1959-11-13 第33回国会 衆議院 災害地対策特別委員会 第9号
○渡邊国務大臣 このたびの台風によりまして、七号台風におきましては十八人の孤児を発見いたしておるのでございます。また、十五号台風におきましては百二十四人、合計百四十二名となっておるのでございます。これらは、いずれも親戚その他関係者のところに引き取られておりますけれども、それら以外の者につきましては、養護施設あるいは孤児院等におきましてこれを収容しておりますが、まだ応急避難所にいる者が多数ございますので
○渡邊国務大臣 このたびの台風によりまして、七号台風におきましては十八人の孤児を発見いたしておるのでございます。また、十五号台風におきましては百二十四人、合計百四十二名となっておるのでございます。これらは、いずれも親戚その他関係者のところに引き取られておりますけれども、それら以外の者につきましては、養護施設あるいは孤児院等におきましてこれを収容しておりますが、まだ応急避難所にいる者が多数ございますので
○渡邊国務大臣 御指摘のように、災害発生以来非常に混乱をいたしておりますものですから、それらの世帯更生資金、母子福祉資金等の借り出しにつきましては、手続上などにつきましても、いろいろな複雑性を加えたことであろうと存ずるのでございます。私どもは、これらの点につきましては、担保も必要としておりませんし、それから保証人等につきましても、なるべく早く手続が済ませるように、そういうような指導方針をとって参りたいと
○渡邊国務大臣 被災者に対しましては、現在、なおかつ水没され、あるいはまた、長期にわたって非常にお困りになっている方々に対しましては、災害救助法の期限の延長等をやっておるわけでございます。御承知の通り、災害救助法によりますると、衣類あるいは食糧あるいは応急仮設住宅、こういりような十一種に分かれておるのでございまするが、いずれもこれらの点につきましては、増額ないしは追加配給を行なっておるような次第でございます
○渡邊国務大臣 火災やいろいろの天災等とも考え合わせまして、現在のところそういう段階はまだ考えていないわけでございます。将来生活に困っている人に対しましては、生活保護法でこれを見ていきたい、かように考えております。
○渡邊国務大臣 現在のところ見舞金というようなことは、まだ考えておりません。世帯更生資金のワクの拡大あるいはまた償還期限の延長あるいは母子福祉資金等におきまして、いずれもこのワクの拡大や、あるいは償還期限の延長等を講じまして、特に世帯更生資金の中におきまして、生活資金は今まで一カ月三千円でありましたが、一万五千円といたしまして、三カ月間これを見ることにいたしたわけでございます。
○渡邊国務大臣 御意見はごもっともでございますが、全部医師会にこれが監査をおまかせするという段階じゃまだございません。医師会の意見を十分尊重いたしまして、最も民主的に指導的な監査をするようにいたしたい、かように考えております。
○渡邊国務大臣 埼玉県事件の真相に つきましては、先般事務当局よりるる申し上げた通りでございまして、われわれも追憶である点につきましては十分認めております。今後の監査制度に ついてどういうような処置を講ずべきか、あるいはすでに処置をとったかということについては、私どもといたしましてはよりより協議いたしておりますが、監査の点につきましては十分にやわらかな気持を持って、そして取り締まるというよりも指導
○国務大臣(渡邊良夫君) ただいま議題となりました昭和三十四年七月及び八月の水害または同年八月及び九月の風水害に際し災害救助法が適用された地域における国民健康保険事業に対する補助に関する特別措置法案につき懐して、その提案の理由を御説明申し上げます。 まず第一に、この法律案は本年七月及び八月における水害または本年八月及び九月における風水害に際しまして、災害救助法が適用された全地域において国民健康保険事業
