1972-05-10 第68回国会 参議院 本会議 第13号
○国務大臣(木内四郎君) 中尾さんの御質問にお答えいたしますが、実は、中尾さんから先般決算委員会で二時間半にもわたりまして、このNロケットの問題について詳細御質疑がありまして、お答えしてありましたので、十分御了解願っておると思っておったんですが、ただいまNロケットの問題について非常に疑惑があるという御発言でありまして、私も実は驚いておるのですが、せっかくの御質問でありますので、概略重ねてお答えいたしたいと
○国務大臣(木内四郎君) 中尾さんの御質問にお答えいたしますが、実は、中尾さんから先般決算委員会で二時間半にもわたりまして、このNロケットの問題について詳細御質疑がありまして、お答えしてありましたので、十分御了解願っておると思っておったんですが、ただいまNロケットの問題について非常に疑惑があるという御発言でありまして、私も実は驚いておるのですが、せっかくの御質問でありますので、概略重ねてお答えいたしたいと
○木内国務大臣 いまいろいろ御指摘になりましたけれども、私は、あるいは報告はアメリカに比べて簡単な点はあるかもしれませんけれども、私のほうで委嘱している安全審査の専門委員会の方々、きわめて詳細に検討されて、内外のいろいろな研究の結果などに照らしまして安全だという結論を下しておられるものと思っておるのですが、その資料の点について不備な点があるとかなんとかいうことは、いま御指摘がありましたが、私はよくわかりませんけれども
○木内国務大臣 いまの具体的のことは私はよくわかりませんけれども、労働組合から申し出られたことでも、いいことは当然管理者が実行すべきだ。私は当然管理者というものはそういう注意を払っておるというふうに考えております。
○木内国務大臣 いまいろいろ御指摘になりました。私ども非常に困ったことだと思っております。私考えますのに、原子力の研究所の構内ですから間違いないだろうというふうに、研究者の方々、職員の人々は、ことばは適当でないかもしらぬが、人がよ過ぎたのですね。だれもそんなものにさわる者はないだろう、こんな危険なものにさわる者はないだろう、この構内にあるものはみな危険なものであるからと、自分を標準にして考えておったのが
○国務大臣(木内四郎君) いまお話しの温排水の問題、これはひとり原子力発電だけの問題ではありませんけれども、発電所から出る温排水の問題、この影響の問題は、マイナスの面もあると同時にプラスの面もある。そこで、私どものほうとしましても、その問題につきましては詳細にいま研究を進めておるわけです。これは地形によりましても違いますし、波の状態によっても違いまするし、あるいはまた風向きによっても違う。まあ、いろいろ
○国務大臣(木内四郎君) いまの御意見ごもっともな点があるんですが、これはアメリカなどのような広大な国と日本とはいろいろまた違う事情もありまするけれども、いま原子力局長からもるる御説明申し上げましたように、これにつきましては、国際的に一定の基準があるものですから、その基準よりもさらに十分の一とか、あるいはそれ以上の低いところに非常にきびしくこれを取り締まっておりまするので、原子力法におきますところの
○国務大臣(木内四郎君) いま塩出委員からの御意見、まことにごもっともでありまして、私どもは、この原子力発電が非常な勢いでふえてきているというこの事態に対処しまして、原子力発電というのは、いまもお話がありましたように、何としてもこれから非常にふやしていかなければならない情勢になっておるし、また、非常に役に立つ大事なエネルギー源だと思うんです。それとともに、やはり安全性というのは、いまの御意見のように
○国務大臣(木内四郎君) いまお話のアクリル系の合成繊維の原料をつくる、ちょっと舌の回らないようなアクリロニトリルですが、それをつくる際の過程において使う触媒は、いまお話のように劣化ウランを含んで、非常に低い濃度のものではありまするけれども、放射物質を含んでおりまするので、その取り扱いにつきましては、規制法の示すところによりまして、当分の間、工場内に安全に管理するようにということを各社に指示しまして
○木内国務大臣 この問題もなかなか大事な問題だと思うのです。いろいろ御心配願っておりますが、もちろん、ウラン濃縮の技術が進んでいく、そういう段階になりますれば、これは科学的には軍事利用のほうに、原子爆弾のほうに使っていくということも可能である。これは明らかなんですけれども、わが国におきましては、御案内のように原子力の基本法によって平和利用に限る、しかも自主、民主、公開、こういう原則でやっていることは
