1998-05-28 第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第18号
○笠井亮君 それ以外にも幾つかあるというふうに私も承知しているんです。 最近、元モルガン・スタンレーの社員が書いた「大破局」という本を私も読みましたけれども、証券会社がどうやってデリバティブ商品の危険な中身をいわばごまかすのかといいますか、どうやって投資家に売り込むかということが相当リアルに書かれているということで、大変おもしろく、でも難しいなと思いながら読みました。 その中で、ベアリングズ社の
○笠井亮君 それ以外にも幾つかあるというふうに私も承知しているんです。 最近、元モルガン・スタンレーの社員が書いた「大破局」という本を私も読みましたけれども、証券会社がどうやってデリバティブ商品の危険な中身をいわばごまかすのかといいますか、どうやって投資家に売り込むかということが相当リアルに書かれているということで、大変おもしろく、でも難しいなと思いながら読みました。 その中で、ベアリングズ社の
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。 金融システム改革法案の具体論議ということで、きょうは特に商品の問題に関連して伺っていきたいと思います。 最初に、先ほど来ありましたけれども、デリバティブについてでございますが、これまでもデリバティブ取引に失敗して大損失が生じた例というのは、アメリカのオレンジ郡とかあるいはイギリスのベアリングズ社とか、さらには最近では先ほどヤクルトの話も出ておりましたが、枚挙
○笠井亮君 昨年から三回目ということであります。 これまでこの試算というのは大体年一回、予算審議の際に大蔵省から出していたものでありますけれども、半年間に三回というのはそれ自体が極めて異例なことを示していると私は思います。どうしてこんなことになったんですか。
○笠井亮君 今、二〇〇五年までやってどういう展望が、社会が開けるのかということを伺ったんですけれども、それについてはお答えいただけなかったように思うんです。しかし、ただいま総理がお問いかけがなかったですがということでお答えいただきました。ではこれで本当に大丈夫なのかということについて、まさに総理が言われたことに関連して具体的に私は伺っていきたいと思うんです。 まず、今回の改正で言われております目標期限
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。 当委員会で財政構造改革法案の審議をしたのはわずか六カ月前、半年前でありました。十一月十日の総括質疑で私もこの場で質問をいたしまして、この法案の問題について、この法律の枠を超えた予算を出さなきゃいけないときにどうするのか、改正なんじゃないかということを総理初め閣僚の皆さんと議論をさせていただきました。 今回、総理がその法律の基本は変えないということで必要最低限
○笠井亮君 具体的にやられている不良債権の処理というのは、やり方はどうするかは別として、これはきちっと解決するということは当然あると思うんですよ。ただ私は、現象的にと言うと語弊があるかもしれませんが、そういう問題を結局外科的手術というか、外からもいろんなことでやって手術するということで一たんは解決したように見えるかもしれない、しかしそういうことで本当に日本の金融の健全なあり方、本当の意味の改革ができるかというと
○笠井亮君 待ったなしたと今まであたかも鎖国状態に日本の金融があったみたいに言われると困るんですけれども、そういうことじゃないと思うんです。私は、外国もやるから日本もやるというのじゃなくて、日本の金融に改革が必要とされている日本の金融の問題というのがあって、そしてそれが解決されることが本当に大事だと思うんですよ。 今、日本の金融が重大な状態に陥って、そして求められている役割を十分果たしていない。そこには
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。 今回の法案は膨大な内容ですのでたくさん議論すべき問題があるということで、具体的問題はじっくりとまた改めてということで、きょうは限られた時間で総論的に伺いたいと思います。 今、大臣が言われたように、政府は、今回の金融システムの改革法案を出した理由といいますか目的としまして、千二百兆円の国民の金融資産がより有利に運用されること、それから産業へ円滑に資金が供給されること
