1949-03-29 第5回国会 参議院 運輸委員会 第5号
航海距離も僅か八百海里程度でありまして、太平洋全域に亘つて活動する日本漁船の荒天時における保護ということは到底私共の力の及ばないといつたような、誠に重大な状態に置かれております。かような状態でありますから、海上保安廳の船舶の整備をするということは、何事にも代えまして重大な問題でございます。
航海距離も僅か八百海里程度でありまして、太平洋全域に亘つて活動する日本漁船の荒天時における保護ということは到底私共の力の及ばないといつたような、誠に重大な状態に置かれております。かような状態でありますから、海上保安廳の船舶の整備をするということは、何事にも代えまして重大な問題でございます。
○飯山政府委員 今の鈴木委員のアイオン台風による漁船復旧の問題であります。これは御承知のように中央農林金庫といたしましては、農林水産復興融資によつてやつております。結局四十億という最初の計画が二十億になつたのであります。そのうち水産に割当てられたものは、最初九億五千万といつたものが二十億になつて五億七千万円になつています。
○飯山政府委員 ただいまの漁船保險の問題は、御説のように昨年日本銀行から三千万円の融資を受けて、ようやく支拂いをいたしたような状況であります。なお本年に入りましも、日本銀行の借入の点を折衝いたしたのでありまするが、最近は融資と財政と申しますか、そういう関係は明確にされておりますので、容易にこれが融資できないのであります。その結果保險金の支拂いが遅れておるといことは御説の通りであります。
○鈴木(善)委員 水産関係の設備資金の今後の確保につきましては、ただいまでの御説明でも非常に困難が倍加して参つたと思うのでありますが、このときにあたりまして、特に漁船の建造の資金確保の面で金融と不可分関係にあります。また合せてぜひとも考えなければならない漁船保險の面につきまして、非常に遺憾な点があるように思うのであります。
それから漁船の建造が御承知のように全面的に一応停止の状態にある。尤も代船の場合はともかくといたしまして、一応停止状態にある。これは一例でありまするが、例えば水産業協同組合ができて、協同組合が仕事をする、つまり沿岸漁業の協同化を図ろうとする場合に、今ここに船を造ろうとする場合に、建造ができないというのが実情なのであります。
尚漁船の問題についてでありますが、御承知の通り制約を受けておりまして、非常に漁業振興の上に支障を來しておるのでありますが、今回普通の船舶の建設につきましては、その型といい、或いはその速力といい、そのエンジンの種類といい、廣汎にこれを自由に解放されたのであります。
さらに、道内膽振、日高方面の漁港あるいは船入澗、その他全道にわたるところの船入澗、漁港というものを浚渫改修し、これに伴うところの漁船の整備をいたすことによりまして、現在の一億八千万貫の漁獲高は四億万貫となるのであります。敗戰の結果、沿海州の漁場を失い、かつまた千島の漁場を失つたところの日本におきまして、万難を排してなさなければならないところの事業であると固く確信いたすのであります。
それから課税に当つては三ケ年平均を取つて課税をして貰いたい、どうもそうでないというと、なかなか漁業はその実態に合せて税を納めることは至難である、特にこの漁業者が非常にああした際物商賣と言いますか、そういうことに慣れておりまして、余り経理の面をよく考えてないとでも申しましようか、收入がありますと、急に漁船を沢山買つてしまう癖がある等というふうに業者みずからが認めておりまして、むしろ金融問題にあるというふうに
今のままでは殊に最前安本政務次官が杞憂せられたごとく、我が水産業界の、遠洋漁業としての捕鯨船團は相当莫大な補助を受けておるから、これは続けることができるかも知れませんが、殆んど漁獲の八五%を占めるところの我が沿岸漁業のごときは、恐らく金融の逼迫となり、金融の逼迫は当然漁船その他の必要な資材の逼迫となることは火を見るよりも明らかでありますので、私は本年末期に至るまでのうちに、大部分の者が破産に陥るであろうということを
それから漁船保險の特別会計の方も、これも除いておりす。一般のつまりその他の公共事業費と特別会計による漁船保險、これを除いたものを十九億要求したのでありますが、司令部並びに大藏省の査定の結果は、甚だ香しくないのでありますが、大体六億四千万円、二三%であります。この額については、私共としましても誠にこれは漁業界に対しまして相済まん。