○木内国務大臣 いまお話しの問題は、お話しのようにたいへん大きな問題でありますが、今日の段階、これからまた将来の原子力発電の規模の拡大していくことにかんがみまして、研究しなければならぬ重大な問題だと思っております。 そこで、この問題はひとり原子力発電だけでなく、火力のほうのこともいろいろありまするので、環境庁のほうでこの点を非常に心配しておるわけです。私どものほうとも力を合わせてやっておるのですが
○木内国務大臣 当委員会におかれまして、かつて原子力委員会を設ける際の法律あるいは安全専門審査会の規定を置くような場合におきまして、いろいろ御意見がありまして、この安全専門審査会の構成には大いに気をつけるように、そうしてそれの結果というものはこれを尊重するように、こういうようなお話がありまして、そこでそれはあるまでもなく、この問題は非常に重大な問題であると思うのであります。ことに独立性を持たせる、先
○木内国務大臣 いまの濃縮の計画については、局長から申し上げたとおりですけれども、この日豪の協定を結びました趣旨は、やはりわが国のウランの供給源の拡大ということにねらいがあるのは当然でありまして、そういう意味からいいますと、それは同時にさらに濃縮にも関係してまいるわけですし、しかし、濃縮だけでなく、そのもとの原鉱をやはり確保しておくことが必要だ、そういうことで日豪の協定が結ばれたのでありますが、これから
○木内国務大臣 このウラン資源の確保につきましては、石川委員におかれましてはかねがね非常にこれを重大視されまして、私ども政府当局に対して御鞭撻また激励をいただいておりまして常に感謝しておりますが、いろいろ今日までお話を伺った御趣意に従って、いま私どもの局長から申し上げましたように、豪州、これにもウラン資源の供給源をひとつ確保するその第一歩を踏み出しておるわけですが、それからいまお話し申し上げましたように
○木内国務大臣 政府は、いま委員長からお話がありましたように、オーストラリア連邦政府及びフランス共和国政府との間に、原子力の平和的利用に関する協力のための協定を締結するため、かねてから交渉を行なってまいった結果、原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とオーストラリア連邦政府との間の協定につきましては、昭和四十七年二月二十一日に、また、原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とフランス
○木内国務大臣 いま近江委員のおっしゃったこと、まことにごもっとものことでございます。そこで、先ほども私は申しましたように、これはやはりみな力を合わせてやっていかなければならぬというので——私はさっき長々と申し上げたので、ちょっと御注意を受けて長くしゃべるなということでありますから、あまり申し上げませんけれども、みな相談して基礎研究をしなければならない。とにかく残念なことでありまするけれども資料がなかったのですね
○木内国務大臣 お答えします。 わが国の研究費が足らないことは先ほど来お話しになったとおりであります。実は、本日の閣議におきまして科学技術白書を提出したのですけれども、それの説明として、私は、特にわが国の研究投資が非常に少ない、幸いに本年はGNPの二・〇二%まできたけれども、これをもって決して安心するわけにはいかない、一兆一千九百億台になったのですけれども、それだけで満足するわけにはいかない、さらにこれをふやしていかなければならぬばかりでなく
○木内国務大臣 浜田委員に申し上げたいと思います。 いろいろ御心配をかけましてまことに恐縮でございます。実はこの点について五分ばかり時間を拝借して申し上げたいと思うのですが、このPCBが問題になりましたのは、御案内のようにカネミ油の中に熱媒体に使っておったものが流れて入った。しかも濃度の高いものが短時間に人体に入った。そこでここに急性の汚染を生じたわけであります。ところがこの急性の汚染あるいは亜急性
○国務大臣(木内四郎君) お答えいたします。 先ほど調整局長からお答えいたしましたように、PCBの問題は、去年のちょうどいまごろ、関係各省に集まっていただいて、その問題を相談をいたしたんです。ところで、このPCBの問題につきましては、どうもカネミ油の事件のときは急性の強度のものでありましたからすぐにわかったんですけれども、一般のものになりますというと、比較的一般に流れておるのは濃度が薄い。それにDDT
○国務大臣(木内四郎君) 温排水の問題、いろいろ御心配になっておる、まことにごもっともであります。この点につきましては、すでに御案内だと思うのですが、イギリスからもこの専門家が参っておりまして、イギリスは大体海のほうへ向けてやっておるものですから、温排水は自分のほうじゃ問題にならないと、こういうことで、イギリスの専門家が、原産の会議でも、あるいは座談会その他でも、述べておることは御案内のとおりだと思
