○国務大臣(荒舩清十郎君) ただいま御意見がありましたとおりでございます。まあこれはむずかしいからできないと申し上げてはいけませんが、しかし、なかなか具体的になりますと反対も多くて、いまのたとえば雇用の問題に関係があったり、あるいは不況対策に関係が起こってきたり、そういうことはひとつ大いに考えながら行政改革をしていかなくちゃならないと、こう思っておるわけでございます。
○国務大臣(荒舩清十郎君) お答えいたします。 そのとおりでございまして、大変なことなんです。行政は簡素化し、いまのお話のようにわかりやすい方法でなくちゃいけない。同時にまたむだ遣いをしないようにする。昨年いろいろななにがあって、各省の統廃合というようなことがありましたが、この省庁の廃止というような問題、あるいは統合というような問題、これは行政の骨格でありまして、一つやり損なうと大変ないろいろの問題
○荒舩国務大臣 ただいま河村さんのおっしゃるとおりでございまして、実際、行政整理というのは大変なむずかしい仕事です。これは簡単ではございません。民社党の御意見も、昨年のつくられたものもよく読んでおりますが、私は、いまの民間の非常な不況の問題、それから財政も非常な困難の状態、それは思い切って行政整理を断行しなくてはならない、国民の税金をむだにしないようにしなければならない、よくわかっております。 しかし
○国務大臣(荒舩清十郎君) さっきから御質問、いろいろの点でまことに聞いていても愉快でない問題でございます。まあ国鉄は大変な赤字をしょっておりまして、一体、国鉄どうするんだろうと、財政の立て直しはどうやってできるんだろうというような問題もある。いろいろ地震もある、事故もなかなかたくさんありますし、いろいろむずかしい問題があると思うんです。ですから、総裁がゴルフの会員権も売っちまうんだと、きれいにするんだという
○国務大臣(荒舩清十郎君) 先ほど来、運輸大臣、いわゆる国鉄を監督する立場の責任者である運輸大臣の御答弁があり、私はそのとおりであると思っております。 しかし、国鉄総裁が言いかけておられて、途中から黒柳さんが余りでっかい声したもんだから、少しこう何て言うんですか、私は行政管理庁の立場といたしましては、やはりこれは国鉄自体が疑惑を受けたり、国民にいろいろな批判を受けたりすることはよす方がいいと思うんです
○国務大臣(荒舩清十郎君) ただいま官房長官が答弁したとおりでありまして、もしそういうようなことがあるといたしますれば、厳に綱紀粛正をすべきときに当たって厳然と正しくこれを処置していかなくちゃならない、こう思っております。
○国務大臣(荒舩清十郎君) なるべくいろいろな御意見も承り、なるべく摩擦の起こらないように考えておりますが、行政改革というのは、しばしば私が申し上げるように、行政の簡素をして、そうして税金のむだ遺いをしないように、行政のいわゆるコストダウンをしなけりゃならない、こういうつもりでやっておるわけでございます。しかし意見を、全然陳情があったのを聞かない、何も反対が多いのを押し切ってやる、こういう姿勢でもございません
○国務大臣(荒舩清十郎君) お答えをいたします。 これはおっしゃることよくわかりますが、やっぱり行政改革ということは、いまのおっしゃるようで、総論では行政改革には皆さん替成ですが、各論になるとみんないろいろ陳情もあるし、これをなくしちゃ困るというような意見等もあります。そういうことの判断を総合して、そしてこういう改革をするわけでございます。しかし、あくまでも国民のサービス機関でありますから、支障のないように
○国務大臣(荒舩清十郎君) まあよくないというか、いいというか、そこのところの判断は考え方で違いますが、やはり複雑な機構は簡素化していかなくちゃならないと。今度の改革案も私はベストではないと思います。しかしベターではあると考えまして、自治省あるいはまた運輸省とも相談いたしましてこういう案をつくったわけでございます。
○国務大臣(荒舩清十郎君) 地方行政委員会で決議をしばしば行われたことも存じております。また、両院で質問があり、それに政府が答えておることも承知しております。しかし、やっぱりなるべく行政の簡素化をしたり、また新しいことも取り入れなくちゃならないし、複雑な機構も簡素化していかなくちゃならないというような意味からいたしまして、昨年の十二月に閣議で御承知のように運輸省の陸運局の問題、また厚生省の社会保険の
○国務大臣(荒舩清十郎君) 確かにそういう答弁をいたしたことは間違いございません。そのとおりでございますが、ことほどさように、なかなか地方事務官制度の問題は、とにかく三十年間もむずかしい問題としてくすぶっておったわけでございます。私は運輸省と自治省及び自民党の両調査会等で二、三日のうちには解決するものだという、そういうつもりで折衝いたしました。しかし大変めんどうな問題でございまして、二、三日というのが
