1947-11-27 第1回国会 参議院 財政及び金融委員会 第41号
そのこと自體が甚だしく國民の道徳的な觀念を低下せしめることになる。かように考えられるのであります。徳島君の擧げました例は、業務所得についてでありますが、五萬圓程度の或いはそれ以下の勤勞所得によつて生活をし、而も五人家族を持つておるというふうな者は、隨分數多いことと思いますので、同樣にこれらの税を負擔して參ります場合には、最低生活が脅かされる。
そのこと自體が甚だしく國民の道徳的な觀念を低下せしめることになる。かように考えられるのであります。徳島君の擧げました例は、業務所得についてでありますが、五萬圓程度の或いはそれ以下の勤勞所得によつて生活をし、而も五人家族を持つておるというふうな者は、隨分數多いことと思いますので、同樣にこれらの税を負擔して參ります場合には、最低生活が脅かされる。
このことは彈力性に富む点、或いは古い日本的な道徳観からしますれば、日本古來の美徳たる大きい者が小さい者を保護してやるという考え方、この頃の社会主義的考え方よりすれば、社会的不平等の是正ということも言えるんじやないかと思います。事実近時における租税の所得の中における支出の割合の増大は、副次的な以上のような効果を果しておるということが言えると思います。
(第五一〇 號) 六・三・三制完全實施に關する陳情書 (第五一一號) 六・三制完全實施に關する陳情書外九件 (第五一五號) 新生中學校費國庫助成に關する陳情書 (第五二八號) 定時制高等學校設置に關する陳情書外三件 (第五三一號) 宗教に關する陳情書 (第五四五號) 子女教育徹底に關する陳情書 (第五五二號) 成績不良兒童善導に關する陳情書 (第五五三號) 公衆道徳思想普及徹底
片山首相は、國民に対して耐乏を要求し、かつまた道徳の高揚を叫ばれたのであります。私は非常に賛意を表しておつたのでありますが、一向これを実行に移すことが現在できないのである。言行不一致をもつて道徳の高揚を叫ぶことができるでありましようか。私は少くとも片山首相に対しましては、最も敬意を表しておる一人であります。しかしながら、言行不一致は道徳の高揚を破壊する大罪であると考えるのであります。
その外にも道徳的の善悪は別問題といたしまして、多くは男子の怠慢と不都合によりまして、内縁関係のまま事実上の夫婦であるものもその数少くないのであります。
爾來こちらに歸りまして、そういう機會を狙つておりましたが、御承知の戰爭のために、そういうような事業も餘り遲々として進まなかつたときに、ちようど今囘私が厚生大臣になりまして、敗戰の結果我が國が國際親善という方面からも非常に必要であるし、外客を日本に誘致して國際親善に寄與せしめ、一面において外貨の獲得をやつて、日本の財政の窮乏に力を添えるのみならず、今道徳の頽廢しておる人々、竝びに勤勞階級の人々、せせこましくこの
そういう見地から一つこれを綜合的に進めて行く、かように考えるのでありまして、ただ單にこれによつて役人を殖やすとか或いは何とかというようなことでは到底問題は一歩も前進するものではないのでありまして、今からその準備をする、又一面からいうとやはり日本の國民自體の文化意識の向上なり、社會的道徳心の向上なりということが延いては觀光事業に大きな利益を與えることになるのであつて、これはお客さんでありますから、こちらでどう
○説明員(加藤陽三君) ここで公共の秩序と申しますのは、我々の解釈いたしておりますところによりますと、法律及び社会慣習を以て確定せられておる社会公共の、何と申しますか、一定の秩序、例えば國家の政体のようなものから、日常の生活における交通上の一定の慣習化した道徳律、個人的な私生活に亘るものは勿論除きますが、法律を以て私有財産制が規定されておるようなこと、非常に廣汎な意味決池凡そ警察の対象となる一切の秩序
( 第一六〇号) 四 板硝子の配給機構及び取扱に関する陳情書 (第二一〇号) 五 開らん炭輸入促進に関する陳情書 (第二五〇号) 六 農業用指定配給物資新統制方式實施適正化 に関する陳情書 (第二七二号) 七 商工協同組合法の改正に関する陳情書 (第三二七号) 八 大阪市に輸出品例外価格査定委員會設置の 陳情書 (第三四〇号) 九 商葉道徳高揚
○喜多委員長 日程第九、商業道徳高揚に関する陳情書は、了承と決定するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
そういうことにならんようにすることが、食糧増産に励むものの義務であり、權利を尊重する所以であると思うが如何という問に対しまして、農業経営者の社会、國家に対する道徳的責務としては、そういうように考えるのであるけれども、欲せざるものを抑制するということよりも、進んで働くという人を要望するのである。
ただ私一言申上げたいのは、何でも法律でやるとか、或いは官庁から取締の書いたものを貼り出すとかいうようなことをせずに、禁酒の問題にしましても、道徳的に家庭の親が能く言うて聴かし、或いは学校の教師が能く言うとかいうよいなこと。それはよいことでありますけれども、この日本の国というものは、幾ら民主国になつたと言うてもなかなか三十年や五十年でアメリカのようなことにはならんと私は思うておる。
僕は情實だと思うけれども、しかし國會議員が外部の誘惑に對して斷然斷るだけの道徳上の勇氣がなければ、どこもこの仕事はうまくいくものではない。われわれは議員生活を二十五年やつておるが、私は常に考えておる。一旦法則をきめたものを、あれが運動したからと、折れて原則を破るようなことがあればむしろわれわれは議長にこの諮問權をお返しして、議長の獨斷に任した方がよい。
