2014-06-02 第186回国会 衆議院 安全保障委員会外務委員会連合審査会 第1号
○照屋委員 今大臣がおっしゃったように、日米安保条約第五条は、日本国の施政のもとにある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃に対して共通の危険に対処するよう行動する、すなわち日米共同防衛を定めております。 でも、その前に、「自国の憲法上の規定及び手続に従つて」との条文上の縛りがございます。だから、私は、憲法解釈の変更の有無によって集団的自衛権の行使容認をするのは、日米安保条約が憲法を超越した存在
○照屋委員 今大臣がおっしゃったように、日米安保条約第五条は、日本国の施政のもとにある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃に対して共通の危険に対処するよう行動する、すなわち日米共同防衛を定めております。 でも、その前に、「自国の憲法上の規定及び手続に従つて」との条文上の縛りがございます。だから、私は、憲法解釈の変更の有無によって集団的自衛権の行使容認をするのは、日米安保条約が憲法を超越した存在
○照屋委員 それでは、外務大臣、旧安保条約ではなくて、現在の日米安保条約は、我が国の集団的自衛権行使を前提としているんでしょうか。
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 私は、憲法九条の規定に照らして、我が国が集団的自衛権を行使することはできないとの立場であります。したがって、憲法改正によらず、憲法解釈を変更して、閣議決定でもって集団的自衛権の行使を認めることは論外であると考えます。 外務大臣にお聞きをしますが、最近、一九五九年、旧日米安保条約時代のいわゆる砂川事件最高裁判決から、集団的自衛権の限定的行使は認められるとの主張が
○照屋委員 それでは、内閣府にお尋ねをいたしますが、私の住んでいるうるま市に所在をする米海軍基地、ホワイトビーチ地区には、たびたび米原子力潜水艦が寄港をして、半ば母港化しております。 ところで、東電福島第一原発事故の後、原子力規制委員会は、原発の被害想定範囲を半径十キロメートルから三十キロに拡大をする原子力災害対策指針を策定いたしました。 一方で、二〇〇四年に国が定めた原子力艦の原子力災害対策マニュアル
○照屋委員 大臣おっしゃるように、私もやはり、政治と軍事の関係におけるシビリアンコントロールの原則というのは大事に守っていかなければいけないと思います。 それで、今度の防衛省設置法改正案で、文官と自衛官の一体感の醸成というのをその理由にしておりますが、現在、その一体感の醸成に欠けるような何らかの要因があるんでしょうか。そもそも、一体感の醸成というのをなぜ今回問題にしたのか、もし大臣のお考えがあれば
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 今回の防衛省設置法改正案には、文官及び自衛官の一体感を醸成するため、内部部局に自衛官を定員化することが盛り込まれました。本来、内部部局は文官主体の組織であり、防衛大臣を初めとする政務三役への政策的見地からの補佐がその主たる任務だと理解いたします。 内部部局への自衛官四十人の定員化によってシビリアンコントロールに悪影響を及ぼすおそれはありませんか。小野寺大臣の見解
○照屋委員 大臣、大臣がおっしゃったように、本当にすごい爆音なんです。しかも、これは嘉手納も普天間も、司法の場では既に違法だというふうに断罪をされております。 こういう俳句があるんですよ、大臣。「三線の調べ掻き消す爆音渦」という俳句があります。誰が詠んだかというと、私が詠みました。 これは、最近、小林凜という俳号を持っている小学生が物すごい俳句集を出しておりまして、注目されておる。「ランドセル俳人
○照屋委員 見直し調査をやっていると。わかりました。 防衛大臣、従来のW値と比べて、Ldenの測定値は平均十三ポイントほど低く出るとも言われております。そのため、嘉手納基地周辺住民は、第一種区域見直しで対象区域が縮小されることを大変懸念しております。 私は嘉手納基地のフェンスから直線距離で約二・五キロの地域に住んでおり、家族ぐるみで第三次嘉手納基地爆音差しとめ裁判の原告でもあります。嘉手納基地から
