1969-06-05 第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第12号
○木内国務大臣 いまお示しの統計は、確かにそのとおりだと思います。この研究は基礎から応用から開発まで調和のとれたものでなければならぬし、しかも、それが有機的に緊密な関連をもって行なわれていかなければならぬことは、お説のとおりでございます。 そこで、政府におきましても、たとえば原子力関係の事業団等につきましては、一定の目標を定めて、それに対して詳細な計画を立てて、そうして基礎研究から応用研究、開発研究
○木内国務大臣 いまお示しの統計は、確かにそのとおりだと思います。この研究は基礎から応用から開発まで調和のとれたものでなければならぬし、しかも、それが有機的に緊密な関連をもって行なわれていかなければならぬことは、お説のとおりでございます。 そこで、政府におきましても、たとえば原子力関係の事業団等につきましては、一定の目標を定めて、それに対して詳細な計画を立てて、そうして基礎研究から応用研究、開発研究
○木内国務大臣 いまの御質問、先ほど私はちょっとそれに触れたと思うのですが、国民所得に対する当面の目標としては、科学技術会議などの御意見、正式なあれではありませんけれども、そういう御意見などがありまして、二・五%くらい、当面、四十五、六年ころにはその程度までひとつ持っていくようにいたしたい、こういう考えを持っております。 それから、政府の投資が諸外国に比べてわりあい少ない。これは確かにそのとおりだと
○木内国務大臣 石川委員のいまお触れになったことは非常に重要な問題で、私どもも日夜心を砕いておるところであります。御案内のように、わが国は明治百年のスタートにおいて非常におくれておったわけであります。おくれておりましたが、幸いにして、国民の努力、また研究心が旺盛でありましたので、諸外国の技術を導入し、これに自主開発を加えて今日の水準まで持ってきた。科学技術の水準としては、白書でも述べておりますように
○国務大臣(木内四郎君) お答え申し上げますが、法律に入れようが入れまいが、政府の態度というものは、総理大臣の声明のとおり、私のたびたびお答えしておりますように、きわめて明らかであります。私どもさように考えておったんですが、これを法律的に考えてみますと、この事業団法というものは、もともと一つの組織法なんです。そこで、むしろ政策などは、入れるとすれば基本法に入れるべき趣旨のものであろう、私は法律的にはさようだと
○国務大臣(木内四郎君) いまの御質問、ごもっともですが、この平和利用の問題につきましては、宇宙開発のいまの委員会の前に宇宙開発審議会というのがありまして、その答申によりましても、これはあくまで平和利用に徹すべきものであるという趣旨のことが述べてあります。そこで、またそれに基づきまして、われわれはあくまでも宇宙開発は平和目的に限るものと心得ております。総理大臣も、すでにたびたび国会においてその趣旨を
○国務大臣(木内四郎君) 宇宙開発事業団法案につきまして、その提案の理由及び要旨を御説明申し上げます。 宇宙開発は、通信、気象、航行、測地等の各分野におきまして国民生活に画期的な利益をもたらすとともに、関連する諸分野の科学技術の水準を向上させ、新技術の開発を推進する原動力となるものであります。 先進諸国におきましては、この宇宙開発の重要性に着目いたしまして、開発体制を整備し、具体的な開発目標を定
○国務大臣(木内四郎君) 森委員のおっしゃること、確かに一面の真理はあると思うのですが、御案内のように、わが国の宇宙開発関係の仕事は各省庁にまたがっております。これを何とかして一元化して行なっていかなければならぬだろう、こういうことはみな考えたのです。そこで、私どもといたしましては、この際これが一元化の方向に歩んでいき得るような形にこの法律ができているわけです。きょう一どきにこれをやるわけにはいかぬけれども
○国務大臣(木内四郎君) 先ほど申しましたように、宇宙開発は非常に急速に進展をいたしておるわけでございます。そこで、私どものほうでは、宇宙開発委員会、これは宇宙開発審議会に次いでのものですけれども、宇宙開発委員会においてやってもらっておりますることは、今後十年間の先を展望しまして——もっと先まで見ればいいんですけれども、そう先のことは、これはちょっとわかりかねるので、十年間を展望して、今後五カ年間にどういうことをやったらいいか
