1948-12-13 第4回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
○木村政府委員 生活保護法は御承知の通り國民の最低生活の保障でございまして、これにつきましては無差別、平等にこれを実施しなければならぬということになつておるのでありまして、從つて現在の状態においては、國民の最低生活といたしましては、義務教育までは必ず扶助しなければならぬということになつておりますので、義務教育までのものについては終了させるようにいたしたい、かように考えて措置しております。
○木村政府委員 生活保護法は御承知の通り國民の最低生活の保障でございまして、これにつきましては無差別、平等にこれを実施しなければならぬということになつておるのでありまして、從つて現在の状態においては、國民の最低生活といたしましては、義務教育までは必ず扶助しなければならぬということになつておりますので、義務教育までのものについては終了させるようにいたしたい、かように考えて措置しております。
併しながらこれら一部の人たちには何らの処置も行われていないのに至りましては、新憲法のその基本的人権を尊重し、無差別平等の精神に甚だししく違背するものであり、再建日本の將來に取返しの付かない禍根を残すことは必定でありますので、これ以上この問題を遷延させ得ない事情の下に、党派を超越して各派代表の提案となつてここに上程したものであります。
それから大体におきまして、今の倍率等も一應いろいろ役所で言つておりまするが、それは一應の倍率でございまして、勿論各個人の事情に應じまして、それぞれ差別がある場合には差別があつても妥当である、ただ大体の傾向を申上げているということで御了承願います。
衆議院送付の修正されました第三十三條のことでありますが、このために却つて公立の学校長なり教員等が國立の学校長或いは教員等との差別が設けられるようになると、却つて趣旨に反すると思うのであります。
更に公共企業体の運営を正常に確保する必要からいたしまして、職員の組合に加入し得ない者の範囲を明らかにし、更に職員が組合員であること、又組合の正当な行爲をなしたことを理由といたしまして、如何なる差別待遇をも受けないこととし、万一差別待遇があつたときには、仲裁委員会の命令によつて該行爲の停止を命ぜられることにいたしておるのでございます。
一五、農業協同組合連合会の組織形態は、農業協同組合法の立法精神に則り單営なると総合経営なるとに拘らず農民の自由にして自主的なる選択に委ね、資産の讓渡等に関してはいやしくも差別的な行政措置を採らざること。 一六、農村より吸收せる預貯金はこれを一定率農村に還元する原則を確立し農業金融の自主性を図ること。
○岩隈專門員 木工從業員に労務加配米配給の請願、請願者新潟木工所社長市川正二外一名、紹介議員荊木一久君高岡忠弘君、本請願の要旨は、現在多くの木工業者、自家において原木を製材しており、その原木の搬入、製材に從來している労働者は製材業に從事する労働者と同樣の重労働であるから、製材業と差別することなく、すみやかにこれら木工從業員にも労務加配米を配給されたいというのであります。
併しながらここにこう書いてあることは、やはりこれは一つの差別待遇でありまして、昔からあの金持の奥樣は元は看護婦でなかつたか、あの人は元産婆でなかつたかという蔑視的の観念があつたところから、この者は眼中にないのじやないかという氣を起すのであります。それで是非私はここに差支ないならばこれを記入して頂きたいと思います。産婆、看護婦、保健婦、最も大事なことでないかと思います。
しかしながら、檢察当局が一たび犯罪に対する確証を握り、是なりとの信念に基いて犯罪の捜査を進めるにあたつては、容疑者の地位、身分、門地等によつて法の前に差別待遇をすべからざることは、すでに憲法の命ずるところであります。
全部そういう特殊な差別待遇を受けないように、受けているものを皆給與から引いてしまう、こういう意味ですか。どこでそれが公平になつて行くという、この六千三百七円の人事院の案ではどういうふうにそこが公平化されていますか、今一度御説明を煩わしたい。
待遇の上に差別があつて、同じ職場に同じ氣持で勤務しておるということは、何らかそこに將來みぞができて行くようなおそれも考えられるのでありますが、でき得るならばそういうやはり学校に勤務する者、並びにその事務に当る者は、教員——ここで言う教育公務員と同じ氣持になつて行かなければ、教育というものはできない。
