1948-02-03 第2回国会 参議院 本会議 第10号
人員整理法、交通緩和法などについても、もつともつと親切な用意周到な研究をするならば、自然インフレは消えてしまいます。私の申すことは、ただ政府の徴税方法ばかりを述べたようでありますが、國民に重税を課することが、即ち税金に堪えず、商品を、素材を、食糧を、不動産を高値にせねばならんからで、物が高くなることが即ちインフレの実態だ信じておるからでございます。これを以つて終ります。
人員整理法、交通緩和法などについても、もつともつと親切な用意周到な研究をするならば、自然インフレは消えてしまいます。私の申すことは、ただ政府の徴税方法ばかりを述べたようでありますが、國民に重税を課することが、即ち税金に堪えず、商品を、素材を、食糧を、不動産を高値にせねばならんからで、物が高くなることが即ちインフレの実態だ信じておるからでございます。これを以つて終ります。
すなわち弘済会のことにいたしましても、交通公社の経営の問題に対しましても、それをもはや手のつけられないものであるかのような考え方が、はたして適当であるかどうか。國家のこういう大きい危機に直面したこの際、まずもつて独立採算制を必要とするとき、その独立採算制の基礎を強化してまいりますためには、まずもつとみずからを省み、整理すべきは整理する。
それは弘済会と鉄道交通公社の問題であつたようであります。これは申し上げるまでもなく、いずれも公益法人でありまして、私益を目的とするものではないのであります。法に基いて公益法人として設立されておるものでございまして、これが直接の監督の任に当ります運輸省においては、監督上万遺憾なきを期しておるのであります。現に交通公社が利益をあげているというような現状には相なつておらないのであります。
今後こういうことの防止をいたしたいと思いまして、実は荷物の不正事故を防止するとか、或いは旅客の交通秩序を確立するとか、そういう目的で鉄道保安官といつたようなものを我々設置を考えまして、現在この特別の養成をいたしております。
私どもは、運輸交通委員会に關をおいておりますが、この運輸交通委員会におきましては、各党派とも、まつたく党派的感情を捨てまして、國家的見地から、國鉄の再建に対しまして今日まで努力してきたのであります。 昨年の八月三十日に、政府は鉄道営業法の一部改正の法律案をば私ども委員会に付議したのであります。
地方財政の自主化、健全化を図るのには、今日の交通機関が発達いたしました現状において、府縣は小さ過ぎるのじやないか。京都と大津は僅か十五分の汽車で連絡せられておるに拘わらず、二つの府縣が両立いたして、行政区劃は別にしておるということもおかしいのじやないか。又市町村にいたしましても、面目の問題がありますかどうか知りませんが、僅か百戸くらいしかない村でも独立して尚村を形成しておる。
さらに交通公社の問題も同様でありまして、交通公社の今日の経営のいろいろな内容につきましても、もつと研究する余地があるのではないか。殊にその業務たるや、鉄道が直接それを取扱うことになんら支障はない。もし必要ならばそのために人員を殖やしても、別にそれは差支えない。
○北村國務大臣 御承知の通り運輸交通のことは非常に関連性が多いのでありまして、たとえば陸の連絡、海上輸送、連絡船との関係、それから同じ陸運でも、私鉄と國鉄とが連絡しておる線等々がございます。また國会と並行しておる線等も少からずあるのでありまして、これは國鉄がもし値上げをいたしますならば、多分これは同時に私鉄もあがるようにならなければならない。
○中原委員 それは戰爭中に非常に活発に活動したのでありまするが、交通公社という機関があるのであります。この交通公社をわざわざ今日なお在続しておいでになるのであります。しかも交通公社の取扱いまする仕事ぶりは、なるベく手数のかからない高額の旅券を取扱つて、そうして労少くして多数の利益をあげておるという関係になつておると思うのであります。
供出のごときも、この激甚な被害と交通難を克服いたしまして、すでに東北六縣におきましては、全國に率先して供出を完遂いたしておるのであります。(拍手)また関東被害地も、きわめて優秀なる成績を示しつつあることは、諸君御承知の通りであります。
まず第一に、水害の結果は、護岸工事をことごとく破壊しておるのであります、これをこのまま放置するにおきましては、耕地は水害のために浸蝕せられまして、実に、その前途に不安がはなはだ多いのであります、なおまた道路の決壊等に対しましても、一時的な修復をしたり、橋梁の破壊に対しましても、辛うじて人の渡れる程度の仮橋しかかかつておりませんので、今後わずかな降雨に際しましても、交通が杜絶するという、実に悲惨な状態
さらに交通の運賃も上げるということになりますと、それが原因になつて、必ず大きな物價の騰貴がまた來ます。物價騰貴が來ますと、インフレーシヨンが高進して生活が苦しくなるから、また生活費を上げなければならないという循環になりますので、これがきつかけとなつて物價騰貴の口火になるというようなことからして、非常に大きな反対が実はあるのであります。
交通能力は毎時自動車二千台、人員二千名を通過せしめ得るものでありまして、これに十分なる換氣設備を考慮してあります。本隧道は内務省直轄工事として昭和十二年春より調査工事に着手し、十四年四月試掘隧道を貫通し、これより総工費一億七千万円、十箇年継続工事として着工いたしました。たまたま昭和十六年太平洋戰爭突入以來、資金資材の配当意のごとくならず、昭和十九年十二月ようやく全線導坑を完成したのであります。