○渡邊国務大臣 災害救助法の最終適用の対象となるものにつきましては、十一品目、こういうことになっております。将来これらのものに対しまして、いわゆるそれらの対象に加えてもらいたいという御要望につきましては、大いに検討いたさなければならぬと思います。ただ、私どもは、今度の災害発生当初におきまして、予備費をもって十三億円、このたびの補正をもちまして災害救助費として二十四億ばかりを請求いたして、ほぼ内定を見
○渡邊国務大臣 厚生省の所管といたしまして、将来どういうふうな心がまえでおるかというお尋ねでございますが、午前中の御質疑に対しまして、防疫対策その他につきまして種々申し上げましたから、多分、災害救助法の適用の内容というものは将来どうなされるのであるか、あるいは社会党の諸君が申されておるように、援護措置法ともいうべきものがどうされておるかというようなことであろうと存じますが、私どもは、今災害救助法におきましては
○渡邊国務大臣 このたびの災害にかんがみまして、防疫対策がどのように行われたかということでございますが、防疫対策につきましては、特に救護班、あるいは防疫班、あるいは医療班、こういうものを、近畿あるいは中国、東北あるいは関東等から、有機的に、しかも都道府県と連絡をとりまして十分な措置を講じましたがために、流行病、いわゆる伝染病等の発生も、われわれが最初予想しましたよりはるかに少なかったと思います。将来
○渡邊国務大臣 ただいま議題となりました四件の厚生省関係災害特別措置法案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます これらの特別措置法案は、第一に、本年七月及び八月の水害または同年八月及び九月の風水害を受けた地域における災害救助法による救助費、及び伝染病予防法による防疫業務費について国庫の負担率を高める等の特別措置を講じ、もって被災地域における救助活動の万全を期するとともに、地方公共団体の財政負担
○国務大臣(渡邊良夫君) ただいま議題となりました四件の厚生省関係災害特別措置法案につきまして、その提案の理由を御説明申上げます。 これらの特別措置法案は、第一に、本年七月及び八月の水害または同年八月及び九月の風水害を受けた地域における災害救助法による救助費及び伝染病予防法による防疫業務費について国庫の負担率を高める等の特別措置を講じ、もって被災地域における救助活動の万全を期するとともに地方公共団体
○国務大臣(渡邊良夫君) これは新しく町村合併いたしまして、その新市町村が災害をこうむった、そのときに県が災害救助法の適用をすれば、それを認めるけれども、もしも県の方にそういう村からの災害救助法の要請がなければ、これは救助法の法律の建前としてやむを得ないと思います。
○国務大臣(渡邊良夫君) これは法律によりまして府県が発動したものを厚生省がそのまま認めるわけで、法的に効力を発生するわけでございます。
○国務大臣(渡邊良夫君) 本年七月以降の水害及び風水害による被害状況と、これに対してとられました措置の概要について、御説明申し上げます。 今年度に入りまして、現在までに災害救助法を適用した災害の発生件数は十二件を数え、適用地域は三十三都道府県にわたっておりますが、その内訳は火災によるもの三件、水害によるもの五件、風水害によるもの四件となっております。このうち特に被害の甚大であったのは、七月中句の九州及
○渡邊国務大臣 東京を中心といたしまして近県、埼玉、神奈川、これらの災害をこうむるところの地域につきまして現在調査を進めておりますが、避難個所は大体二千個所、収容人員は百八十万人、かように私どもは現在調査を進めております。 応急措置といたしましては、給水の問題は小河内ダムや利根川その他につきまして、あるいは淀橋浄水場等においては高地にありまして、この問題については比較的心配はないようでございます。
○渡邊国務大臣 田中委員の御意見の通りでございまして、われわれは災害発生が予報されまするや、直ちに中央におきまして対策本部を設けまして、関係府県並びに地方庁、これに対しましてはあらゆる通信機関、ラジオその他を通しまして、常に強制待避命令その他ができるように、人命に絶対に心配ないように、われわれは平素の訓練というものが必要であろう、かように存じておる次第でございます。
