1947-11-06 第1回国会 参議院 本会議 第45号
終戰後、我が鉱工業生産力の回復が遅々として進まなかつた一つの大きな原因が、設備の不足よりも原料等の不足によるものであることを考えますならば、綿花その他の重要原料の輸入が、我が國の麻痺した生産力の覚醒に役立つところは蓋し測り知れないものがあろうと思うのであります。
終戰後、我が鉱工業生産力の回復が遅々として進まなかつた一つの大きな原因が、設備の不足よりも原料等の不足によるものであることを考えますならば、綿花その他の重要原料の輸入が、我が國の麻痺した生産力の覚醒に役立つところは蓋し測り知れないものがあろうと思うのであります。
そこで他の食糧品についてもそうでありますが、食糧品の方は実を申しますというと、この頃は或いは連合軍の好意によりまして或る程度の食糧が輸入されますために、我々の食べる物はどうにか賄いがついておる。こういう実情であると考えるのであります。これは市中を歩いて見ても、殆んどいわゆる栄養失調というような、状態はこの頃は止つてしまつた。そうしてなかなか若い人などは溌剌たる元氣を以て歩いておるのを見る。
貿易資金の点でございますが、これにつきましては輸出と輸入との関係でありまして、これは内地におけるしりが赤になつている、外國におけるしりも赤になつているのであります。内地のしりと外國のしりとがリンクをいたしておらぬのであります。内地だけの関係についてみますと、これは價格調整あるいはその他のために赤が積つているのであります。
さらに支出の適正を期し、公課徴達の資源を確保いたし得るよう法的措置をも講じ、また強力なる総合施設を実施することによりまして生産面の好轉をはかり、他面貿易を促進いたしまして重要物資の輸入を懇請する等物資の供給力を増強いたし、今次予算の実行を完全になし遂げ得るように格段の注意と努力を傾倒いたしたいと思うものであります。 次に、やみ所得の捕捉の点についてお尋ねがございました。
ただ申し上げておきたいことは、食糧事情が今日まだ全體の需給の見透しに至つていないのでありますが、これはもつぱら輸入食糧の要請が、はつきり確定的な見透しのつかないことに原因するわけであります。
終戰後わが鑛工業の生産力の囘復が、遲々として進まなかつた一つの大きな原因が、設備の不足よりも、原料等の不足によるものであることを考えますならば、綿花その他の重要原料の輸入が、わが國の麻痺した生産力の覺醒に役立つところは、けだしはかり知れぬものがあると言えましよう。
終戰後わが鉱工業の生産力の回復が遅々として進まなかつた一つの大きな原因が、設備の不足よりも原料等の不足によるものであることを考えますならば、綿花その他の重要原料の輸入がわが國の麻痺した生産力の覚醒に役立つところは、けだしはかり知れぬものがあると言えましよう。
もしも物とのにらみ合せ、すなわち日本の國内には、本予算を消化するだけの鉄、セメント、材木その他、これだけしか生産ができない、これだけ不足するから、これだけは外國から輸入しなければならないとか、あるいは國内においては十分にこれが消化し畫し得る、同時にこの物の生産は政府において公定價格をもつて実行し得るというこの物動計画の具体的なものが、この予算とともににらみ合わされておるか否か。
それから今の榮養食糧の問題といたしましては、各府縣で配給しているから各府縣と連絡をとつて考慮するようにするというお話になるのでありますが、私どもが實際にそういう榮養食を取扱つておりまする關係におきまして感じましたことは、今小學校に配給になつておりまする輸入食糧の脱脂粉でございます。
輸入品などにおいても、いわゆる〇・I・F價格と申しておりますが、あのIが保險料だということで沖渡しされる場合において、ただちに沖渡し價格として消費者が負擔することになつておりますから、そういうものと呼應いたしまして、農産物においても、そういう社會化される部分、商品となつた部分についての保險料は、當然消費者が負擔してしかるべきである。
從いまして特別な荷物輸入食糧等の輸送におきましては、港運会社の要求であるから特に貨車廻りが惡い、日通の扱いだから特にうまく行くとか、そういうようなものでは実はないのでありまして、これは大体元の計画によつて扱つておりますので、最近は大分改善されて來た、こういうように私は考えております。
北海道西海岸留萠港は、明治四十三年國費著工、昭和八年竣成したる近代的荷役機械設備を有し、不凍港として本邦最北に位し、かつ北海道中央部に最も近接する位置を占め、昭和十一年貿易港として開港せられ、爾來インチ材、マツチ材、支那向海産物、でんぷん、アメリカ向じよちゆうぎく、はつか等の輸出竝びに朝鮮米、臺灣の砂糖、アメリカより石油等の輸入をなし、終戰後最近は去る六月二日アメリカ號バアデイ號重量トン、一萬千八百
しかるに京浜地方の唯一の頼りといたしまする横浜港が空襲の被害を受け、かたがた連合軍の進駐によりまして、港灣施設の利用は極度に狹められました關係上、必然的にその外港的な役目をもちます横須賀港が重要な施設と相なりまして、爾後食糧輸入等に際しましては、横須賀港が京浜地方に放出せられます食糧の大部分の輸入を受けもつというような役割を果してまいつたのでございます。