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 防衛省に伺います。 昨年四月より、在日米軍基地から暴露される爆音の測定基準がW値からLdenに変更されました。この変更に伴い、防衛省は昨年度から、嘉手納基地周辺における住宅防音工事対象区域の見直し調査に入ったようです。 調査は終了したのか、第一種区域の見直しはいつまでに行われる予定か、尋ねます。
○照屋委員 大臣、今私が指摘した二カ所については含まれていないということを聞いて、私も安心いたしました。 いずれにしても、調査報告書、できましたら私どもにも閲覧、謄写の機会を与えてほしいと思います。 さて、防衛大臣、四月五日から来日予定のヘーゲル米国防長官と小野寺防衛大臣との会談が、四月六日を軸に調整されているようであります。その会談では、普天間飛行場の辺野古移設問題、沖縄の負担軽減などについては
○照屋委員 防衛省は、石垣市への陸上自衛隊初動担任部隊配置に関する二月二十三日付の琉球新報記事が事実と違う内容だとして、去る二月二十四日付で、琉球新報社と日本新聞協会に文書で抗議をしております。 すると、小野寺大臣、調査報告書には、初動担任部隊の配置候補地として、石垣市の八島町新港地区、宮良のサッカーパークあかんまの二カ所は含まれていない、こう理解してよろしいでしょうか。
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 両大臣、長時間御苦労さまでございます。 中期防との関連で尋ねます。 陸上自衛隊初動担任部隊の、沖縄の先島、奄美群島への配置候補地選定に係る調査報告書の作成は終了して、防衛省に提出されたんでしょうか。
○照屋委員 どうもよくわからない。日米地位協定に基づく提供施設・区域の返還合意の状態と、運用停止の状態とでは、具体的に何がどのように違うんでしょうか。小野寺大臣に伺います。
○照屋委員 日米地位協定に基づき提供された施設及び区域の運用の停止または中止というのは、アメリカ側の一方的な決定で可能なのか、それとも日米間の合意が必要なのか。小野寺大臣に伺います。
○照屋委員 昨年十二月十七日の沖縄政策協議会の場で仲井真沖縄県知事が要請し、同年十二月二十五日に安倍総理が日本政府としてできることは全て行うと応じた、普天間飛行場の五年以内の運用停止という場合の運用停止とは、日米地位協定第三条、同二十五条との関連で、いかなる具体的な状況、状態を指すのでしょうか。外務大臣にお尋ねいたします。
○照屋委員 大臣、いわゆる別班問題については、いろいろ議論されて、大臣のコメントも私は承知をしておりますが、民主国家の基本原理である文民統制、これからしますと、別班が存在するならば、我が国の文民統制のあり方を根本から揺るがす大問題であります。陸幕長は運用支援部長に聞いただけ、大臣は陸幕長に聞いただけで済まし、制服組の言い分だけをうのみにして、別班は存在しないなどと断定するのは極めて危険であります。
○照屋委員 政府参考人にお伺いをいたします。 陸上自衛隊の教育組織の中に、旧陸軍中野学校の流れをくむ陸上自衛隊小平学校は存在しますか。また、同校の心理戦防護課程には毎年何名ほどの者が入校するんでしょうか。同課程のカリキュラム、卒業後の配属先や役職もあわせて伺います。
○照屋委員 私は、質問の前に三点申し上げたいと思います。 一点目は、中国による防空識別圏設定についてであります。 同問題に関しては、きょう午後の本会議で、中国による防空識別権設定に抗議し撤回を求める決議が上程され、採択される見込みでありますので、国会の意思はこの国会決議に尽きると私は考えております。 二点目は、米軍普天間飛行場の移設問題についてであります。 先ほど玉城デニー議員からもありましたが
○照屋委員 沖縄タイムスが報道して明らかになりました二〇一〇年作成の米軍資料、空軍特殊作戦に関する配備計画によりますと、嘉手納基地の第三五三特殊作戦群に、二〇一四年十月以降、CV22オスプレイ九機が配備されるとなっております。 第三五三特殊作戦群エリア開発事業で嘉手納基地の機能を強化するのは、MC130特殊作戦機にかわって、空軍仕様のCV22オスプレイを配備するためではありませんか。
