1960-12-16 第37回国会 衆議院 予算委員会 第5号
○石田国務大臣 今総理の御答弁の中にございました賃金体系の問題、日本の年功序列型賃金というものの検討ということが一つの背景をなす問題だろうと思います。しかし、それは急速な問題の処理にはなりませんので、労働省といたしましては、まず第一に中年層、高年層で十分間に合う職種の調査検討を始めております。
○石田国務大臣 今総理の御答弁の中にございました賃金体系の問題、日本の年功序列型賃金というものの検討ということが一つの背景をなす問題だろうと思います。しかし、それは急速な問題の処理にはなりませんので、労働省といたしましては、まず第一に中年層、高年層で十分間に合う職種の調査検討を始めております。
同時に、経営者団体等の協力を得まして、そういう職種の調査をいたしますと同時に、中年層、老年層の就職の機会をそういう職種に向けていくように指導いたして参りたいと存じますが、この背景には、やはりわが国特有の年功序列型賃金という賃金体系もございますので、賃金体系それ自身の検討も、目下行なっておるような実情であります。
その一面、もう一つその背景をなしておりますものは、封鎖的な雇用制度、それから年功序列型の賃金制などというものが原因の一つでございますので、そういうことにつきましても目下基本的な調査研究をいたしまして、中老年層の職場の造出と雇用の増大に努めて参りたいと思っております。 なお、職業訓練所等におきましても、最近中老年層の入所も増加いたしております。
それでこれは等級をはっきりしたと言われるのでありますが、今申し上げましたのが、われわれが今回一連号俸を廃止したというゆえんでありまして、一つの等級の中において非常に長い号俸になっておるというような現実が、はたしていわゆる職階制を強化したものであるかどうか、これは見方によってはわれわれずいぶん非難を現在でも受けておるのでございますが、公務員の給与体系というものは、あまりに年功序列式ではないかという非難
これくらい実は常に同一労働、同一賃金といったような問題に追っかけられておる職種はないのでありまして、大工場とか大企業でありますならば、年功序列型の賃金で、年配者はそれなりに優遇されますけれども、運転者の場合はそういうことはないのです。