1948-11-25 第3回国会 参議院 人事・労働連合委員会 第9号
從來は人種、信條、性別、社会的身分又は門地だけを取上げていたわけでありますが、この度は政治的意見若しくは政治的所属関係によつて差別されてはならないというふうに規定いたした次第であります。
從來は人種、信條、性別、社会的身分又は門地だけを取上げていたわけでありますが、この度は政治的意見若しくは政治的所属関係によつて差別されてはならないというふうに規定いたした次第であります。
これはやはり都市、田舎、大都市と田舎、こういうふうに行くべきであるけれども、現在の物價の趨勢を見ると、余り甲地、乙地というようなことによつて、宿泊料の差別というものは余り大したことはないと思う。然るにこの法案に見ますると、宿泊料の点について、甲地と乙地においては可なりの二百円近くの差額を設けておる。この点が実際問題としてどういうように政府は考えておるかどうか、こういう問題。
○山田節男君 最初に第一の問題としてお尋ねしたこの旅費、日当、この問題は現状としては各省によつて非常な差別があるように私は見るのでありますが、今後はこの人事院ができれば、そういつたような各省によつて宿泊料、日当というものが磯わないようにして、統一されることになるのかどうか、この点を一つお伺いしたい。
それから又入れて後、これを差別すべき機関があるに拘らず差別していない。そのまま鉄格子の中に入れて、呻吟して泣きわめいておる者を、そのまま氣狂いとして入れて、四百カロリーくらいの食糧しか與えない。大阪は浮浪者で難儀をしておるので、浮浪者はない方がいい、死んだ方がよかろう。よかろうけれどもが、そんなどころではない、人権の尊重から申して……。ただ一人の生命でも全世界にさえ代えられるものではない。
おれは持つ、お前は持たぬという差別をなくする。これが漁村民主化の第一歩である。ところがこの点につきましても、この水産業協同組合法については一言も触れていない。漁業法ができないから触れられないとおつしやるかもしれませんけれども、少くともそういう氣持があるならば、この協同組合法案の中に、その項目が一項なければならぬ。
○片島委員 國家公務員法の適用を全面的に受けるとなれば、逓信大臣が自分としては何とか差別のないようにやつて行きたいという氣持がありましても、事実上できないのでありますから、もし特別職に入れて適用を除外するというふうに努力をされるというならば別でありますが、ただいまのような御答弁だけでは、私はとうてい困難なのであろうと考える。
ただ本質的に申しまして、両者に径庭のないように、差別のないようにできるだけ所管大臣として善処して行きたい、このことをもつて御了承願いたいと思います。
大体野村先生なり鮎澤先生なりから申された点でほとんど盡きておるのでありますが、二、三の点だけを要約いたしますと、公共事業体の労働者とほかの労働者の差別——官吏との差別は明瞭に認められますが、基本的な差別が見出し得るかどうか。
非組合員に対する利益または差別待遇、または集團的な迫害というものからその人を防禦しなければならないということは、むしろもつと根本的な理念として当然考えなければならない。クローズド・シヨップを拒否するということだつたら別問題でありますが、何かこのような形で行くことは特段とこの法律が労働組合から批判され、また全面的な反対を受けておる際に、非常に挑発的なことさえも私ども感じられるのであります。
少くともタバコ生産の肉体労働者が民間企業の労働者と差別されまして、この法案の示すような措置を必要とする國家的な理由はないと考えるのであります。專賣事業は今國家財政の四分の一をまかなうほどの財政的重要性があるのだという理由は、かえつて國民大衆にとりましては、大衆課税的な存在を意味するものだと考えます。
例えば差別待遇をしたとか、或いは一定の俸給を拂わないとかいうような場合に、そのもの自体を当然にこれによつて処罰をする、それに協力した一切の者が、百十一條によつて処罰をされるということになりますが、こういつた意味で罰則を運用して行くということは、公務員の実際の仕事に当る者をして、常に異常な個々たる心情を持たしめることになり、その円滑な、又合理的な運営を図つて行くとゆえんではない。
その間に何らか特別な差別的な待遇をしてはいけないと、かように私は考えるのでありますが、法務総裁はいかなる御意見を持つておるか。
しかしながら過去から考えまして、満洲國であろうと、ドイツであろうと、アメリカであろうと、そうした問題については文化の程度と教育の程度によつて考えなければならぬのであつて、すでにこれらの人々は、満洲國の高等試驗に通つている人ではなく、日本の高等試驗に通つておるのだから、なんら差別的に考慮さるべきものではないのであります。
些末なことであつて、ただ形式だけは威容がはなはだ整うて來ますけれども、問題は手数料の額はあまり差別があつては困るというにとどまるのであつて、これは費用の問題にすぎないのであります。戸籍の実体については、これはもう嚴として、裁判所が管轄しておるのでありますから、手数料の問題までを持込んで大藏省を煩わすということは、どうもあまり当を得たものではないと考えるのであります。
