1951-10-29 第12回国会 衆議院 予算委員会 第8号
特に最近問題になつて来ております国民健康保険の事業が、社会保障制度の中には非常に大きな要素を占めておるわけでありまするが、今日北海道等におきましては、社会保障の医療救済機関の制度が現状のような形で考えられておるならば、北海道の医師会としては、健康保険の担当医たることを返上するというような決議もなされておるようであります。
特に最近問題になつて来ております国民健康保険の事業が、社会保障制度の中には非常に大きな要素を占めておるわけでありまするが、今日北海道等におきましては、社会保障の医療救済機関の制度が現状のような形で考えられておるならば、北海道の医師会としては、健康保険の担当医たることを返上するというような決議もなされておるようであります。
厚生事務官 (薬務局長) 慶松 一郎君 厚生事務官 (社会局長) 木村忠二郎君 厚 生 技 官 (公衆衛生局 長) 山口 正義君 専 門 員 川井 章知君 専 門 員 山本 正世君 ――――――――――――― 十月二十五日 国民健康保険直営診療施設費国庫補助
ただいまるる御鞭撻を受けましたごとく、私どもも国民健康保険の現状につきましては、非常な心配をいたしておるのでございまして、大蔵省当局への要求にあたりましては、一層の努力を傾けまして、その実現を期したいという所存でございます。
次に、国民健康保険関係の補助について申し上げます。国民健康保険関係も、事務費は昨年一応私どもの要望いたしたものが通つておりますけれども、単価と人数におきまして、単価については昨年四十二円四十五銭ばかりでございましたのを、本年は五十一円九十三銭ばかりのものを要求いたしております。
そのうちでも国民健康保険を考えてみます際に、この国民健康保険の恩恵に浴すべき人々は、職場を持たない人であります。職場を持つている勤労者に対しては、健康保険ばかりでなく、年金制度もある、また失業保険の制度もあるのでありますが、自営業者につきましては、国民健康保険たつた一つであります。
国民健康保険のほうは、これはなかなか予想が付きにくいのでございまするが、今のままで行きまして、過去の実績等を照し合せて考えますというと、十億か二十億くらいの赤字になりはしないか。
と申しますのは、この問題が宙ぶらりんでございますと、政府全体といたしましても、例えば共済組合の問題がございますし、健康保険の問題がございますし、国民健康保険の問題がございます。或いは又国立病院の問題がございまして、歳入歳出共に不安定な状態であるということでございまして、できるだけ早く一つやつて行きたい。
もう一つ次の問題は、先ほど藤森委員からもいろいろお話が出ておりました社会保険診療の補助費の問題でございまするが、これは私は特に国民健康保険財政の現状というものは誠に窮迫その極に達しておる状況だと思うのであります。
これはいつぞやこの委員会、たしかこの委員会でありましたか、或いは国民保険の理事長会議のときでありましたか、ちよつとお話になつたようでありましたが、生活保護法とこの国民健康保険、社会保険の給付費との間の繋りは、非常に今言われたような意味であると思います。大きいと思うのであります。健康保険のほうが殖えて行けばそれが結局生活保護法のほうに行くということになります。
特に国民健康保険などにおきましては、まあ一村で肺核結の患者が二、三人も出たら到底やつて行けないという状態でありまして、従つて又今日の実情からいいますと、国民健康保険で肺病をみておるものは余り少い。もう町村長は心得て、然るべく生活保護法の医療扶助に換えてしまうといつたような形でありまして、それがだんだんに生活保護法の医療扶助と健康保険との境目の調整問題等もまあ含んでおります。
それから国民健康保険の困つておることも、これは私国民保険が倒れたのを引起したときからずつと知つておりますので、この点もよく存じております。金子委員の仰せになる今日の農民の状態も、よく知つておりますけれども、私どもといたしまして、国民保険と健康保険とを区別して大蔵省に国庫負担を要求することは、筋が立ちませんので、一応両方均一に要求しておる、こういう状態であります。
○宮崎説明員 ただいま金子委員のお述べになりましたことでございますが、国民健康保険が非常に困難な状態にあるということは、私どもよく承知いたしております。ただ健康保険におきましても、非常に困難な状態にあるわけであります。
