1947-10-15 第1回国会 衆議院 文教委員会 第13号
それは、この敗戰後の今日の日本の道徳觀念がすたれました結果、中等學校の生徒においても、悪い遊びを覺えまして、嘆かわしいことには、性病がすでに中等學校の上層の生徒たちにまで蔓延しておる、それに對してはどういうふうなお考えむろんこのことをお聞及びでございましようが、どういうお考えをおもちになつておりますか、またどういう處置をとつていただいておりますか。
それは、この敗戰後の今日の日本の道徳觀念がすたれました結果、中等學校の生徒においても、悪い遊びを覺えまして、嘆かわしいことには、性病がすでに中等學校の上層の生徒たちにまで蔓延しておる、それに對してはどういうふうなお考えむろんこのことをお聞及びでございましようが、どういうお考えをおもちになつておりますか、またどういう處置をとつていただいておりますか。
ただ法律上の権利を與えましたならば、その反対給付として責任感が増大して勤労意欲が上つてくるという考え方は、やはり道徳的期待論であつて、これは戰時中、戰後試驗済みのことだと存じます。はつきりと増産意欲を高めるやり方としては、やはり現実に即したやり方がいいのであつて、人間の経済活動というものは、最小の努力で最大に收獲を得ようとするのが本能であろうと思います。
終戰後すでに二年も經過しておるのでありまするけれども、やはりそこには私どうしても商業道徳の昂揚ということも当然相並行して考えなければならんかと思うのであります。 この際何と申しましても、生活物資と申しますか、日用品関係等に最も関心の深い者は私は家庭の主婦方であると思うのであります。
今日公定價格、その他につきましても、一方におきましてだんだんと縛り付けるというようなことを一部の品物については排除して行くような傾向にもなつて参つておるために、自然その辺につきましては、やはり各業者の商業道徳と申しますか、そういう点に訴えなければならん点も多々あると思います。
しかしてまたその犠牲者に對して、他の者が何らかの方法でこれに報いるところがあることは、道徳あるいは肉身の情として望ましいことであろうと思いますが、共同相續になつた場合に、從來は一人に扶養の義務というか、戸主はとにかく最後の扶養義務があつたわけでありますが、そういう義務を戸主なるがゆえに負擔するというのは、むしろ適當でないのであつて、兄弟互いに全部の負擔によつて親のめんどうを見るということになるべきではないかと
でありますから、法律としては、別にそういつたような道徳的な、あるいは情義的なことを規定することはできませんから、公平にできるだけ——もし家督相續というものがなくなつて、あとに財産があるというような場合に、その財産を一人だけにわけるというふうな、一人が獨占をするといつたような從來の考え方はやめて、そうしてできるだけやはり子供は公平にそれを相續することがむしろ望ましいという趣旨でできておるわけで、そういう
次に教育の目的の點でありまして、教育の方針は明治憲法と表裏した教育勅語によつて明らかにされておつたのでありますが、教育勅語と表裏いたしました明治憲法の改革とともに、その表裏をなしておつた教育勅語が教育の根本的な原則としてそのまま妥當することが困難であるという形式上の理由のほかに、實質上にも教育勅語は在來明治日本において果してきた多くの重大な文化的な任務と、またその中に含まれておる指向せらるべき道徳的
政府の方針としては新物價體系を策定して今までの物價體系の二倍半、あるいは三倍くらいに上げれば、當然やみはその線に近ずいて下つてくるだろうと思つたのが、日本の商人道徳というか、いろいろ原因があるのでしやうが、あるいわ配給機構というものが、非常に非民主的であるというような關係、いろいろの原因でやみ値は新物價體系がつくられたのを機會に、かえつて高騰したという状況にある。
新憲法は、民法、刑法の改正につきましては、個人の尊厳、性道徳の革新、一夫一婦制の確率を要望しておるのであります。これは刑法を改正いたしおまして、姦通を男女平等有罪制とする外に適切なる方法はありません。 第二に一夫一婦制の根拠について考えて見ましよう。
○岡本愛祐君 只今多数を以て、姦通罪削除に関する政府原案が可決に相成りましたが、これに対する賛否両論を拜承いたしましても、一様に最も憂うるところは、国民中にはこの削除をもつて国家による姦通の黙認と早合点をいたし、これにより男女性道徳の紊乱を来たし、我が国の淳風美俗を害することなきやの点であります。
