1978-03-07 第84回国会 衆議院 予算委員会 第22号
○坂井委員 私は、公明党・国民会議並びに民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和五十三年度予算三案について、政府がこれを撤回し編成替えを求めるの動議につきまして、共同提案理由とその概要を御説明いたします。 動議の内容につきましては、すでにお手元に配付いたしてありますので、御参照いただきたいと思います。 初めに、動議の主文を朗読いたします。 昭和五十三年度一般会計予算、昭和五十三年度特別会計予算及
○坂井委員 私は、公明党・国民会議並びに民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和五十三年度予算三案について、政府がこれを撤回し編成替えを求めるの動議につきまして、共同提案理由とその概要を御説明いたします。 動議の内容につきましては、すでにお手元に配付いたしてありますので、御参照いただきたいと思います。 初めに、動議の主文を朗読いたします。 昭和五十三年度一般会計予算、昭和五十三年度特別会計予算及
○坂井委員 福田総理が四人の方々を指して気の毒だという発言があった。何が気の毒かと言いますと、先ほど御答弁ございましたが、まず事実を、真実をはっきりさせるすべがない。すべがないと言うが、本当にないのでしょうか。人権の重さということを一方に踏まえたならば、すべはあると思います。少なくともわが党がロ特委員会の冒頭申し上げましたように、認定した責任は私も一端の責任を負う立場でございますから。しかるに四人の
○坂井委員 あえて私がなぜそういうことを申し上げるかといいますと、先ほども小林委員からございました、新聞を初めいろいろな報道において、御本人たちの言い分といいますか、はなはだ心外である、その辺のいきさつ、事情についていろいろ述べられておる。少なくともやはり弁明の場はいま一度与えられたいという希望は、これは強いと思います。したがって、少なくともその辺の事情を踏まえた上で、改めて灰色と認定をした当委員会
○坂井委員 最初に委員長に、御提案、お願いをいたしたいと思います。 政治的道義的責任ありとして、四人の方々をいわゆる灰色と認定したのは国会でありますし、紛れもなく当委員会、ロッキード調査特別委員会が認定をしたわけであります。したがって、申すまでもないことでありますが、この認定に当たっては、与野党の別なく本委員会が責任を負わなければならない。これは理の当然であろうと思います。委員長のお立場は、まさに
○坂井分科員 大臣がお考えになる不況対策という側面、これは私なりに実はわかる気がするわけなんです。ただ、いかなる方式によるかということは非常に重要な問題だ。 そこで、申し上げるまでもございませんが、航空審議会での答申は、要点だけちょっと申しますと、埋め立て工法は「最も確実な施工を期待できる」、それから干拓工法につきましては「新空港に適切な工法とは考えられない。」全く否定的であります。桟橋工法は「技術的
○坂井分科員 大臣のお考えがいま述べられたのですが、元来この空港建設は、いかなる工法によって建設をするか、つまり埋め立て方式あるいは桟橋方式あるいはまた浮体工法による方式、その他、これは空港建設そのものの非常に重要な問題である。したがって、航空審議会においてもその辺のことについては十分考慮する中で、いまお話のありましたような埋め立て方式、これを主とした考えのもとに調査を進めていく、こういうことであっただろうと
○坂井分科員 昨年暮れの十二月十二日でした、運輸大臣が総理とお会いになりまして、関西国際空港の設置に関してこれを早期に着工したい、あわせてその際、浮体工法による国際空港の建設ということについて運輸大臣から総理に進言された、こういうことが伝えられているわけでございますが、この経緯と運輸大臣の真意につきまして、ひとつ御説明をいただきたいと思います。
○坂井委員 あの事件解明の国会としての役割り、国民に対して果たすべきその責務という点を踏まえますならば、この事件真相解明への国会の責任ということにつきましてどう認識するかという問題がおのずから根本にあろうかと思うのです。このことについての議論をきょうはなんなんと繰り返そうとは思いません。思いませんが、ただ国政調査権に基づく協力要請に対して総理が協力するとお約束された以上は、最大限の協力、やはり要請に
