1949-11-10 第6回国会 参議院 通商産業委員会 第2号
これらの業種につきましても輸出の関係が最近になつて悪くなつておりまして、今後の見通しがどうなるかによりまして、必ずしも一概にこうした綿紡化繊等は楽に再評価ができるというふうには考えられませんが、今後いろいろ通商協定その他によりまして、或る程度繊維類の輸出が可能であるということによりまして、大体シヤウプの勧告の、少なくともあの程度の再評価はしたいという希望でございますし、又し得るだろうというふうに考えております
これらの業種につきましても輸出の関係が最近になつて悪くなつておりまして、今後の見通しがどうなるかによりまして、必ずしも一概にこうした綿紡化繊等は楽に再評価ができるというふうには考えられませんが、今後いろいろ通商協定その他によりまして、或る程度繊維類の輸出が可能であるということによりまして、大体シヤウプの勧告の、少なくともあの程度の再評価はしたいという希望でございますし、又し得るだろうというふうに考えております
通産省といたしましては、今後の貿易のあり方が協定貿易あるいはバーター制と申しますか、そういつた方向で輸入を促進すると同時に、輸出を増進するという見地から、鉄鉱石の輸入については、一箇所に集中して輸入をするというような対策より、できるだけ広く分布して輸入さしたい、こういう見地で案を作成いたしております。大体におきまして主力はズングン並びにフィリピンであろうかと思います。
なお外資導入の問題は、ここで明確にお答えするのもどうかと思いますけれども、さしつかえない程度のことを申し上げますならば、政府としては外資導入ということは考えておらないわけで、いずれも民間外資の導入でありますので、日鉄が解体後におきまして、自由な立場で外国資本との協定がつきまして、外資が入つて参りますならば、これを政府は拒む意思は持つておらない。
これにつきまして総司令部とユニセフ当局との協定が成立をいたしまして、それに基きまして、本年の九月から十月にかけまして現品が次々と到着いたしたわけでございます。これにつきましては大体大きく分けますと二つの計画が成立つわけで、ありまして、その一つは原綿を中心といたします衣料関係の計画であります。それからもう一つはミルクを中心といたします栄養関係の計画でございます。
○殖田國務大臣 第十六條は「公共企業体の予算上又は資金上、不可能な資金の支出を内容とするいかなる協定も、政府を拘束するものではない。又国会によつて所定の行為がなされるまでは、そのような協定に基いていかなる資金といえども支出してはならない。」こういうふうになつております。従つてせつかく裁定ができましても、この條文によりますれば、必ずしもその通りには実行できないと考えております。
こういうことの協定と申しますか、方針でやつておるわけであります。個々の問題につきましては、先ほど申し上げましたように、一つの港を画然とするということはなかなかむずかしい問題もあります。実質上、早く御希望を実現するために、いろいろな――多少外見から見まして、どつちかというような問題も出て来るかもしれませんが、そういう点については、小松さんもいろいろ御存じだろうと思います。
○冠木政府委員 ただいまお話の点は、公共企業体労働関係法の第十六條によりまして、「公共企業体の予算上又は資金上、不可能な資金の支出を内容とするいかなる協定も、政府を拘束するものではない。又国会によつて所定の行為がなされるまでは、そのような協定に基いていかなる資金といえども支出してはならない。」
○佐々木(盛)委員 協定の内容と申しましても、いかなる内容にしろ、軍事協定というならば、戰争の場合を予想したものと私は考えるわけでありますが、そういう協定を結ぶということと憲法との関係をどういうふうに解釈すべきか、できますれば、もう一度御答弁願いたいと思います。
(笑声) 次にお聞きしたいことは、佐々木委員の方から軍事協定云々、こういう御質問に対する政府の答えの場合に、いろいろ答弁がありましたけれども、これについて私のはつきりしておかなければならないのは、たとえば講和條約が締結せられる、せられないにかかわらず、現実にある種の協定が今認められておると思います。たとえば最近は小麦協定の問題とか、あるいはこの夏には阿波丸事件に関する協定も結ばれたと思います。
