1950-04-26 第7回国会 参議院 本会議 第46号
中立国の安全度合につきましては、しばしばベルギーの事例が、極めて悲観的な意味において引用されますが、この一事例によりまして我が国の運命を即断するのは早計でございましよう。我々は真に祖国を愛し、この愛する祖国の安危について想いをいたしますならば、我が中立性の堅持こそ、将来の正しい、且つ平和的発展のためのただ一つの道であると信じます。
中立国の安全度合につきましては、しばしばベルギーの事例が、極めて悲観的な意味において引用されますが、この一事例によりまして我が国の運命を即断するのは早計でございましよう。我々は真に祖国を愛し、この愛する祖国の安危について想いをいたしますならば、我が中立性の堅持こそ、将来の正しい、且つ平和的発展のためのただ一つの道であると信じます。
○国立国会図書館長(金森徳次郎君) フランスとベルギーは少しこちらから積極的に話しかけたような事情もありまして、割合順当に参りました。ところがイギリスの方はこちらから話しかけましたけれども、どうも向うはこういう交換を好まないようでありまして、うまく行かないのでございます。
ところがそれ以外の国、フランス、ベルギー、デンマークというような国、それから又各州の大学などはそういうふうに全部的にという工合になかなか行きません。それでまあ両方の考えで自発的にいろいろ交換をしております。ベルギーなどはこつちからいろいろ申込んで成るべく呉れないかということを申しまして向うから呉れる。その代りこちらからそれに凡そ匹敵するようなものを送るという方針を取つております。
鋼材の標準ものが七十五ドルという標準をとつているのでありますが、これは考えてみますると、まことにどうもふかしぎ千万の話なんでありまして、われわれ業者の方でいろいろ御当局に対して話しておりますけれども、ちようどこの問題に関連いたしまするために、皆さんのお耳に達したいのでありますが、英国や西ドイツ、ベルギーあたりの銑鉄の平均相場というものは、大体において二十五ドルから七ドルです。
あるいはオランダ、ベルギーの資本というものも来るかもしれません。しかし一番大きな望みのあるところは、何といつてもアメリカであろうと思います。しかし單にアメリカだけを迎えるためにこれを用意するのではむろんありません。つまり経済的に最も栄えております英米の仕方をまねることが、日本をして経済再建等を容易ならしめるゆえんであろう、こう考えておるだけであります。
先ず本件の内容を簡單に申上げますと、一八九〇年即ち明治二十三年の七月五日に、関税表刊行のための国際連合の設立に関する條約とその実施規則がベルギー国ブラツセルで署名されまして、参加国はその事務局が刊行する関税表の配付を受けて、貿易上互いに便益を得ることになつておりました。
このような事態に対処するため、ベルギー国政府の発議により、昨年十二月ブラツセルにおいて、條約修正のための締約国会議が開かれ、條約、実施規則及び署名調書の修正議定書が採択されたのであります。これがこれから御審議願います関税表国際事務局設定條約修正議定書であります。 議定書の内容を見ますと、重要な修正点は次の二点であります。
これはベルギーの例を取りましても、人口が多く国土が狹くても二合八勺とか三合とかいうような吝なことを言わずして国民が生活しておるということは、国民の大きな労力が輸出工業力に向けられておるということから、食糧問題が問題なく解決して行くということが見られるのであります。
このため、昨年十二月、ベルギー国政府の発議により、ブラツセルにおいて條約修正のための締約国会議が開かれ、前連條約、條約実施規則及び署名調書修正議定書が採択されたのであります。
いかに最低生活の保障といつても、限度を越えた人口を擁しておつて、しかもオランダやベルギーのごときは、人口密度は高いようでありますが、全土の三分の一くらいが耕地になつて食糧を供給しておりますが、日本のように食糧供給が六分の一しかないというような條件をも考えますときには、そう手放しで楽観をしておられるということは、私どもどうも納得できないのです。
わが国は連合国総司令部を通じて、ベルギー国政府の招請を受領し、総司令部の承認を得て、この会議へ代表を派遣いたしました。議定書は本年三月三十一日まで署名できることになつておりますが、会議の終了に際して十六箇国が署名いたしました。
