1975-03-25 第75回国会 参議院 建設委員会 第7号
一、水は有限の資源であることを認識して公共用水域の水質保全と水資源の高度利用を図るため、三次処理水を河川等の公共用水域に還元し、環境の改善に努めるとともに、処理水を雑用水、工業用水に再利用する等、総合的な水管理システムを確立し、水の循環利用リサイクル化による合理的な水使用の推進を図ること。
一、水は有限の資源であることを認識して公共用水域の水質保全と水資源の高度利用を図るため、三次処理水を河川等の公共用水域に還元し、環境の改善に努めるとともに、処理水を雑用水、工業用水に再利用する等、総合的な水管理システムを確立し、水の循環利用リサイクル化による合理的な水使用の推進を図ること。
たとえば隅田川の例をとってみますと、この下水処理水が出るのはBODで二OPPmですか、そしてこの二OPPmでいいというのは、これは六十年前にイギリスで下水処分に関する王立委員会が決めた基準で、下水処理水がBOD二OPPmでも、その前提として河川で八倍に薄くされる、だから四PPmになるだろうという前提でこれが決められておった。
○説明員(久保赳君) 二次処理の問題でございますが、これはただいま先生御指摘のように、下水処理水が放流をされる河川に八倍以上の希釈水量がある、しかも非常にきれいな希釈水量がある、こういうことを前提にして決められた数値であることは御指摘のとおりでございます。
○説明員(久保赳君) 標準的な生物処理、活性汚泥法等を含めまして生物処理の処理水の程度は、BODにいたしまして二OPPmでございます。
したがって、下水処理水は本来は原則としては公共用水域に戻すと、こういうことが原則であって、公共用水域に戻された水はその川の上流から下流に至るまでの間に反復利用されると、こういう形態が望ましいと思うわけでございます。
したがいまして、当面は上流の開発もさほど進んでいませんので、二次処理の処理水を放流することによって、上水道の上流に放流されましても支障はないと考えておりますが、しかし、次第に上流が開発されてまいりますと汚濁付加量もふえてまいりますので、そういう場合に対処すべく三次処理等も建設することを予定する、こういう考えのもとに、やはりどうしてもこの場所以外には処理場の適地は見つからないという考えでございます。
今後は一層そういうダム等の建設を促進するとともに、地域によってでございますが、特に南関東地域の農地の壊廃がかなり進んでいますので、農業用水の合理化によって利水転換を図っていくというようなこと、それからまだ具体化はしていませんけれども、下水処理水の再生利用ということで、この辺も高度処理していけば一応今後相当の利用可能量が出てくるのじゃないかということで、私どもは対応していきたいと思っております。
こればかり言っても仕方がないし、時間があれですから、次に環境庁長官、実は東京大学の西村肇助教授が「瀬戸内海の石油による汚染」という論文を発表しておりますけれども、これを見ますと、タンカーの事故、こういうのもありますけれども、まず、石油の荷役に伴って瀬戸内海に排出されるところの油が約百五十トン、これは処理水を一〇〇ppm、そういう基準に見て百五十トン、それから石油化学工場から出る、それが年間約千二百トン
そういう結果がわかったわけでございますが、その対策といたしまして、沈でんろ過した屎尿処理水の汚濁防止シート内放出を切りかえましてシートの外へ出すようにいたしました。それから汚濁防止シート内海水につきましてはシックナーによる浄化対策等を対策といたしまして工事させて、現在は特に問題になっていない、このように理解いたしております。
また、都市下水につきましても、高度の処理能力によってこの処理水を再利用するというような方途も私は当然実施するように努力すべきではないか。また、大企業からの建設費を正当に負担させながら工業用水道の拡充強化をはかる。
造水促進センターは、昨年の五月十日に、各方面の御賛同を得まして設立されました財団法人でございますが、御質問のありました現在の研究開発の状況でございますが、一つは、東京都に協力いたしまして日産五万トンの下水処理水の高度処理、これは活性炭処理でございますが、そのプラントの建設にかかっております。
