1951-06-02 第10回国会 衆議院 農林委員会 第45号
第一は、一般病害虫の中で、広範囲にわたり急激に発生して農作物に甚大な損害を及ぼすおそれのある病害虫々指定し、これら指定病害虫の異常発生時に備えて国において農薬の備蓄及び防除機具の備付を行い、必要に応じ農薬の讓與、讓渡及び機具の貸付をなし得ることとなし、さらに防除実施者に対して補助を行うことができることにしました。
第一は、一般病害虫の中で、広範囲にわたり急激に発生して農作物に甚大な損害を及ぼすおそれのある病害虫々指定し、これら指定病害虫の異常発生時に備えて国において農薬の備蓄及び防除機具の備付を行い、必要に応じ農薬の讓與、讓渡及び機具の貸付をなし得ることとなし、さらに防除実施者に対して補助を行うことができることにしました。
まず経過についてでありますが、農業生産の確保及び増進をはかるため、植物防疫はきわめて重要な事項でありますから、植物防疫については、古くから輸出入植物検疫法及び害虫駆除予防法等によつてその措置が講ぜられていたのでありますが、第七回国会において、植物防疫に関する従来の法制を改廃統合し、新事態に即応して、国際的及び国内的に植物防疫に関する一貫した新立法を企て、現行植物防疫法が成立して、昭和二十五年五月四日公布
そうしてこの種類は、大体先ほど指定病害虫の種類を申し上げましたが、従つて備蓄する農薬の種類がきまつて来るわけであります。病害に対しましては硫酸銅あるいは石灰硫黄合剤を、それから害虫に対しましてはBHC剤を主体として備蓄をしたいと思つております。
○説明員(井上菅次君) それでは今の御質問に対してお答えいたしたいと思いますが、硫酸ニコチンは、以前は百五十トン程度年間需要があつたのでありますが、戦後新らしいDDTとか、或いはRHC等の農薬も入つて参りまして、多少需要量につきましては減つて行く傾向があるのでありますが、大体年によつて、害虫の発生によりまして、はつきりした堅い数字があるわけではございません。
BHCでは害虫である「つまぐろよこばい」は殺すことができないのであります。又桑園の附近でBHCを使用いたしましたならば、その桑園の桑で蚕を飼えば蚕は死んでしまうのであります。そこで少くとも「つまぐろよこばい」の駆除と桑園附近の害虫駆除にはBHC以外の駆除剤を必要とするのであります。それにはBHCが使用せられる以前に使用しておつたところの石油が最も適当であるのであります。
なお森林害虫の駆除、防除につきましては、特に関西、九州方面に跋届いたしておりました赤松まつ喰虫の防除のため、及び北海道におきます野鼠の害を駆除いたしますために、二億五千三百四十三万一千円を予定いたしているのであります。
しかるに現政府では、この土地改良、交換分合に関しまする最も食糧増産に大切な土地関係の費用を全部削減いたしまして、何かわけのわからぬような害虫駆除やあるいは折衷保温苗しろ、これももちろん大切でありますが、そうした方面にわずか十億円の金をふやして、拔本的な方面に十八億円減らした点を伏せて、そうしてもつぱら與農予算と銘打つて公称されることは、いわゆる農民をだますところのはなはだ卑怯なる説明であるということを
○小林(進)委員 次には害虫対策と申しまするか、その費用が来年度は二億六千九百万円計上せられておるのでありますが、二十五年度は大体この方面でどれくらいお支拂いになりましたか、その数字を承りたいと思うのであります。
八ページの終りのところにございますが、米麦の種子については全量種子消毒を実行せしめる、このための薬剤の購入費、それから常時病害虫が発生いたします地帯、これを大体稻については、病害については二十万町歩、害虫については十一万二千二百町歩、合計いたしまして三十一万二千町歩、及び麦については防除面積を約二十万町歩、これについて農薬が一回散布分につきまして、国が半額の補助をいたして行くという考え方に相なつておるわけであります
次の森林害虫防除に関する経費は、松食虫の防除事業に対する補助金でありまするが、特に今年度は、北海道におきまして野ねずみの害が非常に猖獗をきわめておりまするので、約二千万円を北海道庁に対しまして補助いたす経費でございます。次の山林公共事業事務処理に関する経費は、公共事業に従事いたしまする職員の俸給、事務費であります。なお次は林業試験場に関する経費でありますが、これは二十五年度と大差がございません。