○国務大臣(木内四郎君) 御案内のように、宇宙開発は非常に急速に発展をしてきました今日の段階において、明日を予測し得ないような急速な発展を示しておりますので、今回の事業団も、少し名前は大きいようでありますけれども、「宇宙開発事業団」、こういうことにしたわけです。いまお話のように、こまかに規定するということも、これは一つの考え方ですけれども、無限に発展していく宇宙開発を、法律によって発展を閉ざすということは
○木内国務大臣 いまお話しの点、まことにごもっともでありまして、そのために、私どもも今度は事業団という一つの箱をつくりまして、そして、それに順次他の部門も入ってくることができるようにという仕組みになっておるわけです。法律の規定をごらんになればおわかりのように、そういう規定になっておりまして、郵政省で担当しておる電波監理局がまずそこへ入ってきていただく。そのほかのものも順次入ってきていただくような仕組
○木内国務大臣 この点につきましても、実は昨日申し上げたのですが、この事業は、初めから利潤を生むというようなことは考えられないわけなんですね。そこで、当面は、国の資金によって、国の出資によってこれをまかなっていく。しかし、業界においてこの事業に対して、そろばんはとれないにしても協賛的な意味において出資をしてくれる人があるならば、これは喜んでひとつ受け入れよう、こういうことで経団連その他にも話しているわけでありまして
○木内国務大臣 先般来たびたび御質問がありまして、お答えもいたしましたように、私どもといたしましては、この事業団の組織法たる性質にかんがみまして、事業団法自体には平和の目的ということばを入れなくても、すでに宇宙開発審議会の第一号答申にもその趣旨が明らかになっておりまするし、また、総理大臣がたびたび繰り返しております。ことに本案の本会議における質疑に対して明らかに答弁をいたしております。また、私自身もこの
○木内国務大臣 いまお話しの点、まことにごもっともな点があるのでありますが、この民間からの出資は協賛的なものでありまして、きわめて少額の出資しか私どもは期待できないと思っているのですが、これはいま経団連などにも話をいたしまして、できるだけまとめてもらうように話をしているわけです。繰り返して申しますが、ごくノミナルな金額しか私どもはこの際には期待いたしておらないわけでございます。
○木内国務大臣 お答えいたします。 宇宙開発委員会設置法案のときに、いまお示しのような附帯決議がついていることはよく承知いたしておるのでありますが、この点につきましては、私どもの承知しておりますところによりますと、各党間におきましてこの基本法の問題についていろいろ御相談になっているようでありまして、そのお話がまとまれば、それの趣旨に沿って私どものほうはやっていきたい。もちろん、これに対しては、われわれのほうとしても
○木内国務大臣 お答え申し上げます。 いろいろ御配慮願っておること、まことに感謝にたえないのでありますが、この事業団は、御案内のように、また、説明でも申し上げておりますように、官、学、民の総力を結集して、有能な人々を集めて、そして有能なトップマネージメントを構成して、それによってこの目的を達成していこう、こういう趣旨でつくるわけなんです。 そこで、しからば、それに対してすでに腹案があるかと申しますと
○木内国務大臣 この問題は、あるいは山縣先生から御説明願ったほうがいいかと思うのですが、私も、この事業団ができる以上は、来年ばかりではなくて、この一両年が非常に大事なところだと思っておるのです。そこで、もちろん非常に困難もあるでしょう。それにつきましては、いまアメリカのほうともいろいろ技術の点について相談しています。こちらのほうで導入する技術ですね、そういうものも相談している最中でありますので、自主開発
○木内国務大臣 三木委員のおっしゃること、一々ごもっともだと私は思います。といって、私は別に、この老骨でいまさらあとにどうとかいうようなことは、迷惑は毛頭考えない。そういうところは合理的に申し上げるつもりなんですけれども、確かにお話しのとおりだと思うのですけれども、行政整理とか簡素化ということは非常にむずかしいのですね。私自身も画一的にやることはいかぬということは常に唱えておるのです。いまお話になったこと
