1950-11-28 第9回国会 衆議院 建設委員会 第1号
○瀬戸山委員 最後のキジア台風に対する予備費の支出がまだなされておらないということでありますが、もうすでに二十五年度の災害復旧費に対する補正予算二十六億余を計上して現在審議中であります。災害復旧に対して国民が非常に心配をし、すみやかな復旧を望んでいるということは、私から申し上げるまでもなく、たびたび当委員会において問題になつておつたのであります。九月か十月の当委員会において、安本の公共事業課長は、補正予算前
○瀬戸山委員 最後のキジア台風に対する予備費の支出がまだなされておらないということでありますが、もうすでに二十五年度の災害復旧費に対する補正予算二十六億余を計上して現在審議中であります。災害復旧に対して国民が非常に心配をし、すみやかな復旧を望んでいるということは、私から申し上げるまでもなく、たびたび当委員会において問題になつておつたのであります。九月か十月の当委員会において、安本の公共事業課長は、補正予算前
○瀬戸山委員 経済安定本部の建設交通局長に二、三の点についておただしいたしたいと思います。本年度の暴風雨による災害復旧予算の支出状況でありますが、さきのジエーン台風、キジア台風に対する予備費からの災害復旧費の支出状況について、あらかじめお伺いしておきたいと思います。
○瀬戸山委員 百三十億要求されるというのは、来年度の予算のことだと予解するのでありますが、要求することは毎年やつておるのでありますが、あとはほつたらかしておつたのでは今お話のように毎年困るというような状態であります。要求はするが、できるかできないかわからないということでは困るので、もう少しそのことをはつきりお答え願いたいと思います。
○瀬戸山委員 先ほどジエーン台風並びにキジア台風の災害地の視察の報告を行つたのでありますが、午前中は河川局長が見えておられなかつたのでおわかりないかもしれませんけれども、しかしすでに御承知のことでありますので、簡單に所見を伺つておきたいと思います。 大阪、それから阪神間の海岸堤防、いわゆる防潮堤が非常に破壊され、また今日まで不備な点があつたために、甚大なる損害を受けたことは、御承知の通りであります
○瀬戸山委員 昭和二十五年九月十二日、衆議院規則第五十五條により、議長の承認を得まして、ジエーン台風による災害状況並びにこれが復旧対策調査のため、藥師神委員長並びに不肖瀬戸山が現地に派遣され、九月十六日より七日間にわたり、大阪、和歌山、兵庫、徳島等の各府県を調査して参りましたので、ここにその概要を御報告申し上げます。 ジエーン台風は九月三日午前四国の東部をかすめ、正午には紀淡海峡を通つて大阪湾にかかり
○瀬戸山委員 私はもういろいろお話もありましたので、簡單に要望だけ申し上げておきたいと思います。 大体この金融公庫法を審議いたしますときに、この法律の制度はきわめてよろしいけれども、羊頭を掲げて狗肉を売るようなことになりはしないかということを私申し上げたのであります。悲しいかなその通りになつておる。その当時、この制度はよろしいが、制度の内容が悪いということで、貸出率をふやさなければならない、利率を
○瀬戸山委員 簡單にお伺いしたいと思います。大体公共事業を盛んにして、災害その他を未然に防止し、また経済力の発展を期さなければならないということは、これはもう議論はいらないと思います。そこで来年度の予算では、財政規模を圧縮しなければならない、さらに税負担に困つているから減税をしなければならない。しかも先ほどから議論されておりますような、公共事業を大いにやらなくちやならぬ、魔術を使わなくちやならぬというような
○瀬戸山委員 もう一つ小さいことでありますが、河川局関係のいわゆる防災対策事業費、これは本年度の予算では項目が削られたのでありますが、安本の考え方としては、さような防災事業は河川の改修の方でやるべきである、こういうお説であります。もちろんそれは理論的にはさようでありますが、河川改修費は今年はある程度多少の増額はありましようが、日本の国の河川を改修するには二千億かかると称せられておりますので、河川改修
○瀬戸山委員 今の御説明大体了解いたしました。大体安本で千三百億ぐらいの案をつくつておられるようでありまして、大体その御意向が浮んでおるように思いますけれども、まだ少し足りないのじやないかという懸念がいたします。幸いにして今日までの平均して出すという考え方を改められた点を、私は非常に喜ぶのでありますが、でき得べくんば昭和二十六年度においては、残事業量四〇%ぐらいの事業をして、あとはだんだん少くして、