結婚問題に関する請願書 請願者 東京都千代田区霞ケ関 厚生省兒童局内 財團法人日本結婚協会常務理事 板井武雄 右の請願は、 結婚問題は國及び社会の基礎をなす重要な問題であるにもかかわらず、日本では昔から個人の私事としてのみ取扱われて來たが、終戰以來の思想的混乱並びに國民道徳の頽廃等を思い合せると、これ以上結婚問題を看過することは許されないから、結婚助成法を制定
政府がこういう惡い例を示されておるということは、將來各種の生産業者、商人に對して惡例をつくり、商業道徳の頽廢を招く原因になりはしないか。またこういう暴利を貪る實例を出されたならば、これにつられて一般物價が生産費と關係なしに、暴利を貪る惡習を誘致するのではないかという點を、われわれは懸念するのであります。これに對して政府はそういう懸念がないというのか、御信念を承りたいと思います。
要領よく裏表を使い分けるのが当世だと、こういうような道徳的懐疑というか虚脱というか、國民をかくのごとき深淵に陷らしむることを最も深憂痛歎いたすものであります。 凡そ政治は最高の道徳でなければならない。虚偽は過失よりも惡い。偽善は罪惡よりも遥かに強く憎まるべきであります。
二ヶ年間のこの敗戰後の流れの中において、あらゆる不正と不道徳が生れて来たその経過については皆さんも御存じの通りであります。その結果となつて現われておるものが、今日の我々國民全体の生活である。
第一に問題になるのは、我々は日本の道徳を問題とするということであります。様々の外國の道徳をも顧みつつ、併しながら直接には日本の道徳を問題としなければならん。これは分り切つたことのようでありますけれども、案外そうでない。例えば近年非常に犯罪が殖えております。その中に街で娘が殺されるという場合がしばしばある。見知らぬ男に道を聞かれて、これを親切に教えてやつたために災難に遭つたということがある。
○國務大臣(森戸辰男君) 私の言いましたのは、不健全性についてその通り………政治道徳に嵌らんというような御質問があつたので、私は不健全性という點に重點を置いたのはこういう意味であるということを説明いたしましたので、從つてこういう豫算を組むと追加豫算が必ず出るであろう、そうしてその通りに、實は大きな追加豫算が出るという事態になつたということを申上げたのであります。
先程中西議員より政治道徳の問題もありましたが、この問題に関しまして私も多少政府に反省をして頂きたいと思う点、特に安本長官の明快な御答弁を得たいと思います点は、我々が電車に乗りましても道を歩きましてもよく見る廣告は、十一月から家計が黒字になるという廣告であります。(「安本いないぞ」と呼ぶ者あり。)
かような赤字財政を健全財政と誇示することは、單に経済上においてのみならず、政治道徳上の不健全さをも示すものではないかと存じておるのであります。第二に、生産力の増大を何よりも喫緊といたしまする時代に、生産者、特に勤労大衆の負担において危機を突破いたそうとすることに、この予算の特徴があります。」ちよつと拔かしまして、「この收入の半ば、四五%は典型的な大衆課税である。
(拍手) 尚中西君が申されました社会党に関する批判でありまするとか、或いは政治道徳論はそれぞれ違つた立場において述べられておる御意見であると私伺いましたので、それはこの場合お答えする程度のものではないと考えておる次第であります。(拍手) 〔國務大臣森戸辰男君登壇、拍手〕
櫻内 義雄君 坪川 信三君 松井 豊吉君 唐木田藤五郎君 出席政府委員 物價廳次長 大原總一郎君 商工政務次官 冨吉 榮二君 委員外の出席者 大藏事務官 原 純夫君 農林事務官 堀内 茂彦君 商工事務官 式田 敬君 ――――――――――――― 十一月十日 商業者道徳高揚
○喜多委員長 次は日程第九商業者道徳高揚に関する陳情、 國際貿易における利益本位の売買は商道徳に反し、國家の対面を傷つけるものであるから、今後の商取引は道義を尊重するように図ること、並びに一般商人の不親切暴慢なる態度を改善するように善處されたい。
、今まで例えば電燈がつかなかつたのに、こうした皆さんの御協力によつて、自制によつて、その地域にかすかながらも電燈がついて、皆幸福を得ておるということも承つておりますし、どうも戰後におきまする何といいますか、自分勝手、手前勝手という思想が相當ございまするので、こうしたお互の間に民主主義や協力によつて、お互の讓り合いによつて、相互扶助によつて達成せられるのだという一面をもやはり進めて行く、いわゆる國民道徳
ということが書いてあるのでありまするが、これは道徳的にそうであるということを示されたのでありまするか。もしくは協力しないというような場合に、これに對する制裁というようなことは記載はないのでありまするが、考えておられるかどうか。その點をお伺いしたいと思うのであります。この項につきましては、かえつてこういうものがあるために、いろいろの解釋上の問題が起るという氣がするのであります。
たとえば生産協議會における運用等につきまして、やはりこれが生産協議會の指示に副うようにやつていかなければならぬというひとつの道徳的な關係というものを、ここに明確にいたす方が適當であるというふうに考えるのであります。
○平井(富)政府委員 この二項につきましては、前會において申し上げましたように、これは一つの道徳的と申しますか、そういう規定であります。炭鑛管理者が第一項の規定に從つて業務計畫の實施の責に任ずるという一つの法律的な地位にございます。經營者及び從業者それぞれの立場、それぞれの分野において、これに協力しなければならぬというひとつの關係をここに規定しておるのであります。