○木内国務大臣 宇宙開発の委員会には山縣先生はじめ非常なお骨折りを願っておりまして、また、今後におきましても、いろいろこれからお願いしなくちゃならぬと思っております。したがいまして、できるだけこれを強化していかなくちゃならぬ、常勤制にしたりして大いに強化していかなくちゃならぬと思っておりまするし、また、昨年この宇宙開発委員会をお認め願う際の附帯決議としてお出し願っておることもよく承知しておるわけであります
○木内国務大臣 何か私の解釈しているところとちょっと違うようですけれども、私のほうから別にこれを提案しているというわけじゃありません。しかし私の考えは、特にそこへ入れなくてもいいというふうに考えておるのですけれども、とにかく私の申し上げたようなことにもかかわらず、こういうふうなことのほうが、立法権者である委員の方々多数がこれは入れたほうがいいという御意見であるなら、これはわれわれとしても、またいま一度考
○木内国務大臣 その理由は、いま申し上げましたように、これはむしろそういう政策の問題は、さっき政府委員がお答えしましたように、むしろ基本法の問題として考えるほうが、立法論的には正しいのじゃないか、私はかように考えておるわけです。
○木内国務大臣 御質問の点、ごもっともな点もないではないのでありますが、ただいま政府委員のほうから御答弁いたしましたように、これは政策の問題でありまして、この問題は宇宙開発審議会の基本原則にも示されておりますし、総理大臣もこの政策をはっきり宣明しているわけです。それからまた、科学技術庁長官として私もそれを明らかにいたしております。立法論的に申し上げますと、この事業団法はむしろ事業団の組織あるいは事業
○木内国務大臣 御案内のように、今度の事業は、多額の資金を要する国家的の大事業でありまして、これを短期間に遂行しなくてはならぬ非常に困難な事業だと思う。したがいまして、政界、財界、学界、各方面の協力を得て、十分にこれを遂行していき得るような機構をこしらえなければならぬと思うのです。したがいまして、中には役人の経験のある人のその役人の経験を利用することも必要な場合があるのでありまして、必ずしもこれを絶対
○木内国務大臣 近江委員のいまの御心配もまことにごもっともですが、私どもは、この事業を遂行する幹部、すなわちトップマネージメントに当たる人々の選考にあたっては、十分に気をつけてまいりたい。いま政府委員から御説明申し上げましたように、事業経営あるいは計画の管理、そういう能力の十分にある人、そうして、この国家的事業を遂行するに足る、十分なトップマネージメントを確立し得る人々を任命いたしたい。ことに理事長
○木内国務大臣 いま近江委員からのお話、まことにごもっともですし、これから事業団の運営については十分注意していかなければならぬと思っております。そういう点は私どものほうでも監督を厳重にしまして間違いのないようにいたしたい、かように思っております。
○木内国務大臣 いろいろな人災が連続して発生しまして、私ども非常に遺憾に思っております。ところで、いまお話のありましたところを伺っただけでも、あるいは建設省、あるいは通産省、あるいは文部省、また原子力関係、そのほかにも交通事故関係なんというのは頻発しておるわけであります。ところが、それに対して、しからば科学技術庁として科学的にこれをどうしたらいいかというお話であろうと思うのですが、いまここで関係各省
○木内国務大臣 まことにごもっともな話でありまして、その点につきましては、先ほどもお答えいたしましたように、原子力委員会においても、ただいませっかく検討中でありまするので、それとよく相談しまして、お話しのように、通産省だけにまかせておくということでなしに、政府として適当な施策を講ずるようにいたしたいと思います。
○木内国務大臣 石川委員からきわめて重要な問題について御質問がありました。私どもも実はこの問題は日夜心を砕いておる重要な問題です。 そこで、いままでのことはよく御案内のところでありますが、私どものほうとしては、エネルギー調査会の報告、あるいは原子力委員会の核燃料懇談会の報告などによりまして、民間を中心として長期の契約、あるいはまた短期の契約によって入手する。そのほかに、さらに共同の開発の方途を講じていく