○照屋委員 私は、沖縄に住む者として、わずか一日、しかも数時間の、たった二機を使った訓練で沖縄の負担軽減になるとはちっとも思っていません。県民もそう思っているだろうと思います。 さて、きのうから沖縄で騒然となっている問題があります。 米空軍嘉手納基地で、駐機場を拡張し、シミュレーターや格納庫などを増設する第三五三特殊作戦群エリア開発事業の計画があることが、昨日の地元二紙の報道で明らかになりました
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 去る十月八日から十八日までの間、滋賀県の陸上自衛隊饗庭野演習場で日米共同訓練が実施され、同月十六日には普天間飛行場所属のオスプレイ二機が使用されました。 小野寺大臣にお伺いします。 今回の日米共同訓練の結果を受けて、防衛省が、オスプレイの安全性が示された、あるいは沖縄の基地負担軽減に資するものだとする根拠をお聞かせください。
○照屋委員 今回の返還合意の土地は、過去にも返還合意されておりますが、三回にわたって返還が延期になった経緯があります。その理由は何でしょうか、大臣。
○照屋委員 両大臣とも那覇市の新都心に行かれたことがあると思いますけれども、あそこは、細切れ返還で二十年ぐらいにわたって返還されて、跡利用が随分困難をきわめました。 小野寺大臣にお尋ねしますが、二段階に分けて細切れ返還する理由を教えてください。
○照屋委員 防衛省に尋ねます。 去る九月五日の日米合同委員会で、米軍キャンプ・ハンセンの一部、約百六十二ヘクタールを二段階に分けて返還することが合意されました。返還合意の土地はキャンプ・ハンセンのごく一部、しかも急傾斜地で、返還後の跡地利用が困難な土地であります。 最初に、防衛省に、返還予定の百六十二ヘクタールの土地に関し、所有者ごとの面積や賃料、名護市から各字に支払われる分収金の額について伺います
○照屋委員 大臣、きょうの朝日新聞の社説に、防衛大臣が国際会議でこんな弁明をしなければならないのは尋常ではない、歴史認識をめぐる安倍政権の価値観とは何か、どこに向かうのか、その見えにくさが右傾化批判を招く一因であろう、各国の懸念を誤解と弁明するならば行動で見せるしかないとの趣旨の社説がございました。 私も、アジア各国の代表を目の前にした国外の発言と、国内での安倍政権の言動に食い違いが生ずれば、日本
○照屋委員 大臣、私は、自民党の憲法改正による交戦権容認とか、あるいは国防軍の創設、憲法解釈の変更による集団的自衛権行使容認、あるいは本件自衛隊法改正などの動きが、アジア各国に日本の右傾化や国際社会への挑戦と見られる懸念を与える要因になっているのではないかと心配しますが、大臣はどうお考えでしょうか。
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 大臣、長時間御苦労さんでございます。 私は、きょうは、審議中の法律案と関連して、総論部分に関して二、三点お伺いをいたします。 まず、去る六月一日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議での小野寺防衛大臣の演説が国内外で大きな反響を呼びました。 報道によれば、小野寺大臣は演説で、安倍政権の歴史認識について、痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明する歴代内閣
○照屋委員 田中参考人にお伺いをいたします。 参考人の体験等を踏まえて、私は、車両による陸上輸送は、飛行機や船の場合と異なり、武器を使う可能性が格段に高まるのではないかと考えますが、参考人はいかがお考えでしょうか。
○照屋委員 宮家参考人にもう一問お尋ねをします。 この自衛隊法改正法案との関連で、識者が、日本は対米協力の文脈のもとに対テロ戦争に加担した、なおまた邦人救出という文脈で新たな対テロ戦争の当事者となろうとしている、邦人救出のための自衛隊法改正は国際社会にはそういうメッセージを与えることになるのではないかという指摘がありますが、参考人はどうお考えですか。
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 きょうは、両参考人に、貴重なお話を伺いました。ありがとうございました。 私も、近年、海外在留法人数あるいは邦人出国者数が増加をしている、海外に展開する企業も多くなったという自覚はしております。 そして、今回の自衛隊法改正との関係では、やはり忘れてはいけないのは、憲法との関連を含めて慎重に議論をしていく必要があるのではないかと考えます。 最初に宮家参考人