目下それは進行中でありまして、その際に至りますれば清水港のごとき、殊に輸入食糧の扱いにつきましては非常な力を發揮したところの清水港のごときは、相當な資格があるのじやないかと考えているような次第であります。
清水港のごときは、すでに食糧その他の輸入についても非常な貢獻をしておるので、十分考える餘地があるというように承つたのでありますが、私ども請願紹介議員といたしましてまことに意を強うする次第であります。
第一がガソリンをこの際連合國に懇請をして輸入をしたい。そうしてそれによつて木炭を浮かしたい。こういう案であり、若しくは石炭窒素の製造用として、無煙炭の輸入を許可して貰いたいとか、或いは製塩の方に使つておる薪材を浮かすために、外國から塩の輸入を計画したいとかいうような、そういう対策があるようであります。
又更に政府の綜合計画によるますると、家庭用の薪炭を確保するために、ガス用、石灰窒素製造用、製塩用等の薪炭を節減しまして、ガソリン、塩等の輸入を懇請することになつておるのでございまするが、この輸入が果して下半期に実現できるかどうかは甚だしく疑問であると思うのでございます。
その上輸入の米の代金などに關しましても、いろいろと向う側においても負擔をされておるのでありまするが、しかし私どもの財政の上においても重い負擔となつております上に、御承知のように公定價格によつて進駐軍關係の事業を行うことになり、政府においても、これに關しましては、今囘あらためて物動計畫を立てて、その上に間違いなくこの事業を進行するような御計畫のように承つておりまのすので、物動計畫の上から政府の豫算案に
それから日本におけるところの値段も、恐らく日本が第一次世界大戰の後のように不景氣になれば、これをダンピングした値段によつてやるか、或いは日本がやろうとすれば、今度は輸入の値段によつて値段が決まるのでありまして、日本みずからが金属の値段などを自主的に左右し得る場合というものは殆んどないのです。
今日豫想せられておりまする昭和二十三年度の輸入超過は約二億九千五百萬ドルに達しようというのでありまするが、輸出品に對する日本の用意がまだ足りませんから、これをカヴアーしまする生産品には自信をもち得ないのであります。しかしながらここに觀光施設が備わり外客の來訪が盛んになりますれば、この輸入超過に對しまする補填にも大きな條件をもつものと私どもは信ずるのであります。
現下の食糧事情がきわめて重大であり、かつこの食糧問題の解決のためには、輸入食糧懇請のためより、日本の國内における供出制度に対して多大なる関心を拂わなければならないことは、私が申し上げるまでもないのであります。この臨時農業生産調整法は、まずこの点におきまして、供出制度に関する一つの改革を断行せんとするものであります。
こういうような目標を達成するためには十六箇國は輸出入計畫を立てて、この輸出入計畫において貿易上の差額、すなわち輸入超過というものを賄うためにアメリカの經濟援助を受けるということになるわけでありまして、この一九四八年から五一年の四箇年にわたり、ヨーロツパ經濟が要求するところの貿易上の差額を埋めるための必要な額は、二百二十四億四千という數字が掲げられております。
來年度の物資需給計畫につきましては、輸出計畫とか輸入計畫とも關連いたしますので、安定本部で實はただいま愼重に檢討を加えておるところでございまして、經濟安定本部としてまだ最終的な決定には至つてはおりません。
最近終戰後はG・H・Qの厚意によりまして、相当程度の石油の輸入がありますので、ただいまのところでは非常に規制は受けておりますが、電力と人力と石油と總合配分いたしまして、作業に何とか支障ない程度に勤めております。二十一年度の實績と、それから二十二年度の十月までの配給實績は、ここにきちんと書いてございます。これは大體毎月ごとにG・H・Qに報告いたしますので、この數字は非常に正確にとつております。
デリス劑は蟲を殺すものでありますが、デリス根というものが全部南方の熱帶植物の關係上、終戰後全部輸入が杜絶しておりますが、ただいま二百五十トンの年間需要量をG・H・Qにお願いして、大體許可されて、近く輸入の運びになると考えております。農藥の方は割方農機具に比べまして供給がうまくいくと考えております。以上であります。
さような状況でございまして、現在のところは輸入及び内地の生産でできる物資を前提にいたしますると、樂ではないけれども、とにかくこれで我慢願つて、われわれといたしましては萬全な努力をして、それが完遂できるような方途を講じ、またその決意ももつ次第でございます。
それに今後毎月約十萬トンの輸入が最大であるとすると、これで百二十萬トン——これは主として粉だろうと思いますが、この小麥粉を米に換算して、これに三千五十五萬石を加えても、これを七千五百萬人で割つたときに、そこに二千四百という平均のカロリーは出てこないと思います。
第二の點といたしましては、輸入に重點がおかれておるという點であります。やはりソ連邦といたしましては自給自足の經濟體制をつくることを目標にしておるわけなのでありますから、自分の方の建設に必要である物資を手に入れるだけで、輸出するために輸入するということは毛頭考えないのであります。從いましていかなる物を買うかという點が非常なキー・ポイントになるというわけであります。