1981-03-17 第94回国会 衆議院 商工委員会 第4号
ほかの国のカードを見ないでこちらから何も切り札を出す必要はないではないかという意見もあるかと思いますけれども、ほとんどすべてを外国からのエネルギーに依存しているわけですから、むしろ化石燃料というこの大変重要な燃料を、みずからより消費をしていかないという姿勢を世界に明らかにしていっていいのではないだろうかという実は気がするわけです。
ほかの国のカードを見ないでこちらから何も切り札を出す必要はないではないかという意見もあるかと思いますけれども、ほとんどすべてを外国からのエネルギーに依存しているわけですから、むしろ化石燃料というこの大変重要な燃料を、みずからより消費をしていかないという姿勢を世界に明らかにしていっていいのではないだろうかという実は気がするわけです。
したがいまして、石油を扱ったことによって生ずる製品的なものでございますから、LNGとかあるいはその他の、まあ化石燃料ということで石油と同じようなものかもしれませんけれども、石油以外でも採取し得るものとは違うということもございますので、やはりこれは石油と同じ扱いをするというのがいまのところ国際的な考え方でございます。
あるいは灰とかSOX、NOXといったような処理も非常に厄介だというようなこと、さらには石炭と申しましても、これは油の前は化学薬品の製品の原料でございまして、やはり化石燃料といたしましてはこういう方面にも将来は使わなくちゃいけない。そうなりますと、燃やすほか使い道のないという核燃料、これを使いました原子力船というのは、将来のあるべき大きな指針かというふうに考えております。
そこで、当庁といたしまして五十五年度の運転開始いたしますプラントを想定いたしまして、発電コストのモデル試算を行ったわけでございますが、それによりますと原子力発電は石油火力の半分程度、それから海外炭を使用いたします石炭火力の七割程度と大体試算されまして、化石燃料を使用する電源に比べて相当割り安であるという結果が出ております。
たとえば貨物船あるいは油輸送船などは、航空機などと同様に本来化石燃料でやるべきものでございます、あるいは砕氷船等の特殊の用途のものには使い得るとはしましても。その点の認識をまず伺いたいと思うのです。やはり基礎研究からじっくりと取り組んでいくべきものだ、そういうふうに考えるのでございます。
長期的に見ますと、化石燃料からの脱却ということが恐らくあるのでしょうが、まきから石炭になって石油になってきた、そのうちには石油も枯渇するから、さらにできることならば更新ができる、しかも公害性の少ないようなエネルギーを開発するという一つの大きな方向があるわけであります。
私は、世界のエネルギーというものを考えてみる場合に、化石燃料の時代は相当長く続くし、長期的に大宗を占めていくことは間違いのない事実ではないかと思うのです。石油、石炭、天然ガスを含めて、いろいろな予測がありますけれども、大体六兆一千六百億キロリッター程度のものが活用できる。
○吉田正雄君 私は、この法案に基づいて新エネルギー機構というものが積極的に、私は石油の代替という言い方はどうも余り好ましくないと思っているので、これから人類のエネルギーというのは、化石燃料がいずれ枯渇するということは明らかなわけですから、そういう点で私は新しいエネルギーとして積極的に開発していく必要があるだろうと思いますし、特に私たち人類が使用いたしておりますエネルギーというのは、これは全部太陽エネルギー
石炭は、御承知のように化石燃料資源といたしましては最も豊富に存在する資源でございますが、そのまま燃料として用いますと、輸送とか貯蔵に不便でありますし、発熱量も余り高くありませんし、灰分も多いということで、また燃焼の際にはスモッグとか窒素酸化物を生成しやすい。そういう環境上の問題もございまして、その点でも液体燃料に変換するということが有力な対策と考えられているわけでございます。
しかし、従来の化石燃料を使う、それから原子力のような全く新しい熱源を使うというようなことになっても、いずれもそれは有限であるわけです。人類の永遠の生存を考えるならば、何らかの方法をとらなくてはいけない。
どうもこれを見ると相変わらず海外の化石燃料に依存をする、そういうところにかなりのウエートをかけようとしている、こういうことがうかがえるわけです。私はこの傾向を直ちにいかぬというふうに言うつもりはありませんけれども、しかしこれでは、外から取ってくる時代からみずからつくり出す時代へ転換を図るという政府の新機構設立のキャッチフレーズとも言うべき基本姿勢にもとるんじゃないかとさえ実は感ずるのです。
化石燃料はすべて有限だと思うのですね。だから、有限なものを掘り尽くしたらなくなってしまうので、いまのうちからそれにかわるべきエネルギーの開発をしておかなければならぬという意味はわかります。わかりますけれども、それが理由だとすれば石炭もまた化石エネルギーですから、いずれにしろ枯渇するわけですね。