○荒舩国務大臣 ただいま御指摘のありました審議会及び特殊法人の整理統合につきましては、昨年末の行政改革に関する閣議決定に基づき、今国会に関係法律案を提出するなど、その推進に努めているところであります。 今後とも、ただいまの御決議の趣旨を尊重して、必要に応じ審議会及び特殊法人のあり方につきまして、その見直しを進めてまいる所存でございます。 ありがとうございました。
○国務大臣(荒舩清十郎君) おっしゃることよくわかりまして、まあ男とか女とかそういう問題でなく、適材適所であり、また優秀な方はどんどん採用するというようなことでなくちゃいけないと思っております。これは委員を任命するのは各省でやることですが、お話の意義を体しまして各省と連絡をとりまして、そういう実の上がるようにいたしていきたいと思っております。
○国務大臣(荒舩清十郎君) 山崎さんが御指摘いただいて、よく承りました。まあ行政の改革をする、簡素化、合理化、廃止すべきものは廃止をしていくというような、いろいろな問題等がありますが、なかなか、御指摘のように、考えていることが全部実行できると私考えておりませんが、まあ鋭意努力いたしまして御期待に沿うようにいたします。
○国務大臣(荒舩清十郎君) ただいま議題となりました行政管理庁設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 政府は、かねてから、行政の合理化を図るため、各般の努力を続けてきたところでありますが、その推進を一層図るため、昨年末、行政改革計画を決定いたしました。 この行政改革計画に基づき、行政管理庁の地方支分部局について必要な措置を講ずるため、今回この法律案を
○国務大臣(荒舩清十郎君) お答えしますが、大変適切ないいお話をきょう承りました。任意団体だから何をしてもいいんだというような考え方、それから、陳情に来るんならまだ——まあいいとは言いませんけれども、それがゴルフ場で使われちまって、ゴルフの会員権も買っておいたり飲んだり食ったりしちまうんだということになると、これは分担金が各市町村から出ているんですから、一種の詐欺行為というんですか何というんですか、
○国務大臣(荒舩清十郎君) ただいま野田さんから御指摘のありました点、よく承りました。確かに行政上の盲点を上手に使っているように思います。これはいま直ちにどうするかといってもなかなか方法はないと思いますが、しかし、これはこのままにしておくということは、まあ役所の盲点をついたようなことでありまして、一つの民間の会社であればこれは詐欺行為であり、犯罪を構成するような問題であります。こういう、任意団体でありますから
○国務大臣(荒舩清十郎君) お答えをいたします。 ただいま御指摘の団体のあることは承知しております。ただし、この団体の活動が十分であるかないかというような問題については、研究がまだ私としては足りない点がございます。大いに勉強いたしましてしっかりやってみたいと思っております。
○荒舩国務大臣 お答えをいたします。 全くそのとおりでございます。全く上原さんと同じ気持ちでございます。機構いじりばかりでなく、いかにしたらサービスを低下させないで、しかも行政のコストダウンをするかというようなことでございます。 実は、きのうも受田先生から御質問がありまして、一体行政監理委員会で補助金の問題をどうするか。そこできのうは、行政監理委員会の答申を受けた、それを事務次官会議を開いてもらって
○荒舩国務大臣 お答えをいたします。 全くそのとおりでございまして、実費弁償と、こう言いまして、最初に一月と一年を間違えました。私は、一体こんなことがこの世の中であるかなと不思議に思ったぐらいでございます。まことにこれはおっしゃるとおりでございまして、何とも返事のしようがございません。大蔵省と折衝をしたのでございますが、ほかにもこういうようななにがありまして、やっと一年間に千円上げただけなんです。
○国務大臣(荒舩清十郎君) ただいま議題となりました審議会等の整理等に関する法律案についてで、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 先般、政府は、行政の合理化を推進するため、行政機構及び運営の全般にわたる改革を行うことを決定し、その一環として各行政機関に置かれている審議会等の整理及び委員構成等の改善を推進することといたしております。この方針に基づき、ここのこの法律案を提出した次第であります。
○荒舩国務大臣 北海道だけということはございません。決して北海道を目のかたきにしているわけじゃございません。いろいろな観点から——ですから、私が最初に申し上げたように、総論では賛成だが各論では反対になる、こういうことなんですよ。おれの方のこれは切ってはいけない、あれは切ってはいけない、そういうことになると、これはなかなか大変で、北海道を目のかたきにしているなんということは絶対にございませんから、どうぞこの
