1947-12-02 第1回国会 衆議院 本会議 第70号
これに対する政府側の答弁は、朝鮮、台湾、樺太、千島等が外地となつた今日の状況下においては、機帆船等も海外貿易に就航することとなる関係から、開港を増加する必要を生じてきた。なおまた終戰後激増してきた密貿易の取締上からも、開港を指定しておく方が便利である。 質疑の第二として、新たに外地となつた朝鮮、台湾に近接する九州、山陰に、開港として佐世保一箇所のみを指定する理由いかん。
これに対する政府側の答弁は、朝鮮、台湾、樺太、千島等が外地となつた今日の状況下においては、機帆船等も海外貿易に就航することとなる関係から、開港を増加する必要を生じてきた。なおまた終戰後激増してきた密貿易の取締上からも、開港を指定しておく方が便利である。 質疑の第二として、新たに外地となつた朝鮮、台湾に近接する九州、山陰に、開港として佐世保一箇所のみを指定する理由いかん。
○今村(忠)委員 今の説明で大體わかりましたが、ここにありまする和歌山港、廣島、この中國の部分と四國の新居濱、小松島等は、ちよつと考えて朝鮮と貿易するのに便利だと考えられませんし、四國の一部は臺灣とのことは一應考えられますし、酒田の樺太との連絡も一應考えられんではありませんが、何かしらこれらが便乘して、この際開港しておいたらいいじやないかという、漠然たる考えのようにとられるのであります。
第二段の朝鮮、臺灣が準外國になりましたためにという點はございます。あるいは近い將來にまつたく外國となりました際には、なお必要であろうと思います。御承知のように朝鮮、臺灣がただいまのような状況になりましたために、それとの往復上特に開港を必要とする港もあります。
つまり進駐軍が駐在しておつて必要であるとか、あるいは臺灣、朝鮮のごとき外地が、外國となつたために必要だというのかという質問に對して、今のお話は全然それとは違つて、港を殖やした方がいろいろな點において便利だというようにお聽取りしたのですが、その點がどうもはつきりしないのであります。
しからば、一体食糧とわが國の人口問題はどうなるかということに関しまして、少しく私の考えを申し上げてみますと、戰前のわが國における米の生産の五箇年の平均をとつてみますと、日本の生産が六千七百万石、朝鮮から移入をいたしておりましたのが八百五十万石、台湾からのが四百九十万石、輸入を受けておりましたのが三十万石で、輸出は六十万石、そういたしますと、この戰前五箇年の平均をとつてみますと、わが國における消費量が
あるいはまた朝鮮、滿州方面の大豆及び米を内地へ入れてもらう方法を考えてみる。このためには、何としても國内の工業力が飛躍的に復興いたしませんと、これらの食糧を輸入するための輸入資金の問題にかかつてきますので、從つて問題は、これら輸入食糧を國内に入れるためには、國内における工業力を飛躍的に高めなければならぬ。
そこでその金の出場所がないために、満州、北支、朝鮮、台湾等の外地関係の有価証券、殆ど当時無価値と考えられておつた証券を大藏省へ持つて参りまして、それでそれを現金に引替えたのでありますが、その額が実に七百九十二万円になつております。
第十五 中國東北地区における戦犯者救護に関する請願(委員長報告) 第十六 海外引揚者所有の農地に関する請願(委員長報告) 第十七 北鮮における不法抑留者等の釈放に関する請願(委員長報告) 第十八 海外引揚者の営業衣料品登録店店舗特例に関する請願(委員長報告) 第十九 在外私有財産の國家補償に関する請願(委員長報告) 第二十 同胞救済資金等の返還に関する請願(委員長報告) 第二十一 朝鮮
これに対し政府委員の説明を求めましたところ、政府委員よりは、ソ連管下の北鮮居住していた同胞中、特に総督府関係その他各官廳に勤務していた官吏は、惡質前職罪として逮捕され、主として朝鮮側の裁判所において起訴され、服罪せしめられている、それで政府としては、これらの人たちがいかなる権限に基いて、またいかなる法律を根拠として裁判をせられているのか、また一般残留者の速やかなる内地送還、拘禁中の者の速やかなる審理
第四に、歳出の面については、終戰処理費に関しまして、昭和二十一年度中に余分に支拂われている部分はどうするか、その國民経済に占める負担の限度はどこにあるか、朝鮮向け資材費等の措置いかん、公定價格でこの予算を実行し得る確信があるかどうか、こういう質問に対しまして、政府は、余分に支拂つているものはこれを回收する、負担限度の問題は、これを計上するに際して、極力金銭及び資材を減額してあるが、その資材が生産を圧迫