○国務大臣(鈴木義男君) 貞操並びに性道徳の問題を、法律上いかに取扱うべきかということは、極めて古く又常に新しいものであります。姦通を法律を以て処罰すべしという論も、又処罰すべきでない、処罰するに適しないという論も、それぞれ十分理由と根拠のあるものであります。
それは役人として不適当ではなく、不道徳でないというほどではないけれども、外で懲戒を食つたような場合は、重要なことには就けないでも、重要でない飜訳はやつて貰つていいじやないかということを考えております。
一夫一婦制を確立しておりまして、全然性道徳は革新をいたしております。 取殘されておるのは日本だけであります。日本の古事記にある伊弉諾、伊弉册尊は一夫一婦制であります。ところがその後久しきに亙りまして儒教を道徳の基準として來た、そのために、一夫多妻制であります。殊に日本は男系の男子を相續人とする法規慣例がありましたから、一夫多妻制が段々行われておつたのであります。
道徳的に制裁をすべきものでありまして、若しこの法律が男女兩方とも罰するということになりますれば、却つて家庭の和合を缺くことが多いと思います。 更に從來の例を見ましてもこの姦通罪がありますために多くはこれを惡用して恐喝等の材料にしております。第一審で有罪になりまして、第二審になると取下げておる。それは不當に金錢の要求をして、その目的を達するから取下げるのであります。
姦通罪のごときものは道徳的批判に俟ちたいと思います。姦通は兩者に勿論落度があると思います。從つて原案に贊成いたします。現階段において尚早だと思いますが、時勢を進歩させるために斷行してよろしい、姦通罪をなくしたいと思います。
殊にそれが明らかに犯罪になるのだということでありますならば、強制處分に付してやるということもできますけれども、必ずしも犯罪にはならないが、政治道徳上問題になるというような場合におきましては、非常にデリケートでありまして、その自白を強要することはなかなかできないことであるのであります。
○平井(富)政府委員 この規定におきまして、經營者及び從業者が、炭鑛管理者の業務計畫の實施に關し協力しなければならない、こう書きましたことは、おつしやるように一つの道徳的な規定でございます。管理法上、經營者從業者ともに炭鑛管理者の業務の實施を圓滑に遂行しなければならないという一般的の一つの權限規定と申しますか、そういう性質をもつものであります。
○説明員(原文兵衞君) この法律ができまするならば、その機會に交通秩序の維持向上、交通道徳の昂揚というような點につきまして一層努力を拂いたいということにつきましては、實は十分考えておるのであります。
○奧主一郎君 いわゆる交通道徳の勵行と申しましようか、交通量の多い所では、自然に通行人も止むを得ずというとおかしいですが、守らなければ危險があるから、その意味からいつても、よく勵行されますが、地方の小都市においては、餘りにこれでは嚴格過ぎて、通行人も勵行ができないし、又處罰を受けるいわゆる取締られる方の側につきましても、非常に苛酷じやないか、又煩雜じやないかと實は思うために、田舍の小都市、何と申しますか
しかしこれも委員諸君の御理解を得て、資材及びすべての財政の上において、格段の御援助をお願いいたしたいと思うのでありますが、努めて皆様方から、日本國民が公共機關を愛するという道徳觀念にめざめるように、私は議會を通じて声を大にしていただきたいと思うのであります。日本ほど公共機關を粗末にする國はありません。これで日本の文化が發達し、日本の道徳が發達するということはありません。
あるいはまた日本國民の道徳は低下しておる。それは第二として、要點だけ説明してもらえばよいのであつて、説教はあとで承るようにやつてもらわなければ困る。 第一私は、日本の鐵道は世界に誇るべき鐵道であると信じておつた。しかるに戦争に敗けて以來、衛生状態などまことに悪い。始發驛から水がないようなやり方で、どこに衛生が完備しておるか。
列車内においてポスターによつて秩序と道徳を表示しておる。そのポスターが三等車内に掲示されて、二等車内に掲示されていない。そこにいわゆる階級的な等差を設けておるのじやないか。こういう御意見と承つたのでありますが、さような意思表示をして、三等と上級の二等の方々に偏見的な取扱いを業務上しておるということはないのであります。