○瀬戸山委員 来年度の公共事業費をどのくらいにするかということは今検討中であります。当然増額をしなければならないということは政府の方でも考えておられるようであります。ただ税金とのかね合いで最後の決定がここ二、三日遅れると思いますが、その点についてはいろいろ御議論がありましたので申し上げません。簡單に次長さんにせつかく案をつくられつつありますので、御見解なり私の注文を二、三申し上げておきます。事はこまかくなつて
○瀬戸山委員 もう一つ南九州総合開発事業促進に関する問題、ただいま御説明いただいたのでありますが、今日まで建設省が一応調査をされて指定されております地区は、鹿児島県の大隅、熊毛の地域と宮崎県の南那珂郡の一帯であります。地元といたしましても、また私どもの考えといたしましても、それだけでは総合開発の意味が貫徹されないという考え方から、図面は持つておりませんけれども、大体御承知だろうと思いますが、都城市、
○瀬戸山委員 ただいまの御説明のうちに、いわゆる日向大橋と言われております福島、大渕両橋は、富樫課長御存じの通り、毎年流れて、去年も災害にかかつて復旧し、本年も過日のグレイス台風ですでに流れております。来年度の公共事業費に組まれるということでありますが、ぜひ実現していただきたいということを切望いたしておきます。 次の延岡、宮崎両市間国道路線変更、これも前の橋と一貫いたしておるのでありますが、この道路
○瀬戸山委員 紹介議員にかわりまして私から申し上げます。 福島、大渕両橋を永久橋にかけかえを促進せられたいという請願でありますが、本請願の要旨は、宮崎、延岡市の間の国道三号線のうち、宮崎郡広瀬村と児湯郡富田村とを貫流いたしております一ツ瀬川にかけられてある福島、大渕両橋は木橋である関係上、毎年出水の都度流失を繰返しておりまして、最近数年間の復旧費は一千万円以上の巨額に及んでおり、年間を通じて、百日
○瀬戸山委員 ただいま自由党、国民民主党並びに日本社会党三派共同の提案になります修正案が朗読されたのでありますが、その修正をいたしたいという理由について簡單に御説明を申し上げます。 すなわち両法案の第五条第二号の規定は「都市計画法第六条の二の規定にかかわらず、その事業の執行に要する費用につき国と公共団体との負担の割合に関する特例を設けること」ができるというふうになつておりますが、さきに国会を通過いたしております
○瀬戸山委員 横浜、神戸の両港湾都市を理想的にする、さような計画を立てることは、法律をつくらなくても当然できることだと思います。そこでこの法律がつくられているのは何も計画を立てるためではないと私は考えます。この法律をつくつて、さような国際港都にふさわしい諸施設を計画され、どういうふうにして実現するかということであります。大体この法律のねらいはどこにあるかということを御説明願いたい。
○瀬戸山委員 もちろんただいま御説明がありましたようなことは、私が最初第一條の目的の場合にも申し上げましたように、さような施設をし、外国人が喜んでどしどしやつて来て金を落すような状態になすことにだれしも反対はございません。ただしかし、先ほどもお話がございましたように、私神戸市を見ましても、ことに神戸の市にはまだほんとうに小さい焼けトタンでつくつた家がたくさんあります。横浜にもございます。そういうところをなぜ
○瀬戸山委員 ただいま両法案に対する根本的な考え方について上林山委員から相当つつ込んだ質疑があつたわけでありますから、私のは少しこまかくなるかもわかりませんけれども、そのつもりでお聞きを願います。 両法案の第一條の目的は、読み上げるまでもないのでありますが、読み上げてみます。横浜及び神戸市は「その沿革及び立地條件にかんがみて、わが国の代表的な国際港都としての機能を十分に発揮し得るように建設することによつて
○瀬戸山委員 災害復旧費を国で全額負担するのがいやかどうかということについては、相当の議論があつたし、今日も議論があると思います。ただ地方財政の負担がきわめて大きいので、しかも災害地は経済的に打撃を受げて、その上に復旧費を負担するということは、地方財政をますますきゆうくつにするからという趣旨が多分にあつたと思います。でありますから、地方財政が拡充されますればこの問題も相当に解決されるわけでありますが