○坂井委員 余り押し問答したくないのです。だから、私は具体的に聞いたわけです。たとえば、資料を出してもらいたいということは、この間から何回も要請したわけです。国会の国政調査権に基づく国会からの正式な要請があれば、資料の一部ないし全部はお出しになるでしょうか。全部または一部、こうお聞きしたわけです。いかがでしょう。
○坂井委員 冒頭、総理にお伺いしておきたいことがございます。ロッキード事件が起こりましてちょうど満二年になります。私は、この事件の最大の教訓と申しますか、反省すべき点はやはり日本の政治の金権体質ないし腐敗の体制、これが徹底してメスを入れられて根本的な療治をするというところにあったと思います。残念ながら、今日なおこの真相解明には、国会といたしましてもほとんど無力であったということを言わざるを得ないのが
○坂井委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十二年度補正予算第二号三案について、賛成の討論を行います。 私どもが第二次補正予算三案に賛成する理由を端的に申しますならば、当面するわが国経済は、財政による追加措置を講じなければ、不況のどろ沼へと陥る危険を強く感ぜざるを得ないからであります。 遺憾ながら、本年度の実質経済成長率の見通しは、二度の補正予算措置を講じて、なおかつ
○坂井委員 プラント類の輸出ということが商社にとってはこれから非常に大きなウエートを占めるのだろうと思うのですが、とかく欧米メーカー等に比べますと非常に競争力が弱い。とりわけ円高という状況の中でなかなかこれも困難なことであろう。しかもそうした機械プラント類の輸出ということに相なりますと、どうしても発展途上国というところが主たる輸出相手国、ところが、そういう発展途上国というようなことになりますと、先ほど
○坂井委員 後ほどなお各委員から質疑があると思いますので、それを踏まえまして改めて検討、結論を得たいと思います。 そこで、私は最初に商社の海外活動におきます基本的なあり方等につきまして、あるいは方向性につきまして若干お伺いをしながら質疑を進めていきたいと思います。 最近の状況を見ておりますと、日本が輸出におきまして、たとえば自動車でありますとか、カラーテレビとかあるいは鉄鋼でありますとか、そういう
○坂井委員 お忙しい中を大変に御苦労さまでございます。 ソウルの地下鉄問題等につきましては、後ほど二見委員からお尋ねをするということにいたしたいと思います。 ただ、ただいま委員長から、先刻の理事会におきます合意に基づきまして重ねて秘密理事会におい七名前の提出の御意思はないかということで参考人にお尋ねがございました。いかなる場であろうとも出せないということでございますが、秘密理事会においてという与野党
○坂井委員 わずかな時間ですからあれですけれども、このメーカーが特に優秀であるとか、これに限らなければこの種の屎尿処理というものはできないんだというのではまたないんですね。ほかにも業者はあるのですよ。私の方で調べたらメーカー五つあります。この通達を出しました、指定されましたメーカー以外のメーカーの機械を使って、そして非常にうまく運転しているところもあるのですね。むしろほかの方がいい。きのう、おととい
○坂井委員 御回答いただきましたので、あらましを了といたしますが、私がこの問題を提起したのは、行財政改革の一環としての国の、特に入札のあり方、実は、これは相当いろいろな問題があるわけです。やはり本来的には競争入札、つまり国が物品を購入する、あるいはまた国有財産を売却する、その他いろいろな契約行為は、原則的には競争入札。しかし、それが指名競争入札、それからだんだんと随契がふえてきておる。そういう中で、
○坂井委員 これまた残念ながら、総理と私は実は認識を異にするわけです。経済協力のあり方としては、発展途上国に対しまして、韓国もその例外ではなく、それは当該国の民生の安定なり、あるいはまた経済の向上に資するために、平和的次元においてわが国が経済援助をするのである、それは基本的な考え方というのは同じです。ただ、先ほど前段で申しましたように、いわゆる日韓関係を取り巻く情勢というのは非常に大きな変化を来しつつあるということ
○坂井委員 残念ながら、やはり朝鮮半島におきます軍事的な対立というものが今日なお続いておるという中で、在韓米地上軍の撤退という事態が起こってきたということになりますと、韓国にしてみれば、やはりそうした国防力の空白というもの、これをどうしても韓国自身の手で埋めなければならぬ。 韓国側の説明によりますと、防衛費が国民総生産、GNPの七%、全予算の三五%にも及んでおる。そういう中でやはり一番期待するものは
