1948-12-13 第4回国会 衆議院 本会議 第11号
また、さらに廣汎な社会保障制度を確立して國民生活の確保を期すべきことは、申すまでもありません。 以上のごとく、日本の復興は、周到な長期計画を樹立し、これに基いて行われなければならぬが、安本長官は、五箇年計画案を前内閣から引継いだという程度の報告的言及しかなされなかつたのであります。五箇年計画を眞劍に取上げる意思があるのかないのか。
また、さらに廣汎な社会保障制度を確立して國民生活の確保を期すべきことは、申すまでもありません。 以上のごとく、日本の復興は、周到な長期計画を樹立し、これに基いて行われなければならぬが、安本長官は、五箇年計画案を前内閣から引継いだという程度の報告的言及しかなされなかつたのであります。五箇年計画を眞劍に取上げる意思があるのかないのか。
それから社会保障制度につきましては、そのうち失業保險のごときは、これは今非常に成功を収めていることは、御認識くだすつている通りであります。(拍手) 〔國務大臣周東英雄君登壇〕
昭和二十三年十二月十二日(日曜日) ————————————— 本日の会議に付した事件 ○社会保障制度審議会設置法案(内閣 提出、衆議院送付) ————————————— 午前十時四十四分開会
昭和二十三年十二月十二日(日曜日) ————————————— 本日の会議に付した事件 ○昭和二十二年度公正取引委員会年次 報告に関する件 ○國会法の一部を改正する法律案に関 する件 ○社会保障制度に関する調査承認要求 に関する件 ○労働委員会提出の議員派遣に関する 件 ○政府職員の給與改訂に関する勧告の 件 ○厚生委員会提出の調査承認要求に関 する件 ○労働委員会專門員の出張旅費
○参事(河野義克君) 厚生委員会から社会保障制度に関する調査承認要求書が出ておりますから朗読いたします。 一、事件の名称 社会保障制度に関する調査 一、調査の目的 社会保障制度の確立が現下の最も緊要な問題であるのに鑑み、社会保障制度に関する各國の事例及び我が國の複雜なる現定制度等の檢討を行い、日本の実状に即した理想的社会保障制度を創案してその立法化に資する。
○政府委員(宮崎太一君) 只今の社会保障制度ということにつきましては、いろいろ内外において解釈の異る点もございますが、大体におきまして、社会保險を中心にいたしましたものに社会事業の方面を加えたものと、こういうように私共は解釈をいたしております。
○姫井伊介君 この社会保障制度につきましての定義とでも申しますか、それは今の場合はお互いの概念だけに止めて置くということではつきりさせられないのか、或いはこれこれのものは社会制度のうちに当然取込むべきものだという一つの理想的な考えがあるのでございますね、そうするならばここに社会保障制度についての定義というものが載せられなきやならんのじやないか、それが載せられなかつた理由がどうかということと、それから
○政府委員(團伊能君) 只今議題となりました社会保障制度審議会設置法案につきまして提案の理由を御説明申上げます。 社会保障制度につきましては、政府といたしましても予ねてから研究調査を進めておるところでありますが、本年七月連合軍よりの勧告の次第もありまして、早急にこれが具体化を図らなければならないと考えております。
○佐々木委員長 それではこれより社会保障制度審議会設置法案の採決に入ります。本案を原案通り可決することに賛成の諸君は御起立を願います。
○佐々木委員長 次に社会保障制度審議会設置法案を議題にいたします。まず政府より提案理由の説明を求めます。 —————————————
○林國務大臣 ただいま議題となりました社会保障制度審議会設置法案について、提案の理由を御説明申し上げます。 社会保障制度につきましては、政府といたしましてもかねてより研究調査を進めておるところでありますが、本年七月連合軍より勧告の次第もありまして、早急にこれが具体化をはからなければならないと考えております。
昭和二十三年十二月十一日(土曜日) ————————————— 本日の会議に付した事件 ○連絡調整事務局の運営状況について 調査のための議員派遣要求に関する 件 ○行政機構等に関する調査承認要求の 件 ○懲罰権の適用範囲に関する調査承認 要求の件 ○社会保障制度の調査に関する決議案 に関する件 ○一般労働問題に関する調査のための 議員派遣要求に関する件 ○人事院提出の政府職員の対
