1948-11-20 第3回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
なおもう一つきわめて少額の社会救済的な金融機関としては、別に國民金融公庫というようなものを、やはり直接政府の事業として考える必要があろうと思つておりまして、この方の近く法律案を準備いたしまして、御審議を願いたいと考えておるわけであります。
なおもう一つきわめて少額の社会救済的な金融機関としては、別に國民金融公庫というようなものを、やはり直接政府の事業として考える必要があろうと思つておりまして、この方の近く法律案を準備いたしまして、御審議を願いたいと考えておるわけであります。
これは特に大藏当局だけに申し上げるのでなく、政府全体にお願いするのですが、そうすればいろいろな社会問題は片づくと思います。こういう食糧の問題のときだから強くこれだけお願いしておきます。
しかるに百五十五万町歩の國の開墾事業の面からするところの入植、あるいは食糧確保の社会事業的性質を帶びましたこの種の事業が、ともすれば村政と、またこういう開拓の関係に相剋摩擦を生じまして、私も各地方をぼつぼつ調査いたしまして、それらの点でいずれもが行き過ぎであるということを認識いたしておるのでございます。
併しながら労働組合法第二條には、主として政治運動を目的とするものはこれは労働組合ではないということになつて労働組合としての存続を禁止されることにもなるのでございまして、要するにあの労働組合はあれは何党を絶対支持するのだというようなことは社会的常識的に言えると思います。
生産方式、産業の社会化ということは、これは生産力の発展の上に、生産力を発展させようと思つて、産業の社会化ということを考えることは、その動機は分りますけれども、産業の社会化によつては、生産力は到底発展しない。我々に必要なる生産財、消費材が十分に増産されない。我々の私企業の原則、或いは公正なる自由競爭の原則、私有財産制度の原則というような原理原則に立たなかつたならば、生産力は発展しない。
すなわち、耕作放棄や土地返還、あるいは東北地方の一部におきましては、娘の身賣りまで惹起して、社会問題を起しておるような窮状にまで追い込んでおるのであります。
今日、幸いにして施行後二箇年たちまして、政府の買收いたしました土地の面積は約百八十万町歩、拂い渡しましたものはすでに百五十七万町歩余ありまして、一應小作農家に土地を與えて自作自営農民をつくるという線は確立いたしたのでありますが、これらの根本精神を十分生かしまして、健全な、平和な農村を確立する上におきましても、從來改革の途上におきまして、社会的に不合理な点のあつた部分につきましては、これを是正することが
まことにごもつとものお話でございますので、政府といたしましても、全力をあげてその方面に向つて努力を重ねておるのでありますが、何分にも、現時のごとく一日ずつ激動いたします社会情勢のもとにおきましては、所期の成績をあげることは、なかなか容易ならざるものがあることを、御了承願いたいと思うのであります。
○赤松(勇)委員 やはり緊急政策の中に、國家の再建を阻み、社会秩序を混乱させる思潮を排撃するということを言つておるが、先般十八日の衆議院の労働、大藏、運輸連合審査会におきましても、総理は共産党の組織による働きなり目的は、政治運動である、政治目的のために労働爭議を利用することがあつては、國家として考えなければならぬ。
專 門 員 宇野 圓空君 專 門 員 武藤 智雄君 ————————————— 十一月十八日 東北大学電氣通信番究所山形実驗所に研究費國 庫補助の請願(海野三朗君紹介)(第二三八号 ) 地方教育委員会法に関する請願外十二件(石川 金次郎君紹介)(第三一二号) 公共図書館法制定並びに國庫補助金交付請願( 山本幸一君紹介)(第三一三号) 社会教育費増額等
○田淵委員 ただいまのお説に対しましても私は意見がありますが、これは申しては失礼ですが、純粹な研究という、何か特別に人間から離れた研究というようなものがあつて、それが基礎となつて人間の社会に取入れられるというような御説明のように、私は印象を受けるのです。そうとお考えだろうとは思わないのですが、それくらいのあいまいさが私には感ぜられてならないのであります。
また現在の社会における國民が用いるとしたならば、どういう音韻の組合せによるところの表記法が最も完全であるかということが、ローマ字の使用の研究だろうと思います。そうとするならばおのずからそこに答案が導かれてくる。何を苦しんでその方に國語審議会において案ずるところがあるだろうか。どうも私はただいまの御答弁では了解しかねるのであります。
政治の民主化の問題にいたしましても、経済の再建の問題にいたしましても、あるいは社会秩序の民主化にいたしましても、これは全体と相関連して、五年なり十年なりの長い年月がたつて、初めてほんとうの民主化に向うところの過程を一歩踏み出したにすぎぬのであつて、ただ單に労働運動が正常に行こうとするものを、この法規をもつて、重大なるおそれがあるから、あるいはそうした実例があるからといつて、憲法に抵触するというような
ただ安平さんのおつしやる通り、單純なる労務に雇用されたる者、これは社会的、客観的に見ますと、普通の筋肉労働とあまり違わないという意味合いから、特殊の扱いをしておる場合が多々ある。