それの対策として、水の使い方そのものに対する反省もありましょうし、いろいろあろうかと思いますが、御指摘のように下水処理の程度を高めて、処理水の別途な利用形態を求めるということも非常に重要な一つの対策になると思いますので、御指摘のように、鋭意三次処理の実用化を急ぎたいというふうに考えております。ただ、三次処理をするのにはかなりお金がかかります。
○重松参考人 私も専門ではございませんので正確なことは知りませんが、いずれにしましても、鉱山排水なりあるいは製錬の処理水といいますのは非帯に酸性が強い。したがいまして石灰で中和をする。そうすると、沈でんが起こりますね。そのときに、やはり一緒にカドミウム分が沈でんいたしまして、少なくとも外へ流れ出す分はそれだけ減るということであります。
われわれは、かたくなにダム建設に反対するものではありませんが、水質汚染の防止、工業用水、業務用水の制限、処理水の再生利用、より根本的には大都市圏への集中抑制等の政策を強力に行ない、その上になお生活用水の確保に前提を置き、水源地域の諸条件を科学的に検討し、住民の十分な納得の上に実施されるべきものであると考えるものであります。 この法案に対し反対の立場を表明し、討論を終わります。(拍手)
しかし、それは水質汚染の防止、工業用水、業務用水の制限、処理水の再生利用、より基本的には大都市圏への集中抑制等の政策を強力に行ない、その上になお生活用水の確保に欠ける場合は、水源地域における自然条件、社会条件の変化を総合的、科学的に検討し、住民の十分な納得の上で実施されるものでなければなりません。
○説明員(植田守昭君) いわゆる造水といいますか、排水の再生利用につきましては、下水処理水の再生とそれから工場排水の再生と私ども二つに分けて考えておりますが、その下水処理水の再生につきましては、現状をちょっと申し上げますと、工業用水道で下水処理水を水源とするものが現在でも四カ所ばかりすでにございます。
○井上政府委員 私のほうで調べた内容でありますが、洞爺温泉郷の下水道の処理水の問題が一つあったと思います。それからいま一つは、町営住宅の家賃の高さの問題、そういう問題があったというふうに聞いております。
これは会社側の意見でしたが、それからもう一つ、廃水の処理水、この中にはもう水銀は検出されておりません、こう言っておるけれども、会社でも〇・〇二PPMは出ておりますと、全然検出されないということはないんですよ。要するに、企業が犯人といったら悪いのですけれども、出している。
さらにまた並行いたしまして、京都市の下水道の処理場の中に、これもパイロットプラントでございますけれども、ろ過による処理水の高度化ということで、これもモデル実験をやっておるわけでございます。
このため私どもといたしましては、利根川簿域内主要水系の水資源開発を積極的に進めるとともに、産業の再配置、地方分散、その他回収率の向上とか農業用水の合理化、下水処理水の町利用等の水利用の高度化について、現在一般的な共通の問題として検討しておるところでございます。
しかも都市内の河川には、例外もありますけれども、大体において河川そのものの保有流量があまりない、こういうところでございますから、そういう河川に下水処理水を放流する場合には、少なくとも一〇以下にしなければならないということがもう明らかでございます。
○鈴切委員 特別手当として四十六年の新設の調整手当の最高限度額である八%、ここら辺をこの学園都市については出しておるわけでありますけれども、芝生の管理費とか、ごみの処理、水の必要を満たすための業者委託費の居住者の負担、これを考えると、自己負担的な部分がかなり出るように伺っているわけであります。
○松村政府委員 この保全水路につきましては、流域内の下水道から入る処理水を主体にして入れるわけでございますが、未処理の水も一部入ってくる水路になります。そうしてこれを淀川の本川と分離いたしまして持っていくということで、これをさらに高級処理をしまして、それで市内の河川の浄化用水に主として使いたい。一部他の用水に使うということもありましょうが、主として河川の浄化用水に使いたいということでございます。