○笠井亮君 前じゃないです。それはこの倫理規程以降もそうなんですから、そういう事実があるわけですから。 そして、大蔵省みずからが先ほど来、四点の考え方、処分についての基本的考え方と言われましたけれども、そういうことを基準にすること自体が、私は接待に応じることが組織的な仕事の一環になっていたということを逆に言えば示していると思うんですよ。こうした日常的な接待を受けながら、そして毎日の業務を進める上で
○笠井亮君 調査でわかってきたとおっしゃったけれども、私は何もわかっていないと思うんです。倫理規程を出された後も依然として接待があるという事実があったわけですね。ありました。私はその程度の調査と処分ということだと思うんです。 長野前証券局長が、財政・金融委員会の答弁で、接待を受けることについて仕事上必要だと思ってやっておると。実際やっていたことを認めてそういう答弁をされている。そして、多数の職員においてそういうことがあったというわけですから
○笠井亮君 今般の内部調査に基づく処分ということで、これは国民の目から見たら甘い、遅いという批判は私は当然だと思うんです。それでも、今回の結果を見ますと長野前証券局長を初め幹部職員を含めて処分者が百名を超えるということで、これは大蔵省と金融業界との癒着がいかに構造的なものであり、そして大蔵行政のまさに中枢をむしばんでいた極めて重大な事態が明らかになったということだと思うんです。 そこで、まず私が伺
○笠井亮君 三年間ということで、アジア太平洋地域の安定と日本の役割ということでさまざまな立場の参考人の御意見を伺いながら、そして多角的な意見交換もやってきて、私も充実した調査会の調査に参加することができたということを感じております。特にアジア経済の問題ということで、ある意味ではこの三年間というのは非常に劇的な展開だったと思うんです。 当初、我々も参考人の意見を伺いながら議論したことというのは、アジア
○笠井亮君 昨年十月以来、大変に忙しい中で十一回にもわたって議論を重ねられてこういう形で最終報告をまとめられたということで、小委員長初め小委員の方々に敬意を表したいと思います。 特に、ODAのあり方あるいは国会の関与強化ということで、それを軸にしながら議論がされたということでこの報告書も注目して読ませていただきました。 今も御意見ありましたが、さまざまな意味でODAに関する国民の関心というのがある
○笠井亮君 使っていらっしゃる。
○笠井亮君 総理は衆参の予算審議の中で、今じゃなくて、今ということはまた後で伺いますが、景気対策にとって本予算案は最善のものだから一日も早く成立をと繰り返し言っていらっしゃったこと、これは間違いありませんね。
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。 総理はことし年頭の記者会見で、編成を終えた九八年度予算について、現下の経済情勢、金融情勢というものを考えていただいたときに、財政構造改革法成立後初めての予算としてもしかるべき減額を達成することができたと私は思っています、十年度予算は財政健全化目標達成に向けてさらなる一歩を踏み出すということになると考えています、こう言われておりましたが、この予算案が財革法に沿った
○笠井亮君 予算委員会の答弁では官房長はほぼ全員、ほとんどが接待を受けているということも言われたわけでありまして、私は、裏づけと言うならばこの際全員について裏をきちっととるということこそ信憑性の確認とか処分の公平性からいっても必要なことだというふうに思うわけでございまして、その点はきちっとやっていただきたいと思います。 大蔵大臣は、三月十六日の衆議院の予算委員会で、事務次官とか財務官、官房長は私がきちっとやる
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。 本予算の審議に当たって、繰り返しその前提問題ということで一連の大蔵不祥事の問題を取り上げてまいりまして、当委員会でも問題になってまいりました。 大蔵大臣は、就任後、繰り返し答弁の中で四月をめどにということも言われながら、内部調査の結果をきちっとまとめて厳正な処分をすると。そして、それとの関連で、中間報告はなじまないということも言われたことがありました。先日の
○笠井亮君 好ましくない、褒められた話ではない、こういうことです。それから、先ほどはこういう問題で違法な面が潜みやすい、とりわけ海外はということも言われていました。まさにそういうことで報告したと。 ところが、その報告を受けた松野参考人は、そういうアイデアがあるということをあえて今度は山一の三木副社長にも話をした。この矛盾は非常に大きいと思うんです。 松野参考人はどういう立場で山一に話をしたのか。