○国務大臣(渡邊良夫君) 災害救助法の内容等につきましての御質疑でございますが、すでに予備費といたしまして現在までに十四億を支出をいたしておるのでございます。給食費の引き上げや、あるいは衣類、寝具等の増加支給や、仮設住宅の単価の引き上げ、学用品の追加支給あるいは単価の引き上げ等も十分にいたしましたのでございまするが、このたびの補正予算にさらに二十四億の増額を計上しておるような状況でございます。(拍手
○国務大臣(渡邊良夫君) 災害救助の給食費の問題でございまするが、これは私どもは五十円から九十円まで引き上げたのでございまするが、健康保険の入院費あるいは生活保護等との均衡等もにらみ合わせまして、大体これでいけるのじゃなかろうかと、かように考えておるのであります。 罹災者援護法につきましては、長期にわたりました場合におきましては、生活保護の適用をいたしまして、あるいはまた、このたび世帯更生資金、母子福祉資金
○国務大臣(渡邊良夫君) 災害救助法の内容の拡大あるいは改正の点について御質問のようでございまするが、災害救助法につきましては、私どもも、このたび、期限の延長や、あるいは仮設住宅等の単価の引き上げ、あるいは、たき出し等の単価の引き上げ等もやりまして、十分にその措置をとるつもりでありますが、まださような御意見があるとすれば、また検討するつもりでございます。 罹災者援護措置法につきましては、私どもは、
○国務大臣(渡邊良夫君) ただいま御意見の脊髄損傷患者でございますが、これは労災法によりまして一応援護の措置は講ぜられておるわけでございまするが、私どもとしましては、長期にわたりました場合におきましては、生活保護法と、こういう面におきまして考えておるわけでございまするが、お説のように、特別立法を作りまして特にこれを何とかしょうと、こういうことでありまするならば、私どもも最近とみにこの問題が世上に上っておるわけでございまするから
○国務大臣(渡邊良夫君) 現在のところ、らいの患者さんに対しましてはしかるべき措置を講じております。一般の病院につきましては、外郭団体の寄付等によりまして娯楽機関は相当設備を備えておるわけでございますけれども、まだまだとても十分な慰安施設というようなわけにはいきませんので、この方面にも努力いたしたい、こう考えておるわけでございますので、財政上今のところそこまで手が回りかねる、それよりも医療費とか、何
○国務大臣(渡邊良夫君) 相澤先生の専門的なお話を承わっておりまして、私も、国立病院は、就任浅いものでございまして、数カ所しかまだ見ていないのでございまするが、御意見を尊重いたしまして、漸次できるだけの措置を講じていきたいと、かように存じております。
○渡邊国務大臣 生活保護法の適用につきましては、これは当然ケース・バイ・ケースによって私どもは適宜の処置をとっていきます。私どもは、生活保護法の適用は当然拡大していかなければならない、それから災害救助法の適用の内容につきましても、もっと範囲を拡大させていきたい、かように考えております。
○渡邊国務大臣 それではお答え申し上げます。ただいま赤松さん、伊藤さん、河野さんから、厚生行政あるいは建設関係の対策として、特に緊急問題についての強い御要望が数々ございました。私どもはこれらの御要望のありました全部の問題につきましてもすでに着手し、また対策を立て、しかも二十八年災のあの臨時立法をことごとく本国会に提出いたしたい、かように準備を進めておるわけでございます。このほかにも二十八年災の二十余臨時立法
○渡邊国務大臣 災害対策につきましての御報告をいたします。先般の台風第十五号による被害の状況は、お手元に配付いたしました資料の通りでございまして、人的被害四万一千五百六十一人、住家の被害五十三万九千二百九十戸と莫大な数を数えております。特に、名古屋市南部、愛知県海部郡及びその周辺地域の被害は甚大で、今なお浸水地域が残っている状況でございまして、まさに空前の災害といわれております。今回の災害に際し、災害救助法