政府におきましても、戰後水産業の重要性に鑑みて漁船建造資金として、又捕鯨艦出漁資金として、その他水産関係資金に、復興金融金庫から、去る十月末日現在において四十二億円余の資金を供給いたしており、又この外、銀行、農林中央金庫その他一般金融機関から、これら水藻関係資金の供給をなしておるととは、夙に知られておるところであると思います。
昭和二十三年十二月二十一日 午前十時開議 第一 地方税法第七條の改正に関する請願(委員長報告) 第二 奈良市廳舎建設敷地に関する請願(委員長報告) 第三 教育用品金融金庫創設に関する請願(委員長報告) 第四 美術品の課税に関する請願(委員長報告) 第五 清涼飲料税法第七條中改正に関する請願(委員長報告) 第六 農村工業農業協同組合連合会に対し旧第一海軍燃料しよう施設使用許可の請願(委員長報告) 第七 漁船保險
請願第三十六号は漁船保險に関する請願でありまして、十二月十一日に本院において採択されました請願と同一のものでありますので、説明を省略いたします。 請願第五十号は「こんぶ」の自由出荷並びに自由配給の請願であります。本件にかんのまして、委員の質問に対して政府側の説明がありましたから申上げます。「こんぶ」の統制撤去の時期については現在愼重に考慮中である。
漁船建造等は大体復興いたしましたけれども、ただ船ができただけで、それを運航するところの準備資金は少しも満たされていないのであります。かつお・まぐろ漁業、捕鯨漁業等主として遠洋漁業に重点が向けられて、沿岸漁業に対しては実に軽く扱われて來たのでありまして、現に本年十月現在の水産金融総額四十五億のうち、沿岸漁業に対しては、わずかに十五億円に達しないという哀れな状態であります。
の請願(第三号) 第八 山口縣の松樹害虫防除費國庫補助の請願(第一二号) 第九 國有林矢櫃山拂下の請願(第一三号) 第一〇 北海道における土功組合の更生に関する請願(第二三号) 第一一 石狩原野開発促進に関する請願(第二四号) 第一二 品井沼水害予防組合所有の農地外土地建物並びに農業用施設買收に関する請願(第二五号) 第一三 北海道土地改良軌道客土事業施行の請願(第二六号) 第一四 漁船保險対策
從いまして漁業能率を増進いたします点、また漁船の遭難防止というような点からいたしまして、漁港設備の促進はきわめて緊要な問題と考えます。從いまして具体的計画につきまして十分檢討いたしまして、なるべく早くその実現を見ますように努力して参りたいと考えます。
漁船の数においては、現在動力船約六十隻、無動力船約三百五十そうを有しております。これらの漁船はことごとく本島の沿岸あるいは附近の海上に出漁するのであります。ことに愛媛縣の南予地方沿岸漁民のいわし網その他の網漁業は、大体本島を中心とする十海里を漁場としているのであります。また海上交通としては九州と高知縣を結ぶ線の中間にあるのがすなわち本村であります。
の請願(第三号) 第八 山口縣の松樹害虫防除費國庫補助の請願(第一二号) 第九 國有林矢櫃山拂下の請願(第二二号) 第一〇 北海道における土功組合の更生に関する請願(第二三号) 第一一 石狩原野開発促進に関する請願(第二四号) 第十二 品井沼水害予防組合所有の農地外土地建物並びに農業用施設買收に関する請願(第二五号) 第十三 北海道土地改良軌道客土事業施行の請願(第二六号) 第一四 漁船保險対策
過去の実例より徴するも、突如襲來し來る突風のために、漁具、漁船の破壞、沈沒、流失等ほとんど毎年のごとくありまして、その損失また莫大なものがあるのであります。
同月十一日 機船底曳網漁業取締に関する陳情書 (第一三号) 漁業法改正並びに水産業協同組合法制定に関す る陳情書 (第四〇号) 三十噸未満の漁船登録に関する陳情書 (第四九号) を本委員会に送付された。
追加日程の案件、すなわち日程第一、機船底曳網漁業取締に関する陳情書、福岡縣議会議長提出、文書表第一三号日程第二、漁業法改正並びに水産業協同組合法制定に関する陳情書、宮城縣本吉郡大島村大島村長小松秀治郎君外九五名提出、文書表第四〇号、日程第三、三十トン未満の漁船登録に関する陳情書、福岡縣議会議長提出、文書表第四九号、この三案を一括して議題に供します。まず專門員小安君に朗読を願います。
