1947-08-15 第1回国会 衆議院 議院運営委員会 第14号
私はそういうことのためにこういう例外規定があつてもいてのじやないかというのでありまして、決してこれをなるべく祕密の裁判にしようというような意味ではない。私はこれを残そうという意味はそういう意味で言うのでありまして、どうしてもこれを憲法論から削除するというのならば、二十六條全部が要らないということになる。
私はそういうことのためにこういう例外規定があつてもいてのじやないかというのでありまして、決してこれをなるべく祕密の裁判にしようというような意味ではない。私はこれを残そうという意味はそういう意味で言うのでありまして、どうしてもこれを憲法論から削除するというのならば、二十六條全部が要らないということになる。
しかしわれわれは公開でいこうという原則を立てておるけれども、しかし例外は少いかもしれぬが、將來発生してくる現象はいかなるものであるか予想せられないから、法律は例外を尊重する場合がきわめて多い。
これはただ社会の公安を護る必要のために例外が設けられる。その利益は被告の利益でもなければ訴追の利益でもない、社会の公安の利益である、こう私は認識して欲しい。われわれといえど公開裁判の原則は亳もこれを尊重しないわけじやない。原則はどこまでも尊重しておる。公開裁判の原則論のように聞えますからちよつと。
しかしこういう點はすべてのこの委員會において、もしそういう例外の場合を認める方がよろしいということでありますれば、十分その點御協議願いたいと思います。
我にはこの間の大東亞戰爭を通じまして、勞働を尊重する國は例外なしに戰において勝つておる。アメリカも勝つておる、イギリスも勝つておる、ソビエツト、ロンヤも勝つておる。これらの國がすべで常に勞働を尊重し、勞働者を愛し、勞働階級の生活を保護して來た國である。
そうしてそれが縣の農地委員會に訴願された場合でも、ほとんど例外なしに耕作者の方に有利に取計らわれている。この點は衆目の見るところで、小作人がその土地の返還を申し出た場合でも、なおかつ小作人にもう一度返せというような委員會の解釋で、それを返還するというような行き方をとつているようです。
フランスは、第一次欧州大戰直後、たしか一九二四年に特別法を出して、アルサス・ローレン地方においてドイツの軍隊や何かのために受胎したフランス婦人に對し、堕胎を認めるという例外法を規定したことがあります。從つて、これは愼重に御考慮を願いたいと思うのであります。私の質問はこれをもつて一應終わります。
改正要點のおもなるものといたしましては、第一に從來の法律構成を改めまして、契約條項の中の基本的なもの、公益的なもの及び民法、商法の例外的規定をなすものだけを法律を揚げまして、そのほかの契約條項は、從來の例によれば政令あるいは命令に讓るところでありますが、今度の改正におきましては、これをやめまして、すべてこれらの契約條項は約款に讓るという新しい形式をとつたことであります。
又不幸にして一方に大きな欠陷があるとか、愛情が薄いとか、又何らかの原因から、夫婦間の愛情に破綻が來たとき、人間の宿命的な弱い心は強い愛を求めています、この弱い心が愛を求めてさまよつているときに、偶然一つの逃避場を見つけた場合、そこに必死になつてしがみついて行く、併しそれは大きな障害なのであつて、やがてその魂は姦通罪として訴えられて行く、姦通罪は、特殊な例外を除いて、一般にその罪を犯した本人は勿論としても
法令というものは、いろいろと世の中の繁雜な出來事を隅から隅までやつて行くということもなかなかできなくて、例外までも採り上げなければならないという点が隨分あるのであります。而して姦通論の問題となりますと、それが往々にして夫婦間におけるところの和合を欠くところの唯一の見方となる時は間々出て來るのであります。
しかしそういうものを向けましても、なお足らないものにおきましては、重要緊要な産業について資金が必要である場合には、先ほども申し上げましたように、資金蓄積というような、度を超えてわく外で日銀資金を放出して、必要なものについては、特に例外として貸出したい、こういうように考えております。
參りましたので、我々といたしましても非常に心配いたしまして、手當をして來たのでございますが、最近特に木材の出荷が大分活發になつて參りましたこと、それから石炭については特にこの冬の家庭燃料との出廻りがすぐ目の前に出て參りましたこと、特に今囘の御視察の結果等で急激に結果が強く指摘された、こういうことになりましたのでありますが、我々といたしましては、ごく大ざつぱに申しますならば、北海道も決して日本全國の例外
そうしてこれは現在のそれぞれの法制によつて、われわれといたしましては、漁船の特殊性に應じたところの例外的な事項というものを、それぞれの法令中に挿入していただくように話をして、そうしていろいろ認めていただいておるわけであります。
現在のままで、ただ漁業の特殊性から、いろいろと特殊な規定の挿入方、あるいは漁船についての例外的措置をとつてもらいたいということを要求をいたしておるというわけであります。それさえ話がまとまりますれば、現状においては支障なかろうと思つております。それからもう一つの造船所というのはどういうことでしたか。
