1948-07-02 第2回国会 衆議院 予算委員会 第44号
予期せざる事情というのは、與党と政府間に起つた事情であつて、少しも社会に起つた事情でもなければ、経済上に起つた特別の事情でもない。それはあなた方の政治上の貧困を表わす以外の何ものでもない。予期せざる事情というのは、あなた方のもつておる政治上の識見の貧弱さと、政治力の劣悪さとの以外の何ものでもない。それはあなた方自身が発見された以外のものでもないのである。
予期せざる事情というのは、與党と政府間に起つた事情であつて、少しも社会に起つた事情でもなければ、経済上に起つた特別の事情でもない。それはあなた方の政治上の貧困を表わす以外の何ものでもない。予期せざる事情というのは、あなた方のもつておる政治上の識見の貧弱さと、政治力の劣悪さとの以外の何ものでもない。それはあなた方自身が発見された以外のものでもないのである。
○高瀬傳君 私は、社会革新党を代表いたしまして、ただいま上程になりました國有鉄道運賃法案につきまして、いささか修正の意見を述べんとするものであります。すなわち、第一條第二項を削除し、第三條第一号中、一円二十五銭とあるを七十銭に、九十銭とあるを五十銭に改める案であります。とりもなおさず、旅客二倍、貨物三倍、定期券一倍半、学生定期すえおきという案であります。
次いで社会革新党高瀬傳君から、その党を代表して、第一條第二項の運賃決定の原則は、鉄道が國有であり、國家の官吏によつて運営されておる現状に照らし当然のことであるから、これを削除すること、インフレの高進を抑止し、国民生活の安定を期するため、旅客運賃は十割の引上げに止め、普通定期は五割引上げ、学生定期はすえおくこと、貨物運賃は二十割引上に止めること、從つて別表第一、第二及び第三を改めるという修正意見を述べられ
すべからく國家行政組織法の基準に則り建設行政一元の規模の上に各省の整理統合を断行し、建設計画とその建設力の総合的運営を促進し、もつて國家社会の復興、民生の安定、文化の興隆に貢献すべき大建設省を設定すべきである。 なお第十二條に規定せる事務が特別調達廳に引継完了の場合は、特別建設管理を廃して、第三條第二十六号に規定する事務を行うため当然営繕局が設置せらるべきものであることを明らかにしておく。
当用漢字表は、本來前書にもあるように、一般の普通の生活における漢字制限が、なるべく無理なく行われるようにしようという建前でつくられたものでありまして、從つて「当用」という名前も永久不動のものだという意味ではなくて、社会一般都合よく漢字の整理が行われるようにという意味でつくられたものでございます。そこで專門用語や固有名詞はこの範囲ではないというふうに前書にもうたつてございます。
しかしながら日本の社会が全部ローマ字で行われているわけでもございませんので、子供たちを一人前の社会人とするための義務教育を、半分をローマ字で行うということは、現在のところ考えておりません。 —————————————
能率が低下し、技術も低下している現在の日本が、將來外國の社会にはいつていつて、そこで競爭するということになりますれば、むしろ能率の惡いというふうなものはこれをかかえこむことなく、能率のいいものがぐんぐん伸びるということにおかくことが、むしろ必要なのでございます。
社会的に見て兇悪な人であるが、この中にも過去に前科なき人もいる。常習犯的なものもいるが、中には突発的なでき心をもつて犯罪者となつたのも、不幸な群の中にはおるのであります。そこで請願の要点は、全部のものではなくとも、たとえ罪名罪質が悪くても、その動機、その後の悔悛の状態等によつて、他の一般的な人と差別することなく、適当に恩赦の恩典に浴せしめるのが、本請願の趣旨であります。
その理由につきましては、さきに本委員会において、極悪犯の発生を未然に防いで、終戰以來混乱した社会風教、道徳に一線を引くという趣旨をもつて、実は軽犯罪法が制定されたのであります。しかし右の趣旨言明は、かつての治安警察法、暴力犯取締令等の法令制度の設定の際にも言われたことであつて、しかもこの対象となつたものは、軍國法義、フアシズムに反対する労働者、農民、市民の民主的な勢力に対して行われたのであります。
なおこの法律につきまして、これを撤廃したらどうかというお話でございますが、これはただいまも申し上げましたように、國民の文化的な、日常道徳規範の遵守を確保する、こういう單なる趣旨に出ておるのでありまして、今日の社会の事態におきましては、私どもは撤廃の必要なしと考えております。
そこでそれはどうも言えないということになるならば、一方はどんどん昇つていくが米の値段は変らないということになると、農家経営は一体どうなるか、社会科学の研究から考えて、こんな不合理なことはないと私は断定するのですが、あなたはどうお考えになりますか。