從いまして今後におきましては、これら重要なる交通事業につきまして、戰災その他災害の場合の補助というようなものについても十分に考慮をしてまいらなければならないものと考えておるのでございますが、まだはつきりした見透しもついておらないような状態でございます。 次に自動車について概略を御説明申し上げます。ただいま國営自動車については営業キロ程四千九百二十三キロの開業をいたしております。
今日この問題をこの委員会を通じて公にするということは、交通者、旅客に対する不安除去に重大なる影響があると考えるのでありまして、これは鉄道の方の関係のみによつて、訓練がまだ未熟であるから遺憾だ、これから訓練するというような御答弁ではわれわれは満足はできない。
○伊能政府委員 ただいま交通関係事故全般についてのお尋ねがございましたが、当面の小牛田、瀬峰間の事故につきましては、目下私どもも調査をいたしておりますけれども、宮城縣当局にこれが当面の調査方を依頼いたしております。
最近國鉄並びに私鉄等における交通事故の頻緊なることは、皆樣御承知の通りで、非常に人心がおびえておる今日、昨二十八日午前六時、東北本線瀬峰、小牛田間において百五十名の集團強盗が列車内に現われ、これが大なる注目をひいておるのでありますが、最近の交通事故に対して当局はいかなる見解でこれを処理せられておるか。さらにもう一つは、今の交通警備等に関していかなる措置を講ぜられる考えであるか。
法規的にはそうでございますけれども、これは私の一つの考え方といたしましては、お話のごとく、たとえば鉄道運賃を上げるということは、國民生活全般に非常に廣く大きな影響を與えるのでありますし、また物價全体にも影響するところが大きいのでございますから、かような問題については、法規的にはいかにもあれ、運輸交通委員会、財政金融委員会等に対しては、御納得のいくように御説明申し上げて了解し得ることにいたしたい。
非常に重い大衆課税を掛けておりますが、今日交通税、通信税、こういうものはすでに限界点に達しております。又酒や煙草は成る程贅沢品ではございましようけれども、これはなかなか止められないものだそうでございますので、それだけに租税として取りはぐれはないけれども、それ故にこそますます國民は困つておるようであります。
本委員会におきまして審議議決いたしました内閣提出の法律案は、道路交通取締法案、地方秘法の一部を改正する法律案、地方自治法の一部を改正する法律案、警察法案、消防組織法案の六件であります。そのほかに委員会提出法案といたしましては消防法案の一件があります。
國民政府軍は大体都市と交通線の防禦に追われまして、中共軍が自由に攻撃作戰を実施してくるのに対しまして、もつぱら受動的立場に轉じておるという観を呈しているのであります。
我が國が平和以後各國との交際を回復いたしまして、自由なる交通を認められる時期に至りましたならば、我が國の労働力を喜んで迎え入れる國々を相手といたしまして、將來自由に海外移民の行われ得るように、交渉を開きたいと準備をいたしておる次第であります。 次に、ソ連地区に抑留されておる在外同胞の帰還の問題についての御質問であります。
たとえば、行政官廳から現業を切り離しまして、すなわち運輸省から國有鉄道を分離して鉄道院となし、また逓信省から通信事業を分離して通信院を創設し、これを國営企業といたしまして、独立採算制のもとに経営せしめ、同時に、両省を合して交通省を設置するということ。第二には、経済安定本部を縮小いたしまして、その事務を企画面に止め、実施廳との調整運営を円滑ならしむることにしたい。第三は、各省の部局間の併合整理。
前の議会においても、よく両院において攻撃的の質問を受けましたのは、今の建設院だけではいけない、もつと拡張して建設省にしろ、あるいは行政官廳と現業廳を離らかして、鉄道公廳とか、逓信公廳とかいうようものを設ける、運輸省と逓信省を廃止して、一つの交通省をつくるというような議論があります。これも相当な案だけはできております。
例えば國鉄のごとき、交通監督行政と企業の経営とは分離して、その企業の経営についても独立採算制を採るという必要があると思うのであります。かような措置をしないで置いて、ただ賃金の値上を試みても、國民は決してその値上に納得しないのであります。
いわんや、その他の産業、交通等の現状を見まするのに、今やまさに縮小再生産の一途をたどり、その破局的様相は、ますます濃厚の度を加えつつあるといわなければなりません。
最後に一言付け加えたいと考えますのは、年末忽々な際であり、降雪のために交通事情が非常に惡かつたのでありますが、その際に参議院が特に議員を派遣して、これら受入態勢について視察するということに、北海道の官民挙げて非常な感謝をされておつたことを各位にお傳え申上げたいと考えるのであります。私の報告は以上を以て終ります。
つきましては北海道の方面は時日が交通関係で延びまして十一日間に相成りましたので右御了承頂きたいと存じます。御異議ありませんか。
それで交通運輸の関係で時間が延びましたが、このまま御了承して頂きたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