運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login
14264件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

1954-03-25 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第21号

自由主義国の一環としてむしろ協力しなければならぬというような今のお言葉でありましたが、私は少くとも原爆に関しては、世界中で皮肉と申しますか、不幸と申しますか、第一、第二、第三の被害をこうむつた日本としては、原子力兵器禁止するような措置を、世界各国に当然要求する権利もあると思うし、また同時に責任もあると思うのであります。

柳田秀一

1954-03-24 第19回国会 衆議院 水産委員会 第19号

○小滝政府委員 原子力国際管理の問題は、これまでも相当長くソ連米国との間で論ぜられておつたのでありますが、結論を得ない。ようやく最近平和的使用について米国ソ連の間に話合いが進もうとしておるような状態でありまして、原子力を持つておる国の間に話がつかないというと、第三国の方からいろいろの申出をいたしましても、それに耳を傾けて聞くということは、実際問題としてなかなか期待ができないだろうと存じます。

小滝彬

1954-03-24 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第27号

もちろんこれは一朝にしてはならぬと思いますが、原子力研究日本において進めようということを考えておる今日、日本におきまして造船技術が非常に進みましたように、航空機製造技術も、努力によつて各国に劣らぬ程度にまで将来行けないことはないと思います。もちろんコメット機というような大きなものまではなかなか行かぬでしようが、将来の交通はほとんど飛行機ということになるのではなかろうか。

臼井莊一

1954-03-24 第19回国会 衆議院 外務委員会 第24号

アメリカコール両院合同原子力委員長が言つているように、補償の額というものは、結局アメリカ議会が承認をしなければ、今度のような場合出せないのでしようか、そうなつているのでしようか。私は今度の場合なんか、緊急の事態に対処するための予備金のようなものがあるのではないかと思います。その点をお尋ねいたしたい。  

並木芳雄

1954-03-24 第19回国会 衆議院 外務委員会 第24号

これは大臣からも当然聞かなければならぬことでありますが、それよりもまず第一にお伺いしたいことは、きようの夕刊によりますと、アメリカ上下両院合同原子力委員長コール氏が、われわれ日本人にとつては、ほとんど聞きのがすことのできない重要な発言をされておるのであります。この電文によりますれば、ビキニ水爆実験で被爆した第五福龍丸の補償問題について、次のように語つておる。

加藤勘十

1954-03-24 第19回国会 参議院 予算委員会第二分科会 第1号

それから次にお伺い申上げたいのは、盛んに問題になつております原子力の問題なんでありますが、この二億六千五百万円が今度科学技術研究助成費として修正で増額になつている。これの実は使い方なんですね。まあこれは技術院のほうでも非常にお考えになつておるとは思うんですが、本当にこれは有効適切な使い方をして頂かなければならない。

三浦義男

1954-03-23 第19回国会 参議院 通商産業委員会 第22号

それから第二にお尋ねになりましたかような法律ができたのは一般の災害防止というような意味でなく、もつと大きな例えば原子力による災害を防止しようというような意味が含まれておるんではないかというお尋ねでありますが、私どもの承知しておる範囲におきましてはそういうようなことは存知しておらないのであります。

古池信三

1954-03-23 第19回国会 衆議院 議院運営委員会 第32号

土井委員 この決議案の問題については、わが党の国会対策委員会でいろいろやりまして、一応わが党の形で提出しておりますが、この原子力関係は、一党一派の問題ではございません。日本国家全体の大きな問題である。できるだけ各党と打合せまして、了解の上で、いわゆる超党派的な決議案として、対外的な関係もありますから、できるだけすみやかにこれを上程できるようにしていただきたい。

土井直作

1954-03-23 第19回国会 衆議院 外務委員会公聴会 第2号

原子爆弾や何かは進歩しておりますが、まだ軍隊がこの原子力によつて自動車を動かし、戦車事を動かし、飛行機を飛ばし、軍艦を動かすまでにはなかなかならぬ。いわんや日本のごときは、そんなことは雲をつかむようなものだということであります。そうしますとソビエトは、今油の保有量から見まして、とうてい本格的武力戦をやる能力はないと判断するのが、これは機略眼のある者は当然納得していただけることと存じます。

遠藤三郎

1954-03-23 第19回国会 参議院 文部委員会 第11号

木村保安庁長官は将来戦力を持つのだ、戦力を持つということは原子力を持つのだということをはつきり言明しておるから、日本が将来原子力を持つということは、三段論法でなくても明らかだと思う。そういう危険な考えを持つておる人々があるから、今日日本原子力研究することに一つの大きな危険が附随する。それに私は不安を持つのだ。

須藤五郎

1954-03-23 第19回国会 参議院 文部委員会 第11号

須藤五郎君 政務次官、僕たち原子核研究原子力研究をすることを今反対するわけじやないのです。併し現在の世界情勢考えたときに、日本がその研究を始めることが妥当であるかどうかという点に私たち問題を感じておるわけです。今日本がこれの研究を進めることは、不吉な方面利用されることが非常に可能性が大きいという点で、私たちはこの研究に疑念を持つておるわけなんです。