○野坂委員 そうしますと、たとえば阿波丸事件におけるあの協定とか、あるいは性格は違いますが小麦協定への参加といつたようなこの協定は、国際法上どういう性格を持つものか、この点について伺いたい。
ますますその実現を確実ならしめるためにも、我が国が国際社会の一員として恥かしからざる民主文化国家たる事実を証明いたすことでありまするが、米国政府の勧請により、最近、学術、労働、通商その他各般の国際会議にオブザーバーとして招請を受くること漸く多く、外国との交通の自由も又漸次回復せられて、各種の国際協定への参加、通商協定の締結等、事実上国交の回復の実を挙げつつありますことは、誠に喜ばしいことであります。
米国政府の勧請により、最近学術、労働、通商等各般の国際会議にオブザーバーとして招請受くることようやく多く、外国との交通の自由も漸次回復いたしまして、各種の国際協定への参加、通商協定の締結等、事実上国交回復の実りをあげつつありますことは、まことに喜ばしいことであります。
少くとも力の不平均化、あるいは力の平衡というようなことから生まれますところの、独占的な性格あるいは協定というようなものが生れて来ないように再編成すべきであつて、もし日発の解体が実現せられたとしたならば、その他集排法によつて解体せられました企業が、その後かつての兄弟でありながら、盛んに自由競争をいたします現状に照しまして、おおむね御心配の点は解決するのではなかろうか、かように存じております。
この国際小麦協定によつて四年間は百二十万トンを、価格が漸次安くなるという形において輸入されるのであります。ところがこの国際小麦価格が、協定価格以下にどんどん下落して行くというような傾向があるのであります。ブエノスアイレスからの十月七日のAP通信によりますと、アルゼンチンの小麦は三百十ペソないし三百六十ペソという価格を維持しておつたけれども、最近は二百七十ペソになつたというふうに報告されております。
○安孫子政府委員 実はこの協定の今後のとりきめについて、ただいまお話のございました点まで深く私どもも考えておりませんが、協定の内容によりましては、ほかの国からも入れるということになろうかと思います。この点は実はまだはつきり申し上げるまで行つておりません。
○深澤委員 その次にお伺いいたしたいのは国際小麦協定の問題でございますが、先般衆議院において緊急質問がありました場合における外務政務次官の答弁は、大体において国際小麦協定に入れば非常に得をするのだ、こういう御答弁のようにわれわれは承つておのであります。ところが事実はわれわれは反対ではないかというように考えるのであります。
從つて東亜諸地域との貿易協定の拡大に努力しなければならないことは勿論であります。特に中日貿易の今後の見通しについて、政府は如何に考えておられるかお伺いしたいのであります。又ドル地域とスターリング地域との調整を行い、現在のドル決済の行詰りを打開するために、多角的決済方式を採用することが極めて大切であると考えるのであります。
第一の御質問は、多角的通商協定の実現についてどう考えておるかというように承知いたしました。御承知のように只今は相対的な二国間の通商協定であります。多角的な通商協定はいたしておりません。
この法案は、去る十月二十六日、本委員会に付託されたものでありまして、翌二十七日政府委員より提案理由の説明を聴取し、二十九日及び三十一日の両日質疑を行いましたところ、小峯委員より関税に関する政府の方針等について、田中委員より明年度食糧輸入予想額等について、深澤委員より主要食糧に対する免税の根拠、食糧自給に関する政府の方針、国際小麦協定参加の場合の影響等について、林委員より免税と食糧問題との関係、食糧事情
また日英協定の現状は、新聞でも御承知の通り、三億九千万ドル程度をもつて協定がすでに成立したと報告いたしたいような状況にまでなつております。しかし、この発表は司令部がなさることでありまして、ただいまこの席で、はつきり申し上げられません。日英協定の遅れました原因は、ポンド地域の出超九千万ポンドを、ドル資金をもつて決済するかいなかの問題によつて遅れておつたのでありました。
日英通商協定の締結も近いように聞いておるのでありますが、これらの点につきまして、政府は今後單に貿易手続の簡素化とか何とかいうふうなことでなしに、あるいは統制の解除という風な單に気休め的な言葉でなしに、いかに有効適切な方策を具体的に関係方面に懇請して行くかということを宣明していただきたいと思うのであります。 まだわが国の今日の貿易は、いわゆる盲貿易であります。