○国務大臣(木内四郎君) 原子力委員会におきましても、諸般の事情について最善の努力をしておるつもりですけれども、人間のやることですから、あるいは御指摘のように、足らぬ点もあるかもしれませんが、そういう点はいろいろ御注意を賜わって、そういうことによりまして今後できるだけの努力をさらに続けてまいりたいと、かように思います。
○国務大臣(木内四郎君) 私は、かねがね申し上げておることですが、原子力平和利用、これは非常に大事なことでありますが、それについては何としても安全ということを第一にしていかなければならぬ。それも、科学的のことは、いま原子力局長からるる御説明申し上げましたように、最善の努力をしてやっておるつもりであります。それに対して、科学的のことだけではいかぬ、やはり私は、社会的ということばを使っていいか悪いか知りませんが
○木内国務大臣 関係各省とは、いまお話しのように十分連絡をとっております。 ただ、私はこの機会に申し上げておきたいのは、さっきも抽象的には申し上げましたが、わが国が非常におくれておるのは追いつけ追い越せで——追い越せまでいきませんけれども、何とかして追いつきたいという努力をしておるのですが、御案内のように、四十四年に計画を立てました。もちろん、その当時はアメリカの開発が非常に進んでおる。そこで、刻々
○木内国務大臣 いま御心配願ってたいへんありがたいのですけれども、わが国は、御案内のように、非常にこの開発がおくれておりまして、今日まで、東大のほうで打ち上げました「おおすみ」とか、あるいは「しんせい一号」というようなものがありますが、それは六号まで打ち上げるつもりです。これはもちろん小さいものですが、宇宙開発事業団のほうでは、いまよく御案内のように、Nロケットによって五十年と五十二年にひとつ打ち上
○木内国務大臣 いま、なるべく簡単にというようなお話ですから、前置きやその他を略しまして、Nロケットによる宇宙開発事業団の打ち上げ計画は、五十一年までに実験衛星を一号打ち上げていく、それから五十二年までには、実験用静止衛星を打ち上げる計画、これはそれまでに確実に上がっていくもの、かように私は確信いたしております。
○国務大臣(木内四郎君) いまの交換公文は、実は、私が前回科学技術庁長官時代にそこまでようやくこぎつけたわけですが、これはよけいなことですけれども、アメリカはそれだけのものさえヨーロッパの諸国には――ヨーロッパの諸国が希望しておるのだけれども、ヨーロッパの諸国にはそれだけのことも約束しないそうです。ですから、その交換公文は実質において非常によかったと思うのですが、それについても、アメリカが向こうから
○国務大臣(木内四郎君) ただいまの御質問、まことにごもっともであります。しかし、その点につきましては、私、実は先ほどざっくばらんに申し上げたんです。わが国の宇宙開発の面は非常におくれているんです。これは否定することのできない事実なんです。にもかかわらず、わが国におきましても、宇宙開発の問題と取り組んで、何とかして追いついていきたいというので努力をしているんであります。しかし、一方において、ユーザー
○国務大臣(木内四郎君) 先ほど来いろいる御質問がありました宇宙開発が非常におくれておるじゃないかという御意見、非常に御心配の様子、まことにありがたい次第でございます。 ざっくばらんに私はこの宇宙開発の問題について一言、二言申し上げておきたいのは、第一に、わが国の宇宙開発は他の先進諸国に比べまして非常におくれておる、ことにアメリカに比べて非常におくれておることは、否定することのできない事実でありまして
○国務大臣(木内四郎君) この問題は、科学技術庁として、まことに申しわけなかったのですが、この計算などについてはまあ精密にやったでしょう。しかし、私はこの前も申し上げたと思うのですが、そのとき最後の瞬間の注意力に足らなかった点があるんだと、私はこう認めてきた、現地を見てきまして。それはなぜかというと、私は現地を見たんですが、非常ながけになっている。そのそばまで行っていたんです。科学者というのは、まあなるべく
○国務大臣(木内四郎君) いまの御意見は、かねがね、たびたび伺っておりますが、私は前から申し上げましたように、原子炉の安全性ということは何にも増して優先して、まず考えなければならぬ、かように考えております。しからばその方法はどうかといえば、まず科学的に安全性を研究する。その科学的の安全性を確保しただけでは、しかし、足りない。さらに、いま有澤先生からもお話がありましたように、地域住民の理解と協力を得るのでなければ