○国務大臣(木内四郎君) いろいろ、平和利用と公開のことについて御心配のようでございますが、御案内のように、原子力基本法第二条によりまして、あくまで平和利用に限るとはっきりなっております。そこで、今後科学技術が非常に進歩してきて、いろいろな技術を日本も身につけることになるかもしれません。しかし、いろいろな技術は開発されましても、われわれは原子力の利用はあくまで平和目的に限る、こういうことでやっておるのでありますし
○国務大臣(木内四郎君) ただいまお述べになった御意見、まことにごもっともでありまして、それは私ども先ほどから申しましたように、平素から考えている考え方に全く合致しておると思います。しかし、現在の段階におきましては、法律を改正しなくても、幾らもそういうことはできると思います。まあ法律を改正する必要があればもちろん改正しますけれども、しなくても十分地方の人々に参加してもらって、そして理解してもらって、
○国務大臣(木内四郎君) 私は、先般来、原子炉の設置について、安全第一でなくちゃならぬということを繰り返して申し上げておるつもりなんですが、その安全第一も、この原子力委員会のきめた基準等に従って科学的にこれは十分に安全だということはもちろん必要ですけれども、それだけではいかぬ。やはり社会的に、その周辺の環境の人たちが、その住民の人たちが十分理解し、納得して、安心していられるような体制にしなくちゃならぬ
○国務大臣(木内四郎君) 先ほど来、森委員から安全管理についておっしゃっていること、まことにごもっともだと思います。 ところで、安全管理につきましては、もうすでに御案内のとおり、あるいは原子力局長から御説明申し上げましたように、放射能及び放射性物質の管理に関しまして、原子力委員会におきましても厳重な基準をきめて、それを織り込んだ管理規程、あるいは管理規則その他のものがあるわけでございます。ところで
○国務大臣(木内四郎君) 宇宙開発事業団法案につきまして、その提案の理由及び要旨を御説明申し上げたいと思います。 宇宙開発は、通信、気象、航行、測地等の各分野におきまして国民生活に画期的な利益をもたらすとともに、関連する諸分野の科学技術の水準を向上させ、新技術の開発を推進する原動力となるものであります。 先進諸国におきましては、この宇宙開発の重要性に着目いたしまして、開発体制を整備し、具体的な開発目標
○木内国務大臣 いま近江委員の御説、まことにごもっともでありまして、科学技術庁におきましては、もちろん宇宙開発委員会と協力いたしておりますので、積極的に、先ほど申しましたような問題に取り組んでおりまして、そして、承るところによると、こちらの委員会におかれましてもいろいろ御意見の交換などをしておられるそうでありますが、そういうことに対して積極的に私どもも御協力を申し上げて、なるべくすみやかにこの基本法
○木内国務大臣 ごもっともな話でございまして、宇宙開発委員会におきましては、宇宙開発の基本的な態度、この問題につきましてはすでに三十七年に宇宙開発委員会の前の宇宙開発審議会におきまして、平和目的に限る、これは民主的にやらなければならぬ、こういうような基本的の方針を宇宙開発審議会がすでに総理大臣に答えております。その方針によることはもちろん、そういうことを含みまして、平和利用その他を含んだ基本的な姿勢
○木内国務大臣 お話しのように、宇宙開発基本法は宇宙開発の基本になるものでありますし、なるべくすみやかにこれを提出、制定すべきだという御意見は、先般、宇宙開発委員会の設置法御審議の際にもいろいろ出ておりました。また、こういう御意見が出なくても、まことにごもっともなことだと思うのですが、この宇宙開発の問題は、御案内のように、最近は非常に急速に発展してきております。その宇宙開発の範囲あるいは分野というものも
○木内国務大臣 多少間違って新聞などに報じられたようでありますが、私は別に新たなる機関を設けるということを申したわけではないのでありまして、この間、再処理工場の設置の安全審査の専門部会が原子力委員会の中にありまして、それから報告が出たことは御案内のとおりだと思います。その中に、海域に対する影響という項の下に、周辺の環境におけるところの監視の結果を公正に評価し得るような権威ある中央機構を考えることが必要