それは米とか麦ではない、全部の主食糧ということになる、農業の全部がこれに占められてしまうということになると、社会的な大問題です。農民がつくるところの品物全部です。米、麦類、馬鈴薯に、さつまいもに、雜穀、一体何が残るか、それを欠陷のある法律で抑えてしまうということになると、農民をただ苦しめることになる。
その非科学的なことを二つにわけて考えますと、自然科学と社会科学の両方を考えなけけばなりませんが、社会科学の方から題ていくと、農家というものは、自分の土地については一かどの專門家であります。経済学者であります。また一かどの自然科学者であります。だからその土地については自分ぐらいよいよ知つておるものはないのです。なんぼ農林省のだれが行つて言おうが、私どもが行つて言おうが、それはいかぬのです。
そこで、この二人以上の事業者が事業者であるというような解釈が、ただいまお話のように、異種の事業者の場合でも、二人以上の同業者がはいつた場合には、当然これに該当するという意味なのか、あるいはただいまの御説明を聽いておりますと、二人以上の事業者がはいつておるところの團体はこれに該当するというような意味にとれますが、そういたしますと、わが國における商法に基く社会のほとんど全部が該当するというようなおそれがありますし
○蘆野政府委員 公益を主として目的とするような團体はこの法律の適用を受けないようにすべきである、あるいはそういうふうに解釈してよろしいかという御質問のようでありますが、純然たる事業者の直接の利益を目的としない一般的の廣い意味の、たとえば宗教であるとか、社会であるとか、文化であるとか、慈善であるとか、そういうことを純粹に目的としておる團体は、これに入るつもりではございません。
○黄田政府委員 商業工業金融業その他の事業と申しますのは、同種の類型に属する経済的活動を営むものという意味でありまして、たとえば農業であるとか水産業であるとか、そういうものを含むのでありまして、從いまして社会事業、学術教育事業、こういうものはこれには含まない、こういう意味でございます。
昭和二十三年七月一日(木曜日) 午後二時十分開会 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○理容師法の一部を改正する法律案 (衆議院提出) ○厚生年金保險法等の一部を改正する 法律案(内閣提出、衆議院送付) ○船員保險法等の一部を改正する法律 案(内閣提出、衆議院送付) ○社会事業振興に関する小委員長の報 告 —————————————
○姫井伊介君 現下の國情に照し、社会事業の振興を図ることは、國民福祉増進のため絶対不可決の要件であるので、本委員会においては第一回國会以來の懸案に基いて、二月三日議長の承認を得てこれが調査を行うこととなつたのであります。 委員会は二月十四日、九名の小委員を選定し、爾來数回に互る愼重な調査を続行したのでありますが、ここにその概要を報告いたします。
というものは一体いずれに属するかということになると、相当判断に迷うわけでありまするけれども、労働組合法の規定は、今申しまするように使用者側の利益を代表する、こういうように規定されておりまして、從つて只今お尋ねの教員の場合におきましても、労働組合を結成しておるわけでありまするから、そういう意味において教育労働者ということになるのであつて、從來の封建的な観念から申しますると、何かしら労働という言葉は、一種の社会的
しかし労働組合本來の使命、労働組合本來の職能というものが、だれが何と申しましても、これははつきり一つの社会的存在、経済的存在としてそれぞれ一定のカテゴリーというものが、定まつたものがあるわけであります。その労働組合の範疇に属するように発展せしめるということが、私は労働組合をして正しく、健全に、しかも自主的に発展せしめるゆえんであると、こう考えております。
○堀江委員 今次官からいろいろ御説明を聽きまして、納得した点もあるわけでありますが、これが庶民階級の救済的な意味、社会政策的な意味をもつておるという御説明につきましては、納得いかぬ点があります。われわれの地方においては、簡易保險はほとんど強制割当であります。そうした少額の應募者が、みずから好んで自分から郵便局に行つて、保險契約をするというような例を、私は寡聞でありますが聞いていないわけであります。
三四、「山陽民報」に用紙割当の請願、三九、「藥業事報」に用紙割当の請願、四〇、「貿易タイムス」に用紙割当の請願、四五、「防長新聞」に用紙割当増配の請願、五〇、「河内日日新聞」に用紙割当の請願、五二、労働組合等の各機関紙に用紙割当の請願、五四、社会科学習指導書に用紙割当の請願、以上を一括して議題といたします。
○福田繁芳君 ここに請願いたしました社会科学習指導書に用紙割当に関する件でありまするが、この請願は学習書協会の決議に基きまして、過日本院議長に御提出申し上げたのでございます。理由書を詳細に申し上げたいのでございまするが、時間の関係上省略いたします。
