1948-07-03 第2回国会 参議院 運輸及び交通委員会 第14号
それから次に鉄道の特別会計の予算案は、いわば編成された途端に崩壞をしておると言わなければならんと思う。仮に運賃値上を比較しましても、第一には國鉄使用の資材の物價改訂は、まだ全面的に決定しておりません。これを昨年に比べると、昨年はとにかく予算案編成前にそれが決まつておる。今年はこれが全面的にまだ決定しておらん。一種の砂上に樓閣を築くような形になつておる。
それから次に鉄道の特別会計の予算案は、いわば編成された途端に崩壞をしておると言わなければならんと思う。仮に運賃値上を比較しましても、第一には國鉄使用の資材の物價改訂は、まだ全面的に決定しておりません。これを昨年に比べると、昨年はとにかく予算案編成前にそれが決まつておる。今年はこれが全面的にまだ決定しておらん。一種の砂上に樓閣を築くような形になつておる。
勿論同意と申しますけれども、それは只今衆議院で修正されましたところでありまして、勿論これは参議院の愼重な御審議を経まして、これに関連いたします予算案も共に参議院で御承認になりました場合に、初めてこの法律が成立をいたすことに相成ります。同意さして頂くということが確定いたしますのは、参議院の決議を終つてからのことになろうかと存じます。
それから財源の問題でございますが、財源につきましても、それぞれ衆議院の方から、大体の財源の骨子が策案せられまして、その骨子によりまして予算案の修正を、衆議院の要望する線によりまして修正をいたしましたわけでございます。これは私の主管ではございませんのでありますが、大体のところを御要求がございますならば、概略を御説明申上げてよろしいと思います。
○政府委員(三井武夫君) 今回國会に提出いたしました予算案の中に、この当せん金に関しまする收入金、支出金がそれぞれ載つておるわけであります。これにつきまして、この二十三年度全年度に亘りまして、当せん金附証票の発賣の全体の計画を一應予算の上に明確にいたしておるわけで、この予算が御承認を得ますれば、今年度の証票の発賣につきましては、國会の御承認を得たものというふうに解釈して参りたいと思うのであります。
私はこの予算案に対しては絶対に反対だ。ところがこの予算案をつぶせば予算の編成には少くとも三月もしくは四月——今度の予算では半年かかつておる、おそらくことし一ぱいかかるのじやないか、その間二千九百二十円べースで給與がなされる、これは現在の官公吏としてたえ得られないことである、從つて私はこういう点だけではありませんが、こういう点をも重要視いたしまして今度の予算に不本意ながら賛成をした。
○塚田委員 ただいま議題となりました大藏省預金部特別会計の昭和二十三年度における歳入不足補てんのための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案、この法律案は國有鉄道事業特別会計、通信事業特別会計、大藏省預金部特別会計にそれぞれ一般会計から繰入れをする金額をきめる法律案でありますが、これにつきましては私ども政府の予算案に対して修正案を提出しております関連におきまして、これに修正案を提出
(「偉いぞ」「末期の水を飲んで」「大したものだ」「市来大藏大臣」と呼ぶ者あり)政府はこの法案並びに予算案の通過によつて、國民大衆に向つて殆んど負担することができない程度の負担を押し付けるのであります。
こういうふうな状態に対して、一体院外において、國民の大衆が、特に勤労大衆が非常にこの予算案に対して猛烈な反対運動をしたという事実、これを一体芦田首相や或いは北村大藏大臣がどういうことを考えておるか。単なる與党三派がどうした、與党三派の意思だというようなことではないと思うのであります。その点はつきろ私達は聽きたいと思います。
(「駄目」だと呼ぶ者あり)ただ一点石坂君の言及せられなかつたことは、院外の大衆はすべて政府の予算案に反対であるということを指摘されました。(「院内の大衆も反対だ」と呼ぶ者あり)私共は代議政体は、國会が國民を代表するものという政治的観念の下に行わなければならないのであるから、院外大衆の力によつて日本の國政が支配せられるということは、代議政体の根本を危くするものだと思つております。
以上、本予算案には幾多の欠陷を藏しておることは前述の通りでありますが、この修正において、われわれが欲する方向へ修正されたことを了承し、かつは諸般の事情を勘案いたしまして、私は本予算案に賛成の意を表するものであります。(拍手)