その看護料の制定というもの、国民健康保険にいたしましても、生活保護の医療にいたしましても看護料金というものは莫大に上つておると思います。この派出看護婦の看護料よりも附添婦の料金のほうが大きいと思います。
大体昨年社会保障制度審議会の答申がございまして、これを全面的にそのまま実現するということは、新規の財源が八百億も要るといつたような状態であつてなかなか、集計はもう少し少くなるかも知れませんが、相当要るということでむずかしいわけでございますが、現行の社会保障関係の制度をできるだけ充実して参りたいと思いまして、私どもも黒川前厚生大臣の助けをいたしまして、結核対策の充実であるとか、国民健康保険の事務費の全額国庫負担
○藤森眞治君 時間がありませんから、極く簡単に伺いますが、先ほどもちよつと大臣もお触れになりましたが、健康保険或いは国民健康保険の経済が非常に悪い、而も国民医療というものに非常に大きな影響を持つておるということは、大臣もよく御承知であります。而も社会保障制度審議会の勧告案が保険に対する医療費の国庫二割負担ということを勧告しておる。
○国務大臣(橋本龍伍君) 只今のお話でありますが、国民健康保険の医療費の国庫負担という関係は、私は財政が許す場合にはできるだけ早くこれを実現をいたしたいと思つております。
○岡(良)委員 この社会保障制度についても、勧告当時、その以後ずいぶん広く国民の間からもその実現が要望されておりますし、また最近健康保険組合連合会とか、あるいは国民健康保険団体中央会等が社会保障制度促進の大会等も全国的にやつているようなわけで、相当輿論はその実現を要望している事実にかんがみても、どうかひとつこの際厚生大臣といたされては、最も重大な責任事項と思いますので、がんばつて実現方をお願い申し上
イギリスにおきましても、社会保障制度というのは、一つの制度の総称であつて、法律自身としては、健康保険とか国民健康保険とかいつたような六本の法律があるわけであります。日本におきましても、社会保障制度というものは、今日各個の部門において、イギリスほどに充実はしておらないけれども、日本は貧乏であるだけに、むしろアメリカあたりよりは、体系的に整つたものを実施しつつあると思つております。
これはやはりどこかに制度的な欠陷があるので、あれだけ生活保護法の適用として医療扶助が出るのならば、あれを国民健康保険の方と、もう少し財源的に結びつける方法はなかろうか。私も実は郷里で国民健康保険の責任者の一人をいたしておつて、郷里の生活保護法の適用の実態内容をにらみ合せますと、私の郷里では、大体医療扶助がほとんど半額を占めておるのでありまして、そういう面も痛感をいたしておる次第であります。
○福田(昌)委員 重ねてお伺い申し上げたいのでございまするが、新しい制度のもとにおきまする処分筆料の問題でございまするが、国民健康保険側に立たれましてのお考えといたしましては、医者の専門的報酬として処方箋料はとるべきものであるかどうか。この御見解をお伺いしたいと思います。
それとも国民健康保険の側に立ちまして、医師の処方箋を書く能力に対しては、特別の報酬は認めないというお考えでございましようか。
この医療負担の軽減の問題、限界点に参りましたところの健康保険並びに国民健康保険などの問題を勘案いたしますときに、これは單に薬価の問題だけを論議するだけで片のつく問題ではございません。
さらに健康保險あるいは国民健康保険の経済に対しまして、この改正案が実施せられまする場合に、悪影響を及ぼすようなことがあるかないか、この点につきまして政府当局の御答弁をお願いいたしたいと思います。
○成田委員 家事使用人も五人まではPXとかクラブ・ハウスの場合は国民健康保険に入れるだろうが、五人未満の場合を何とかしたいというお話ですが、具体的にはどういうようなことをお考えになつておりましようか。
第一〇二一号) 二〇一 同(遠藤三郎君紹介)(第一一四八号) 二〇二 同(井之口政雄君外一名紹介)(第一一 四九号) 二〇三 同(堤ツルヨ君紹介)(第一二二八号) 二〇四 同(苅田アサノ君紹介)(第一五〇三 号) 二〇五 結核病床増設に関する請願(山崎岩男君 紹介)(第一七〇九号) 二〇六 結核病床増設に関する請願(井出一太郎 君紹介)(第二一二八号) 二〇七 結核患者に国民健康保険
