1947-11-13 第1回国会 参議院 商業委員会 第17号
付託事件 ○中小商工業の再建に關する陳情(第 百六十四號) ○マッチ産業公團制の實施に關する陳 情(第二百八十九號) ○板ガラスの配給機構及び取扱いに關 する陳情(第三百四號) ○百貨店法を廢止する法律案(内閣送 付) ○昭和二十二年法律第五十四號私的獨 占の禁止及び公正取引の確保に關す る法律の適用除外等に關する法律案 (内閣送付) ○石綿輸入促進に關する請願(第二百 六十五號)
付託事件 ○中小商工業の再建に關する陳情(第 百六十四號) ○マッチ産業公團制の實施に關する陳 情(第二百八十九號) ○板ガラスの配給機構及び取扱いに關 する陳情(第三百四號) ○百貨店法を廢止する法律案(内閣送 付) ○昭和二十二年法律第五十四號私的獨 占の禁止及び公正取引の確保に關す る法律の適用除外等に關する法律案 (内閣送付) ○石綿輸入促進に關する請願(第二百 六十五號)
申すまでもなく、日本を再建いたしますために、根本になりますのは、食糧の増産でありまして、特に今日のように大きな部分を輸入食糧にまたなければならぬときにおきましては、この食糧増産が根本的の問題になると思うのであります。そういう面から今度の豫算を見ていきますと、私たち農民の立場からいたしますと、非常に不滿足に思うのであります。
先般英國がポンドの自由交換停止をいたしましたので、やはり今後の世界の貿易趨勢は物々交換、国家主義的立場においてなさるべきものであるとの意見が経済評論家間に散見いたすのでありますが、これは英國の藏相ドールトン氏がみずから言つておりますように、ハード・カレンシー國からの輸入超過とソフト・カレンシー國への輸出超過の調整をせんがために止むを得ず採つた措置であつて、決してこれを長期の貿易政策とするのではない。
日程第二中小商工業再建に関する陳情書 中小商工業の健全なる復興を図ることが、日本経済再建の基である、ついては中小商工業の維持育成のため、商工省の外局として中小商工業振興局(仮称)を設置して、施策の綜合一元化を図ること並びに原資材の輸入を連合國に懇請して産業復興の障害打開と再建を図ることを要望する。 それでは政府當局の御所見を質します。冨吉政務次官。
○式田説明員 私から説明いたします、北支強粘結炭、つまり開らん炭の輸入の重要性は申すまでもなくわが國製鉄工業のまさに死命を制すべき性質のものでございまして、戦時中は最高二百萬トン以上の輸入を見ておりました次第でありますが、終戦後は現地の治安の問題等に鑑みまして全然今まで輸入は杜絶しておりましたが、貿易庁設置以来この輸入の懇請は數回となく行つておりまして、幸いに連合軍最高司令部においてもこの重要性を十分認識
○喜多委員長 では日程第五、開らん炭輸入促進に関する陳情、 傾斜生産方式實施に関して、華北産強粘結性開らん炭は製銑用として、二十八萬トンの輸入が豫定せられ、本年七月以降實現の運びであつたが、中國國情の変動により、目下これが輸入は前途なお困難な現状である、ついては生産計画實施上この輸入は欠くことができないから連合軍総司令部に対して輸入懇請の方途を講ぜられたい。
また砂糖のようなものも、外國からの輸入が得られるならばむろん專賣の對象になりますし、さらに國内産の砂糖、甜菜であるとか、あるいは黒砂糖のごときものも。かなり最近は増産されておるようでありますから、こういうものを專賣收入に加えてかかる必要があるように思うのであります。
これにつきましては相當物資の輸入を必要とするのでありまして、現在食糧その他の輸入に追われまして、非常に輸出入のバランスが困難になつております際に、なかなかこのことも容易でないと思うのでありますが、これに對しましては、ぜひとも米國に對しまして相當長期のクレジツトを懇請する必要があると思うのであります。
もちろん國際的に割高と考えられまする日本の農作物を考えませんで、ただただ自給だけをやかましく言うということは、必ずしも賢明ではないかもしれませんが、それにしましても、現在のわが國の輸入の大部分は食糧である。それ以外に工業原料を輸入する餘裕がほとんどないということでは、言いかえますと、その日暮しの繼續でございまして、前途における發展の見込みというものは、ほとんどなくなつてしまうと思うのであります。
併し水産を含めましたところの農業産業部門が日本の再建に取つて根本的に重要なものであり、早い話が、農林産業部門の増産によつて若しも食糧輸入を少しでも節約することができるならば、それだけ再生産的に意味のあるところの工業原料を輸入することができるのでありまして、一般工業の再建のテンポを早め、やがては日本産業の再建のテンポを早めるという結果になるのでありまして、農林関係部門の生産の重要でありますことは、今更申上