次に社会保障制度の調査に関する決議案の委員会審査省略要求が提出されておりますのでその取扱いについてお諮りいたします。議事部長から説明いたします。
社会保障制度の調査に関する決議案 一、國民の福祉を図ることを目的とする民主主義國家が國民の健康にして文化的な生活を保障することは当然の責務であり、社会保障制度の確立こそその根幹である。戰後、生活保護法、兒童福祉法及び各種保險立法の制定並びに保險衞生諸施策の推進等見るべき努力がなされたが、未だ社会保障制度完成の道は遠く、從つてこれに関する調査の重大にして必要なことはいうまでもない。
請願文書表第十一号、社会保障制度立法に関する請願並びに請願文書表第十三号、社会保険制度の現実に関する請願、右の請願二件は、いずれも社会保障制度に関する請願でありますので、一括してその要旨を申上げます。健康にして文化的なる国民生活の保障を図ることは、民主國家建設の必要な要件であつて、憲法に明記せられたる我が國家の基本方針の一つであります。
尚、医療施設の問題につきましては、本年五月医療測度審議会の答申があり、又先に社会保障制度の実施に関するところの連合軍総司令部からの勧告もありましたので、致府といたしましては、これらの点を勘考いたしました上、第二回國会に医療法案を提出いたしまして御審議を願つたのでありますが、すでに医療法も施行せられましたが、同法においては今後都道府縣を中心とする公的医療機関の整備に努力することになつております。
――――――――――― 議事日程 第七号 昭和二十三年十二月十一日 午前十時開議 第一 國務大臣の演説に関する件(第七日)(委員長報告) 第二 科学技術行政協議会法案(内閣提出、衆議院送付)(委員長報告) 第三 水産金融に関する決議案(木下辰雄君外九名発議)(委員会審査省略要求事件)(委員長報告) 第四 國民健康川保険の診療施費國庫補助増額に関する請願(委員長報告) 第五 社会保障制度立法
○佐々木盛雄君 ただいま議題となりました社会保障制度審議会設置法案について、厚生委員会における審議の経過並びに結果をご報告申し上げます。 憲法第二十五條に規定する、國民の健康で文化的な最低生活を保障するためには、現在の社会保険制度や生活保護制度では不十分であり、新しい社会保障の確立が必要なことは申すまでもありません。
すなわちこの際、内閣提出、社会保障制度審議会設置法案を議題となし、委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
社会保障制度審議会設置法案が出ましたとき、医師、歯科医師、藥剤師、その他の名前が羅列されてありますが、然るにその次に当然看護婦の名前を出して頂かなければならないのでございますけれども、厚生当局では、お医者さんの名前を出してあるから、看護婦さんの名前は出さなくてもいいというようなことで、これは全國十三万の看護婦を日本から抹殺するような待遇を與えるという結果になるのでございます。
これは先般來國会でも種々各方面で論議されているわけですが、私どうも社会保障制度が完備せられるまでは、こういう給與の体系の中に家族の生活を保障することをまだ含めて置かなければならん段階であると考えるのであります。人事院が特にこの点に相当多額な見積り方を率の中にお採りになりましたにつきまして、特別の何か御理由がありましたならば承りたいと思います。
次に給與をきめますにあたりまして賃金本來の姿からいたしまするならば、社会保障的な意味を持つておりまする扶養手当、あるいは勤務地手当、あるいは特殊勤務手当、こういうものは廃止されまして、普通の働きで普通の生活ができるという賃金がきめられるのが望ましいことでございます。
それから昨日の本会議で、辻議員の質問に答えられた岩本國務相が、明年三月三十一日までに、行政整理あるいはそういつた名目によつて、五十幾万、六十万に近い者を整理をする、これを近い閣議に提出して、閣議を必ず通して、皆さんの前に実現して見せるのだ、こういうお答えがあつたわけでありますが、社会保障、少くとも失業保險、こういつた社会保障の立場をとつて置かずして、三月三十一日までにいわゆる首切りを六十万やられるということは
むしろ労働法規の改正ではなくて、我々の望むのは、更に進んで失業対策、生活その他の社会保障、これの措置を具体的に講ずべきではないかということであります。終戰以來現在まで五百万以上の失業者を見ております。