○瀬戸山委員 閣議の内容を私はもちろん知らないのでありますが一閣議で本年で打切るというような話に相なつたということを聞いたしているのであります。その際に非公式でありましたが、大蔵省の主計局長にどういうわけで打切ることになつたかということを聞いたのでありますが、弊害が件うようだからというような簡単な非公式な話であります。建設省の当局者にどういう弊害があつたかということを公式に尋ねてみましたけれども、いまだ
○瀬戸山委員 災害復旧費の問題でありますが、地方自治庁の次長さんに対しては、災害復旧費全部についてはお尋ねをいたしません。ただ昭和二十五年度に限り、災害旧費の大部分は、国が負担してやるという法律ができたのでありますが、二十六年度の予算編成時期にあたつておりますのに、あの法律は二十五年度で打切るというような、閣議の決定かどうかしれませんが、話合いがあつたということを仄聞いたしているのであります。あの法律
○瀬戸山委員 九州は昨年の六月十九日から始まつて、四回の台風を受けて、きわめて甚大なる損害を受けておるのであります。その損害の復旧は今日また三〇%くらいの経費しか支出されておらない。大部分は崩壞されたままになつておるのでありますが、さらに今日、昨年の被害に比べると比較的軽いのでありますけれども、今後当然二、三回の台風を予想しなければならないのであります。そこで私どもはただこのグレイス台風だけの被害を
○瀬戸山委員 早急に調査をしてもらうことは当然でありますが、問題は常に資金の問題で復旧が遅れている実情であります。先ほども申し上げましたように、この台風以前の災害に対する予備費の支出も今日行われておらないのでありますが、聞くところによると、現在の予備費の支出の大体の案は四十二億、そのうち建設省関係分として二十二億五千万というものを折衝中であるということであります。そこで、二十二億五千万がかりに認められたといたしましたならば
○瀬戸山委員 ただいまグレイス台風に関する現在までに判明いたしております被害状況の御説明があつたのでありますが、私ども事前に予定されておりましたよりも、比較的被害の少かつたことを衷心より喜んでおるわけでございます。しかしながら、今後詳細に調査いたしますれば、あるいはこれより上まわるということがあり得るのでありますが、いずれにいたしましても現在農耕地その他重要なる面がありますので、起りました災害は早急
○瀬戸山委員 この際大臣に簡單にお伺いしたいと思います。実は今月の十九日から来襲しておりますグレイス台風、これが現在九州を荒しているのであります。通信網も相当損害を受けておるようでありますから、大臣の方にも詳細には様子はわかつておらないと思いますが、わかつておる範囲で御説明を願うのと、これに対する緊急な対策をただちにやつていただかなければならないのでありますが、その点ただちに詳しい説明をしていただきたいとは
○瀬戸山委員 必ずその言明を実際に現わしていただきたいということを申し上げておきます。 そのほかにもう二、三、これは全部建設行政に関することでありますが、建設大臣の意向はわかりましたので、簡單に申し上げてみたいと思います。日本の道路についてでありますが、日本の道路はきわめて悪い状態にあるということは、これは身をもつて体験されておられるのでありますから、内容は申し上げません。建設省が計算いたしておりますところによると
○瀬戸山委員 ただいま建設行政の、特に治水行政の一貫性については、われわれが常に申しておりますところと同じ見解を披瀝されたのでありますが、ただ今日までかような議論がありますけれども、実際はそれが実施されないというところに日本の政治のきわめて遅々たるものがあると私は考えております。かような御見解を持つておられる以上は、すみやかにその態勢を整えることにひとつ御盡力されんことを切望して、この点はやめておきます
○瀬戸山委員 新たに建設大臣になられましたので、お祝いを申し上げながら、建設大臣の建設行政に関する御決意と申しますか、将来の建設行政に対する御熱意のほどを伺つてみたいと思います。全部申し上げるわけに行きませんので、四、五項目にわたつてお伺いいたしたいと思います。 まず第一番に、今日私から申し上げるまでもなく、日本の治山治水ということは一番大きく取上げられておる、国民といたしましても、また国会、行政府
○瀬戸山委員 もちろん第三項には協議がととのつた場合とあります。そこで建前としては市町村に建築行政をやらせる建前をとつておりながら、なお知事との協議がととのわなければできないということになつているのですが、今局長か説明されたようなこともあり得ると思います。ただ、今知事を優位に置いてあるわけではないと言われましたけれども、この建築基準法が準備されておりますときに、局長御存じの通りに、大都市においてはこの