○笠井亮君 国会に物理的に拘束されていた、これはまたひとつわかります。しかし、局長が鉛筆なめなめ法案の一文一文書いたわけじゃありませんね。しかも、一月にその重要な会談があった。その直後、二月というのはそれがどうなったかということが非常に気になった時期だったはずであります。 忙殺されていたと言いますけれども、当時、九二年二月はリクルート、共和問題があって、二月五日から二月十八日までは衆議院の予算委員会
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。 先ほど来の審議を通じて、ますます疑惑が深まっているというふうに思います。 午前中、白井参考人が、九二年一月の山一と東急とのトラブルの違法処理について、当時の三木副社長と確認をして、松野・三木会談の結果、局長が了承していると受けとめて処理されたというふうな趣旨を述べられました。極めて重大な問題だと思います。 松野参考人は、午前の質疑以来繰り返し、当時国会審議
○笠井亮君 今回の改正は、自主運用に際しては民間金融市場に与える影響にも十分な配慮を行って、市場原理に則した運用をする、こういう形で九七年の十一月でしたか、資金運用審議会懇談会の取りまとめを受けたものと私は承知をしております。また、昨年十二月の行革会議の最終報告、そして今国会に提出されている中央省庁等の改革基本法案で、二〇〇一年以降の資金運用部への預託完全廃止で郵貯資金の完全自主運用に備えるためということで
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。 今回の郵便貯金法の改正案についてですけれども、この中では九〇年に新設をされました郵便貯金の金融自由化対策資金、これで保有している国債等について、みずから債券貸付運用を直接実施していたものを信託銀行等への信託をして運用できるようにすることが含まれているというふうに理解をしております。 そこで、まず伺いますけれども、九六年末現在が一番新しいのかもしれませんが
○笠井亮君 五十八万社。その額は相当な額に上ると思うんです。しかも、中小企業の六四%は赤字法人。だが、売り上げが三千万を超える限り消費税の納税義務がある。 〔委員長退席、理事岡部三郎君着席〕 中小業者にとっては、経営は赤字でも、価格に転嫁していなくても消費税を課税されて、滞納すれば運転資金さえ差し押さえられるということにもなりかねない、そしてそういうことがある。 私は、消費税というのは二重三重
○笠井亮君 私は、そういうことをおっしゃっても国民は納得しないと思うんです。 先ほど午前中の質疑で、経企庁長官は、十六兆円の与党の総合経済対策について、これは適切だ、重く受けとめて今後考えていきたいということも言われました。総理が今言われたように片手で予算案の早期成立を求めながら、もう一方の手でそれを否定する、それじゃだめだと大型補正を組んでいく、具体化を進めていく、これは前代未聞の事態だと思うんです
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。 カレンダーは変わりまして、四月になりました。しかし、国内総生産、GDPは二十三年ぶりにマイナス成長、完全失業率は三・六%、二百四十六万人であります。企業倒産も負債額で過去最悪、百貨店、スーパーとも売上高は昨年四月以来連続大幅減、ほとんどすべての指標で過去最悪とか何十年ぶりという大変な状況が脱し切れていないというのが四月へ入ったところだと思うんです。消費税増税、
○笠井亮君 状況に適応して、変化に適応して必要なことをやるということ自体について私は否定するわけじゃないんですけれども、しかし当面当面ということで見て、やっぱり大事な税の理念というのがあいまいになる、あるいはどういうものかというのがすぱっと出てこないということになりますと、これはやっぱり日本の将来にとっても重大な問題だというふうに思うので引き続きこれは議論していきたいと思います。 特に、今回の法人税
○笠井亮君 全体を貫く理念といいますかこういう考えで全体を進めるんだというのが伺っても端的にわからないんです。 今回の税制改革に当たっては、趣旨説明でもありましたし、それから先ほど来の局長の御答弁でも経済社会の変化だとかあるいは最近の経済情勢を踏まえつつということで、どうも状況適応的なことが主たる改正理由となっているのかなというふうに思わざるを得ないんですけれども、実際問題としては景気対策的な色彩