ところがこの膨大な九十何パーセントをとるのは、今まので商業新聞が、かつての戦争中の、前の南方あるいは朝鮮、支那、満州といつたふうな讀者網をそのまま温存しておつて、架空な實績に基いた申請がなされておる。それに對しての割当が依然としてなされておるのではないかという疑いがあるわけです。
前に紹介されたことは、それでよいのですが、ただ問題は、この経営主體がいわゆる朝鮮人であるという點について、いろいろ私たちが悩んでおりますが、結局はこの経営主體を社團法人とさせる。なお創立の趣旨については、いわゆる大和民族と朝鮮民族が永遠に結びつくという點、これは地理的あるいは地域的な觀點からも、朝鮮とわが國は、私が説明するまでもないと思います。
解放朝鮮はカイロ宣言により獨立を約束せられたとはいえども、三十八度線により國情の異なる米ソ両國の管理下におかれ、その影響を受ける關係上内外朝鮮人間に思想的分裂を来し深刻なる思想的衝突を見つつある現状であります。 特に終戦後すでに二年有餘の星霜を閲したのでありますが、日本に在留する朝鮮人は現在なお八十餘蔓人の多さを數えその四割以上即ち三十三蔓人は京阪神地域に居住しております。
朝鮮へも五十頭の馬を賣りました。ロシヤも日本の馬くらいいい馬はないから、ぜひ馬をくれといつて、満州へやつた馬を皆もつていつてしまつた。蒋介石は日本の馬でなければ支那の開發はできないと言つておる。そういう大きな金をどんどんと外國から入れてくることができるのに、牧野を荒してしまう。馬を育てられない。どうだと言つているのですが、これは實になさけないことであります。
特に在外財産は、私ごとになつて甚だ失礼かも存じませんが、王子製紙株式会社などはこの八月、終戰時に八月十五日におきまして、樺太、満洲、朝鮮、南方の諸工場、会社の六割を失つております。
これらの有價證券三千七百九十二萬餘圓の中で、滿洲、北支那、朝鮮竝びに臺灣等の外地關係の有價證券が七百九十二萬餘圓ありました。
○北島政府委員 陸軍共濟組合から買上けました有價證券は三千七百九十萬圓でございますが、このうちただいま申し上げました滿洲、北支那、朝鮮等の外地關係の先行き不安定の有價證券と認められたものが、額面にして七百七十八萬三千九百圓ございます。大體この程度の金額が現在不良資産で損失になるというわけであります。
但しここには書いてございませんが、外地の例えば朝鮮、台湾、樺太等で預けた貯金通帳を以て日本で預入しますときは、利子は高いのでありますけれどもこれは現行法では高いのでありますが、今回の改正法律では、それは内地と同樣に一本にする、一律にするという建前を取りました。と申しますのは外地の行政権で、外地に都合のいいような利率を定めたのでありますが、最早その必要がなくなつたのであります。
それで登記されたものはここにありますように三十一億七千九百万円、この数字は実は野戰郵便局記号の郵便貯金だけでありまして、日本内地の記号、若しくは朝鮮とか台湾とかいう所で預けたものの記号を持つて行つて野戰郵便局に預けたものが六億八千万円その外にございますので、原簿ではつきりしておるものは三十八億六千万、総体ではそうなります。
○委員長(深水六郎君) ちよつと私からも一つ御質問を申上げたいと思いますが、特別委員会でも多分問題になつたと思いますが、野戰郵便局の貯金の問題、それから満洲國の貯金の問題、それと朝鮮、台湾、樺太等の旧植民地の貯金の問題というのが、その額或いはその取扱方法、その他のいろいろなやり方というものがどういうふうになつておるのかということもお尋ねして置きたいと思います。
實は數年前に朝鮮の金剛山の紅葉を見て世界一だと考えた。日光を見て驚いた、雲仙どころではない。その紅葉の名勝である日光も、而も鬼怒川、鹽原というものが國立公園の指定に入つておいりません。なぜ入つていないかというと、日鹽道路という日光鹽原間の道路ができていなかつた。從つてこの方面の踏査が十分にできていなかつたために、入つていなかつたということを聞きました。