請願第千五百三十九号は、現在歯科医師はその収入の九〇%が健康保険法、国民健康保険法、生活保護法に基く診療にかかるものであるが、その診療報酬の支払は四カ月も遅延する状況であつて、医療資材の高騰と相待つて困窮しているから、必要経費又は基礎控除について考慮されたきこと、社会保険診療報酬に対しては課税を撤廃されたきこと等の措置を図られたいとの趣旨であり、個々の要求の実現は不適当ではあるが、適正化を図ることは
午前中の各界代表の意見中、否とする者九名の内訳は医師四名、歯科医師三名、国民健康保険一名、言論界一名であります。可とする者の九名の内訳は薬剤師四名、健康保険三名、国民健康保険二名であります。可否それぞれの主張は、今までに中央でたびたび申述べられて来たことと同様でありますので省略いたします。
○参事(宮坂完孝君) 紹介議員は石原幹市郎君でありまして、従来国会議員秘書は国民健康保険の加入を認められず公務員法にも該当しない存在にあるため、一朝病気におかされた場合は実費医療を負担しなければならん、單なる売藥にしか人命を託することができない悲惨な現状であるから、国会内の医療機関の議員に準ずる利用を認められたいとの請願でございます。
英国におきましては、従来そういうはつきりした医師に禁止したことはないようでございますが、一九一一年に国民健康保険法が制定せられまして、そのときにこの保険法による投薬は全部薬剤師によらなければならないという厳重な規則が出ております。当時全人口の約五〇%がこの保険に参加いたしたのであります。従つて全人口の五〇%に対する医療は明確にこの保険法によりまして分業が行われておつたわけであります。
又強制医薬分業に賛成されております健康保険組合、国民健康保険組合も、この人たちも、直営病院はおろか、自分たちの会員に対しても、組合員に対しましても、この啓蒙宣伝の努力を何らいたしておりませんが、こういうふうな情勢におきましては私はどんな法律を作りましても、社会的な事実ができて行かないということを心配いたすのでございます。
一つの例を挙げて見まするというと、例えば患者が処方箋を要求した場合には、医師のほうではいつでも処方箋を書いてやる、従つて患者はその処方箋を持つて薬剤師でもらおうと、医者でもらおうと自由なんだから任意だとおつしやいまするが、その処方箋を書きますることにも一つの枠がございまして、例えて申しまするならば、国の経営いたしておりまする健康保険、社会保險、それから国民健康保険におきましても、処方箋を書きますれば
三月三十一日 美容師法制定に関する陳情書 (第四九二号) 国民健康保険制度の育成強化に関する陳情書 (第四九 三号) 四月六日 国民健康保険事業の強化に関する陳情書 (第五五五号) 国民健康保険に対する国庫補助増額の陳情書 (第五七〇号) 戦争ぎせい者遺族援護に関する陳情書 (第五七五号) 結核患者療養費国庫支弁に関する陳情書 (第五 八四号) 医薬分業反対に関する陳情書
次に国民健康保険税の新たな設置があります。保険の掛金を税金とし、今まで医療費さえ拂えなかつた貧困者からも、これを差押や公売で嚇かし無理に強奪する結果が起るのであります。吉田内閣の政策も全くここに至つて極まれりというべきであります。このようにしまして大衆への負担を非常に強化している半面、何が起つているかと言いますと、一方では大資本への擁護が物凄くなされておる。
第五は国民健康保険税を創設することでありまして、国民健康保険を行う市町村は、保険料に代えて保険税を課することを得るものとし、その標準課税総額は、療養の給付に要する費用の総額の百分の七十に相当する額と定め、納税額は所得割、資産別、被保険者均等割及び納税義務者均等割によつて算定するのでありますが、一人の限度を一万五千円とするのであります。
次に国民健康保険法の一部を改正する法律案について申上げます。 本案も衆議院提出の法案でありまして、御承知の通り、国民健康保険法は昭和十三年に実施されて以来、急速に普及発達いたし、今や社会保障制度の一環として、ますますその重要性を加え、現在保険者数五千百、被保險者数二千五百万人に達しておりますが、今回更に国民健康保険の運営を適正且つ合理的ならしめるため所要の改正をいたさんとするものであります。
○議長(佐藤尚武君) この際、日程第十五、船員保険法の一部を改正する法律案、日程第十六、国民健康保険法の一部を改正する法律案、(いずれも衆議院提出)、日程第十七、予防接種法の一部を改正する法律案、(内閣提出、衆議院送付)、日程第十八、診療エックス線技師法案、(谷口弥三郎君外六名発議)、以上四葉を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