○国務大臣(渡邊良夫君) 先ほど私から申し上げましたように、このたびの災害の特質として非常に高潮が多かった。それで排水に万全を期せなければならない。それでございまして、これが建設省が中心になりまして排水に非常に力を入れなければならない、こういうことでありまして、名古屋におきますところの中部日本対策本部におきましては、建設省の事務次官がこれが中心になって当る。それから、厚生省の政務次官並びに農林省の政務次官
○国務大臣(渡邊良夫君) このたびの災害の特質といたしましては、非常な高潮が多かったということでございます。この高潮によりまして集団的に発生いたしましたところのこの避難者に対しましての、これはなかなか避難をさせしめるということが、あまりに広範囲でございましたから、容易でなかったのは、当初の混乱状況を現地御視察を賜わった皆様方が御承知の通りだろうと思います。私どもといたしましては、名古屋に設置いたしました
○国務大臣(渡邊良夫君) 先般の伊勢湾台風による被害で、現在までに判明いたしました被害の状況はお手元に配付いたしました資料の通りでございまして、人的被害二万三千八正六十九人、住家の被害五十四万二千二百八十九戸となっておりまして、空前の数を数えるのでございます。特に愛知、三重、岐阜の東海三県の被害は莫大でございまして、今後さらに被害が増加するものと思われます。今回の台風に際し、災害救助法を適用しました
○渡邊国務大臣 医療を受ける者と医療を担当する者とすっきりしたらどうか、こういうお話でございますが、私は中立的ということは別にどっちにも属していないというそういう中立じゃなくて、いわゆる学識経験者という、こういう立場において医学におきまして相当な博学堪能の士というふうに解釈しておるわけでございます。 それから人数の点でございまするが、これは三十人前後というふうにあるいは前の大臣が申されたかもしれませんが
○渡邊国務大臣 いよいよ近く発足せしめるつもりで事務当局に原案の作成を命令しております。この委員の構成につきましては、大体におきまして学識経験者を中心といたしまして、そうして各団体の推薦というような形はなるべくとりたくないという考えでおります。しかし医療を受ける側、あるいは医療を担当する者、あるいはいずれにも属さぬ中立的な、全く白紙の学識経験者、こういったような人々によりまして構成をしていきたい、かように
○渡邊国務大臣 事務当局の説明で大体御了承願えると思っておりますけれども、私といたしましても十分に行き過ぎたことのないように、また事務当局といたしましても今後埼玉事件というものが——私はこれが過酷であった、その結果によって自殺したという報告は受けていないのでございますが、なるべくこういうような遺憾のないように私ども気をつけていくつもりでございますから、ただいま事務当局から申しましたように、何か私どもに
○国務大臣(渡邊良夫君) 橋本さん以来そういうような方針でございましたけれども、私の時代となりましてもやはり甲表、乙表についてのいろいろの意見が聞かれるのでございまするので、この際やはり一本の方向でまとめて研究をいたしてみたい、まとまるように研究いたしてみた胸と、かように考えております。
○国務大臣(渡邊良夫君) ざっくばらんに申し上げます。これは橋本厚生大臣以来の厚生省の既定方針でございまするので、その方向で研究をいたすつもりでございまするが、しかし、何分にもこれが実施いたしましてまだようやく十カ月になったばかりでございまするので、この甲表、乙表につきましての問題につきましては、いろいろ問題があるようでございますので、この問題点につきましては、今資料を集めまして検討を命じ、そしていろいろと
○国務大臣(渡邊良夫君) 先般の台風第七号並びに八月二十八日の集中豪雨に関する状況はお手元に配付してある資料の通りでございます。人的被害二千八百七十八名、家屋被害十八万二千戸に及び、被害地域は一府十一県でありまして、特に山梨県は県下全域が被害をこうむっております。災害救助法を適用いたしました市町村は百四十八となっております。 厚生省といたしましては、災害発生と同時に、被害激甚の地方に係官を派遣いたし
