1950-04-26 第7回国会 参議院 本会議 第46号
第三は、牧野の害虫駆除に関する点であります。即ち牧野に害虫が発生し、これが他に蔓延する虞れのある場合において、都道府県知事は必要があるときは区域、期間及び駆除の方法を定め、当該牧野の所有者その他権原に基き管理を行う者に対し、その害虫を駆除すべき旨を指示することができることといたしておるのであります。
第三は、牧野の害虫駆除に関する点であります。即ち牧野に害虫が発生し、これが他に蔓延する虞れのある場合において、都道府県知事は必要があるときは区域、期間及び駆除の方法を定め、当該牧野の所有者その他権原に基き管理を行う者に対し、その害虫を駆除すべき旨を指示することができることといたしておるのであります。
御承知のごとく明治二十九年に害虫駆除予防法が制定され、国内におきまする病害虫の駆除、防除策を講じ、また昭和二十三年には輸出入植物検疫法が施行され、植物の輸出入に伴う検疫事業を実施いたし、農業生産の安全と増進とをはかつて来たのでありますが、特に害虫駆除予防法につきましては制定も古く、最近の新事態に即応しないところが多く、新たに国内に発生した病害虫または特殊病毒虫の絶滅または蔓延防止に必要な措置を強力に
国内植物検疫につきましては、現行法の害虫駆除予防法が古く明治二十九年の制定にかかるもので、法律制定当時の病害虫防除に関する知識水準を基礎としての法律内容は凡そ今日の実態に即せず、従つて特殊な病害虫を絶滅し又はその蔓延を防止する特別の措置をとるというがごときは全く予想されず、その結果、その後新らしく国内に侵入した幾多の病害虫が蔓延土着して農産物に重大な損害を與えておる実情でありますので、今回のこの法案
二十四の二 動植物の病菌害虫等を駆除し、及びそのまん延を防止するために必要な措置を行うこと。 第五十九條中「第二十号」の下に、「、第二十四号の二を加える。 これは今度の法律で害虫駆除予防即ち国内防除の規定が挿入されておりまして、これに関する規定は従来明確を欠いておりましたので、その関係で二十四号の二を加えることにしたのであります。
過去においては緊急防除対策として、農薬の常時備蓄をしておられたのでありますが、その後農薬の事情でこれを中止しておられるようでありますが、害虫はいつどこに突発するか分らないのであります。又その被害は非常に大であるのであります。でありますから、これは絶対的に農薬の常時備蓄が必要であると考えるのでありますが、そういうふうなことをされる考えはないかどうか。
○説明員(竹内二郎君) この補償すべき費用につきましては、予算のうちに害虫駆除予防費として九百六十万円あります。その範囲内でこれを行い得る場合におきましては、この予算内におきまして……非常に金額が多くなりました場合は、補正予算によりましてこれを計上いたして、そうして支出いたすように考えております。
第四は、牧野の害虫の駆除を命ずることができる権限、その他必要な報告徴收をする権限に関する事項であります。 第五は、現行法の廃止に関する事項でありまして、改正牧野法の施行と共に現行法は廃止され、牧野組合は解散することとなることであります。 以上が牧野法案の大要であります。
○政府委員(山根東明君) 駆除、予防につきましては、これは実は主として害虫としましてはダニというようなものが考えられるわけですが、これの駆除について、これは或る程度火入れをするという簡單な駆除方法もありますし、実はそう多額の経費が要らん場合が多いのじやないかという考え方をしておりますので、従いまして、これに対する仮に奨励金の予算の成立を見るまでの間におきましても、このことは実施できる場合が相当あるのじやないかという
第四点は、牧野の害虫の駆除命じ、またはその他必要な報告を徴取することのできる権限の規定を定めたこと、以上の四点であります。
その前にこの法律について、或いは政府の方にも行つておるかとも思うのですが、全国指導農業協同組合連合会、全国購買農業協同組合連合会、全国農業共済協会、この三つの全国的な団体から、この法案に対する要請書というものが国会の方にも実は陳情という形で出ておるのですが、それはすでにお手許へも或いは行つておるかとも思うのですが、この法律案では主として特殊病害虫を対象としており、稻熱とか、うんかとか、螟虫たとか、こういう