須藤五郎

1954-03-23 第19回国会 参議院 文部委員会 第11号

政府委員福井勇君) 今お尋ねの、この原子力について戦力に使われないようにするにはどうしたらいいかというようなお尋ねの点について、先般当参議院の予算委員会において中田先生の御質問に、たしか副総理がそういうことについては原子力憲章というようなものを作つて、まあそういう心配は当然防がなくちやなるまいというような答弁をされたと私記憶しておりますが、私もそういう点では同感であります。  

福井勇

1954-03-22 第19回国会 参議院 予算委員会 第19号

国務大臣緒方竹虎君) 今コールでございますか、その原子力委員長言葉を御引用になりましたが、今の兵器進歩するテンポから見ますると、前進基地を必要としない時期も必ず来ると思う。従つて前進基地と別に考えていいと思いますが、いずれにいたしましても戦争の場合に戦争前の規定が無視されることは、今までの戦争の例から見てやはり予想せざるを得ない。

緒方竹虎

1954-03-22 第19回国会 参議院 予算委員会 第19号

亀田得治君 それじやそれはその程度にしておきますが、ただ私の政府に、これはまあ副総理お尋ねすることはですね、再軍備がいいとか悪いとかいろいろな議論もたくさんございますけれどもね、この原子力状態を見て、政治家としては一番何が必要かとこういうことなんですね。いろいろな政策があろうが、いろいろな方針もあろうが、私は一番必要なのは日本をともかく戦場にしてはならんとこういうことだと思うのです。

亀田得治

1954-03-22 第19回国会 参議院 予算委員会 第19号

そこでもう一つだけお尋ねいたしますが、原子力管理の問題ですね。これは政府も非常に関心を持つておられると思うのです。それで私のお聞きしたいことは、今ほうぼうで言われておる原子力管理をどういうふうにしてやつて行くか、ああいう実験だけですらあれだけの被害が出ておる。でこの根本方針は、これは政府のほうで立つておりますか。何かそういうことに対する考え方は……。まとまつていましようか。

亀田得治

1954-03-22 第19回国会 参議院 水産委員会 第14号

政府委員小滝彬君) もう御承知のようにアメリカのほうも協力して現地でいろいろ調べておりまするし、更に米国からも専門家が来るようでありまするから、日米協力いたしましてこの原子力実験に関連したいろいろな問題を探究して行くということになつて、それが非常な人道上の大問題であるということがわかりましたならば、今の御指摘のような点を日本が主張するのに好都合と思いますので、現在はそうした意味で協力して調査が進

小滝彬

1954-03-22 第19回国会 参議院 水産委員会 第14号

政府委員小滝彬君) 勿論原子力というものが平和的な目的にのみ利用されるようになるということは私どもも希望してやまないところでありますが、併し実際問題としてこの問題は米・ソ間でも随分これまで論ぜられたけれども結論に達していないというような状況でありますので、成るほど日本被害国として最も発言力を持つべき立場にありまするが、現在の国際情勢からすれば米・ソの関係如何によつて大きく左右せられるであろうと

小滝彬

1954-03-22 第19回国会 衆議院 外務委員会 第22号

それからこの間の原子力平和的利用アイゼンハウアーが国連における演説によつて提示した。外交文書で提示するよりも、今の民主的の時代においては、演によつて世界に向つて広く呼びかけて提示する。吉田総理大臣が陣頭に立つて、どこかの機会をとらえて、世界中にそのニースがキヤリーし得るような方法でひとつ大きく提示するような方法とつたらどうかと思うのですが、当局のお考えはいかがですか。

大橋忠一

1954-03-22 第19回国会 衆議院 外務委員会 第22号

最近聞くところによると、アメリカ側からこの被害船舶である第五福竜丸を横須賀に回航せよという要望でありますか、申入れであるかそれはわかりませんが、いずれにしてもアメリカ管理の下に置こうというような申入れがあつたということでありますが、これはとんでもない話でありまして、日本にとりましては原爆被害の第三次に当るものでありまして、その原子放射能のしみ込んだ船体は、今後の原子力研究にとつては大事な大事な資料

加藤勘十

1954-03-22 第19回国会 衆議院 外務委員会公聴会 第1号

この変化をもたらした大小要因はいろいろありますが、決定的な要因は、原子力の巨大な進歩であると思います。わが広島と長崎に落された原爆は、アイゼンハウアー大統領言葉をかりれば、原子時代の夜明けころの原爆でありました。原子力の最近の進歩がいかなるものであるか、私たちはその詳細を知るよしもありませんが、その一端は、最近のビキニ事件を通じてこれを察知することができるのであります。

安井郁

1954-03-22 第19回国会 衆議院 外務委員会公聴会 第1号

ただ私がそれに対して今痛切に憂えておるのは、この原子力時代に、その方向ではたして目的が達成されるのであろうか。そこは見解がわかれるかもしれません。私はその場合、むしろ他の方向をとつて、国際的な情勢をながめながら日本の安全を守る方向へ行くべきではないか、これが私の考え方であります。  