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。 今回の税制改正は、御議論がありましたけれども、法人税の改正を初めとして土地税制その他、非常に大きな改正となっているということだと思うんです。 こういう大きな改正をやる場合には、当然改革の理念というのが求められると思うわけです。これまで政府は、税制改革の理念として公平、中立、簡素ということを掲げてきたと思うんですけれども、そうした経過の中で今回大きな中身の税制改正
○笠井亮君 今、最後に答弁されたことの関連なんですけれども、先ほども御議論ありましたけれども、取り消しという場合と、それから納税者の側でやってみてどうもこれはうまくいかぬなと、やめたいなということも場合によってはあると思うんですね。その両方があると思うんですけれども、やめたりあるいは取り消しという場合に、簡単に紙の保存に戻すことができるようになっているのかどうかということで先ほども若干あったと思うんですが
○笠井亮君 その上で、先ほど省令の話がありましたけれども、真実性の確保とか、それから可視性の確保ということで必要な機器と運用要員を納税者側の負担で用意することが要件ということで定めていくという話がありました。 日進月歩、それから秒単位という話がありましたけれども、まさに保存期間の五年、七年の間にどんな変化が起こるかは、過去を振り返っても相当この技術の進歩は激しいわけでありまして、明らかだと思うんです
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。 大臣にもいっぱい今伺いたいことはあるんですけれども、きょうは法案に即してやらせていただきます。 電子データの保存の問題でございますが、紙の保存コストあるいは紙への出力費用の削減などによる納税者の負担軽減には一定の評価といいますか、当然これは必要だというふうに私は思っているところであります。ただ、気がかりなのは本当に納税者の負担軽減になるのかどうか、そしてまた
○笠井亮君 被疑事実の後、この間山一からの接待を受けていたということも実際に明らかになってきているわけでありまして、大臣、私はそういうことをおっしゃっているのではだめだと思うんですよ。相手方から接待を受けて癒着の疑いがある幹部職員が依然としてその職に一カ月近くついていて、その中で新たな金融商品をめぐって、果たしてその一カ月間、その幹部職員が公正な行政を行えるかという問題になってくると思うんですよ。
○笠井亮君 最終的にちゃんとしたものを出すのは当然だと思うんです。 この間の経過を見ますと、検察の調べとかあるいはマスコミを通じて次々と国民は驚くべき事態を知るわけでございますが、肝心の大蔵省は、今、調査中であります、完全なものができてから、充実してからということでは国民は納得しないと思うんですよ。時間をかけてもみ消すのじゃないかというふうな疑念さえ持たれかねない、私はそういう問題もはらんでいるというふうに
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮です。 ついに大銀行の贈賄工作が中央銀行にまで及ぶということで、非常に事態の深刻さが明らかになっている中でございます。金融業界と大蔵、それから日銀、この間でのいわば腐った底なしの関係ということで、今、国民の怒りは心頭に発しております。海外の不信も極致に来ていると。癒着の構造に徹底的にメスを入れて、全容を国民の前に明らかにすることがいよいよ急務になっていると思うわけでございます
○笠井亮君 アジアの通貨危機の問題に関連して、二点ほど発言したいと思うんです。 先ほど馳委員が発言の最後のところで、IMFに頼らない域内の緊急援助資全体制の確立ということも提起されたわけですけれども、私もその部分は大変興味深く聞いていたんです。 今回のアジア通貨危機への対応をめぐって、ASEAN諸国の提案に日本が乗る形で一時アジア通貨基金の設立構想というのが浮上して、我が国の政府もこれの推進に向
○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、預金保険法一部改正案及び金融機能安定化緊急措置法案に対して反対の討論を行います。 両法案は、北海道拓殖銀行、山一証券の破綻を引き金にした金融システム不安なるものへの対策だとして、三十兆円の公的資金、つまり国民の税金を投入しようとするものであります。今まさに、これらの破綻に大蔵省が関与していた重大事実が次々と明るみに出ている中、汚職、腐敗まみれの大蔵省、銀行、