法律といたしましても、また政令といたしましても、これを市町村にゆだねないで國家で定めるというふうにいたしますことは、これはまつたく仰せのように各地方々々で手数料に差別があつてはならない。これを統一したいという趣旨にほかならないのでございます。
又何人も門地、社会的身分或いは政治的團体に所屬しておること或いは政治的思想によつて差別されてはならないという場合におきましては、國家公務員以外の者に及んでおるわけであります。又同じくそういうように、技術的な面におきまして、どしうても國家公務員以外に及ばなければならない、或いは及びのが当然な場合ができて來るわけであります。
それから東北本線と東海道線との差別待遇の問題でありまするが、私もずつと前からこれは考えておつたのであります。ことに國会における議員、中でも東北、北海道の方々の御意見等も前から聞いておりまするので、私も就任早々この問題に対する弊害を是正すべきであるという見地に立つて進めております。
いまいつは長年の間ぼくらは考えておるが、東海道本線と東北本線というような線は差別待遇をやつておる。というのは、何をおいても東海道本線はすべてに先がけてやる。しかも列車もいいものを使う。しかし東北本線や常磐線や奥羽線は惡い列車を持つて來る。これを何十年間やつて來たのであります。これについて、この差別待遇をなくして、東北方面も関西方面も同一の方針でやつて行く意思はないか、これが一つ。
そこで家畜の方になりますると、そうした一定地域に自然の條件が或る程度差別があるというような実情とは違いまして、どの家畜にどうした事故が起るかというようなことは、全く偶然の所産でございまするので、必ずしも全家畜所有者が強制的に加入せられずとも、そこに統計上発生いたしますプロバビリティーというもの即ち保險経営上の基礎の数字において大した差異が出て参らないということが、農業の一般の耕作地に対する保険制度と
○藤田説明員 單位組合においては信用事業は兼営することができるのでありますが、連合会におきましての信用事業は他種事業との兼営を認めておらない、その差別はどうかということであります。本來信用事業は、いわば組合員または会員の預金を預かるのでありまして、それについては十分それの保護ということを考えなければならない。
さらに極東委員会の十六原則には、日本の労働組合の活動に関する基本的な問題が指令としてあるのでありまして、この件につきまして、一般の労働者と公務員とが何ら差別されてはならない。そういうことは、去る八月二十八日の対日理事会のパトリツク・イギリス代表の言葉にも明らかになつておる通りであります。
○説明員(永井三郎君) 別段差別待遇ということもございませんですが、事業をやつていないつまり純然たる持株会社は全部解散という方針で進んでおります。その清算の遂行やなんかにつきましては、一々その指示に從いまして委員会の承認を得て資産の処分とかいろいろなことをやることになつております。
ところがその持株会社の中には、御承知のように、單に持株会社であるのと、それから事業をやつております持株会社とありまして、事業をやつております会社だけが差別待遇を受けるというようなことになりますが、これはどういうふうにお考でございますか。
そういうばかげた待遇を農民は受けている今日、当然今度周東農相は、その米價決定の審議会というようなものを早く法文化して、人事院以上の機構をもつて、合理的に農民が増産に励まされるような、差別的なことがないように、納得の行く米價審議会を構成してほしい。これについて農相の御意見をお聞きしたい。
ただ思想のゆえによつて差別するということはなすべからざることを知つておりますが、半歳の強い、嚴しい経驗によりまして、日本共産党の行動、またなさんとするところが、すでに第三の段階を考えなければならぬところに來ておる。但しそれかと申しまして、ただちにこれが全面的に非合法的の政党であると断ずるというところまで來ておれば、いろいろの立法も簡單でありましようが、そこまで私としても断定する勇氣はありません。
また十四條におきましては、われわれ日本國民は「すべて國民は、法の下に平等であつて、人種、信條、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会問関係において、差別されない。」こういうふうになつております。また公務員につきましては、十五條において「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者亭はない。」
○井上政府委員 この再審査委員会で審査いたしましたのは、初めから終りまで、あらゆる勢力利益というものから全然別個に、関係されずに、公平な見地からいたしたのでありまして、初期の場合と、最後に近づくに從つた場合において、差別なく行つたのでありまして、再審査委員会といたしましては、これはこの法律を公平に解釋して適用したものであるという確信を持つておるのであります。
三十八條、第五号、これはこの前御制定頂きましたそのままでございまして、この趣旨を持つて來まして、はつきりとこの三十八條、第五号に規定するような場合は除くけれども、その外の政治的意見、政治的所属関係、即ちそれが合法的な政党、或いは合法的な政治團体として許される限りにおきましては、それらの政治的意見、若しくは政治的所属関係によつては、外の社会的身分、又は門地その他によつて差別されてならないと同じように、