そうじやないですか、今の社会において労働者が團結権を失い、これが罷業権を失へば、これ自体公共の福祉を害する。すなわち奴隸的な方向に向けることが公共の福祉を害する。今まで日本の帝國主義者は何をした。日本の天皇制は何をした。こういうものの権利を奪つて、彈圧をして、戰爭氣違いになつたから世界平和を害した。今これに対しては戰犯として全世界の注目の的に処罰されつつある。
又何人も門地、社会的身分或いは政治的團体に所屬しておること或いは政治的思想によつて差別されてはならないという場合におきましては、國家公務員以外の者に及んでおるわけであります。又同じくそういうように、技術的な面におきまして、どしうても國家公務員以外に及ばなければならない、或いは及びのが当然な場合ができて來るわけであります。
從いまして法的安全という意味から申しまするならば、できるだけ或る法律が変更を見ないで施行されることが望ましいことは言うまでもございませんが、又同時に社会情勢が激動しておりまするときにおきまして、法的安全を固守するということは、法律の化石化或いは時代遅れを招く虞れのありますことは、これは申上げるまでもないことでございます。
この点について、地方へ強制的な要求ができないということについても、地方財政の困難なる現実においては、ある程度納得の行く問題ではありますが、しかしその数はきわめてわずかであつて、その少数の者のために非常に未復員者に対する保護の公平を欠くような印象を與えることは、社会的な問題で、これに対して、できれば應召未復員者の給與に関しては、地方公共團体等に対しても、國家がこのわずかでしかないものに対して、ある程度
大体從來あります各種の厚生年金、健康保險、ああいう一連の社会保險の線が中心となつて、これが給與法に織り込まれるという構想のもとに進んでおります。
○庄司政府委員 発言のお許しを得まして、ただいまお述べをいただいた御趣旨は、まことに人道問題であり、また大きな社会問題であると思うのであります。
われわれは、すみやかに世界の信用を回復して、國際社会に復帰することを念願しておるのであります。われわれの政府が世界より白眼視せられることは、祖國再建のこの重大時期において、國民にとり、まことに不幸であります。吉田首相は、十月十九日、組閣第一声において、私が——民主自由党が一貫して主張して來たことは、明朗にして健全な民主政治の確立であると申されました。
われわれは、忠実にこの道を進んで祖國を再建し、すみやかに講和会議を迎え、独立國民として國際社会に仲間入りし、平和愛好國民と協力いたしたい熱願に燃えておるのであります。
しかも、これが中間における発表は、事件糾明のため祕密が保持できなくなるのみでなく、その社会的に及ぼす影響も甚大であります。現在の段階においては、愼重にこれを処理し、かつ事件解明に完璧を期するために、これが御報告できないことを、お許しいただきたいのであります。
特にこの條文で御説明をしておきたいと考えておりますのは、協同組合は経済的、社会的地位の向上をはかる團体でありまして、從つて政治活動をすることを本来の任務とはいたしておりません。從つて政治的地位の向上をはかるということは、この協同組合法の目的とはしておりませんわけであります。
こういうことによりまして一般の学会、一般の社会要求と研究所の事業とが密接不可分な関係を保つように、改良いたしたわけであります。この評議員は定員二十名といたしまして、学識経験のある者から文部大臣が命じあるいは委嘱する。また政府職員は評議員となることができない。評議員の任期は四年として二年毎に年数を交替するというような規定、それから評議員の互選によりまして、任期二年の会長、副会長を置く。
第三にこの研究所の運営につきましては、評議員会を設けまして、その研究が教育界、國会その他社会各方面から孤立分離することを防ぎますとともに、研究所の健全にして、その運営はもちろん民主的にいたすようにするつもりでございます。「この研究所が設置されまして、研究調査が進められて参りまするならば、わが國文化の進展に資するところは、はなはだ大きかろうと存じております。
それから一面國語審議会におきましては、單に学者ばかりでなくいろいろ社会各層、各方面から人が集まつて、國語政策はいかにあるべきかを審議されるのであり、おのずから構成も違い目的も違う点がありますのでただちにこれを他にかえるということはかえつてやりにくいと思います。
これは單に公共團体ばかりでございませんけれども、範囲は非常に狭い範囲でございまして、公共團体か或いは教育若しくは社会事業を営む團体と、こういうふうに限定されておりまして、これだけが年賦延納を認められる適格者になつておるような次第であります。
第三の点は「この研究所の運営につきましては、評議員会を設けまして、その研究が教育界、学界その他社会各方面から孤立することなく、研究所の健全なる運営を図るようにいたしたいというように考えておるのであります。この研究所が設置されまして、調査研究が進められまするならば、我が國文化の進展に資するところが甚だ大きいことと思うのであります。
調査研究題目といたしましては、現代の言語生活及び言語文化に関する調査研究、國語の歴史的発達に関する調査研究、國語教育の目的、方法及び結果に関する調査研究、それから今日以後民主的社会を向上発達させる意味において非常に重要性を持つておりまする、いわゆるマス・コミユニケーシヨンいう意味におきまする新聞、放送或いはその他廣告掲示といつたような場合の、多数を相手といたします言語に関する調査研究というようなものを