それから第十條の問題、これもすでに取上げられた問題でありますが、今日政治、経済、文化、社会各般にわたつて、非常なる激動期にあります状態といたしまして、この分類の仕方は、むしろ過去の戰前の日本の学界のあり方をそのまま認めておる、少し古くさい立場であると私は思いまするが、しからば新しい立場という点においては、学会においても、また一般の情勢においても、区々まちまちで、まだこの点について安定を得ておらないといす
十四 社会教育に関すること。 十五 校長、教員その他教育職員の研修に関すること。 十六 証書及び公文書類を保管すること。 十七 教育の調査及び統計に関すること。 十八 その他法律に別段の定のない、その所轄地域の教育事務に関すること。
命令とか監督とか、民主主義の社会では好ましいものではないと思いますけれども、秩序を維持する上には必要なものではないかと思います。委員会が任免その他の人事を行うということはありますが、それは事務であります。校長を任命する場合に、だれが適当であるかということを決定することはできないと思います。たれが適当であろうということがきまつて、その事務をとるのが教育委員会である。
一委員より、医療法の規定にある病院、診療所の構造設備は、現在の社会情勢から見て困難であるので、医療の圧迫にならないように注意し善処されたいとの希望があり、又診療所における四十八時間以上の收容禁止については、將來の問題として尚十分檢討の余地があるから、十分この点を考慮せられなければならない等の希望が附せられたのであります。
一般産業界におきまして、このような暴利的價格を設定いたしました場合に、政府は社会通念的適正價格として認めるおつもりでありましようか。(拍手)官業なるが故に手段を選ばないというならば、産業民主化を説く社会党主張の民営論のごとき、國民の名において断乎反対せざるを得ないのであります。
次に善行章でありますが、これは在來の紅綬、緑綬、藍綬、紺綬などの褒章をもつて表彰したもののうち、社会公共に対する功労はこれを新功労章ないし勲章に移し、その他については在來の褒章制度を踏襲いたしましたが、ただ、その名称を善行章と改めたのでります。
それのすべての基盤になります金融でありますとか、或いは労働力でありますとか、その他の農村におきまする諸種のその生産におきまする一切の社会的條件すべてを、一つの計画の中に入れるというようなことを、規定いたさなくとも、勿論そういう基盤の上にこれらの農業計画という一つの狭い意味における計画を立てて行く、こういうことで法の目的は達せられる、こう考えております。
その人は、社会的な義務として当然果すべきを果すというのでありますから、差支えないと考えております。
又放送事業は、現在におきましては事実上日本放送協会がその経営を独占しておるのでありますが、日本放送協会の性格は單なる私的機関たる民法上の社團法人に過ぎないのでありまして、このような機関をして社会生活のあらゆる部面に重大なる影響力を持つている放送事業を、法律的な根拠もなく事実上独占せしめて行くことは、これ亦新憲法の精神に副わないのでありまして、この際日本放送協会の性格を公的な機関に改組して、國民全般の
これは当局に対する要請でありまするが、そういうような社会一般民衆に誤解を與えるがごとき警察官の執行に対しては、あくまでもこれを上司において阻止されるよう十分な御監督を願いたいと思います。
先程も申上げました通り日本の國の経済、社会というものが段々安定に向いますことを期待しつつ、その間我々といたしましても、この苦しいときでも極力完全な捕捉ができるように努力いたしたいと思う。特に取引高税におきましては印紙制度を通じて國民一般が同時に自己の問題としてこの税が円満に納まるように協力されるというようになることを大きく期待しておるわけであります。
すべての税において現在社会経済状況の混乱を反映いたしまして、國民の諸般の方面の倫理が下つておるという所から、できるだけ税の上におきましても、非常に捕捉がむずかしいということに苦しんでおるわけであります。そこでこの取引高税法案を立案いたすに当りましても、その点は非常に大きな問題の一つとして、研究いたしたわけであります。
健康保險法の一部を改正する法律案、温泉法案、へい獸処理場等に関する法律案、及び社会保險診療報酬支拂基金法案を一括して議題といたします。審査に先だちまして政府側より提案理由の説明を求めます。喜多政務次官。
靜岡縣長岡温泉で湯の家がでぎまして、これは養老院でございまして、養老院といえば非常に暗いかげがついてまわつておりましたが、これをこの後明るい、殊にこうした社会制度の下においては、老いてからみじめな人が沢山出てまいりますが、國民は安心して老後を養えるような施設がほしいと考えておりまして、現在長岡温泉の一部には湯の家を拵えて二十人ばかりの養老さんを入れております。