1962-12-13 第42回国会 参議院 本会議 第4号
そうして、日本の賃金事情を調べたところ、日本の賃金制度は年功序列制であり、しこうして消費水準がかなり高い、低賃金とはいえないということを、公式に発表いたしております。
そうして、日本の賃金事情を調べたところ、日本の賃金制度は年功序列制であり、しこうして消費水準がかなり高い、低賃金とはいえないということを、公式に発表いたしております。
もう一つは、あなたたちはそういうことをやっているかと思うと、今度は第三部におけるところの四十七ページには、技術革新というものが産業構造を高度化していった場合に、企業のワク内における、企業の中で組合を作らなければならぬとか、あるいは賃金は年功序列型に従っていかなければならぬとか、労働の移動というようなものが自由に行なわれないというようなことは解消されると書いてある、これは当然だと思う。
しかし、さらに一方、賃金の問題で、つまり日本の従来の慣行の年功序列的な賃金というものが、彼らの職場を狭めておるということが考えられるのであります。
しかし、その点は今後ともいろいろ努力いたしまして、原研の内部的な給与の配分という問題が、現在行なわれているような、全く年功序列型の給与では、中の複雑な組織の間の安定を保っていくためには、非常に私は工合の悪いものであると思っております。給与制度はもう少なし複雑な格好をとっていかないと、かなか中の安定は得られないという感じを持っております。
それは、一つは中高年令層の方々が新しい職場においては全くの未経験者として取り扱わなければならないということが一つであり、それからもう一つは、日本の一般的な賃金形態でありまする年功序列型の賃金形態というものから考えまして、中高年令層の方々は、それに対する待遇と能力、能率という点からいってうまくつり合いがとれない、こういうような点にあるのじゃないかと思うのでございます。
たとえば非常勤者一人、二人雇うのにも、郵政局まで行かなくても、そのものの状況というのは、これは当然あとで隠すことのできないことなんでございますから、そういう状況に見合って、当然現場の管理者の、自分の裁量でそれを適当に処理のできる、そういういわゆる能力を、予算上、それから権限上与えたらどうか、それが少なくとも行管のこの中で、郵政省は適材適所の配列が正されない、その最大の原因というものはげた箱順序で、年功序列
次に賃金の形態の問題でございますが、これは御承知の通り、今日経済の切りかえの時期にあたりまして、従来の年功序列型の賃金制度では、労働関係が行き詰まってきておるのではないか、従っていわゆる職能制を加味した賃金制度を採用することが必要ではないかという意向が、各方面から強く叫ばれておるわけであります。
独身者の上がり方と、それから家族持ちで非常に困っておる者の上がり方とが金額として同じである場合には、またこれはなかなか割り切れぬ問題もありまするし、それからまたアメリカの百年前とおっしゃいましたけれども、まあ日本のいわゆる上下格差ということについても、賃金の御専門でございますから、御意見があることは十分拝聴いたすのでございますが、やはりこれは私どもこういうことは一つの私見になりまずけれども、日本の年功序列賃金
労働者の家庭のためにもなるんじゃないかということが常識になって外国の社会保障というものはできておるけれども、残念ながら、日本のほうではそういう点の実は検討が、これはちょうど戦後のいろいろな問題から、そういうことを体系的に考える余裕もなかったと思いますが、特に生めよふやせよのベビー・ブームの時代がありまして、いろいろなことから、こういう手当よりも、たとえば企業におきましては、いろいろ企業の賃金の中で年功序列的
大企業にいたしましても、現在の年功序列型の賃金そのままが理想的なものであるということで、ずっと考えていっていいかどうかということについては疑問がある、私自身そう考えております。
それから三十五年には、先ほど申されました経済審議会で特に年功序列型の賃金制度の是正を促進する意味で、一律に児童手当を支給する制度の確立を検討する要があるというようなことを言われて、この児童手当制度が本来はビヴァリッジも言っておりますように、収入と家族との不均衡というようなことからこういう制度が必要であるということが言われておるのでありますけれども、わが国におきましてはそういうようなことから、さらに先
それから年功序列賃金を是正して、労働の生産性を高めるというようなことで家族手当制度が必要だ、こういうことを言っているわけです。そうすると、厚生省の方は児童手当を検討する、労働省の方というか内閣の方では家族手当制度をやる、こうなりますと、これは交錯をすればいいのですが、その立論の仕方、その他が、大臣は社会保障政策の見地から児童手当を検討する。そして厚生省の中の児童局の所管の中央児童福祉審議会でやる。