○瀬戸山委員 建築行政を円滑にやるということ、これは当然でありますが、この法律は地方自治体の自主性を非常に強化した警察制度の改革と同じ線を行つておると思います。その点においては一つの進歩であり、実際面においてうまく行くかどうかということは、これはまた一つの疑問もあるわけでありますか、しかし第四條の第一項には、これは市町村は建築主事を置くことかできるとあつて、独自の見解で、この法律に基いた建築行政をやるかどうかということは
○瀬戸山委員 二、三の点について、なるべく簡單に当局に対して質疑を行います。第四條についてでありますが、第四條では今日までの建築行政に関するあり方を全面的に改めて、市町村に建築行政を委譲しようというわけであります。市町村は、その長の指揮監督の下に、建築主事を置いて建築行政をつかさどらせる、こういうふうになつておるのであります。第二項には、市町村は、第一項の建築主事を置こうとする場合においては、あらかじめ
○瀬戸山三男君(続) もちろん、この法案におきましても相当の欠陥がありましよう。利子を下げろとか、もしくほ償還年限を延ばそうとか、いろいろの問題がありますが、まず実施して、その上で都合が悪かつたら国会において大いに修正すべし、また改正すればよろしいのであります。この際三万戸でも八万戸でも家を建てるのに反対する理由はどこにある。国民大衆は今待望しております。こういう意味において私は賛成いたすのであります
○瀬戸山三男君 私は、自由党を代表しまして、ただいま議題になつております住宅金融公庫法案の修正集に対し簡単に賛成の意を表します。 ただいま共産党の砂間君から、自由党並びにその支持する吉田内閣は住宅対策に対してきわめて冷淡である、しかもなつておらぬ、かように申されましたけれども、私の考え方では、現吉田内閣並びに自由党ぐらい住宅対策に真剣に対処しておるものは日本の政治史以来初めてのことであります。先ほど
○瀬戸山委員 私は自由党を代表いたしまして、ただいま議題になつております住宅金融公庫法案につきまして、先ほど私から提案いたしました修正案を含めまして賛成の意を表したいと思います。 御承知の通りに、本法案は国民大衆が健康で、文化的な生活を営むに足る住宅の建設に必要な資金を融通いたしたいというのが根本の方針であります。現在私から多く申し上げるまでもなく、衣食の方は割合に改善されつつありますけれども、住宅問題
○瀬戸山委員 ただいま議題となつております住宅金融公庫法案につきまして、修正の意見を申し述べます。まず修正する部分を読み上げたいと思います。 住宅金融公庫法案の一部を次のように修正する。第三十八條を次のように改める。 訴願法(明治二十三年法律第百五号)及び行政事件訴訟特例法(昭和二十三年法律第八十一号)については、公庫を国の行政機関とみなして、政令で定めるところにより、これを公庫に準用する。かように
○瀬戸山委員 ただいまより国際観光文化都市建設法に関する小委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会は去る三月二十八日、別府を始めとし、熱海、伊東など相次いで提出せられました国際観光温泉文化都市建設法案、さらにその提出を予想せられました京都、奈良等の各種観光都市関係の特別法を総合いたしましてこれを一般法として立案するため、特に設置せられたものであります。当小委員会におきましては
○瀬戸山委員 国際観光文化都市建設法に関する小委員長報告を申し上げます前に、懇談の形式をもつてちよつと御説明申し上げたいことがありますので、御了承を願いたいと存じます。ちよつと速記を……
○瀬戸山委員 ぼつぼつそういう話が出ておりますから、あらかじめさようなお答えでありますれば周知させていただきたい。私はその場合にきわめて政治的な言葉でありますけれども、もし補償しなければ区画整理に応じないというのであれば、熱海市は国際観光都市案を放棄してほしいということを申して、先ほど御報告しておりますように、熱海市民の熱意がこの復興を促推するゆえんである、そういう政治的な回答をしておいたのですが、
○瀬戸山委員 建設省当局に簡單にお尋ねしておきます。刻下早急の場合でございますから、先ほどの御説明の中にもありましたように、一億円は一応の目安であるということは了解いたします。そこで一億というのは、私どもはその方の專門家でありませんので、きわめて抽象的な議論になりますけれども、あの地形、ひな段みたいになつているところの区画整理というものは、予定以上の経費を食うのではないかと思つております。一億では足