○照屋委員 小野寺大臣にお伺いをいたします。 私は、普天間飛行場の辺野古移設には一貫して反対しており、辺野古新基地建設を前提とした埋立申請にも反対であります。 沖縄防衛局は県に対して埋立申請を行っておりますが、沖縄県は埋立申請書の形式審査の中で、埋立用土砂の調達先の市町村名を六月十一日までに特定するよう補正指示を行いましたが、防衛省はこの県の補正指示に従いますか。
○照屋委員 防衛大臣、先ほど玉城デニー議員から認可外保育園に対する防音工事の助成事業のあり方について質問がありましたが、私は、十年以上嘉手納基地爆音差しとめ等の弁護団をやっておりましたし、今も原告団なので、爆音の実態をよく知っています。すさまじいですよ。もちろん子供も、お年寄りも、大人も、特に病気の人は非常に深刻なんです。 とりわけ、私は、公立保育所や認可保育園のみが防音工事助成の対象とされるのは
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 冒頭、外務、防衛の両大臣に所感を伺います。 橋下徹大阪市長は、去る五月十三日、日本軍による従軍慰安婦の強制性を否定し、当時慰安婦が必要であったとか、在日米軍の司令官に会い、米兵の性のはけ口として風俗業の勧めをしたとの発言を行いました。 膨大な米軍基地が存在し、米兵による卑劣な性犯罪、性暴力が多発する沖縄にあって、その温床になっている不平等、不公平な日米地位協定
○照屋委員 大臣、陸上幕僚監部が作成した陸自教範によると、徒手格闘は、当て身わざ、投げわざ、関節わざ及び絞めわざを総合的に駆使し、旺盛な闘志をもって敵を殺傷し、または捕獲する戦闘手段であるとされております。したがって、必然的に訓練そのものが危険を内包しております。 札幌地裁判決も、死亡した島袋英吉さんの訓練立ち会い上官及び指導教官らに、訓練に内在する危険から訓練者を保護するために常に安全面を配慮し
○照屋委員 大臣、島袋君には双子の弟がおって、二人とも使命感を持って自衛隊に入隊して、兄が死んでしまった、こんなつらいことはありませんよ。 私は、個人として、また弁護士として、国会議員として、現下の自衛隊は憲法違反の存在だと考えます。一方で、自衛官の基本的な人権、人間としての尊厳は厳重に保護されるべきだという考えなんです。 だから、これまで、大臣、護衛艦「さわぎり」でいじめで自殺に追い込まれた、
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 最初に、小野寺大臣に尋ねます。 先ほど玉城デニー議員も聞いておりましたが、去る三月二十九日、札幌地裁において、札幌真駒内基地徒手格闘訓練死国賠訴訟の判決が言い渡され、被告国に対して約六千五百万円の支払いが命じられました。この裁判は命の雫裁判とも呼ばれ、徒手格闘訓練で死亡した自衛官は沖縄出身の島袋英吉さん、原告はその御両親であります。 この判決の受けとめは
○照屋委員 国家公安委員長に尋ねます。 十一月二日の読谷村での事件発生当日に、藤村官房長官が、起訴前の身柄引き渡しを要請する必要はないと記者会見で述べました。私は、沖縄県警が犯人米兵の事情聴取もしていない段階での官房長官発言は、警察の捜査権に対する政治の不当介入だと考えます。沖縄県警の幹部の皆さんも、あきれ返って、怒っております。 小平委員長、二日の官房長官発言は、警察庁も了解の上でのことでしょうか
○照屋委員 総理、九月十九日の日米合同委員会におけるオスプレイの安全確保策は全く守られていない。これはもう、多くの県民が現認をして、沖縄では毎日のように証拠写真を添えて地元紙が報道している。にもかかわらず、先ほどの森本大臣の発言は、私は許せない。防衛省として確認をしていない、アメリカは守っているはずだと。政府は、国民の、沖縄県民の命の安全は守ろうとしないで、アメリカの言いなりになる。とんでもないと思
○照屋委員 総理、各大臣、私はきょう、オスプレイ強行配備に反対をする県民の強い意思を体現して、オスプレイ・ノーのバッジをつけてまいりました。 総理、オスプレイの普天間基地への強行配備、訓練強行、同時に、九月十九日に日米合同委員会で合意した安全確保策を全く守らずにやりたい放題の米軍に、沖縄県民は毎日毎日ワジワジーしております。総理は、オスプレイ強行配備と訓練強行で県民が恐怖におびえ、基地機能の強化に