(拍手)しかして委員会におきましても、予算成立の早急必要なることを認めておりまするがゆえに、今日この夜会までも皆さん方にお願いをして、予算案の成立に努めておるようなわけであります。私ども議員に責任はないのでありまして、提案の遅かりし政府に責任のあることを、ここで私は明らかに申し上げておきます。
(拍手)この二つの事実を見ただけでも、予算委員会で否決されたこの予算案がここに上程され、そこでわれわれが数十名の差で通過する。この運命を担つた予算案は、すなわち日本の國民大衆の怨嗟の的である。最近、通信料金の値上げに対する反対の署名が二千五百万もあつて、三台のトラックでここへ運んできておる。この事実を見ただけでも、この予算がいかに大衆収奪であつて、大衆の恨みの的であるかということが、よくわかる。
○左藤義詮君 本日の石坂君の質問の趣旨は、政府は一度予算案は出したけれども、國会多数の意思で修正されたから從つたということを言つたが、併しそれは衆議院の多数であつても、参議院の多数ということは決つていない。
それならば、この度三千七百九十一円ペースを策定されて今後進んで行かれるといたしまして、又この予算案が一應通過いたしたといたしまして、恐らく全官公労働組合は五千二百ペースを堅持して譲らんで行くだろうと思います。そうすると、あとが相当長引くと思います。それならば若しこの組合側で三千七百九十一円を了承しなかつたならば、やはりその組合にはこの三千七百円は支拂わないという態度を採られるのかどうか。
議題は昭和二十三年度一般会計予算及び昭和二十三年度特別会計予算案であります。本日より本審議に入ります。尚この際申上げます。本日衆議院より送付されたる予算案は、すでに予備審査のため政府より提出せられておりました原案の一部に対して修正せられたるものであります。これより質疑に入ります。左藤義詮君。
○淺沼委員長 ほかに御意見ございませんか——なければ本予算案を認めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
このたびの予算案を通読いたしまして租税收入の全收入に対する割合は昨年に比し激増しておるのでありまして、昨年度総予算において六三・三%であつたものが本年度においては六五・九%である。しかも金額の面から見まするならば、昨年度の約二倍と相なつておるのであります。
教育予算案を委員会で作成しながら、これを知事の一般予算案との振合いを協議調節して一般予算の中に入れるということになれば、まつたく委員会独立の意義がないことになる、歳入権をもたない委員会の案は、必ず知事の作成した一般予算案の中の教育予算のすえ膳をそのまま是認せざるを得ない運命に陷ることが予想される。
○本間委員 そういたしますと、芦田内閣が少くとも現段階において、向う一箇年間の日本の政治を担当する内閣しとて、この予算案が最も適当である、そうしてこの予算案ならば議会においても、おそらく協賛を得て成立するであろう、こういう確信のもとに、私は提出されたものと思うのであります。ところがいよいよこれを提出してみますと、與党三派からただいま提出になりましたような修正を受けたのであります。
○本間委員 なるほどただいま芦田総理大臣の御言明のように、政府の提出いたしました法律案及び予算案に対しまして修正をすることは、これはあり得のであります。もちろん芦田総理の言われるように、國会は自由にこれを修正する権能をもつておるのでありますから、その点は國会の意思においてこれは自由にできるのであります。その点は私は一点の疑いを容れないのであります。
與党が、ただいま申し上げるごとく、内輪において修正を加えた本年度の予算案は、來る七月あるいは八月ごろの賃金ベースを中心にするところの予算のずれによつて起る予算執行に対する責任を負う意味において、追加予算を出すべき必要があると考えておるかどうか。あるいは近く臨時國会を開いて、さらにこの問題に対して政府として取組まなければならぬと思つておるのであるかどうか。
(拍手)また民主主義國の例をとつてお考えになれば、わが國と言わず、諸外國といわず、政府の提案した法律案並びに予算案を、國会においてこれを自由に修正することが、多年の慣例であります。この意味において、國会の多数の要望に副うて、もし修正する要望が多数であるならば、政府は何時でも喜んでこれに應ずることは、民主主義政治の原則を守るゆえんであると考えております。(拍手) 〔國務大臣北村徳太郎君登壇〕
これは要するに、政治家がつくつた予算案でなくて、官僚がつくつた予算案を、そのままもつてきておるという証拠であります。(拍手)民主党も社会党も、予算を組むだけの頭のない人間が多いからである。(拍手)その証拠には…… 〔「脱線するな」と呼び、その他発言する者あり〕