○坂井委員 最初に、韓国に対しますわが国の今後の経済協力のあり方につきまして伺いたいのでありますけれども、最近の日韓の情勢をめぐりまして、幾つかの変化が生じてきておる。つまりその一つは、いわゆる在韓米地上軍の撤退ということをカーター大統領が決めた。同時にまた、いわゆる朴政権に対しますところの、人権抑圧といいますか、そういう点の批判が高まってきた。それに応じて、韓国内では自立と民主化、そういう機運というものが
○坂井委員 それでは、その後四月の二十八日に料亭「中川」で会われたと思いますが、その席では中曽根さんからのお話はどういう内容の話だったでしょうか。
○坂井委員 順次伺ってまいりますが、最初に、四十七年の三月の九日の、いわゆる「一条」における出来事でございます。この席上では、中曽根さんの証言によりますと「何か上場するというお話だけれども、その際に多少でももうかればおれの方の政治資金を応援してくれよ、」こういう証言であります。このときには二十五億云々の話は一切出ておりませんか。
○坂井委員 東郷さんが証人としておいでいただくことの決まりました先週以後、児玉あるいは児玉グループ、小佐野氏、中曽根氏から何らかの連絡なりお話ございませんでしたでしょうか。
○坂井委員 そこで、そういうことになると、法務大臣、また話がまずいのです。私はその大前提としての認識論をまずあなたにお聞きした。というのは、これは事件をうやむやにしてはならぬということなんです。いいですか、なぜこのような事件が起こったのかという、いわゆる構造汚職といわれますが、構造的なそういう仕組みなり、あるいはこの事件に関与した政治家、政治的、道義的責任を究明されるいわゆる灰色高官、そういうものすべてを
○坂井委員 そうしますと、法務大臣、回りくどいわけのわからぬややこしい議論を避けまして、はっきりしませんか。やっぱり法務大臣のおっしゃっていることは、あなたの信念にもよるのでしょうけれども、非常にまずい考え、姿勢というものがあなたの言葉になってあらわれてきておる。特に決定的なのは、この間のロッキード特別委員会で鯨岡委員に対しますあなたの答弁で「今後そういうものを出せと言われても、法務省としては、私は
○坂井委員 福田法務大臣に、あなたの基本的な姿勢、あるいは認識と言った方がいいのでしょうか、ということで伺っておきたいと思うのです。つまり、基本的人権ということについて、人権擁護ということを先般来盛んにおっしゃられまして、そこで、いわゆる灰色高官公表に関した前回の措置に対しましてあなたの問題発言といいますか、そういうことで今日集中審議と、こうなったわけであります。そこで、この基本的人権ということ、確
○坂井委員 いま公判が始まっているわけですけれども、いわゆるそうした折に事件の関係者を国会に証人として喚問することが裁判官に対する予断、偏見を与える、あるいはまた検察官の公判維持に悪い影響を及ぼす。したがって、いま直ちに国会議員の証人喚問等は、これはある意味では司法権の侵害というようなことにもなりかねないのではないか。したがって賛成はできないというような意向というものが多分にあるのではないか。たとえば
○坂井委員 いま総理お述べになっていらっしゃいますけれども、ロッキード事件の真相解明、徹底解明ということになりますと、何を申しましても児玉、小佐野ルート、この解明なくして全容の解明はあり得ない。そこで、どうやら公判にも移っておるから、その推移を見守ろう、つまり検察任せのようなことでもっての解明というところにひとつ期待をかけていらっしゃるようでございますが、われわれが元来この事件の解明ということで決意
○坂井委員 質問がかなり多岐にわたっておりますので、制約された時間でございますし、御答弁をひとつ簡明にお願いいたしたいと思います。 福田総理が、このロッキード事件の徹底解明は必ず実行いたします、その結果については国会に報告をいたしますと約束されたわけでございますが、一体このロッキード事件の徹底解明、この徹底解明はだれがいかなる手段、方法によって解明をするというように総理はお考えになっておるのか、そこのところをひとつ
○坂井委員 同じ答えの繰り返しなんですけれども、総理御自身に聞いているのですよ。あなた自身はそれに対しては答えられないのですか。
○坂井委員 お尋ねしますけれども、総理、つまり三十ユニットの五人につきましては、これはまさに政治的道義的責任ありということですが、これは言われますように、限りなく黒に近い、まさに灰色の中の灰色。そこで、九十ユニットの十三名、この十三名の中には、政治的道義的責任を究明される人は一人もいない、そういうお考えですか。