○照屋委員 森本大臣、普天間基地に強行配備されたオスプレイは、沖縄本島全域でやりたい放題の訓練飛行をしております。制限時間外飛行、住宅密集地域上空でのヘリモード飛行、コンクリート塊をつり下げての飛行訓練などであります。九月十九日に日米両政府が合意したオスプレイの飛行訓練実施に伴う安全策は、全く守られておりません。にもかかわらず、森本大臣は、十月二十六日の閣議後会見で、合意した内容に沿って訓練を実施していると
○照屋委員 私は、大臣が事件とも事故とも表現したのを知っていますよ。しかし、沖縄県民の感情、思いからすると、事故表現をするというのは、法律家でなくても、大臣としてあるまじきことだと私は思いますよ。同様に、玄葉大臣、吉良外務副大臣もそのような事故発言をしているんだ。大臣や副大臣のかかる事故発言が米兵犯罪を助長している、これはもう不作為の共同正犯だと私は思っております。 そこで、玄葉大臣に尋ねます。
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 多くの沖縄県民の強い反対の意思を無視しての普天間基地へのオスプレイ強行配備、訓練強行に沖縄じゅうが怒りまくっております。私も、きょうは、県民の怒りの表現、オスプレイ・ノーのバッジをつけて質問いたします。このバッジは、普天間基地からオスプレイが撤去されるまで着用するつもりであります。 その怒りが冷めない中、去る十月十六日に、米海軍兵二名による集団強姦致傷、強盗事件
○照屋委員 そうすると、駐留軍労働者の法的雇用主は国なんです、国が県に機関委任事務をしたから、これは県の責任だ、こういうことですか。
○照屋委員 防衛省に尋ねます。 アスベスト作業に従事する労働者には、一九七二年から健康診断の記録が義務づけられております。ところが、沖縄では、空軍関係の基地労働者については一九八二年度から、その他の軍関係の基地労働者については一九八七年度からしか保存されていないようであります。 復帰後、国内法が適用されているにもかかわらず、健康診断の記録について十年間あるいは十五年間の空白期間があるのはなぜでしょうか
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 新聞報道によりますと、先月、肺炎のためにお亡くなりになった直木賞作家の藤本義一さんは中皮腫を患っていたようであります。中皮腫は主にアスベストが原因の腫瘍で、藤本さんもどこかでアスベストを吸い込んだ被害に遭った可能性が高いと言われております。藤本さんに中皮腫が見つかったのは昨年四月。新聞各紙によりますと、人間ドックで肺に水がたまっているのが見つかり、検査したところ
○照屋委員 総理、きょうは、「尖閣列島わったーもの」、古くから歌われている民謡の歌詞を総理初め各大臣、委員に配付しております。作詞は元沖縄大学学長の新屋敷幸繁、作曲は自称コザ独立共和国大統領の照屋林助です。パネルでは一番だけを表示してございます。 この歌は、世界へ向けて、尖閣列島は我々のものだ、沖縄のものだ、琉球のものだと強く訴えております。野田総理、この歌についての感想をお聞かせください。
○照屋委員 総理、この事件を契機にして、今沖縄では、女性団体、市民団体を中心に大きな怒りが高まっておるんです。その怒りの抗議の声の中で、オスプレーは飛ぶ凶器である、海兵隊員は歩く凶器である、こういう表現で怒っておるんです。だから、もはや手あかのついた綱紀粛正では私は済まないと思う。 したがって、今回の事件についても、政府としてアメリカに対して、被害女性への謝罪そして補償、あるいは心のケアを求めていく
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 本日は、琉球王朝以来、沖縄にはすばらしい伝統工芸、織物があるということをアピールするために、あえて、うらそえ織のかりゆしウエアをつけて登場しました。 さて、野田総理、八月十八日、県都那覇市の住宅街において、在沖米海兵隊員による女性に対する強制わいせつ致傷事件が発生しました。同事件は、住宅街の路上を歩いている女性の背後から髪を引っ張って転倒させ、路地裏まで引