だから、この辺でエネルギー問題の発想の転換、先ほど言いましたようにロビンスは物理学者ですけれども、もっと人間の知恵を出して、そして自然循環エネルギーなりあるいは分散型エネルギーなり、小規模エネルギーというものを開発していく、その方向に持っていかなければ、いま二十世紀に生きている人類だけの化石燃料資源ではないわけです。
大部分を一生懸命遠いところから運んで、高い金を払って持ってきた化石燃料、エネルギー資源というものをボイラーの中でたいてしまって、そしてみんな電気にして、そして電気でなくて済むものまで電気を供給している。
化石燃料は掘っていけば枯渇するわけですから、枯渇した後また砂漠の国に返らなければならぬということになってまいりますと、そういった高度な太陽熱利用等の技術を使ってこれからの中近東、砂漠の国の生活や経済を維持していかなければならない。
それから、石炭の将来をどう見ているか、こういうことでございますが、御承知のように、化石燃料といたしましては、油に比べればもう圧倒的に多いのでございます。一九七八年に発表されました世界の石炭埋蔵量は十兆トンというのが大体通り相場になっておりまして、経済的に可能である可採炭量というものは六千億トンぐらいである、こういうふうに言われておるのであります。
ただし、電力に使われている化石燃料を置きかえることはできるであろう、そういう可能性はあるはずであると私はいまでも思っておりますけれども、現在進めておるような軽水炉というものは、非常にウランを浪費するだけの原子炉であって、これは本当にそんなに大規模に使うべきものではない、それのほかにいろいろな、もっとエネルギー効率のいい、それから燃料消費の少ない炉が考えられているわけでありまして、そういうものの開発に
それは、その自然の資源があるというだけでなくて、それ以外に、すでに先進国が持っているような複雑な政治経済の制度、化石燃料資源を大量に浪費していくというような制度を持っていないという意味で非常に適しているであろうというふうに思います。しかし私は、第三世界にソフトエネルギー技術が適当であるというような意見に余り賛成しません。
化石燃料資源というのは、人類にとっての資本であるというふうに考えた方がいい。われわれはこれを上手に、有効に使うやり方を知らないうちに、ほとんど急速にこれを消費し尽くそうとしている、こういうことを考えなければいけないと思います。
この地熱の掘削の成功率といいますのは四五%から八五%ぐらいございまして、石油や天然ガスの掘削と比較しますと成功率は格段に高いものでございますが、実際、産出物の価格、つまり地熱の場合は蒸気、熱水、石油や天然ガス、そういった価格から言いますと、蒸気井といいますのは蒸気井の代価をどう決めるかで決まってくるわけでございますが、アメリカでは化石燃料の発電所の燃料費相当分ということで取引がされておりますが、それを
これは農作物等の関係もございますので、先ごろ農林水産大臣にもいろいろお聞きをしたのでありますが、いままでの日本は、どちらかというと案外手軽に、しかも安い化石燃料、油が手に入っておりますから、化石文明というものが非常に発展してきておるわけであります。
どうも私どもはいままでは化石燃料に頼りまして、それがエネルギーのすべてなような錯覚にとらわれておったわけであります。しかしいま食糧がこのように進歩したのは、つまり化石食糧がなかったから人間の知恵と技術によっていまのような食糧体制ができたわけであります。
そういうおかしなことを申し上げなくても、太陽熱だけでも世界にあれすると、世界のいまの化石燃料の大体数万倍、太陽熱が輻射熱としてだけでも地上に来ている。日本の場合には恐らく一けた違って数千倍ということになると思います、たくさん使っておりますから。しかし、それにしてもそれだけのエネルギー資源というものはございます。
これは先生御指摘のように、各方面のいろいろな分野のエネルギー研究開発が必要である、当面、石油に代替いたします最も有力なものは原子力でございますけれども、そのほかにも石炭等の化石燃料の活用、あるいは自然エネルギーその他の活用ということが必要であるということで、非常に幅広く今後十年間程度の間に国が中心となって推進すべき研究開発の基本計画を策定したところでございます。
そしてまた、画一的で大規模な生産から、地域の特色に依拠した経済を形成し、地域内で自給できる自然エネルギーたる太陽エネルギー、風力、水力、波力、地熱、バイオマスのいわば無限でなくならない非枯渇エネルギー源と、石油、石炭、天然ガス、アルコール、そして原子力など輸入を含めたいわゆる化石燃料型の外部エネルギー源との効率的な組み合わせを、工業、農水、輸送、民生各用途において実現していくこと、すなわち、エネルギー
まず、地域エネルギー開発促進法の前に、政府は化石燃料のエネルギー開発のみに心酔しているのじゃないかというお話でございますけれども、そういうことはございません。