○坂井委員 総理に伺いますけれども、あなたは一国の最高権力者として、国民に対しては内閣総理大臣というこれまた最高に責任を負わなければならぬという立場から、まさに政治生命をかける厳粛なる気持ちで、いわゆるロッキード事件の関係者の名前はすべて明らかにするということを公約なさったはずだと思うのです。その場合の、総理が言われた関係者とは一体どういう人を指すのですか。
○坂井委員 潔白ですか。潔白——いわゆる十四人の名前をあなたはお聞きになったんですよね。知っていらっしゃる。ありましたか、中に。
○坂井委員 公人である政治家、つまり権力者であります。その権力者が公的な情報を私有化するということは、これは許されない。もし国民が共有すべき情報というものを私有化するというようなことに政治家がなったならば、まさにそこにいわゆる権力腐敗というものが起こる。したがって、今度の事件を見ますと、この特異性、しかも政治的道義的責任の究明、そのためにはいわゆる灰色の政府高官を氏名を含めて公表いたします、つまり国民
○坂井委員 総選挙の日程がもう目の前なんですね。ですから、そこに一つのポイントをまず置いて、総理から、大変困難ではあろうけれども、捜査当局はそれまでにひとつ解明を鋭意行うように努力してもらいたいという要請を入れるおつもりはございませんか。
○坂井委員 そうしますと、少なくとも児玉ルートの解明が終わって起訴、不起訴がすべて決定した段階ということであって、いわゆる裁判に入ってというようなことは想定しておりませんね。 そういたしますと、いまも総理がお答えになっておりましたが、一体捜査の終結はいつごろになるかという問題なんですがね。あなたは捜査当局に対して、大体いつごろになるかということについてお聞きになりましたか。
○坂井委員 去る十五日に、いわゆる中間報告がなされたわけでありますが、私は、この中間報告は真相解明のための中間報告でなければならぬと思う。同時に、これを解明への新しい一つのスタートにしていく、したがって事件そのものを二月四日の出発点に戻って、もう一度解明のためのプロセスというものを考え直し、組み立て直してみる必要があるのじゃないか。同時に、この中間報告にはいわゆる政治モラルというものがその中に貫かれていて
○坂井委員 そうしますと、安原刑事局長が先ほど答弁されましたが、今回の中間報告は、刑訴法ないし刑訴法の四十七条には何ら関係ありませんか。それには関係なくということですか。
○坂井委員 そうしますと、法務大臣に伺いますが、従来、法務大臣は、この事件についてはあえて検察当局から報告を求めるようなことはしない、したがって、従来のやりとりの中での法務大臣の答弁は、少なくともそれは検察当局からある種の報告を受けた、それでその内容等を勘案しながら答弁でき得る範囲内において答えてきた、こう実は理解しているわけです。今度の中間報告は、これは政府ないし法務大臣が検察当局に対して報告を求
○坂井委員 あさってに中間報告が予定されているわけでありますが、政府の中間報告ということで端的に伺いますけれども、この中間報告の法律上の根拠というのはどこに置いているのでしょうか。
○坂井委員 それでは百歩譲ってということではいかがかと思いますけれども、少なくとも、安原刑事局長、あなたのもとには報告しなさいということくらいは、報告を求められたらいかがでしょうか。伝えるというのではなくて、こういう指摘があったが、これに対してはどうなっているか、事実かどうかということの御確認はされる意思はありませんか。 もう一つ、私、これを申し上げるのは、実は小佐野氏の偽証告発という問題と関係がある
○坂井委員 後で御回答いただきたいと思いますが、では、私は事実関係について述べていきます。 コーチャン氏と小佐野氏が一緒に行動したということです。航空三社、いわゆる日本航空、全日空、東亜国内航空、いずれにも一緒に行っております。それからいま一つ、運輸省にも行っておる。その目的、トライスター売り込みのため。なお、P3Cにも関係なしとはしませんが、そのことの内容についてはきょうは触れません。行ったか行
○坂井委員 捜査もいよいよ大詰めを迎えようとしているようでありますが、しかし、なお児玉ルートの山が高く非常に険しい。しかし、一方、いやおうなく総選挙の日程が目前に迫りつつある。したがって、国会においても、いわゆる灰色政府高官、これの公表に対する基準論議というものが真剣に始まったわけであります。もう一方を見ますと、実は今度のロッキード疑獄事件、やはりその主役をなすといいましょうか中心的な人物は、何といっても