○瀬戸山委員 去る四月十九日衆議院規則第五十五條によりまして議長の承認を得まして、本委員会委員八百板正君並びに不肖瀬戸山三男は熱海市の災害地調査並びに復興計画検討のため今野調査員及び建設省都市局八巻計画課長を帶同しまして、詳細に現地を調査して参つたのでありますが、ここにその概要をご報告申し上げます。 去る十九日午前七時半東京駅を出発、九時半熱海に到着いたしまして、ただちに市役所の焼跡に設けられております
○瀬戸山委員 これはあまり大した問題でないようでありますけれども問題にいたしておるのは、自分のことを申し上げて失礼ですけれども、私が市長をしているときに、いわゆる補助住宅、賃貸住宅でありますが、あれは集団的に建てなくちやならぬ、大体一集団五十戸くらいやりましたが、そういう集団住宅を建てるときには、それだけ相当の人が集団生活をしますと、何か八百屋さんをやるとか、駄菓子屋をやるとか、その他の雑貨を売らなくちやならないということが
○瀬戸山委員 普通に言われておるアパートはあまり大きいのでありませんが、いろいろ十坪とか何とかいう建物が計画されておるのであります。そういうときに、普通に店舗付住宅と言うておりますが、十坪の家で、店舗付住宅という名前はおかしいのでありますが、そういう場合はどういうふうに考えられるか、これを一つ伺いたい。
○瀬戸山委員 私はただ一点だけ伺います。第二條の意味ははつきりさせておく必要があると思いますので、「「住宅」とは、人の居住の用に供する家屋又は家屋の部分をいう。」と書いてありますが、この家屋の部分というのについて御説明を承りたいと思います。
○瀬戸山委員 今平均で言われましたが、ちよつと私のお尋ねしたことがはつきりしなかつたと思うのですか、平均九千円としても、一万二千円も一万五千円もとられる人もあると思います。少くとも十坪の家は実收が一万五千円なければこれを利用して支払いをして行くことはできないと思う。そういう方が相当おられるということを逆にお伺いします。
○瀬戸山委員 この法律に対して勤労者諸君が非常に重大な関心を持つておられるのは当然であります。そこで私個人の見解ですが、この法律の趣旨はまことにけつこうでありますが、現在のこの案の通力で行きますと、十坪の家でも二千円——御承知の絶対必要な元利償還をするのでありますが、このほかに今改正案が議題に上つておりますけれども、従来の言葉で言いますと家屋税、地租が相当上る、そのほか保険料というようなどうしてもいる
○瀬戸山委員 ただいま実際の衝に当りておられる西さんから切実なお話を伺つたのであります。この法律案に対して国民が非常な期待を持つておることは、住宅難の折柄、当然でありますが、実際、私個人の意見としては、この法律案の通りであると、ちよつと国民の期待を裏切つておるということを感じておるのであります。あなたは都営住宅の管理をしておられるのでありますから、参港までに、現在の都営住宅の家賃、それからその中に住
○瀬戸山委員 坪が千円と言われるのは、私は了解に苦しむのであります。現在御承知の通り地方税法の改正案が国会に提出されて非常に難航を来しております。これがどういうふうになるかは、国会を通過してみなければわかりませんが、現在の政府の考え方では、御承知の通り賃貸価格の九百倍、それが課税価格になつて、今お説の百分の一・七五かけた税金をとるのであります。そこで今千円と言われましたけれども、そういう計算は出て来
○瀬戸山委員 なるべく重複は避けたいと思いますが、重要な問題でありますのでお尋ねします。ただいま前田委員が詳細に質されたので、できるだけ簡略にして終りたいと思います。この法案は、率直に申しますと、言葉が強過ぎるかもしれませんが、まさに羊頭を掲げて狗肉を売るという内容なのだと思います。そこで住宅局長も非常にお苦しいだろうと思いますが、まさにそういうふうになつておりますので、そういう法律でないようにいたしたいとわれわれは
○瀬戸山委員 さきに本委員会におきまして、国際観光文化都市建設法に関する小委員会を設置せられまして、不肖私が委員長の席を汚すことになつたわけであります。この際小委員会の経過について、中間的な御報告を申し上げておきたいと思います。本小委員会は、去る三月二十八日に設置されまして、三月三十一日第一回の小委員会を開きましてから、三回にわたりまして、熱海及び伊東の国際観光温泉文化都市建設法案、その他さらに予想