○笠井亮君 山一の三木副社長がわざわざ局長室まで相談に来るということは、私はよほど思い余ってのことがあったのじゃないかと思うんです。重要な話があったということだと思うんです。そう簡単に記憶から消えるということはないはずだと思うんですよね。どういう問題なのかを当然聞かれたと思います。 いつ、どういうトラブルが発生したということだったんですか。
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。 松野参考人に伺いたいと思います。 九一年の十二月に山一の三木副社長から飛ばしをめぐるトラブルの問題について相談を受けたということを衆議院でもおっしゃっておりますが、どこで相談をお受けになったのか。局長室ですね。
○笠井亮君 先ほど対策をとられると、接待はよくないということを言われて四点言われましたけれども、私は、御自身の経験も含めて、やっぱりこの癒着という問題が大きく問題になっているので、これは徹底的にそれ自身実態を明らかにするということが、解明し、そしてきちっと今後していくということでの前提になると思うんですよ。その点はぜひ記憶も定かにしていただくということを含めて、銀行協会、各行含めて必要じゃないかと思
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。 きょうは三人の参考人の方々、ありがとうございます。 岸参考人に伺いますけれども、先ほど金融、大蔵省の関係について厳しい叱責を受けたことについておわびしたいということがありました。私は法案の前提にかかわる問題で幾つか伺いたいと思いますが、まず参考人側自身が大蔵省の幹部職員を料亭やあるいはホテルで接待をされたという御経験がありますでしょうか。
○笠井亮君 私、大蔵省から大蔵省大臣官房金融検査部がつくった証券会社に関する「検査資料の様式と作成要領」という膨大なものをもらいました。これは検査マニュアルというものでありますが、実際に金融検査部が証券会社を検査する際にこれをマニュアルにしながら、チェックリストが膨大な項目で、ここにもございますが、これに基づいてやるということであります。 それで、私は大蔵省からも伺いまして、一度の検査でこれを全部
○笠井亮君 東京地検による宮川検査室長の逮捕の際の被疑事実を見ますと、九五年の四月から九七年五月まで一連の金融機関から接待を受けていた容疑となっております。宮川室長はちょうどその間、今ありました九五年十一月の山一に対する検査の際に主任検査官として検査を行っていると。 そうしますと、宮川検査室長は山一からも接待を受けて山一に対する検査をもゆがめたのではないかと、こういう重大な疑惑を持たざるを得ないと
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。 北海道拓殖銀行と山一証券の破綻の問題は、政府の言っている金融システムの不安、この引き金になったものであります。これらの金融機関の乱脈経営によって不良債権が増大をして危機的な状況にあるときに、本来ならば検査で摘発して改善指導すべき大蔵省がこれらを見逃して傷を広げてきたんじゃないか。そんなことをして破綻に導いておきながら、今度は金融不安になったからこういうことで
○笠井亮君 さらに、これは事実関係ということで聞きます。 現在の保険料率、総額〇・〇八四%、一般保険料がそのうち〇・〇四八、それから特別保険料が〇・〇三六ということでありますけれども、この算出根拠というのはどういうものですか。
○笠井亮君 当日の会議録を見ましたので、そこで明確に言われていたことでありますけれども、見込まれる機構の財源で対処が困難な状況が発生した場合に検討する、そして今も、平成十年度末までに見直すと、こういうことを言われました。さまざまな状況ということも踏まえてと言われましたが、いわば公約でございます。 それでは、現在の預金保険機構の責任準備金の残高、そして、今問題になっておりますけれども、北海道拓殖銀行
○笠井亮君 日本共産党の笠井亮でございます。 きょうまで補正予算をめぐる極めて短期間の審議でございました。しかし、その中でも特に銀行支援の三十兆円計画をめぐって、それ自体の道理のなさということが明らかになってきております。しかも、国民の憤激を呼んでいる銀行、大蔵汚職との関連でも、資料提出、証人喚問を含めて徹底究明が必要であります。そういう中で、このまま審議を終局するわけに絶対にいかない、さらに徹底審議