○伊藤説明員 ただいまお尋ねの点は非常に重要な点でございまして、先ほど私が小峯先生のお尋ねに対してお答え申し上げました通りに、まだ日本は国際関税協定に参加を許されておりませんために、最惠国待遇を受けておりません。従いましてアメリカの関税率は、ただいまご指摘の陶磁器等は六割ないし七割、最高七割でございます。
○深澤委員 陶磁器あるいはガラス等の関税問題は、結局国際関税協定に加入しなければ問題が解決しないというように、悠長に考えている時期ではないと考えます。われわれは国会閉会中に愛知あるいは岐阜等の陶磁器関係の生産地をよくまわつたのであります。まつたく今日製品のストックに悲鳴をあげているというのが今日の実情であります。
○林(百)委員 実は御存じの通り日本も国際小麦協定に参画しまして、これから大体三、四年先までの輸入小麦の量、小麦の価格まで決定されておるわけです。ところが実際の実情としては、小麦協定に参画しているアメリカにしても、あるいはアルゼンチンにしても、大体小麦などは非常に豊作になつて、今実際の価格は協定価格より下つて来ておるわけなんです。
そういう場合におきましても、たとえ地方東員になるという結論が出ましても、これらの職員はすでに国家公務員としまして、行政整理をやつた結果の人々でありますから、地方においての行政整理が行なわれましても、これと無関係として取扱つて行くということ、その他待遇等につきましても、現在の既得権を尊重いたしますように、別途細目を協定するというような閣議了解を取つております。
もう一つの点は、今後協定貿易を盛んにするということです。ローガン氏の非常に強調しておる点は、今世界の殆んどすべての国がドル不足に悩んでおる。ドルというどこにも通用する支拂手段がないのだ。この金のない同士が貿易するには、結局協定によつて金を支拂わずに貿易するより外なかろう。これにつきましては今まで日本は十幾つでありましたか、相当多数の貿易協定がありますが、これが殆んど義務が伴わない。
ただ今回の切下にはその後ろに英国、米国、カナダとこの三国の金融協定というのがありまして、御承知のように十ケ項目の協定をしてある。このような裏付がありまして相当程度この切下を成功させることとは思うのであります。
○理事(安達良助君) それでは引続いて貿易局長からポンド切下後の日本の輸出の実況、並びに今後の見通し等、特に日英通商協定の影響等についてお話を聞いたら如何でございましようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
ことに最近日英通商協定とか、あるいは日独通商協定の問題等、全然われわれにわからない状態においていろいろなことが行われておるのであります。
昭和二十四年十月二十六日(水曜日) 午前十一時三十一分開会 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○職員の人事に関する件 ○参議院規則の一部改正に関する件 ○電力制限に関する緊急質問の件 ○早期供出米褒償金制度に関する緊急 質問の件 ○たばこ民営に関する緊急質問の件 ○米価及び供米割当補正に関する緊急 質問の件 ○たばこ民営問題に関する緊急質問の 件 ○国際小麦協定
本院規則第二十二條により、議長は衆議院議長と協議いたしまして、会期を三十日間と協定いたしました。本件に関し討論の通告がございます。波多野鼎君。 〔波多野鼎君登壇、拍手〕
○竹山祐太郎君 私は、新政治協議会を代表して、ただいま議長から許可のありました国際小麦協定参加についての政府の所見をただしたいと思うのであります。 本日の新聞の報ずるところによれば、十一月一日に開かれるロンドンの会議に日本の代表が本日出発をするとのことであります。この国際小麦協定の問題は、われわれ食糧問題に悩む日本国民全体の重大なる関心事であります。
○政府委員(川村松助君) ただいま御質問にあずかりました国際小麦協定参加に関する経過を御報告申し上げたいと思います。 国際小麦協定は本年の四月に成立いたしまして、カナダ、米国、濠洲等の五輸出国と、英国、イタリア、インド等三十七の輸入国によりまして調印されたものであります。