先輩国としてはベルギー、フラランスとかありますけれども、郵便貯金という制度も古いし、又預金部の制度も相当古い。ところが関係方面の方ではその制度自体が非常に新らしい。郵便貯金制度も新らしい。一九一十年にできたのであります。
ベルギーでございますが、一九三一年に制定されました現在のベルギーの憲法、ここにおきましては、決算は決算法案として議会にこれを提出するということを憲法に規定しております。決算法案でありますから、言うまでもなく議会はこれに対して議決をするのであります。
これに対してドイツとかあるいはベルギー、明治憲法下の日本等は裁判所型である。これに対してソ連、それからヒトラー政権下のドイツでは、いわゆる政治型の会計検査の傾向を持つている。従つてソ連の方では、ソ連の憲法あるいは鉄のカーテンのかなたにあるソ連の衞星国では、すべて会計検査の規定がありませんで、みな共産党の政治局が会計検査をやるという形になつている。
これはかつて申したこともありますが、ベルギーが中立條約を持つておるにもかかわらず、戰争が始まるとただちに国境を侵されたということもありますし、條約が万能で、すべて約束が條約通り行われるものと考えれば、——これは今日までの歴史を見ても、條約通り行われた場合もありますけれども、條約を守らぬ国があれば、その條約は効力を失う事例はたくさんありますから、たとい日本が中立條約を持つたからといつて、これでもつて安心
ベルギーのごときは産児制限をしておりません。そうして日本と同じ程度に人口は増加をしておりますけれども、決して食糧問題は窮迫いたしておりません。
たとえば一月になつてから、機械の輸出なんかでも、ドイツやベルギーの競争のためにぐつと少くなつてしまつた。沖縄向けの機械が少しふえておるそうでありますが、その意義についてはなかなか重大であつて、こういうものにたよることができないのは明らかであります。日本が今後平和産業を推進して行くためには、そういうものにたよることはできない。雑貨でも十二月と比べると七分の「に下つておる。
曾て首相は、帆足計君が日本を永世中立にすべしという輿論が相当あるが、これに対する首相の意見はどうかと質問したときに、吉田首相は確をベルギーも永世中立国であつたが、あれも侵略されたと言われましたが、これを伺うと、どうも吉田首相は、一九一四年の時代と一九五〇年の現在との大きな歴史的な変化というものを余り認識されていないのではないかという疑いが生ずるのであります。
又永世中立の問題についても、これは私の申したのは永世中立という條約で、ベルギーのごときは永世中立の條約によつて保障されたんであるが、併しながら侵撃を受けたじやないか、であるからそれのみを以て日本の局外中立が一番いい日本の安全保障じやないかという御議論に対しては、必ずしもそうであるとは我々は承服ができないと言つているのであつて、結論を付けているわけではないのであります。
先ず第一に、吉田首相は曾て帆足計氏が日本の永世中立ということを述べたときに、これに対して、ベルギーが永世中立だが、あれはやはり侵略されてしまつたということを漏らした。このことを伺いますと、どうも吉田首相の頭の中には、一九一四年の時代と現在の一九五〇年の時代と大きな歴史的な変化なく、同じような世界情勢だという頭が残つているようであります。
○川崎委員 自転車競技は日本においては最近狂熱的に発達して来て、時代の寵児になつておるのですが、自転車競技の世界的な発達の跡を尋ねてみますと、フランスとかベルギーとかいうような国が一番大きな発達をした国であります。
ベルギー、オランダの第一次欧州大戰当時、その後の状況を見ましても、武力なき弱い国は、最後は敵に両手をあげるよりほかにないのではないか。ただわれわれは永世中立とか、厳正平和を守るとか言つてみましても、結局最後はから念仏に終りはしないか。ヨーロッパの実例ル見ますと、武力のない国には往々ゲリラ戰術をもつてその国を乱す。あるときは政府を顛覆して暴力革命を振うという例が幾らもあるのであります。
「米、英、仏三国はドイツとの間に今なお法律的に存在する戰争状態を終結させることにつき原則的に意見の一致を見たものと解され」「オランダ、ベルギー及びルクセンブルグもこの問題について相談にのせてもらいたいと要請した結果、この三国の見解を米、英、仏に提出するよう求められておる。このようなわけで二月または三月中には、この六箇国の外務省は、その作成した文書の交換を始めるものと見られている。