それから肝心の児童手当制度の目的を一体どこに置くかということにつきまして、外国の例でもいろいろございまして、特にわが国では賃金の形態がだんだん年功序列型から職務給に移行していく、従ってそれに応じてやったらどうかという意見、あるいは子供が多くあるということが貧困の原因であるから、子供が多くなればなるほど生活が苦しくなる、そこでそれを解決するために児童手当制度をやるべきではないかとか、あるいは児童の権利宣言
これは日本のように年功序列型の賃金をとっておりますと、年をとってやめるときは、必ず一生のうちで一番有利な条件になるわけであります。そうでない場合が外国には非常に多いわけであります。
日本の場合には年功序列というようなことがかなり大きくものを言っておるような現状でございますが、はたしてこのままの姿がいいのかどうかということもございますが、いずれにいたしましても、労働条件の向上、ことに若い人々について、能力があるにもかかわらず割合に低いというこの現実は、私は見のがしてならぬと思う。
詳細に申し上げますと第一に、児童の福祉を阻害する原因として児童の家庭の貧困というものがあげられますが、これに対して児童手当を設けるんだという目的が一つ、もう一つは、わが国の終身雇用制、年功序列型賃金という形態がだんだん職務給に移行しつつある、これに対応してその移行を促進するために児童手当制度を設けるべきだという意見、第三には、貧富の問題にかかわりなく、児童の福祉を一そう積極的に増進するために児童手当制度
なお、この際、理事会においても最も論じられた点でありますから一言いたしますと、新たに設けられます主任調査員の任命の方法につきましては、もちろん適材を得るよう努めなければなりませんが、一面、深く実情を考察いたしますれば、将来はともかく、この際としては、やや年功序列に重きをおいた選考をいたすことが然るべきかと存ぜられるのであります。
賃金形態が年功序列型から変わってくるというような場合におきまして、この家族手当制度ないし児童手当制度といわれるものに至大な関係を持つということが私どもは考えられるわけでございます。それらの点も含めましていろいろ検討いたしておるわけでございます。
○国務大臣(福永健司君) わが国の年功序列型の賃金の現在の姿がそのままで最もよろしいかどうかということについては、相当論議のあるところでございます。私自身も、これについては大いに検討を要するというように考えている次第でございます。今お話がございましたような趣旨におきまして、将来の方向といたしまして検討を進めていくべきだ、こういうように考えている次第でございます。
池田内閣は、その所得倍増計画で、年功序列型賃金制度を是正し、労働生産性を高めるため、すべての世帯に一律に児童手当の制度を確立する必要を認め、この種の児童手当は、単に所得保障の面からのみでなく、年功序列制度の是正を促進させ、これによって生産性を高めるために欠くべからざるものである、こういうことを言っていますね。
しかし、根本的な問題といたしまして、日本の年功序列型の賃金体系このままでは、なかなか中高年令者が、今、藤田さん御指摘になりましたような状態から脱却することが容易でないというようなこと等もございます。これらのことについても、労働省はさらに検討を進めていきたい、こういうようないろいろの施策全体をすみやかに強力に推進して御指摘のようなことの解消に努めたいと存じます。
通達 職員の昇給昇格は従来学歴、年功、序列等に基き行われたものの如くであるが、今後は実力主義を採用し、本人の技能勤務成績に重点おき之を実施する 尚現時点が当社にとり重要なる段階にあるに鑑み、今次争議に際し特に功績ありたる者には解決後論功行賞を行う 右社長命により通達する 昭和三十七年二月二十七日 総務部長 こういうのが、最近職員に、通達命令として田中社長から配付されております
問題がもう少し明らかになってから、お互いが話し合いたいと思うわけですが、私は、大臣、このあとは、いうところの年功序列の賃金の形態等一つお話し合いたいと思いますし、それからいわゆる大企業と零細企業との非常な格差のある賃金形態を、どういう格好にすれば西洋並みに賃金の幅が狭くなるのか、こういうところも一つ論議をしたい。
前段御指摘の、ごく最近において農村から工業地帯へ移っていく人が相当に多いというようなことから、全般的には給与等が一般の者に比較して低いような意味での御発言がございましたが、御承知の通り、日本の賃金体系が年功序列型でありますために、同じ事情の者を比較すればさしたる差がない者でも、全体として把握していくと、そういう傾向にあろうかと思います。