○坂井委員 一次——まあ一次と言わなかった、頂上作戦でしょうね。だから、この間の逮捕というのは第二次逮捕だろう。実は国民の間でもかなり期待をした向きがありますし、しかも、大山の児玉ルートの解明がなおなかなか容易ならぬ。しかも、この児玉ルートの解明によっては相当な内容が出てくるのではないかと思う。これは常識的にだれしもがそう思っただろうと思う。したがって、そういう意味で第三次高官逮捕というのは、恐らくや
○坂井委員 およそ感触として、むしろいまの答弁を味わってみますと、全日空、丸紅ルートは数日中にも終わりそうだし、それから児玉ルートは大変難航してきたことは事実でありますが、しかし、それにしても十月にずれ込むということはまずなかろう。かなり捜査が困難な中を鋭意努力されまして、若干の日時は要するけれども、まあ終結に迫りつつある、こう実は受け取りたいわけであります。 そこで、なお一点関連して伺いますが、
○坂井委員 いわゆる灰色政府高官の公表問題でありますけれども、その範囲なりあるいは公表の方法、これは当然いよいよ議論しまして決定をしなければならぬという段階を迎えたと思いますが、いま一つ、やはり公表の時期の問題ですね。これをいつやるかということがやはり非常に大事なことだと実は思うわけであります。 そこで、稻葉法務大臣に捜査の進行の見通しということについてあらましをお伺いいたしませんと、どうもその辺
○坂井委員 児玉ルートのいわゆる十七億余の金、この金の中には、いわゆるP3C導入、PXLの国産化白紙還元、これに対する工作の意味合いの金、あるいは謝礼的な意味、こういうものが含まれておると思いますが、どうでしょう。
○坂井委員 最初に捜査当局にちょっと念のために聞いておきますが、実はいま確認いただきましたが、いわゆる児玉譽士夫とロッキード社間における第四次修正契約、これが結ばれたのが四十八年七月二十七日、つまりこの対日リリースと全く時を同じくしているわけでありまして、申し上げるまでもなくP3C、対潜哨戒機に関する修正契約、初めてここで出てきたわけであります。この契約が対日リリースとまさに時を一にしておるということと
○坂井委員 防衛庁長官に御出席いただきましたので、PXLの問題につきましてお伺いしたいと思います。 いわゆる四十七年の十月九日の国防会議議員懇談会におきまして、PXLの国産化白紙還元、この結論に至るまでに五日、六日、この両日にまたがる一連の行為がございます。この点についても言及したいと思いますが、いずれにしましても、今度の事件の捜査あるいは調査の経緯をずっと追ってまいりますと、少なくともロッキード
○坂井委員 私は、公明党を代表して、野党四党提案の証人喚問を要求する動議につき賛成の討論を行います。 言うまでもなく、ロッキード事件は、長期自民党政権の腐敗構造、すなわち金権政治、密室政治、なれ合い政治等の実態を白日のもとにさらけ出した事件であります。したがって、この事件の真相究明は特定の個人の刑事事件の追及にとどまるべきではなく、国会における政治的道義的責任の追及が徹底して行われ、この事件の全貌
○坂井委員 そうしますと、児玉ルートは残っていますよ、これは当然やらなければいけない。そこで、あなたがそういう二段落だという認識でおありであれば、まあ三山越えぬことには本当の段落にならぬわけですが、ただ、捜査とそれから国会における証人喚問との関係につきまして、確かに捜査が強制捜査に乗り出した段階では、法務大臣は、国会の証人喚問が捜査に対して支障を来すのではないか、それでまあ主役、わき役論を出された。
○坂井委員 とても話のつくような状態ではない、全く末期的症状ですよ、これは。まあ、それは法務大臣も内心まことに微妙な、非常に複雑だろうと思うのです。正直、はたから見ましても。ましてや国民の目から見て、全くわからぬですよね。人は三木おろしと言い、あるいはロッキード隠しと言い、まあいろいろ言われておりますが、いずれにしても私は、この段階に至りまして、やはり事件の真相解明のための捜査の本来的な刑事立件ということを
○坂井委員 法務大臣、前にあなたは、政局がざわざわするというのはどうもやはり捜査にとっては好ましいことではないということをおっしゃったのですが、今日この現状における政局は、まさにもう尋常一様じゃありませんよね。もうただごとならぬ。全く狂奔といいますか、こういう事態に至って、一体法務大臣はこの政局を率直にどう見ておられるのか、この事件捜査との関係、ひとつ率直なところでお答えをいただきたいと思います。