○国務大臣(木内四郎君) 第六十八回国会にあたり、科学技術庁長官としての所信を述べさせていただきます。 戦後の四半世紀を通じて、わが国は目ざましい経済成長と、これによる豊かな国民生活の実現につとめてまいりましたが、その原動力として科学技術が大きな役割りを果たしてきたことは申すまでもないところであります。 科学技術の発展は、経済社会構造の高度化の基本的条件であるとともに、環境を保全しつつ未知の領域
○木内国務大臣 いま御引用になった原子力局長の説明は、おそらくこういう趣旨だと思うのです。この原子力の平和利用につきましては、何としても安全性の確保ということが第一だ。それについては今日まで、あるいは原子力規制法あるいは放射能障害防止法、そういうものによりまして詳細な検討を加えて、まず認可をする前に原子炉の安全性について詳細に安全専門審査会で審査してもらう。また、いよいよ工場をつくる場合には設計をする
○木内国務大臣 いまお話しになったような点はもちろんありまするけれども、諸先生方はそういう点も十分に考慮されて、今度は、この場合には十分に安全を確保することができるという答申をされたものと私は信じております。ことにいまお話がありましたけれども、アメリカにおきましてはすでにこの程度の大きさのもの二十基、近くこれを稼働するということにもなっておるというふうに私は聞いております。 なお、この詳細なことにつきましてもし
○木内国務大臣 いまお話しの問題は非常に大事な問題だと思うのです。原子力の平和利用が非常に進んでまいりまして、そこでこれに伴って安全管理の問題というものは、私は、何としても最も優先してわれわれが考えなければならぬ問題だと思うのです。そこで原子力委員会におきましては、いまお話しの安全専門審査会に検討願って、そして諸先生方が、あるいはアメリカに行かれたり、いろいろな研究をされました結果、この三月六日に、
○木内国務大臣 この発電所の設置につきましては、私は、いまに始まったことではありません、もう今度大臣になる前からいつも言っているのですが、まず安全性が第一だ。そのためには科学的にまずこれを検討しなければならない。これは科学技術庁として当然だと思うのですが、そこで、まず第一に科学的に安全性を確認をする。しかし、それだけでは足らぬということを私はいつも言っているのです。やはり地域住民の理解と協力を得なければうまく
○木内国務大臣 この問題につきましては、堂森委員にかねていろいろ御心配をかけておるようであります。 いまお話がありましたが、私は、原子炉安全専門審査会の報告を受けたばかりでありまして、この報告につきましては、今後原子力委員会において慎重に検討して、そしてその上でこの問題をきめようと思っておりまして、そういうことの手続を経ないでいきなり私が独裁的にきめるというようなことは考えておりません。その点は御安心
○木内国務大臣 第六十八回国会にあたりまして、科学技術庁長官としての所信を述べさせていただきます。 戦後の四半世紀を通じて、わが国はめざましい経済成長とこれによる豊かな国民生活の実現につとめてまいりましたが、その原動力として科学技術が大きな役割りを果たしてきましたことは申すまでもないところであります。 科学技術の発展は、経済社会構造の高度化の基本的条件であるとともに、環境を保全しつつ未知の領域を
○木内四郎君 お許しを得まして、一言お礼のことばを申し述べさしていただきたいと思います。 このたび、私は、永年在勤のゆえをもちまして、院議をもって、ただいま御丁重なる表彰を賜わりました。また、平井先生から御懇篤なるおことばをちょうだいいたしまして、まことにありがとうございました。この光栄に対しまして、つつしんで厚くお礼を申し上げる次第でございます。 顧みますれば、はなはだ恐縮でございますが、少し
○国務大臣(木内四郎君) それは、先ほども申し上げておりますように、海水、また海底のどろ、及び海産の生物等、こういうものを持ってまいりまして、これを琉球政府の担当官が詳細に調べおる。こういうことであります。この琉球政府の担当官は、内地のほうに参りまして、そういうことをいろいろ研究してまいった人でございまして、十分これを検査する資格のある人間だと思っております。 私は、そこで、よけいなことですけれども
○国務大臣(木内四郎君) ホワイトビーチのほうも、もちろん、さっき申しましたように、調査をしておるわけですが、ところで、私が最近見ました表によりますというと、表によりまして、ホワイトビーチのほうの調査、四十四年の十一月までは検出されないというように載っておりますが、そのあとは載っておらなかったのであります。そういうのがありましたので、私から念のためにこれを確かめましたところ、原潜の入る場合には入るつど
○国務大臣(木内四郎君) いまちょっとはっきり御質問の趣旨が了解しかねたのですが、原子力の汚染の問題ですか。原潜が入った場合ですね。原潜の入った場合の調査は、ただいまは科学技術庁はやることはできませんが、沖繩復帰の暁におきましては私のほうでこれをやろうと思いまして、すでに二億六千九百万円の予算を要求しているというようなわけです。 ところで、今日までは、初めは琉球政府とアメリカが合同でやっておりましたが