それから植物防疫法対象の病虫害被害状況と輸出入植物の種類、数量、植物防疫法案関係予算一覧表、動植物検疫所定員配置予定表、植物検疫所機構図、害虫駆除予防法、輸出入植物検疫法関係法律條文拔萃、こういうふうなものであろうかと思います。 大体この植物防疫法の主な点を御説明を申上げたいと思います。
又国内におりまする病害虫の対策としましては、明治二十九年制定せられました害虫駆除予防法がありますが、この法律の制定当時は、病害虫の防除に対する知識水準が極めて低く、農業者の自主的防除を期待することが困難でありましたので、現在からすれば一般的な病害虫を対象といたし地方長官がその防除方法を定めて農業者に防除を行わせるということが建前とされましたので、特殊な病害虫を絶滅し、又は蔓延を防止するために特別の措置
また国内におります病害虫の対策としましては、明治二十九年制定せられました害虫駆除予防法がありますが、この法律の制定当時は病害虫の防除に対する知識水準がきわめて低く、農業者の自主的防除を期待することが困難でありましたので、現在からすれば一般的な病害虫を対象といたし、地方長官がその防除方法を定めて農業者に防除を行わせるということが建前とされましたので、特殊な病害虫を絶滅し、または蔓延を防止するために特別
普通に松くい虫という名で総称されております穿孔虫類に属する森林害虫で近畿、九州の一角に発生を見ましたのは、すでに二十年も前のことでありますが、これが戰時から戰後にかけて急速な勢いで蔓延いたしまして、今や北海道を除く殆んど全国の松林、名勝旧蹟の松、海辺の防風林など、至る所の松を非常な繁殖力を以て喰い荒しておりますことは御承知の通りでありますが、この松くい虫は戰時、戰後における濫伐により森林環境が激変いたしましたのに
○山根政府委員 害虫の駆除にも相当な経費がいるので、これに対してある程度国がめんどうを見る必要があるのではないかという御意見だと思うのでありますが、国はどの程度の経費を考えておるかという御質問に対しましては、最初にもおことわりしましたように、今日におきましては、牧野改良についての経費は、予算としては二十五年度には実は全然盛つていないのであります。
○山根政府委員 法律案の十八條に、害虫駆除の規定がございますが、これで私どもが予定いたしておりますおもな害虫としましては、だにその他の昆虫類でありますがこれは何と申しましても、放牧家畜の非常な敵でありまして、これの駆除につきましては、十八條の規定を適用することによつて、駆除の措置をとつて行きたいという考えでございます。
○渕委員 その場合、政府の負担する負担額、金額は申さなくても、大体何パーセントぐらい害虫駆除に要する費用を政府が負担される予定があるのか、それを聞いておかないと、害虫が参りましても、私ども自己の負担においてやるということは、なかなか今日の経済状態からできないのでありますから、そのパーセンテージを一応承つておきたいとおもいます。
普通に松くい虫という名で総称されている穿孔虫類に属する森林害虫が近畿、九州の一角に発生をみたのは、すでに二十年も前のことでありますが、これが戰時から戰後にかけて急速な勢いで蔓延いたしまして、今や殆んど全国の松林、名勝旧蹟の松、海辺の防風林など松という松を非常な繁殖力をもつて喰い荒しつつありますことは、我が国の森林生産に重大な支障を及ぼすものとして、誠に憂慮に堪えないところであります。
○岡村文四郎君 そうすると、内地の松を喰つております害虫は、蝦夷松や椴松には喰はないというわけじやないのですか。
○政府委員(横川信夫君) やはり多少害虫はつくと思います。まあ害虫がつくと言いますけれども、松くい虫とは種類が違うようでありますが、幸にして只今まで北海道方面では森林の状態が割合に健全でありますので、この害虫が勃発しておりません。
第一は、従来森林害虫の防除は森林法第八十條及び第八十一條に基いて行われまして、駆除の対象が森林に限られていましたが、松くい虫等の防除の徹底を期するため、森林のみならず、街路樹、公園の樹木及び伐採木等に対しても適用できるよう、本法の適用範囲を拡大いたし、かつそれぞれに対する駆除設置の内容を明確にしたこと、第二は、森林害虫の種類あるいはその発生状況により、国全体の利益と各都道府県のそれぞれの利益とが必ずしも