これは塩の輸入をもしも許されますならば、その方面に向けますところの薪は節約いたすことができますし、またただいま木炭用の自動車に多くの木炭を使つておるのでありますが、これにもしもガソリンの輸入が許されますならば、この方面の木炭というものは完全に燃料用に向けることができるのであります。また無煙炭の輸入を許されますならば、練炭の製造には大いに役立つのであります。
それからまた港所在の位置が、縣の中央部に属していまする關係上、縣下最大の生産地でありまする有田、日高両郡をヒンターランドとして、將來、臺灣、朝鮮、琉球、中國、南洋諸島との間に縣下の生産物資たる柑橘類、除蟲菊製品、木材、木工品、漆器類、しゆろ製品等を當港より輸出し、同時に、食料、化学肥料、石油、綿花等を輸入しまして、しかも、これらの物資を呑吐する上において、臨港鐵道により海と鐵道を直結しているということによりまして
第百六十七號) ○漁業用資材の確保に關する陳情(第 百六十八號) ○資金融通準則の一部改正竝びに水産 金庫設置に關する陳情(第百六十九 號) ○沿岸漁業者用加配米に關する陳情 (第百七十一號) ○機船底曳網漁業取締に關する陳情 (第百七十二號) ○海中沈沒物速時引揚に關する陳情 (第百七十三號) ○漁價引上げ竝びに高級魚の自由販賣 に關する陳情(第百七十四號) ○漁業用綱索原料マニラ麻の輸入懇請
ところが外國米を輸入する當時はそれでよかつたのでありますが、そういうこともできなくなつた今後は、全額を食糧管理特別會計から入れて貰うけれども、これが消費者の方の價格に織り込まれるということになるわけであります。
連合國側の好意による食糧輸入によつて、さいわいにして餓死者を出さずに今日まで來ております。この際われわれ國民が人口對策確立の急務を感ずることは、まことに當然ではないかと存じます。今日のわが國の人口問題に對して、戰後最初に簡單率直な解明をせられましたのは、昨年の二月九日の連合軍總司令部公共衞生福祉部長サムス大佐のそれでございます。
これの供給は、昨年から本年に繰越しましたものが六萬五千四百六十七ピクル、それから二十一年度から二十二年度年期において、ビートの糖生産高が十三萬八百七十五ピクル、黒糖が五千二百五十五ピクル、それから本年の一月から四月までの輸入が九萬九千八百九ピクル、五月から十二月までの輸入見込みが五十六萬六千七百九十一ピクル。合計いたしまして八十七萬六千百二十七ピクルとなつております。
それは先般アメリカの非常な御厚意によつて輸出入回轉基金というものが設定されて、すでに貿易事業等に対しては、綿花の三十万俵と記憶いたしておりますが、輸入をするために、六千万ドルをその方に充てておる。
機械の輸入の点につきましては、御承知のように回轉基金は、先ず第一に輸出用の原材料を買うところの基金でございまするので、この機械を買うということは、結局この回轉基金を運轉して出て來たところの純益がやはりそこの出て來ませんと、直ぐこれを買うというわけには参らんのでありますが、お話のように中小企業の技術の指導、或いは経営の改善ということにつきましては、この回轉基金そのものによらなくても、政府といたしましては
即ち中小企業指導に関しましては、先に中小企業対策を閣議決定いたした次第でございまするが、これに関しましてお説の通り精密度の高い機械類を輸入することは、技術水準の向上乃至輸出品の品質向上のために望ましいことではございまするが、実際問題といたしましては、回轉資金が主として輸出品製造用原材料の輸入を目的としておりまする関係から、機械等は將來基金の純益が増加した場合に始めて可能になるのではないかと考えられますことと
御承知の通り、七月になりますれば麥、馬鈴薯が收穫されますし、なおヨーロツパ、アメリカ合衆國、カナダ等の麥、馬鈴薯等の收穫が豫想されますので、大體國際の食糧關係から輸入の前途を考えます場合、四月、五月、六月とこの三箇月の食糧がどうなるかということが、われわれにとつては非常な重大な關心をもつているわけであります。
つきましてはそれでも足らないのではないか、そういう場合はどうかと言いますならば、諸君の御理解もたいへんあることでありますが、さらに連合軍司令部に懇請いたしまして、輸入にその足らないところを仰がなければならないと思います。足らないところを輸入に仰ぐにつきましても、國民はみずからなすべきことをしておる。正しい道で食糧増産に邁進しておるということを、事實の上に現わさなければならないのであります。
そこで自給自足はできないし、輸入にまつよりほかにないと思いますが、世界の食糧事情は御承知の通りで、なかなか思うように輸入ができません。また平和が囘復された後には、自由に輸入はできるものと考えましても、そういう場合になると世界的な豐凶によつて、消費者も生産者も非常に脅かされる形になるのです。