○荒舩国務大臣 お答えします。 おっしゃる点はよくわかりますが、考えてみますと、明治始まって以来、今日の日本の経済は、驚くような膨張をしてまいりました。同時に、終戦後、従来の日本の考え方とかなり角度が違いまして、アメリカの進駐軍が入ってきた、そしてそれに対応するように次から次へ機構いじりをした。終戦後の機構というものは根本から考え直さなければならない点があると思うのです。思いつきでアメリカに言われればこれをふやす
○荒舩国務大臣 お答えいたします。 行政改革というのはなかなかむずかしい仕事でございまして、これは安井さん御承知のとおりでございます。昨年、エネルギー省というようなアドバルーンあるいは住宅省というようなアドバルーンが上がりましたが、この問題等についてはちょっと研究が足りなかったんじゃないか。なるほど、行政整理の根本は、省庁の統廃合というようなことをやらなければならないと思っております。しかし、これは
○荒舩国務大臣 趣旨には賛成でございますが、ひとつ鋭意努力をいたすことをお約束はいたしますが、すぐにこれをやれと言ってもなかなかそうもできないだろうと思う。しかし速度を速めつつ改革に向かって前進をいたします。
○荒舩国務大臣 確かにお話また御意見はそのとおりでございまして、決して私は否定するものじゃございません それからそこに人事局、これは私はまだ何ともしゃべっていないのに新聞が出たので、それは私は発言はしてございません。しかし御趣旨の点よくわかります。明治以来、日本の行政は大体においてふやす一方で来たわけです。国の経済、いろいろな面もブレーキのかからない、前進だけだった、こう申し上げてもいいと思うのです
○荒舩国務大臣 御質問の点、あるいはそういうふうにお考えかもしれません。しかし昨年十二月二十三日に決定した行政改革案は、新自由クラブ御提案の要旨も全部読ましていただきまして、取り入れらるべきものはかなり取り入れたつもりでございます。しかし、きわめて大胆であって規模が大きいのでございます。 いま一番大切なことは、不況をどうして乗り切れるか、雇用をどうしたら増大できるか、また失業対策問題はどうしたらやれるかというような
○荒舩国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、全く私もそういう考えでございます。しかし、去年の九月アドバルーンが上がったのは、まだまだ余り先のところまでは考えないうちにアドバルーンが上がってしまったという節もあるのじゃないかと思うのです。 なお、五月に入りますと総理が渡米をいたします。カーター大統領としっくり話をしてくるのだと思うのですが、そういうような問題等、両首脳部が会談をして、そしていろいろな
○荒舩国務大臣 ただいまお尋ねの点につきましてお答えをいたします。 まず、昨年末に決定いたしました行政改革のあらましを簡単に申し上げてみたいと思います。 機構につきましては、二百海里水域の問題等が出まして、農林省を農林水産省に改組する。中央省庁の課を二年間に五十一整理をいたします。地方出先機関のうち、支所、出張所等を約千カ所整理をいたします。 国家公務員につきましては、昭和五十二年、昨年度から
○荒舩国務大臣 先ほど来、大変まだ私どもも勉強の足りない点等も指摘いただきまして、ありがとうございました。大いに勉強いたします。 なお、特殊法人のいろいろな問題を取り上げられましたが、特殊法人は急速に要らないものは整理していかなくちゃならないという信念でおります。 なお、特殊法人の役員の給与というような問題は大蔵省の管轄であり、それから人事は官房長官及び各省の大臣でございますが、特に御指摘をせられました
○国務大臣(荒舩清十郎君) 特殊法人の問題ですが、私の方といたしまして、特殊法人については思い切った整理をしていく方針でございます。 なお、また、給与の問題等がありますが、行政管理庁といたしましては、閣議で去年決めたとおり、なるべく高額のものはこれを上げないようにする、それから、なお、退職金は二割減ずるということを決めましたから、その方針に従いまして実行していくつもりでございます。 なお、また、
○国務大臣(荒舩清十郎君) 補助金手続の簡素化を図れ、これについてどう考えておるかと、こういう御質問でございます。 去る四月七日、行政監理委員会から、補助金事務手続の簡素合理化の方策について答申がございました。補助金事務手続は、従来から国及び地方を通じて簡素合理化を図れと強い要請があることは御質問のとおりでございます。そういう観点からいたしまして、昨年の十二月二十三日の行政改革に関する閣議決定によりましても