普通に松食虫という名で総称されている穿孔虫類に属する森林害虫が、近畿、九州の一角に発生を見たのは、すでに二十年も前のことでありますが、これが戰時から戰後にかけて急速な勢いで蔓延いたしまして、今やほとんど全国の松林、名勝旧蹟の松、海辺の防風林など、松という松を非常な繁殖力をもつて食い荒しつつありますことは、わが国の森林生産に重大な支障を及ぼすものとして、まことに憂慮にたえないところであります。
○説明員(庄野五一郎君) 農作物の害虫の種類といたしましては、水稻につきまして現在のところ最も被害の大きいのは、「うんか」でありまして、「うんか」はこれを「夏うんか」、「秋うんか」に分けて、「うんか」、それから二化螟虫、三化螟虫、「あわよとう」「えびがに」、「くろかめむし」、「どろおいむし」、「いねつとむし」、それから「よぶのめが」、「あおむし」が大体水稻についての害虫でございます。
それから今の害虫のお話でありますが、稻の稈縄が若干の地方で発生したということは聞いておりますが、お話のように全国的に重大な支障を来したということも聞いておりませんので、尚よく専門家に調査いたさせましてお答えいたします。
それで減収になつたという説もあるし、果して去年の減收がそういう稻の花を食う害虫が全国的に繁殖して減収になつたものであるか、まあ温床のある人は、これは分つたことですけれども、これが日本の農業を経営しておる人が本当のところを掴んでいない。
なお二十五年度は、シャウプ勧告によりまして、若干の補助金が地方財政平衡交付金に吸収されましたし、森林害虫駆除の関係が公共事業費から一般会計に組みかえられ、また国有林野事業特別会計の独立採算の見地から、従来同特別会計に計上されていた林業試験場費及び国有林治山事業の事務費が一般会計に組みかえられ、また第一水産講習所関係の経費は、所管がえによつて文部省の予算に組みかえられる等、予算の組み方に若干の変動があつたわけであります
それから本年は特に害虫駆除予防費補助といたしまして九百六十万円を計上いたしておりますか、これはどういう災害が発生するかわかりませんので、臨機に害虫駆除の予防をいたさなければならない事態もあるかと思いまして、一応これは予備費的な考え方で、防除の何かに、そういう事故が発生いたしました場合に適当にこの予算を使いたい、このように考えております。
ところが病虫、害虫その他が多かつた、その他いろいろな條件があつて家畜が飼えなかつた。草は一年中ある。なぜかというと亜熱帯において適当したところの生産方法というものを、日本の農業技術というものはもつと育てることができないか、そういうことだと思います。今までは日本の外国から来た農業というものは、すべて養蚕と米麦を除いては、皆向うからの真似でございます。ですから畑作技術というものはさつぱり進まなかつた。
なお二十五年度は、シヤウプ勧告によりまして、若干の補助金、約一億四千七百万円が地方財政平衡交付金に吸収されましたし、森林害虫駆除の関係が、公共事業費から一般会計に組みかえられ、これが二十五万円の増でありますが、また国有林野事業特別会計の独立採算の見地から、従来同特別会計に計上されていた林業試験場費、これが八百八万円減少しております。
それ以外につきましての増加があつたわけでありまして、内容を申しますと、ばれいしよのリングロツトの駆除予防費の補助が約四百六十万円、アメリカシロヒトリの補助が五百万円、害虫駆除予防費補助といたしまして、これは一般にいろいろのものがあるであろうということを予想いたしましての一般的な補助でありますが、これが九百六十万円、それからその他本年におきましては、植物防疫法の実施と関連をいたしまして、機動防除用の動力噴霧機
それから前年度と違いますのは、十一番目の害虫防除の関係でありますが、これは松喰虫の対策であります。これは従来は公共事業の中に入つている金なんでありますが、事業の性質が公共事業費とちよつと違うのではないかというようなことで、ここに拔き出しまして公共事業から落して、四千四百万というものを持つて来たわけであります。