あるいは輸出の制限等、国際的には起るかしれませんが、その間に処しても、日本への輸出、日本から見ての輸入というものに対しては、それぞれその間に処して努力をし、関係方面とも連絡をとりつつありますので、そうえらいかわつた数字にはなるまいかと考えますが、同時にわれわれとしては、国内における増産について、些少ではありますが、二十六年度予算におきましては、公共土木事業等においては、約三十五億の増加をし、それから害虫駆除
こういう方面から積極的に土地改良に重きを置いての増産、災害に対する補償ということによつて生産力を増強し、または減殺しないような方法をとるということが大きな建前であり、続いては優良肥料の配給なり、あるいは害虫駆除予防というような施設に相当金を出して、減耗するものを防ぐことによつての食糧の消極的増産の方策をあわせ考えて、今の目標を立てておることを御了承願いたいと思います。
○藤野繁雄君 現在の植物防疫法によつて見ますというと、この植物防疫法は、新らしいところの病虫害が我が国に入つて来ないように、入つて来たならば速かにこれを防除するように、というような法律になつているのでありますが、私はこの法律を審議する場合においても、新らしいところの病虫害よりも、現在我が国には、主食であるところのものに対して「うんか」であるとか、二化めい虫であるとかいうような、主なる害虫がおつて、これで
私は害虫駆除とか「いもち」病予防とかいう意味でなくて、増産、あの撒布が肥料であるという観念に農相の頭を変えて頂きますならば、必ずや二億六千万円くらいのものでその設備をいたしましても、たとえて申しますと、靜岡に火災が起つた、東京からポンプを出す、行つて見たら火はすでに止んでしまつて後片付けの邪魔になつた、それと丁度同じように、今の二億六千万円くらいの計画では、病虫害の後を追つかけて手数料をとつただけで
○藤村説明員 今のところ、特に対象にいたします松につきまして、非常に病虫害、特に害虫が相当蔓延いたしておりまして、これの害虫の駆除のために相当国家的な財政援助もし、技術的な指導もいたしまして、これの撲滅防止に努めております。この面につきましては、特に本年度約二億七千万円程度の補助金を支出しております。
次に九十六番の森林害虫防除に必要な経費でありますが、これも前年度と殆んど経費におきましては増減はないのであります。主に松くい虫、それに北海道の野鼠その他の害虫の防除のため必要な経費として要求しておるのであります。 次に第九十七番でありまするが、この費目の一億三千六百万円見当のものは、公共事業を遂行いたしまするために必要な事務費であるのであります。
それからその次の病害虫の防除でありますが、これにつきましては、従来大豆の害虫になつておりますひめこがね虫、これによる害が非常に多いのでありまして、これについては螢光誘蛾燈を設置いたしまして、これによつてひめこがね虫を防除する。なおそのほか、大豆の全体の面積について、DDT等の撒布によつて適期に一齊に防除しようというようなことも、この予算以外に別途に考えておるのであります。
しかし單に害虫駆除その他の施策をちよつとやるだけで、一割は簡單にと言いますが、この一割は計算してみるとたいていのものではない。これはみずから農家の生れであると自負する大蔵大臣に説明の要はないと思う。
御存じのように山間に参りますと、いのししであるとか、農村におきましては、害虫の駆除というようなことからも、相当そういうものが必要であるということによつて、やはり免許を受けなければならないという場合もでき上つて来る。
わが国は従来有益鳥獣保護の方策が不徹底であります上に、戰時中の森林の濫伐等により鳥獣の自然的成育の條件が奪われましたため、最近著しくその数を減少いたし、森林資源に多大の損害を與えているまつくい虫その他の害虫の蔓延も、これら害虫の大敵たる鳥類の減少によるところが多いと考えられますので、有益鳥獣につき單に捕獲を制限するだけでなく、積極的にこれが保護繁殖をもはかるため、現行法に所要の改正を施そうとするものであります
又最近全国的に蔓延して森林に非常な損害を加えつつあります森林害虫の異常な発生は、害虫の天敵たる鳥類の激減によりますところが多く、松喰虫、野鼠その他の有害動物の繁殖により農林業等の蒙むる損害も決して少くない実情であります。
近時全国的に蔓延して森林に非常なる損害を加えつつあります森林害虫の異常な発生、害虫の大敵たる鳥類の激減によりますところが多く、松食い虫、野鼠その他の有害動物の繁殖により、農林業等のこうむる損害は、非常なるものがあります。
近時全国的に蔓延して非常なる損害を加えつつあります森林害虫の異常な発生は、害虫の天敵たる鳥類の激減によりますところが多く、まつくい虫、野鼠その他の有害動物の繁殖により農林業等の被る損害は、非常なるものがあります。