光眞君 中野 四郎君 榊原 亨君 林 百郎君 委員外の出席者 議 長 松岡 駒吉君 副 議 長 田中 萬逸君 議 員 中村元治郎君 事 務 総 長 大池 眞君 ————————————— 本日の会議に付した事件 裁判官彈劾法の一部を改正する法律案起草に関 する件 國会予算案補正
○淺沼委員長 次に委員会の閉会中の審査に関する件の要求が大分まいつておりますが、これはいろいろ出てくると思うのでありまして、取りまとめて閉会中の審議についてどうやるかということをあらためて御相談願いたいと思うのですが、そのほかに不当財産取引調査特別委員会の予算に関する件、國会職員、不当財産取引調査特別委員会事務局職員の履歴書に関する件、この二件はしばらく後回しにして、次に予算案の補正に関する件を議題
現在当初予算案におきましては二百七十億計上してあつたのでありますが、五十六億円程度の減少を來すということに相成ります。 その次の、鉄道運賃のズレは先程申上げた通りでありますが、通信料金も六月十五日と予定いたしておりましたが、これは七月の十日に実施を予定いたしております。この倍率は変りませんで、四倍であります。その結果十六億程度の減收を生ずるのであります。
○國務大臣(北村徳太郎君) 只今委員長よりお話がございましたように、予算案につきましては政府の提出が遅れました上に、期間がそのために迫りまして、いろいろ予備審査の上で御熱心な審査を頂いておつたのでありますが、與党の間で段々修正すべき点を見出しまして、遂に修正案を提出しなければならんことに相成りましたので、甚だ恐縮に存じまするが、修正案について御審議を煩わしたいと思うのであります。
予備審査のため審議を続けておりました予算案に対しまして、政府より修正案を御提出になることになりましたから、大藏大臣よりその御説明を願いたいと存じます。
そうしてなお政府は今回厖大な物價引上げに伴う予算案を提出しておるわけでありますが、そうするとなお一層インフレは高進していくということは事実であります。そうした場合において簡易保險に対する効果がすこぶる減殺されてくる。これは戰時中はもちろんでありますが、戰後におきましてもせつかく強制的にはいつた保險が受け取るときには無價値の金をもらう結果になる。
再修正されたところの予算案そのものの内容が、インフレ情勢を高進するところの要素が附加された形勢こそあれ、これが食いとめられるという形勢はない。
○河井彌八君 この前会期を延長するときの御相談で、先ず総予算案を完全に議決するために必要な期間を見積つてやる、六月の三十日までということに決めたと考えております。その他の法律案、それは予算案に関係のある法律もあります、重要な法律もあると思いますが、六月の十日以後に出たものは、必ず責任を持つて審査を終了することができるかどうか分らんといつたようなお含みがあつたと考えております。
明一日は各党の本予算案に対する態度を御協議願いますために休みまして、明後二日午前十一時より開会いたし、各党の討論採決を行いたいと存じます。 それでは本日はこれをもつて散会いたします。 午後七時三十八分散会
(拍手)予算案の審議が遲れましたところの根本的の理由は、政府の提案があまりにも漫々的なるところの遲延にあつたということは、何人もこれを認めざるを得ないと思うのである。(拍手)これが第一であります。
○議長(松岡駒吉君) 庄司一郎君より、昭和二十三年度予算案審議に関して議長にその促進方を要請する件について、議事進行に関する発言を求められております。これを許します。庄司一郎君。 〔庄司一郎君登壇〕
予算の点につきましても、昨年度は一億五、六千万円程度でございましたが、五箇年計画を実施するという見地に立ちまして、大覆六億五、六千万円の予算を今回の予算案にも計上しているような次第であります。これらの経費の内容を見てまいりますと、いろいろありますが、要するに五箇年計画をあらゆる方面から達成するように、その目的のもとに編成されたものでありますから、御了承願いたいと考えます。
その上に立つて、今日の予算案の修正を行わんという建前で臨んでおるような事情であります。それで、われわれの意見が、単なる勤労者だけに味方をするという考えをもつて論ぜられておるのではないかという考え方をもたれることは、きわめて迷惑な話でありまして、私といえども、単に勤労者のみがよければ、日本の再建ができる。復興ができるとは考えておりません。
○川島委員 今ちよつと聴き漏したのですが、かりにこの予算案が明日中に成立するということになれば、この予算によつて値上が実施されるまでには一週間かかるのですが、三日の日に成立すると、十日でなければ実施ができない、こういう形になるわけですね。