○國務大臣(下條康麿君) すべての國民は憲法の規定によりまして、その信條によつて差別を設けられないのであります。從いまして共産主義を信奉するからといつて、教員たることから排除せらるるということはないのであります。
まず第一点は、先ほど厚生大臣に別の角度から御所信を承つたのでございまするが、実は本年の十月十五日に、愛媛縣の宇和島市におきまして、八幡神社の祭礼のみこしの行列の問題にからみまして、いまわしい差別事件が起つたのであります。この差別事件がきつかけになりまして、町の暴力團がこのみこしの行列に参加いたしておりましたところの部落民に対しまして、二十数名が二回にわたつて集團的な暴力を加えたのであります。
○殖田國務大臣 初めの問題につきまして、部落民の差別待遇と申しますことは、新憲法のもとにおいてはもとよりでございますが、すでに明治維新以來差別待遇は撤廃されておるのであります。それが今日までその思想が残つておりますことは、まことに遺憾でありまして、あらゆる手段によつてこれは是正しなければならぬと考えております。
それは憲法の第十四條によりまして、「すべて國民は、法の下に平等であつて、人種、信條、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」ということが明記されておるのでございまするが、今日全國におきましてなお三百万に上ると言われるいわゆる部落民が存在するのであります。
でこれは使用者から、或いは公共企業体から差別待遇を受けないということならば我々も理解できるが、組合に加入しなかつたことを以て如何なる不利益な取扱も受けない。組織を奬励する、團体交渉を助長発達するということは、組織それ自体を政府は保護しなければならん。そういう精神からいうと、これだけの文章では非常に我々は精神が汲み取れない。
しかしながら、一方においては職員の組合が健全に発逹いたしますことは、民主主義の発逹にきわめて望ましいこてでありますから、職員が組合員であること、組合の正常な行為をしたことを理由にして、いかなる差別待遇も受けないこととし、万一かかる差別待遇がなれましたときは、仲裁委員会の命令によりかかる行為の取消しを命ぜられることにいたしまして、労働組合法第十一條違反処理に伴う欠点を是正いたし、職員の組合の健全なる自主的発逹
俸給は從前に比しておおむね三割二分程度を増額することとし、扶養手当は、從來は扶養親族一人につき二百五十円でありましたのを、妻とその他の扶養親族とに差別を設け、妻については六百円に、その他の扶養親族については一人につき四百円にそれぞれ増額することといたしたのであります。勤務地手当及び特殊勤務手当は、政府職員の新給與に関する法律(法第四十六号)の規定をそのまま準用することにいたしました。
○政府委員(竹下豐次君) 公共企業体ということが建前になつておりまするけれども、公共企業体の中にも又それぞれその公共性における段階とか、或いは國民全般に関する影響の範囲と重大性というようなことにつきましても、それぞれ差別を認めなければならない場合が想像されると思います。從いまして、必ずしも一本でこれを規律なしければならないという必要があるものとも考えられないと存ずる次第であります。
併しながら一方においては職員の組合が健全に発達いたしますことは、民主主義の発達に極めて望ましいことでありますから、職員が組合員であること、組合の正常な行爲をしたことを理由にして、如何なる差別待遇も受けないこととし、万一かかる差別待遇がなされましたときは、仲裁委員会の命令によりかかる行爲の取消を命ぜられることにいたしまして、労働組合法第十一條違反処理に伴う欠点を是正いたし、職員の組合の健全なる自主的発達
漸く北海道の家庭炭に対しては、今年から約一トン当り一千円程度特に安く配給することになつたのでありまするが、工業用炭に対しては何らの差別がないのであります。電燈、電力の問題についても大体全國均一と相成つておるのでありまして、五十キロ未満の動力電燈は全國すべて同一値段であり、五十キロ以上のものに対してのみABC地区に分つて一割乃至二割程度の差等が設けてあるのであります。
扶養手当は從來は扶養親族一人につきまして二百五十円でございましたが、妻とその他の扶養親族とに差別を設け、妻につきましては六百円に、妻以外の扶養親族につきましては一人につき四百円にそれぞれ増額することといたしました。