○木内国務大臣 原子炉の安全管理の問題について、近江委員にいろいろ前の質問に関連して御心配をかけまして、まことに恐縮しております。 ところで、原子炉の設定にあたりましては、すでに御案内だと思うのですけれども、これを設置する場合には、総理大臣の許可が要ることは御案内のとおりです。許可するにあたりましては、その前に安全専門審査会の厳重な審査をするわけですね。それからまた、あとにおきましてもあるいは設計
○木内国務大臣 放射能管理の非常に大事なことは、近江委員のおっしゃるとおりでありまして、私も、この点については、特に今後のわが国の原子力産業の発展のために安全第一、しかも、科学的だけでなく、一般の人の安心ができるようなふうにこれをやっていかなければならぬということは、かねがね申し上げておったところなんです。いまお話しのこの事故というものは、実は法定の報告事項でもありませんでした関係上、そういう関係もありまして
○国務大臣(木内四郎君) いまいろいろ伺いましたが、ごもっともな点もあるのですが、中部電力が浜岡へ設置しようとしてあそこの土地を選んだにつきましては、さっき局長からお話ししましたように、この原子力委員会においてきめました立地の条件に、それに大体合うと見てそういう計画を立てていると思うのですが、それが出てきました場合にこれを許可するかどうかという場合には、単に原子炉だけではありません。原子炉の安全性だけではありませんで
○国務大臣(木内四郎君) 御案内のように、電力事業は火力発電も水力発電も、あるいは原子力の発電にしましても、通産省において電力行政を担当いたしておりまするので、通産省の所管でありまして、私からお答えするのはいかがと思うのでありますが、通産省におきましては、やはり立地条件等についても相当の予算を計上して調査をしておるようでありますが、電力事業は御案内のようにわが国においては、先生と多少意見が違うかもしれないですけれども
○国務大臣(木内四郎君) 浜岡に中部電力が発電所を設けるということは新聞等では承知しておりまするけれども、実は私どもに正式に来ておらないのです。御案内のように、原子炉を設置する場合には総理大臣の許可が必要だということになっておりまして、その許可の申請が出てまいりますれば、それによって安全性の審査その他を十分にした上で許可をするということになっておりますが、まだ許可の申請は参っておりません。
○国務大臣(木内四郎君) いまいろいろお話がありました。まあ世界各国の情勢を聞きましても、宇宙開発というものは、先端的技術を結集して、各国とも総力を結集してやっておるわけであります。したがいまして、宇宙開発に関係しない会社というものは技術的に非常におくれておるということを言われておるくらいなんです。それほどこの宇宙開発の水準というものはわが国の科学技術の水準を著しく向上する効果があると思います。したがいまして
○国務大臣(木内四郎君) いまいろいろお話がありましたけれども、そういう事実もいろいろ事実はあったでしょうけれども、それはすでに四十三年度の予算の要求の際にもこの事業団という構想は出してあった。しかし、私が科学技術庁長官を引き受けまして、この宇宙開発に関する予算をずっとながめますと、どうしてもこれはやはりできるだけ一元化の方向へ持っていかなければならぬということで強く要請しまして、そうして、ようやくのことにこれがまあ
○国務大臣(木内四郎君) お答えいたしたいと思うのですが、実は御案内だと思うのですけれども、宇宙開発事業団の構想は科学技術庁としては持っておったのです。これはなかなか行政簡素化の要請とかいろいろなことがありまして、最後の段階まで閣議の承認を得ることが困難だったのですが、予算の決定が済んだ最後の閣議において、私がどうしてもこの内外の情勢にかんがみて、この際、宇宙開発事業団というものをつくって、国の総力
○国務大臣(木内四郎君) 先ほど来申し上げておりまするように、最近の海洋開発は非常に進歩した技術の粋を集めまして、最近の進歩した海洋工学を駆使してやらなきゃならぬ。ところが、わが国は遺憾ながらそういう面においてだいぶ立ちおくれておる、これは否定できません。そこで、いまお話しのように、三十一億じゃ少ないじゃないかというお話しですけれども、これは前年に比べますと八九%ふえております。ほかの国費全般が一五