平素からそういうふうに準備をいたしておくことはもちろんでございますが、私が申しましたのは、そういうふうな準備ができなかつたりなどしたとき、手ぬかりがあつたときにはどうかという、ごく例外的な場合を申し上げたのでありますが、原則としては協議會なり何なりに出ていただいておるから、縣廳と連絡なしにやることはなくなりまして、一體として、救助體と申しますか、そういうふうなものにつきまして、縣廳の各部々々がそれぞれ
これを議會でやるのは、これだけが一つの例外であつて、斷じて司法の裁判とは違う。しかるに司法の裁判に課しているところの刑罰を、ここに借用に及んで罰しようということは、間違いでないか。私はこの議會の特別調査委員會のあの條文からじつと考えているのでありますが、實のところ間違いである。間違いだという結論はまず浮かんでいるのですが、まだ何がゆえに間違いであるかという法律構成は私においては確立していない。
そういう事情でありまして、姦通罪というものは実際の法律にありましてもこの姦通罪で赤い着物を着る者は極めて稀な例外と言わなければなりません。私はこの事情について説明申上げることは止めましよう。皆さんがそれを御判断下さつて、そういつた犯罪というものが沢山あるかどうかということを先ず考えて下さればよいのであります。
こういうことになつておりますが、私はこれは古い民法でごく例外の遺産相續の場合にのみ適用があるからこれですんだのであつて、全部が共同相續になると、現に問題になつておりますのは、農地の相續についての特別の考慮をしなければならぬということを考え合わせますと、分割前にその相續分を讓り渡すということを、むしろ禁止するということも考えられなければならないのではないか。
尤も例外的には、死体が、專門学校等におきましては頭だけでもいいから欲しいとか、或はすぐに解剖に付し得る所では、多少開いておつてもいいというような場合もございますけれども、その際もこの法律によつて四十八時間は解剖の必要があつても手が着けられないという建前にいたしております関係上、実際問題として傷のない、檢案だけで死因の判明したものが主なる交付死体の対象になるものと考えておる次第でございます。
これにつきましては先ず第一がやはり教育と申しますが、考え方の根本でありまして、只今では解剖をするということが極めて例外であり、或いは特殊であるということになつておりますがこれが死んだ者は解剖して貰うのが当り前だというところまで参る必要があると存じます。
一體姦通を離婚の原因の重大なるものに數えておること、世界民法のどれにも例外なく掲げられておるということは、御承知の通りである。一方に不貞の所為だとして、離婚の原因を規定する。そうして他方においてそれを見逃す。これはどうも理論一貫を缺く。今日それに觸れなかつたとおつしやるが、それでよろしゆうございますが、いよいよ民法を改正するときに、その點もよくお考え願いたい。
物價の事務は統制額の指定とか、例外價格の認可とか、あるいは統制額の勵行等に關する事務がたくさんございますが、そのうち地方でやつておりますのは、中央においてきめることが適當でないような統制額、たとえば湯屋の料金とか理髪料金というのはそうでございますが、あるいは雜品類の價格でございますが、そういつたようなものにつきましては一々中央で統制額を指定し、あるいは例外價格等を設定することは不適當でございますので
これらの點に鑑みまして、少くとも彈劾については常に公開しなければならないのではないか、こういう例外的に規定を置くことは違法ではないかという問題なのであります。これに對しましては、私どもといたしましては、第八十二條の規定は司法權の公開の原則に關する規定であつて、彈劾裁判所に關する事項は、憲法中特筆されているのでありまして、その原則を八十二條によつて規案するものではない。
まことに同感でありまするけれども、この天皇の名與毀損罪に對する規定の取扱い方については、非常に愼重を期しまして、私どもは單なる専斷に陥ることのないように、各方面の意見を徴しまして研究いたしたのでありまするが、その研究の結果、どうしても天皇に對する名譽毀損罪であつても、本來の名譽毀損罪は親告罪たるべしという傳統的な見地に對して例外を設くることが相當でないという結論に到達いたしましたので、そういたしますと
しかしながら建前としては、名譽毀損罪はどこまでも親告罪たるべし天皇の場合であつても例外を認めずという思想は一貫されると思いますので、天皇に對する名譽毀損罪については、かような特別な告訴の制度をとりましても、なお名譽毀損罪の親告罪の性質には變りはないものと解釋をいたしておるのであります。
○佐藤(藤)政府委員 名譽毀損罪について、各國の立法例を見ますと、大體において名譽毀損罪は、被害者の告訴をまつてこれを論ずるという親告罪の制度をとつているのでありますが、ただ著しい名譽毀損罪、すなわちその性質のよくないものについては、例外として非親告罪としている例もあるのでありますけれども、大體において名譽毀損罪は親告罪でなければならぬという思想に一貫されているように存ずるのであります。
特別市となるべき市民が從來府縣民として累年莫大な負擔をなして、その府縣の施設の新設改良に努めたことは、三部制時代における財政事情よりみるもきわめて明瞭でありますから、今その府縣が二分しての特別市が設定せられるものであり、かつ府縣市等はともに地域團體にして、その管轄外に公共的機能をなすことは例外的體のものでありまして、通常企業的事業の延長的施設または特殊施設に限られることをまず念頭におくことを要します