○照屋委員 先ほど、制限時間との関係で、政党についての意見を手短に述べましたけれども、関連して、いつも私が言うように、沖縄においては、敗戦後二十七年間、アメリカの軍事支配下で憲法が全く適用されないという状況が強いられておりました。その中にあって、結社の自由の保障は全くありませんでした。労働組合の結成も自由にできませんでしたし、政党や政党活動に対しても、アメリカ軍から大変な規制や弾圧がございました。
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 きょうから席順が変わり、与党席に寄った感がして座り心地がしっくりしませんが、私や社民党の改憲反対の姿勢は変わりません。 本日のテーマである憲法第四章の明文改憲の要否等について意見を申し上げます。 最初に、明文改憲の上、二院制を廃止し一院制を採用すべきとの主張がありますが、社民党は二院制廃止には明確に反対です。そのための明文改憲も認めません。現行憲法のもとでの
○照屋委員 要するに、部隊受け入れ表明を促す文書なんでしょうね。 ところで、沖縄防衛局が与那国島に事務所を設置して職員を常駐させているようです。事務所設置の日付、設置目的、常駐している職員数等について明らかにしてください。
○照屋委員 渡辺副大臣にお伺いをいたしますが、先ほどから議論があります南西諸島防衛の強化方針との関連で、与那国町への陸上自衛隊沿岸監視警備部隊の常駐配備計画について、二月二十九日付で、沖縄防衛局長が与那国町長宛てに、陸上自衛隊沿岸監視部隊の与那国島への配置についてと題する文書を発出しているようですが、内容を含めて事実関係を説明してください。
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 本日の議題となっております防衛大綱及び中期防は、二〇一〇年十二月に閣議決定をされ、既に決定から一年七カ月が経過しております。したがって、二〇一一年度から二〇一五年度までの中期防は、既に対象期間の三分の一が終わっております。私は、国防の基本方針である防衛大綱が、国会における議論もなく、政治による十分なコントロールも欠いたまま中期防の対象期間の三分の一が経過してしまったことを
○照屋寛徳君(続) かかる陸上自衛隊配備は、国防の名のもとに、沖縄にさらなる基地の犠牲と負担を強要するものではありませんか。お答えください。 野田総理は、憲法解釈を見直して集団的自衛権の行使を容認したり、PKO協力法の改正によって駆けつけ警護を可能とすることに意欲を示す発言をしておりますが、本気で取り組むつもりか、態度を明確にしてください。 なお、私や社民党は、断じて容認できない立場であることを
○照屋寛徳君 社会民主党の照屋寛徳です。 新たな防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画に関する報告について質問をいたします。(拍手) 冒頭、野田総理に申し上げます。 鳩山元総理は、あなたのことをシロアリだとやゆしましたが、沖縄県民からすると、野田総理はマジムンであります。消費税増税、TPP参加、原発再稼働、オスプレーの強行配備と普天間基地の辺野古移設など、正真正銘のマジムンであります。 今から
○照屋委員 大臣、酢のコンニャクと言わないで、質問には誠実に答えてください。 きのうも、オスプレー事故を受けて、先ほどもありましたように、藤村官房長官は、事故原因の詳細がわからない限り、何ら新たな行動は起こさないと言い、大臣は、わからない事故原因を基礎に今までの配備計画案をすぐに変える客観情勢にない、淡々と計画どおりに進める、要するに、スケジュールどおりに進めると言っております。これは重大な食い違
○照屋委員 私は、空軍と海兵隊の任務を聞いているんじゃないですよ。だから、あなたは知識に溺れて詭弁だというんですよ。もっと誠実に答えてくださいよ。 空軍と海兵隊のオスプレーの機体の構造と性能は同じでしょう。違いますか。
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 森本大臣は、前任の素人二大臣に比べて防衛問題の知識は豊富でありましょう。それは私も認めます。沖縄の言葉に、大臣、シミヤシッチムノーシラン、要するに、知識、学問はあっても、事の道理や本質、人情の機微は知らない、こういう言葉がありますので、大先輩に失礼ですが、老婆心ながら忠告をしておきます。というのは、先ほど来の質疑応答を聞いていると、大臣御自身は安全運転の答弁