第四には、失業は社會不安を來す危險が多分性にあるのでありまして、多數の無資産なる勞働者が長期にわたつて失業するということは、あるいは暴動反逆の誘因ともなるのでありまして、敗戰後國民道徳悪化の日本の國情からみて、特にこの點考えなければならぬのであります。
また國民の道徳心悪化の現状から見ましても、本法律によつて失業中最低生活を保障すれば失業者が増加して、一面惰民を養成する危險性なしとしないのであります。これに對する政府の意見及び見透しを、まずお伺いしておきたいのであります。
○國務大臣(鈴木義男君) これも実は述べる人の意見が非常に纒まつた、組織化された、系統立てられた御議論として私共に提出されたのではないのでありまして、労を惜まずそういうふうな一つ堂々たる論文でも御提出下されば、非常に國家のために幸慶とするところで、私は心から歡迎し敬意を表するのでありますが、大体改過遷善を目的として、受刑者の訓育、授産、道徳的向上、独立の生活の保障というようなことを目的とするのであるから
そこで私どもは文化國家の國民として非常に高い倫理道徳の上に、さようなことは日本人の三歳の童児といえども、そういうものを行つていいのだというような解釋をいたさない國民であらねばならないし、またそのように努力するであろうことを、私は考えられるがゆえに、修正案に賛成し、いわゆる初めから姦通罪を廢止する考えをもつておりました。
民主党の代表も言われましたように、これは実は道徳問題で愛の問題である。この問題にさらに刑罰をもつて臨もうとすることは、いたずらに犯罪者を激増とも行きますまいが、とにかく今そういうおそれある日本の社会状態である、この意味において、自由党にもおそらくたくさん反対者がありますから、私もその反対者の一人であるということを申し上げて、簡単に反対理由を申し述べました。
さようなことはどうしても道徳上いかぬのであつて、これを法律的に罰するということではなく、社会の徳義を向上せしめ、お互いの倫理感を深刻に典えまして、女はもちろんいかぬ。しかしそれじや男はいいのかというと男もいかぬ。このことで男は女に対して姦通の不徳義を要求するならば、女においても男にこれを要求する。
そこで最低の道徳が法律であつて法律がわれわれの生活秩序を維持するという観点から見ましても、この條項を残すことが、はたしてわれわれの生活のために、かつはまた婦人のためにもなるかどうかというようなことを見ますと、これは大きな考え方があるのでありまして、むしろこれを撤廃することが、婦人のためにも適当な處置だと考えております。
そうすると、これは道徳的意義を示すに過ぎないように感ぜられるのであります。かくのごときことは、同居親族間の自然の道義観念、相互扶助の道徳律というようなものに任して置けばよろしいものではないかと考えるのであります。極端に申せば、これは無用の法文ともいえるのでありますが、その点に関する御説明を願いたい。
ややともすると、從來の実質の家族共同生活、我が國の古來からの美風である家庭生活それ自体をも否定するがごとき感じを抱くので、そういう法律的な家の制度は廃止しても、実際上我が國の親族共同生活或いは家族制度というような、実質上のそういう制度まで廃止するのではないということを、どこかに明らかにして貰いたいという要望が非常にありまして、それでまあ実は法律的には扶養の義務とか、或いは協力の義務というものはなく、いわば道徳的
るとがつかりだ、我々が海外において見た観光の状態、実にいい感じを持つて來たのと反対にいろいろ不快を感ずるようなことが多くあつたのじや、お客さんが來ないで逃げてしまう、こういう意味から私はこういつた第三にありますようなふうに、いわゆる観光教育と申しましようか、観光のお客さんが來て非常にいい感じを持つためには、國民が挙つてそういう公園、緑地、観光地帯をすべてよくしなければならん、破壞行爲があつてはならない、不道徳
この際いろいろな統制がましいことはおもしろくないし、われわれもあまり勧めたくないが、とにかく、どつちかといいますと、戰後非常に商業道徳も頽廢しておるときですから、必ずしもほんとうにバイヤーと契約を履行し得るかどうかについてあやしいような人もたくさんあるじやないかと思います。