安井郁

1954-03-22 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第18号

かねて私と中泉教授がこの問題を重要視いたしまして——ことに最近各方面で、原子力平和的応用という問題が非常に論議されております。原子力が平和的に応用されて石炭よりも単価が安くつくから云々、すぐにも飛びつきたいようなことを、皆さん非常におつしやいます。従つてその研究をしろということをおつしやいますが、その声を聞くたびに、私たちははだえに寒けがするような恐ろしさを感じておる。

都築正男

1954-03-22 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第18号

これはアメリカ原子力委員会ヘルス・セイフテイ・アンド・デイヴイジヨン——健康管理並びに保護部門といいますか、それが参りまして、その原子力委員会生物医学部門の長をしておりますバージヤという人が——私は個人的にも知つておりますので、きのう電報をよこしまして、今度は非常にお気の毒であつた、けれどもお前が一生懸命やつてくれておるので、こちらは非常に感謝している。

都築正男

1954-03-20 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第17号

お話のように原子力の問題は、現在世界各国の最も大きい関心と輿論の的になつておる点でございます。従いまして各国それぞれの立場において、ソビエトはただいまお話になりましたような立場から、あるいはアメリカアメリカ立場から、その時と場合によりましていろいろの論議がなされておるようでございますので、これらの世界の動きは十分注目はいたしております。

草葉隆圓

1954-03-20 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第17号

大臣は今それらの人と相談して発表したいということですが、これはこの際日本の上医学が主体となつて研究してやるというなら、原子力国際管理ともさいぜん申したように関係して来る。わが国原子力管理を勇敢に主張して行く限り、当然世界に向つてアメリカが何と言おうとこれを発表しなければならぬ。それだけの勇気が現在の吉田内閣にあるか。厚生大臣の草葉さんに持つておるかということを私は聞いておる。

滝井義高

1954-03-19 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第25号

○山口(丈)委員 それから大臣はおられないようでありますが、今申しましたようにまだ将来さらに大きな原子力実験が行われるように新聞に報道されておるのでありますが、こうなりますと、付近を航行する船舶並びに付近を航空いたします航空機等についても、私は将来非常に不安な気持を持つと思いますし、これについては当然の所管事項として完璧な安全措置を講じなければならぬと考えますが、それにつきましてどのような具体的手段

山口丈太郎

1954-03-19 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第25号

ただしかし原子力管理なり、あるいは原子力による人命に対する被害をできるだけ少なくするようなことのためには、ただ単に日米間のみならず、国際的に話合いをしようということもすでに提起せられておりますので、日本に対しては、日本赤十字社へ招聘が参つておりまして、来る四月にゼネヴアにおいて世界の最も優秀なる原子専門家が集まることにあるのでありますが、その際いろいろ経費の関係どもございますけれども外務省

小滝彬

1954-03-19 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第25号

○小滝政府委員 原子力平和的利用につきましては、ゼネヴアにおきまして、日本の方でもできるだけ早く協力するようにという機運が起つております。しかしこうした軍事的な意味利用せられるということが、相なるべくは各国話合いによつて解決できるようになることは、私どもの希望してやまないところであります。

小滝彬

1954-03-19 第19回国会 参議院 予算委員会 第17号

そこで私は最後政府に希望を申しておきますが、その日本国民被害者立場から、特に心理的な影響その他の点を十分にお考え願つて、先ほどいろいろあいまいに論ぜられていた禁止区域設定自体についてそれの拡大のみならず、その設定自体について反対の意思を強く表明をし、更に進んでは原子力兵器製造使用禁止、同時に原子力の平和的な利用国際管理というような面まで積極的に早く問題が解決するように、日本政府として

佐多忠隆

1954-03-19 第19回国会 参議院 予算委員会 第17号

ただ自由主義諸国防衛力の強化という点から言いますと、共産国家側原子力管理等が行われる前に自由主義諸国側だけが原子力研究を怠つたりこれを放棄したりすることは、これは私は賛成できないのであります。やるならば両方をやる、その闇はやはり研究すべきものはするほかには、どうも相手かたもあるものであるからやむを得ないであろう、こう考えております。

岡崎勝男

1954-03-19 第19回国会 衆議院 予算委員会 第26号

日アメリカ上下両院原子力委員会コール委員長が、原爆ないし水爆によつて被害を受けた日本漁夫専門的医療援助を与え得るものと確信すると述べられた後、日本人漁夫が故意あるいは偶然に同海域にいたのかどうかはわからないが、両方ともあり得ることである、漁夫たち実験をスパイしていたということもあり得ることだが、これも原子力委員会が間違いなしに明白にしようとする事柄の一つであると述べたということを、ワシントン

佐藤觀次郎

1954-03-19 第19回国会 衆議院 予算委員会 第26号

福井(勇)政府委員 浅学でございますので、この原子力の問題について御質問要点に御満足が行くようなお答えができないのが私は残念でございますが、いずれにしても日本ポツダム宣言受諾伴つてウラニウムを基礎とした原子力研究禁止されております間に、世界各国が非常な飛躍を、特に原子核研究については遂げておる。

福井勇