○国務大臣(渡邊良夫君) ただいま公衆衛生局長からるる医務局としての今までの数字あるいは推定数字等をあげて申し上げたのでありますが、私どもも今結核対策といたしまして、けさの新聞等にも一斉に出ておりまするように、五カ年計画あるいは十カ年計画、こういうことを意見の調整といいまするか、新対策を打ち立てているわけでございます。それで結核は、坂本委員が非常に御専門家だというお話も聞いておりますが、この結核というものが
○国務大臣(渡邊良夫君) 一月十四日に埴生の療養所を六カ月以内に閉鎖する、こういうことが、局長通達で出ておるそうでございます。それで戦後におきまする、先ほども申し上げたのでございまするけれども、国立病院あるいは療養所というものが、場所によっては非常な不便な土地にあったり、あるいはまた、設備がよくなかったり、老朽している、そうしてまた、医師の充足も非常に思うようにいかず、従って、近代施設というものが十分
○国務大臣(渡邊良夫君) 経緯につきましては、事務当局より詳細御報告申し上げますけれども、厚生省といたしましては、一月の二十一日に局長通達をもちまして、埴生療養所の閉鎖ということに相なったわけでございます。これはどういうことでありまするかといいますると、終戦後におきまするところの国立療養所あるいは国立病院、こうした機関というものが非常に老朽化しておる。これから先ほども木下先生が申されましたように、医師
○渡邊国務大臣 党にせっかくこういう対策委員会が特別にあり、また総理大臣も皆様方に公約されました以上、できるだけすみやかにこれを大きな軌道に乗せて、もっと具体性を持たせていきたい、かように考えております。
○渡邊国務大臣 同和対策問題につきましては、先般党において堀木さんが今までの経過を報告されました。それからまた、たしか二、三日中に閣僚懇談会をやるということで、私も今非常に勉強しておるわけでございます。私は若い時代に奈良県に三年ばかりおりましたものですから、部落問題につきましてはいろいろな事情はよくわかっておるわけでございます。それで先ほど申しましたように、歴史的ないろいろな問題がひそんでおるから、
○渡邊国務大臣 今、同和対策問題ということが、いろいろとわが党内部におきましても、政府におきましても強調されておるわけでございます。民主主義の近代社会におきましては、どっちかといいますと、部落問題に限らず、そういう一つの一般的な社会公共施設といいますか一福利施設といいますか、そういうものを大きく取り上げて、すべて公平な立場における社会福祉施策というものを立てていかなければならぬ。しかし伝統的にそこの
○渡邊国務大臣 これは当然予算措置等ともにらみ合せまして、そうしてやはり一人前の人としてのそうした報酬というようなものを考えなけそばならない、かように考えております。
○渡邊国務大臣 まことに御説の通りでございまして、私もその御趣旨には全く賛成いたしております。昭和二十八年らい予防法の改正以来、逐年無菌患者がふえて参りまして、漸次復帰いたさせておるのであります。昭和三十二年かにおきましても七十人ないし九十人程度に及んでおるような次第でございまするが、現在医学的な要請と兼ねまして、またらいの方々に対しましてのいろいな職業補導その他を施しまして、できるだけすみやかに御要請
○国務大臣(渡邊良夫君) 結核対策につきましては、特に新薬の発見等によりましてできるだけ早くこれをどうか実現をさしてもらいたい、こういう要望が非常に強かったのであります。政府といたしましては、あらゆる機関にいろいろと結核対策につきましての要望を諮問いたしまして、六月二日に中央社会保険医療協議会に対しましてこれが答申を求めたわけでございます。ところが、私が参りました十九日にこの答申が出て参っておるわけでございます
○国務大臣(渡邊良夫君) 私は、今回岸内閣の改造に当りまして、厚生大臣の重任を負うことになりました。厚生行政については何分にも経験に乏しく浅学非才の身でございますが、幸いに各位の御協力御援助を得て、その任を果して参りたいと考えております。本日この機会に一言ごあいさつを申し述べたいと存じます。 あらためて申し上げるまでもなく、社会保障制度の確立をはかり、もって国民生活の安定と国民福祉の向上をはかることは