併し実際あの樺太一帶の地帶において、いろいろ密貿易といいますか、密漁業をやつたり、そうしたりするのは、日本の漁船が主としてやつております。そして又実際に日本の当時の、昔の新聞でありますが、恐らく第一次吉田内閣時代と思います。樺太から逃げて來た人の話が公然と新聞に載つていた。そしてソ連地区において、如何にもみじめな待遇を受けたというような記事が公然と日本の新聞に出ておつたのである。
殊に漁船の損害は最も甚大でありまして、その隻数において約二〇%、トン数においては四九%、殆んどその半数を失つたのであります。それで政府は昭和二十年十二月に漁船建造に関する閣議決定をいたしまして、三十三万二千トンの補充をすることに相成つたのであります。その後逐次建造を進めまして、本年八月においては殆んど三十万トンに近い漁船が建造されたのであります。
また船舶につきましても御承知のようにほとんど私どもの方でいたしておりますし、それから漁船につきましても非常に漁業関係に出しておりますが、これは大体いま戰前に復旧したとも言えるだろうと思うのでありまして、設備については私の方でそれだけのものが出て行きますから、資金の使途を監査するのにも、比較的簡單に行けると思うのであります。
————————————— 本日の会議に付した事件 漁業法及び漁業法施行法制定に関する説明聽取 請 願 漁船保險対策に関する請願(馬越晃君紹介)( 第八号) —————————————
○馬越委員 この際漁船保險対策に関する請願について、趣旨弁明をいたしたいと思うのであります。これはすでに第三國会におきまして、各委員の御紹介によつて請願が数通出ておりますし、この内容につきましては、皆さん方も十分御了承のことであります。また第三國会の本委員会におきましては、この種請願は全部採択済みになつておることでありますので、あらためて私からこの必要性を説くまでもないと存ずるのであります。
実は今日大藏大臣と御一緒ならば非常に都合がいいと思つたのですが、大藏大臣が見えませんのでありまするので、できるだけ農林大臣が一つ大藏大臣に談判されまして、速かに一般会計からの繰入れを相当程度早くして貰つて、そうして速かに漁船保險の支拂いをして貰いたいということを希望いたします。
○國務大臣(周東英雄君) どうもこの点は事情を聞いて見ますと、誠にお氣の毒に思つておりますが、漁船保險も実は農業保險の方も大体一般会計から特別会計への繰入れが遅れておりまして、財源の関係上大分支拂いが延び延びになつて参つておるようであります。いろいろ借入金等で賄なつておりますが、できる限り早く処置するように努力いたしたいと思います。
尚もう一つお尋ねしたいのは、この漁船保險制度というものを先年政府が作られまして、大変漁業家のために役立つておるのであります。木造船の保險料は百円について十一円ですけれども、漁船保險ではその半分で間に合つておる。
5 abの漁民委員について、選挙権及び被選挙権を有する者は、原則として、関係市町村の区域内に住所又は事業場を有する者であつて、一年に九十日以上漁船を使用する漁業を営み又はこれに從事するものとする。 6 中央漁業調整審議会 漁業法の施行に関する重要事項を審議するため中央漁業調整審議会を設置する。
また漁業の方法、あるいは漁船、機関等の問題にいたしましても、科学技術の導入によつて経営の合理化をはかり、高度の生産力をそれによつてもたらすという観点からいたしましても、非常にこの問題が重要であると思うのであります。
健次君 椎熊 三郎君 三好 竹勇君 坪井 亀藏君 鈴木 善幸君 宇都宮則綱君 出席國務大臣 農 林 大 臣 周東 英雄君 出席政府委員 水産廳長官 飯山 太平君 委員外の出席者 水産廳次長 藤田 巖君 專 門 員 小安 正三君 ――――――――――――― 十一月六日 漁船保險対策
請願第二百二十二号、田野畑港修築工事促進に関する請願でありますが、請願の要旨は、岩手縣田野畑港を速かに修築をいたしまして、大型貨物船舶、漁船等の寄港又は避難港といたしまして活用し得るようにせられたいというのでありまするが、同港は三陸地方及び北海道航路の主要目標の地点でありまして、且つ宮古港以北八戸港間における避難港といたしましては最も好適な港でありまするから、速かに修築を要するものと認められますし、