————————————— 本日の會議に付した事件 一 満洲における戦犯者救護に關する請願(原 侑君紹介)(第六三〇號) 二 元青島居留民の立替金を返還その他に關す る請願(原侑君紹介)(第六三三號) 三 在外同胞引揚促進の請願(吉川久衛君紹 介)(第八三八號) 四 朝鮮における日本人會借入の同胞救濟資金 返濟の請願(川合彰武君紹介)(第九一三號) 五 在外同胞引揚促進の請願外二十件
それから最後の朝鮮における同様の性質のものについてでございますが、最後の朝鮮の問題につきましては、純然たる外國における居留民の緊急援助ないしは在外救濟という、そういう性質に大體準じて取扱つてよかろうというふうに考えております。法制上から申しますと朝鮮における問題と、満洲とか中華民國における在留民の緊急措置のための經費の問題とは、多少取扱いを異にする面があると思います。
○安東委員長 次に日程第四、朝鮮における日本人會借入の同胞救濟資金返還の請願、これも同様に専門調査員をして朗読いたさせます。 〔佐藤専門調査員朗読〕 終戦後朝鮮に於ては、各地日本人會が政府の代行機關として、在留邦人から資金を借入れ、同胞の救濟と本國への送還とに當り、會の責任者は何れも一身を犠牲にして千辛萬苦の末、漸くその仕事を終えたのであります。
それからもう一つ、第三にお聽きしたいことは、これは前に豫算委員會で御答辯がありましたが、毎月朝鮮に七萬五千トンずつ石炭が行くというようなこともありました。そういうような關係についてお聽きしたい。それからその次には電力についても同樣なことをお聽きしたい。
それから朝鮮向の石炭の御質問でございましたが、二十二年度の第一・四半期は、輸出の總量が二十一萬九千トン、そのうち朝鮮向は十五萬七千トンでございます。第二・四半期は、輸出總量二十一萬四千トン中、朝鮮向は同じく十五萬七千トン。ただいま申し上げました第一、第二・四半期は實績でございます。第三・四半期は二十一萬六千トンの輸出總量計畫にしまして、十九萬四千トンを朝鮮向に考えておる次第でございます。
ところが政府側から出されて、また新聞にも發表されたこの統計表によりますと、朝鮮向けの例の資材の項目があるのです。ところがこの表には全然それがないのです。
の償還に関 する請願(第五十五号) ○旧満鉄社員の対会社請求権確保に関 する陳情(第百三十九号) ○戰爭犠牲の公平負担に関する陳情 (第二百八十七号) ○在外個人資産の補償に関する陳情 (第三百二十六号) ○同胞救済金の償還に関する陳情(第 三百二十七号) ○青島における居留民立替金の返還に 関する請願(第二百三十一号) ○海外引揚者の送金爲替支拂に関する 請願(第二百三十二号) ○朝鮮
○野坂委員 それから終戰處理費の中で、朝鮮向け資材の問題ですが、大藏大臣のこの間の本會議におる答辯では、將來これをどうするかということはまだきまつていない。こういうことであつたのでありますが、この問題は私は相當重要な問題であると思う。普通にみても朝鮮の費用を日本の國民が拂わなければならないというような義務は、ポツダム宣言においてもわれわれが知つておる範圍ではないはずである。
これはある程度ごもつともな點なんでありますが、要するに朝鮮、臺灣、滿洲、それから佛印、シヤム、こういうふうな方面のすべて糧道を絶たれました。この關係においては約二千萬石の米がはいつておつたわけで、それは御承知の通りであります。さようなことで、七千萬足らずの人間を養つておつたのであります。
三十八度線以北のいわゆる北鮮はソ連管下にありまして、そこにおりました日本人のうち、朝鮮總督府關係その他各官廳に勤務しておりましたものは、いわゆる惡質前職罪というような罪名のもとに、主として朝鮮側の裁判所で起訴され刑に服せしめられているという情報が、われわれのもとにはいつておるのであります。
終戰以來二箇年を經過いたしまして、私自身もそうでありますが、約二十年の間朝鮮に住んでおつたのでありますが、三十八度以南におつた私ども約六十萬近い在鮮者はほとんど引揚げを完了されたのでありますが、北鮮におる方々はまだ多數殘つておるわけであります。殊に北鮮において抑留されておる方々が多數あるわけであります。
尚住宅及び宿舎新築費、兵舎工事費、一般工事費、この三つの中には、内地において行うところの工事のみならず、朝鮮において行うところの工事のために資材を我が國において提供するという性質の經費が入つておるのであります。