一般労働対策につきましては、御意見の方が多かつたようでございまして、お答を申上げることは、昨日内村君の御質問に対してお答え申上げた点で御了承願いたいと思いまするが、ただ失業対策につきましては、私といたしましては、消極的な社会保障よりも積極的な受入態勢が大切であるという意味合におきまして、政府といたしましても、又政府の與党でありまする民主自由党といたしましても、むしろ積極的な受入態勢が第一である。
今直ぐできなくても、それは言うまでもなく、社会保障法に段々に近付いて行くという方向から申して参りまして、全額國庫負担の方向に行くべきではないかと考えるのでありますが、その点を明らかにして置きたいと思うのであります。
まず厚生当局にお尋ねいたしたいのは、社会保障制度についてであります。社会保障制度については、憲法第二十五條に規定せられているところでありますが、國民生活の窮乏化につれ、国民の間からも、本制度実施への要望と期待は時を追うて高まりつつありますが、政府は、これについていかなる具体的措置を講じているか、お答え願いたい。
つきましては、これを成立いたさせます一つの順序といたしまして、各方面の代表者をもつて構成いたしまするところの強力な審議機関をつくりまして、そこで十分調査審議するようにいたしたいと考えまして、本國会に社会保障制度審議会設置法というものを提出いたしたいのであります。
更に惡いことには、これらについて何らの失業対策も社会保障制度についても言明するところがなく、労働大臣のごときは、無慈悲にも首を切ることを放言なさつておられます。(「心配するな」と呼ぶ者あり)私共は民生安定、労働力の保全という立場から、当然、企業整備、企業合理化が行われる以前に、万全の措置、即ち配置轉換とか失業対策、社会保障制度の計画と準備が確立されねばならないことを信ずるものであります。
調査する事項 厚生行政に関する事項 調査の目的 公衆衛生、社会保障、婦人、兒童保護等に関する諸調査並びに対策樹立 調査の方法 関係各方面より説明並びに意見聽取、資料の要求等 調査の期間 本会期中次に水産委員長の西村久之さんからの分は、調査する事項 水産物の生産増強に関する事項 調査の目的 水産金融対策、水産資材調査、適正魚價の策定及びその集荷配給機構の檢討等 調査の
國政調査承認要求書 一、調査する事項 厚生行政に関する事項 二、調査の目的 公衆衞生、社会保障、婦人兒童保護等に関する諸調査並びに対策樹立 三、調査の方法 関係各方面より説明並びに意見聽取、資料の要求等 四、調査期間 本会期中 右により國政に関する調査をしたいから衆議院規則第九十四條により承認を求める。 以上が國政調査承認要求書であります。 —————————————
厚生省関係は、社会保障制度審議会設置法案、農林省関係は一件ありますが、これは食糧管理法の一部を改正する法律案であります。商工省関係では廃兵器等の処理に関する法律案、これは廃兵器の処理に対する基準法が只今までなくて、いろいろ問題が起つておりますので、前國会にも提案いたしたいと思つておりまして、いろいろ準備をいたしたのでありますが、その後関係筋との交渉を得次第これ亦提案する考えで準備を進めております。
戰歿者及び傷痍者等の待遇に関する請願(第五〇三号) 戰爭犠牲者に対する公務災害補償強化に関する請願(第五〇五号) 國民健康保險の診療施設に対する國庫補助増額の請願(第五三八号) 盲人福祉法制定に関する請願(第五三九号) 保健婦助産婦看護婦法の改正に関する請願(第五六六号) 國民健康保險の診療施設に対する國庫補助増額の請願(第五七九号) 兒童福祉事業振興に関する請願(第五九〇号) 社会保障制度
取引高税法中第二條第一項三十五号削除に関する請願(委員長報告) 第一七 無縁故引揚兒童教育施設費全額国庫補助に関する請願(委員長報告) 第一八 公共図書館法の制定並びに國庫補助に関する請願(委員長報告) 第一九 佐世保市に國立長崎大学水産学部設置の請願(委員長報告) 第二〇 文部省宗務課存置に関する請願(委員長報告) 第二一 盲人福祉法制定に関する請願(委員長報告) 第二二 國民健康保険制度の強化及び社会保障制度実施促進
日程第二十二は請願文書表第七十五号の國民健康保險制度の強化及び社会保障制度実施促進に関する請願であります。本請願は、國民大衆の民生安定と健康の維持増進のため、國民健康保險制度を拡大強化して、法令の改正、経費の國庫補助を図り、公的医療の裏付け及び医藥分業の確立を図り、社会保障制度の実現を促進せられたいとの趣旨であります。