふが三百七十五万トンも買えないかもしれないほれど日本の輸出力を考えて、非常にこれは今の国力ではむずかしい。
で、工業方面から考えても、日本の国力を強化する上から見ましても、水力電気の割当は非常な重要問題になるわけでありますが、これが農業経営においても農民の生活においても農村電化が推進されることは、非常に日本農業の建設上根本的に重大な原動力になるのであります。併しながらその発電計画が、いわゆるの利潤第一主義で行われるとするならば、その農村に供給される電力は非常に高価なものになる虞れがある。
御承知の通りここ二十年間に二度も大戰争が起つて、そうして各国共に、勝つた国も敗けた国も共に国力が疲弊して、今日世界の統計をとつたならば、戰争は厭だ、戰争は御免蒙りたいという気持であります。これは普通の常識においてはびこつておると見て差支えないと思います。
将来は昭和五年乃至九年の実質平均賃金にやはり到達するように、日本人に許されておる文化水準までは是非共国力を回復し、国力の再建に到達せしめたい、現状を以てしては、決して政府は満足していないのであります。