が、インフレの時局下におきまして漸増の傾向にございますことは、至極当然のことでございますけれども、一方これを負担する者の立場から考えますと、経済力の制限のために折角與えられた権利を放棄にいたしまして泣寝入に終る人が、次第に多くなることも考えなければなりませんので、これは民主主義の立前からは遺憾のことであると存じますが、これについて私、考えますことは、個別経済には多くの特徴もあると思いますけれども、社会連帯
将來もつと國の組織或いはいろいろな活動がもつと社会的に組立てられて参りますと、或いは仰せのように公共事業に関する費用というものは全部国庫が負担いたします。ただ單独の異例の場合例外についてのみ個人が負担するということになると思いますが、現在の状況におきましては、只今申しましたような次第で、直ちに全部を租税によつて、國民全般の負担にこれを切り替えるということは行き過ぎではないかと考えております。
そういうふうな事由からいたしまして、廣く一般的に常識的に漁民と考えられておる者は、できるだけこれを拾つて、そうして協同組合の事業を通じて、漁民の経済的、社会的治位の向上をはかつて行きたいというふうな趣旨から考えまして、特にまた、漁業会社と申しましても、非常にその規模内容においてはまちまちでございます。
その総会で、先ほど次長の御説明のありましたように、社会的な、経済的なその地区の一般基準によりまして、出席資格を持つ漁民であるかどうかということがそこで論議されて、設立前はその準備総会においてその基準がきまるというように考えております。
從つてこれが営業と見られるかどうかという点について、まずふるいがかかるわけでありますが、これはやはりその考え方は、一般の社会的、経済的な通念によつてこれを律して行くというふうに考えております。
労働委員の立場が、從來のようなかつこうに、自由に、最も有能な、経驗のある社会的に信頼の置かれるような人物を得ることが、この法案ができると困難になりますので、その点もよほどゆとりをもつてこれに修正が加えられますか、あるいはこれが法律として通過いたしましたら、さつそくそれに伴つて出るところの政令というものに、労働委員会に関しては特例を設けられるということでありませんと、労働委員会全体の機能を十分に発揮することができなくなる
これは日本の社会に非常に大きな轉機を來す。これはただじや済みません。こういう重大な問題であるということに対して、あなた方の立場から警告を発していただきたいというのが、私の質問の要旨であります。
だからこの問題は労働組合運動に対して、日本の社会全体の動きに対して、非常に重大な轉機になるという、その点をどう考えますか、ということを聞いているわけです。見解の相違ではしかたがありません。
しかるところ昨日の本会議における米窪君の緊急質問と称する施政に関する質問を拝聽するに及んで、これは主観の問題で緊急とも認め得るでありましようけれども、社会通念からいつて、あれが緊急欠くべからざる質問のみであるとは、われわれ考えられない。あたかも普通の施政方針演説に対する質問のごとき感じを受けた。
○小澤國務大臣 今境委員のお話のように、公共性という問題を最大の廣義に解釈すれば、人間は一人で暮せないのでありますから、全部のわれわれの生活が公共的になり、社会的になるということとも理論づけられるのであります。
従つて單純に意見の相違とは申しませんが、ある時期に、ある社会情勢においては、成田委員の言われるようなことが國民全般から首肯される場合もあると思うのでありますけれども、現段階においては、私の方の考えで進むことが適当じやないかという考えでありまして、ちよつとこれは議論が困難だと思います。
從つて、人為的に避けることのできないという場合もあるのでありまして、必ずしも社会情勢から、社会生活上の常識から考えて、なるほどこれは避けることができないという場合も含まれている点においては、成田委員と同感であります。從つて、國有鉄道法の三十三條によりましても「災害その他」というので「避けることのできない」という字を抜かしているのであります。
國民道義を高めるには、さらにより緊切なる経済的、社会的條件があるのであります。この重要なる経済的、社会的な條件を無視して、單に一片のお説教で國民道義を高めよう、あるいは勤労者の生産意欲を高めようということは、これはまことにむりである。
統制経済が、ややともすると社会主義と混同されておるような今日におきまして、私たちは社会主義者だという名前をもつて、必ずしも統制を一から十まで支持するものではありません。しかしながら、われわれ社会主義者が統制経済者だといわれたところの理由は、戰爭中における社会主義者のある者が、自分自身の裏切りを合理化するために、当時の統制経済というものを社会主義と言つたことによりて、皆が誤解しておるのであります。
デモクラシーがよい社会をつくるのではない。高くゆたかなる批判精神、ゆたかなる教養が、よい社会をつくるのである。かような意味において、思想上の変質や、思想上の軽信や、あるいは独断等に陷らぬように、われわれは、この点において、もつと重大なる反省をしなければならぬ。