○国務大臣(木内四郎君) 燃料政策につきましては、いま通産大臣からいろいろお述べになったとおりでありますが、このわが国の周辺の海底に石油資源あるいは天然ガス、そういうものが豊富にあるだろうということはみな言われておるのですけれども、とにかくあるだろうということでありまして、やってみなければ実はわからないわけです。それより海底のことでありますので、陸上においてやるようなわけにはいきません。作業員の安全性
○国務大臣(木内四郎君) この大陸だな条約に加盟するかどうかということは、ただいま外務大臣あるいは農林大臣からいろいろとお話がありましたように、鉱物資源、生物資源等の開発にきわめて重大な関係がありまするので、これは科学技術の進歩発展、あるいは国際情勢等をにらみ合わせまして慎重に検討すべき問題だと思うのですが、政府の方針としては、先ほど外務大臣が申し上げておるとおりでございます。ところで、この機会に一言申
○木内国務大臣 ただいまお話しのとおり、どうもこの国会には間に合いかねるのじゃないか、かように考えております。基本法の場合には問に合いかねる、かように考えております。
○木内国務大臣 齋藤先生のお話まことにごもっともでございます。私どももその点に着目いたしておるのですが、いま宇宙開発委員会におきましては、せっかく御研究になっていただいております。そこで、この四、五月ごろには答申を得られる、かように私どもは感じておるわけであります。
○木内国務大臣 齋藤先生からたいへん重要な課題について御質問がありました。私ども激励していただきまして、まことにありがたい次第でありますが、お話しのように、確かにわが国の宇宙開発それ自体が非常におくれておることは事実だろうと思います。また、この計画につきましても、ややおくれておる、そういう目標の設定等についてもおくれておる。と申しますのは、何ぶんにも宇宙開発は、こちらのほうはおくれておりますけれども
○木内国務大臣 いろいろ質疑応答がありまして、大体おわかりになったと思うのですが、原子力基本法には明らかに、いまお話しになったように、開発の成果を公開するというふうに書いてあります。もちろん、これはいまお話しになったように、原子力については非常に大事だから、一番先にこの規定を置かれたことだと思うのですが、これはもちろん宇宙開発その他にも当然適用されるものだと思うのですけれども、この公開の原則というのは
○木内国務大臣 これはむしろ私のお答えする問題でないと思うのですけれども、いま国連局長の言いましたように、内容によっては当然国会の承認を得なければならないと思います。
○木内国務大臣 宇宙開発事業団法案につきまして、その提案の理由及び要旨を御説明申し上げます。 宇宙開発は、通信、気象、航行、測地等の各分野において国民生活に画期的な利益をもたらすとともに、関連する諸分野の科学技術の水準を向上させ、新技術の開発を推進する原動力となるものであります。 先進諸国におきましては、この宇宙開発の重要性に着目いたしまして、開発体制を整備し、具体的な開発目標を定め、国家的事業
○国務大臣(木内四郎君) 非常に御心配願って、まことにありがたいのですが、この高速増殖炉は、当初の計画で、十年間に二千億ということに、あるいはそれ以上ふえるかもしれませんが、まあそういうことで計画を立てております。平均すれば一年に二百億円ということになるかもしれませんけれども、スタートのときに、まだ整わないのに、いきなり平均の金額をあげるということは実態に合っていない。そこで先ほど申しましたように六十八億円
○国務大臣(木内四郎君) 金額もちょっと触れないと、十分であるかどうかという実感がこないと思います。そのことを申し上げておきますが、昭和四十四年度におきましては、動力炉・核燃料開発事業団の動力炉部門の予算といたしましては、百四十四億円という現金の予算ですが、そのほかにちょっと例外的に多い国庫債務負担行為、二百二十四億円という債務負担行為を伴っております。ですから金額からいえば相当膨大なものであると思
○国務大臣(木内四郎君) お答えいたします。 いまお話がありましたように、高速増殖炉は夢の動力炉といわれており、将来非常に有望なものであることは、いまお話のとおりでございますが、これに対する昭和四十四年度の予算は一体どのくらいになっておるかという御質問でありまするので……。