○国務大臣(荒舩清十郎君) おっしゃるとおりでございまして、よく山を見てもらって大変ありがたいことだと思うんですが、まあ比較的交通のいいところはかなりよく植林がありますが、中へ入るとおっしゃるとおりです。そこで、私もちょうど二十年ぐらい前に建設政務次官というのをやりまして、北海道で風倒木で、大変な大荒れがあったことがあります。農林政務次官と私がヘリコプターで回ったことがあります。それはもう想像外でありましてね
○国務大臣(荒舩清十郎君) 目黒さんの御質問、大変的確な御批判でございます。山の経営に当たっては、まず伐採の能率を上げること、それから木を切った後にどういう樹種を植えるかというような問題、第三番は、営林局がやっているんだからもうからないでもいいというわけではないと思うのです。 これはちょっと林野庁の人には耳が痛いかもしれないが、どの営林局も実際は、特に北海道は欠損なんです。これはもう経営については
○国務大臣(荒舩清十郎君) ごもっともな御意見でございますが、まあこれは制度上は政府部内でやることでございますから、これを義務づけというわけにはいかないのですけれども、内閣委員会あるいは決算委員会及び相手の省庁の所管の委員会等には書類で全部報告しておるわけでございます。
○国務大臣(荒舩清十郎君) いまお尋ねのありましたことでございますが、あながち国民に関係の少ないというものでもないと思うんですが、たとえば従来やりました医薬品でございますが、広告だけはうまいこと書いてありまして、実際効くか効かないかというような問題等がかなりありまして、そういうものをやってみたこともございます。これは厚生大臣にその結果をよく話してありますが、かなり国民に対しては私は忠実にやったつもりでございます
○国務大臣(荒舩清十郎君) 大変適切な御意見で、私はそのとおりだと思っております。行政改革というやつはこれはもう本当にやらなくちゃならないんですが、日本の機構というものがなかなかそれは本当に行政改革を断行する――総論ではみんな賛成なんですよ。各論になりますと大変反対が出てきまして、おれの方の役所のこれは切っちゃ困る、これは切っちゃ困る、これもだめだと。こういうことで昨年の十二月二十三日の閣議で、局以上
○国務大臣(荒舩清十郎君) 同感でございます。さっき申し上げたとおり、生糸の輸出は皆無でございますから、本当に女の人ばかりじゃない、大変な余りがあるんです。ですから、農林省とよく相談しまして、一遍に首をなくすということもなんですが、振りかえをしなけりゃ、いまの米の検査でも生系の問題でも、まあきょうはここで答弁するんですから、幾人いりゃ足りるということは言いかねますが、よく相談をいたしまして、本当に税金
○国務大臣(荒舩清十郎君) ただいまの米と生糸の問題ですが、答弁がありましたが、こういうものは、とにかく米穀の検査は、いま井上さんのおっしゃるとおり、大体九カ月は何もしないと言ってもいいんです。米の検査が終わりゃそれで仕事は終わりなんだ、大体が。私は役人じゃありませんから率直に申し上げます。これは思い切った整理をすべきだということで農林省と話し合っております。来年度までには思い切った整理を断行いたします
○荒舩国務大臣 ただいま議題となりました許可、認可等の整理に関する法律案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 政府は、かねてから行政の簡素化及び合理化を促進するため、許可、認可等の整理を図ってまいりましたが、さらにその推進を図るため、昨年末に決定した行政改革計画に基づき、許認可等の整理合理化を行うこととし、この法律案を提出することといたした次第であります。 次に、法律案の内容について
○国務大臣(荒舩清十郎君) 先ほど申し上げたとおり、医療行政に、文化国家という立場からいたしましても、全力を挙げて御期待に沿うよう努力しなくちゃならない、こう思っております。どうぞ御支援を願います。
○国務大臣(荒舩清十郎君) 私の考え方を申し上げます。もうきわめて素人ですから病院のことはよくわかりませんが、考え方としては、とにかく日本じゅう病人を治さなくちゃならぬですから、定員法もありますし、定員外のものもありますし、いろいろありますが、御質問のような趣旨でこれもいち早くやらなくちゃならない、こういうふうに考えておるんです。考え方はそうです。 それからなお、数字のことはよくわかりませんから、
○国務大臣(荒舩清十郎君) お答えします。 全体から見まして、福祉国家ということを考えてみるときに、医療行政で確かにお医者さんだとか看護婦だとか、いろいろな点で足りないだらけだと思うのでございます。したがいまして定員法の問題もあるし、また臨時雇いのような形もありますが、私の考え方は思い切って医療の充実を図っていきたい、こういう考えでございます。したがって、その定員法との絡みがございますが、国立病院