○国務大臣(木内四郎君) いま時間がありませんから詳細にお答えするわけにいきませんけれども、こちらへ施政権が返ってまいりますれば、内地と同様であります。内地と同様にやるということはアメリカのほうでも了解を与えておりまして、第一次冷却水は出さない、こういうことになっておりまするから、その方針で内地と同様に私どもこれを処理してまいるつもりでおります。
○国務大臣(木内四郎君) いまの御質問にお答えしたつもりなんですけれども、十分に意が通じなかったようですが、いまは行政権は向こうにありまするので、私どもが行って、科学技術庁で向こうの調査をするというわけにはまいりません。しかし、いま申しましたように、沖繩のほうの人々も科学技術庁のほうへ参りましたりして、放射線医学の研究所等でいろいろ研究してまいりまして、そうしてアメリカと合同でやっていたのを沖繩のほうで
○国務大臣(木内四郎君) ただいまの御質問にお答えしますが、いまお話しのように、アメリカの原潜が入っておったのはホワイトビーチと那覇港でありますが、その海域の調査は、四十三年分夏ごろまではアメリカと琉球政府が合同で調査しておったわけなんです。その後は、琉球政府が単独で調査しておるんですが、その際にはいつも海水をとり、また海底のどろをとり、また海産物を持ってきて、それを調査しておるのですが、その調査の
○木内国務大臣 近江委員におかれては、かねがねいま一番大事な水質の問題に対して、非常な関心を示されて御研究になり、また私どもに対して激励、鞭撻をしていただいておりますことを非常に感謝しておるのですが、実は私どもは、先ほどお話がありました赤潮の調査、そのことは近江委員も御承知で、先ほどお話がありましたが、四十二年から三年間で各省庁、水産庁、水産大学あるいは京都大学その他関係機関の御協力を得て一応研究したのです
○木内国務大臣 御説ごもっともでありますが、しかし、科学技術庁は何といいましてもこちらにおりまするし、向こうに現地のあれもありませんので、常々県当局の御協力を得ているということはいま局長の申し上げたとおりでございまして、今後におきましても県を無視して私どもが行ってそれを調べたり、そしてそのままのことだけを御報告するというわけにもいきませんけれども、県とも十分協力いたしまして、そして今後お申し出の件を
○木内国務大臣 この原子力発電の問題につきましては、いろいろ平素から御配慮願いまして、まことにありがとうございます。 私から申し上げるまでもなく、原子力の平和利用は今後非常な速度をもって進んでいくし、発展してまいると思うのですが、それにつきましては、私はかねがねこの委員会でも申し上げておりますように、立地の問題、また安全管理の問題が非常に大きな問題になってくると思うのです。そこで私は、科学的にあくまでも
○国務大臣(木内四郎君) 別に機関を設けるというわけじゃありませんけれども、そこにおけるところの研究機関はおのおの自分の分野における研究をやっておりますけれども、その間において連絡、協調といいますか連絡をはかりまして、そしていくようにしたい、そして情報の流通センターなどをひとつ設けるようなふうにいたしてまいりたい、かように思っているわけです。
○国務大臣(木内四郎君) いまお話の点、私まことにごもっともだと思うのですが、そういう意味で私は先ほどもお答え申し上げたつもりなんですが、私どもの立場といたしましては、各研究機関の連絡を緊密にいたしまして、そして研究の結果の連絡あるいは共同研究施設の設備、こういうことに力を入れていきたい、かようにいまのところは考えているわけであります。
○国務大臣(木内四郎君) 先ほど来御指摘の点、いずれもごもっともなことだと思うのですが、この学園都市の建設のねらいは、先ほど来お話がありましたように、共同研究の推進を効果的にする、そして総合的な研究の結果を効果あらしめるように十分にこの間に連絡がとれるようにする、こういうようなことが私ども科学技術庁といたしましてはねらいの一つであると思うのですが、ところでそのためには、研究者が安心して気持ちよく研究
○国務大臣(木内四郎君) 運輸大臣その他から詳細に述べられましたので、私から述べる必要はないくらいでありまするけれども、せっかくの御指名がありましたので、科学技術庁の立場から一言申し上げておきたいと思います。 先ほどお話がありましたように、約五年ばかり前にイギリスのコーンウォールの海岸で、例のトリー・キャニヨン号が大きな事故を起こしました。十二万トンの船で八万トン——私は約八万トンと承知しておるのですが