もちろん庄さんの御案内のように、あるいは現在といえども鐵鋼のためには、重油というものもアメリカから輸入しているような關係でありますが、何しろ御案内のように、このたびの囘轉資金というものは、すぐあちらから原料を入れてそれを加工して、またあちらへもつていくというのでありまして、そういうようないわゆる生産資材、生産設備というものに關しましては、大體それは利用できないような立場におかれているのでございます。
○松原(喜)委員 石綿輸入促進の請願につきまして、紹介議員の一人として簡単にその趣旨の弁明をいたしたいと存じます。御承知のように、石綿は、硫安製造の場合に電解をいたしますが、その電解の絶縁隔膜として用いられます副資材の最も主要原料となつておりますのみならず、自動車のブレーキ、その他あらゆる電気の絶縁體に用いられ、あるいはまた保温とか保冷とかいうような用途に部分品として広く用いられております。
○冨吉政府委員 石綿の輸入につきましては、関係各物資局の策定に基きまして、貿易庁におきましては、輸入要請書を作成してこれを総司令部に提出するとともに、申請の理由並びに國内におきまする石綿事情等を詳細に説明して輸入實現について関係各庁協力のものとにその促進に努力いたしておるのであります。
これは實は日本の内地の方の勘定が、輸出すべきものを高く買つて安く賣る、また輸入の品物を高くコストのついたものを安く賣る價格調整的な意味、その他の意味において相當の赤字が出ておるのであります。この赤字をこのままにしておきますと、金融の面で通貨増發を誘發して、インフレーシヨンに拍車をすることになるわけであります。
いたしたわけでありまするが、結局バランスの合つた豫算をつくりまして、從來のように財政資金なり産業資金なりがたくさん出ていつて、通貨の増發という面から、物價が高騰することを防ぎますることが、やはり必要と考えまして、タバコの値上そのものによるやみ價格の高騰ということにつきましては、タバコはいわば生活必需品的な性格はもつておりまするが、やはり一面において嗜好品たる性格ももつておりまするし、また外國のなにを見ましても、輸入
なお資材につきましては、それに使う資材のみが、一般の資材について生産面を壓するような關係があつたのでは困るわけでございますので、貿易囘轉基金というものによつて、その輸入を懇請するというようなことも續けておるような次第でございます。
例が少し違いますけれども、曾て我が國におきまして、ダイヤモンドの輸入について関税をかけたことがある。初めは或る程度の関税をかけておる当時は税の収入も相当あつたのであります。ところが、贅沢品の関税としてこれを極端に引上げましたところが、ダイヤモンドは相変わらず國内へ入つておるのであるけれども、税収の方が少しも上がらないというような状態になりました。
この資材或いは日本の生産を今阻止しております点は、一つは、設備よりも資材の不足が非常にあるのでございまして、あれやこれやで資材を是非輸入して貰いたいということの懇請を受けておるのでございます。
御質問の第一点に申されました三億二千万ドルの輸入超過額は、食糧のみでなく輸入全体の入超額でございます。六月末以降のドルの入超の集計は、まだ司令部から明示はありませんが、本年末までの見込は凡そ四億ドル程度ではないかと考えております。
第百六十七号) ○漁業用資材の確保に関する陳情(第 百六十八号) ○資金融通準則の一部改正並びに水産 金庫設置に関する陳情(第百六十九 号) ○沿岸漁業者用加配米に関する陳情 (第百七十一号) ○機船底曳網漁業取締に関する陳情 (第百七十二号) ○海中沈没物速時引揚に関する陳情 (第百七十三号) ○魚價引上げ並びに高級魚の自由販賈 に関する陳情(第百七十四号) ○漁業用綱索原料マニラ麻の輸入懇請
それらのことも實績があがつてまいりましようし、また不足の分に對しましては輸入をするということを、今關係方面に懇請いたしておりますから、外國から輸入ができ、日本の國産品が増産ができるということになりますれば、これらの問題もほど遠からず解決しようと思うのであります。有田委員はさいわいにこういう方面には有力なるお方でありまするから、ひとつ政府に御協力あらんことを特にお願いをいたしておきます。
それは今後大體政府において七月から十月に至る四ケ月間の需給を按配をいたしまして、完全に配給する見通しが付くならば、六月以前の遲配はこれから輸入食糧で以て日本の主なる需要を滿たさなければならん現状において、過去の遲配を埋めるということならば、輸入する必要を認めないではないか。