1962-08-28 第41回国会 参議院 運輸委員会 第4号
○説明員(植田純一君) ここにありますのは、要するに、その事故の根底と申しますか、いわゆる人事管理のあり方というものをまあ論じておるわけなのでありまして、ここに書いてありますように、どちらかといいますと、この給与制度その他のものが一律過ぎるというきらいがある。これはまあ戦後そういうふうな社会情勢もございまして、情勢もわからぬわけではありませんが、しかし、ほんとうに国鉄の管理体制といいますか、人事管理
○説明員(植田純一君) ここにありますのは、要するに、その事故の根底と申しますか、いわゆる人事管理のあり方というものをまあ論じておるわけなのでありまして、ここに書いてありますように、どちらかといいますと、この給与制度その他のものが一律過ぎるというきらいがある。これはまあ戦後そういうふうな社会情勢もございまして、情勢もわからぬわけではありませんが、しかし、ほんとうに国鉄の管理体制といいますか、人事管理
○説明員(植田純一君) たとえば一般によく使われている例といたしまして、仕事をする場合の机の高さとか、どういうふうな高さが人間が仕事をやる上におきまして最も能率的であるかということを科学的に研究する場合に人間工学的研究という言葉を使っているのであります。したがいまして、この指導訓練をやります場合にも、人間の機能を無視したような指導訓練をやりましてもこれは効果がない。やはり人間のいわゆる機能から見まして
○説明員(植田純一君) 私からちょっと御説明申し上げます。人間工学的研究というのは、確かに新しい言葉でありますが、最近使われている面がかなりあると思います。ここに使いました意味は、医学的に見て、あるいは心理学的に見て、いわゆる人間の機能というものを十分に考慮に入れた方法で、どういうふうな指導訓練の方法をとれば最も有効であるかということを科学的に十分検討した方法でやるべきである、こういう意味に御解釈願
○植田政府委員 申請書は名古屋の陸運局に提出いたしまして運輸省に参ることになっております。従いましてまだ運輸省には書類は出ておりません。けれども名古屋の陸運局に提出になったというふうに聞いておるわけであります。
○植田政府委員 まず先ほど御指摘の渋谷−品川間のトロリー・バスが昭和二十六年に特許になりまして、自来いかにももめておるかのようなお話でありましたが、実はあの区間は東京都といたしましても、やはり資金の関係等もありまして、大体三十毎度の計画であったわけであります。二十六年に、同時に免許になりました上野の不忍池から亀井戸、今井町方面に行っている路線を計画しましてこれを先に開業いたしまして池袋——品川間は大体三十年度
○植田政府委員 免許がなされておりまして、実際にまだ工事にかかっておらないという個所はあちこちにあるわけでありますが、大部分の場合はやはり資金の手当ができないということで、実際の着工がおくれておるというのがほとんど全部の例であると申し上げてもいいかと思います。ただ、ただいま御指摘の池袋−品川間のトロリー・バスの問題でございますが、この点につきましては御承知の通り池袋 渋谷間は現在開業いたしておりまして
○植田政府委員 お手元にお配りいたしております日本国有鉄道予算参考資料という横書きの資料によりまして、補足御説明を申し上げたいと思います。三十一年度の日本国有鉄道予算の全貌は、この表の二ページにある第一表の通りでございます。運輸収入の基礎となっております輸送量でありますが、旅客輸送人員は、この右の摘要欄にございますように三十八億七千万人、これは前年度に比べまし三二・三%の増を見込んでおります。また貨物
○植田政府委員 資料の番号七でございますが、鉄道監督局関係の御説明を申し上げます。 第一は地方鉄道軌道整備補助に必要な経費でございまして、千七百十万円でございます。この地方鉄道軌道整備法は、昭和二十八年の法律第百六十九号で制定されました法律でございまして、この法律に基きまして補助の対象となります地方鉄道は、天然資源の開発その他産業の振興上特に重要な新線、北海道を初めとしまして、国土総合開発計画上盛
○植田政府委員 ただいまも申し上げました通り、ただいま御例示の機関は、運輸省の公益法人として認めておるわけでありまして、実際の仕事は、それぞれの国鉄なりあるいは私鉄なりの調査委託を受けて研究をやっておるわけであります。従いましてこの点は、先ほども申し上げました通り鉄道全般が利用できる、こういう意味合いになっております。ただ実際問題として国鉄の比重と申しますか、国鉄から委託研究を受けておる面が多いということでありまして
○植田政府委員 ただいま運輸調査局なりあるいは鉄道技術協会の例があげられましたが、これらのものは国鉄だけの仕事をしておるものではないのでありまして、運輸調査局におきましても私鉄等の研究の委託を受けてやっておりますし、また鉄道技術協会も鉄道技術全般の向上のための団体であります。そういう意味におきまして実は公益法人ということになっておるわけであります。ただ御承知の通り鉄道技術といいあるいはまた鉄道の研究
○植田政府委員 今案は正確な資料を持っておりませんが、大体鉄道車両のメーカーといたしましては約二十社程度と記憶しております。
○植田政府委員 資産の維持と改良ということを分けてはどうか、こういうことでございますが、実は資産の維持、取りかえということも、会計処理の上におきましては現在はいわゆる資産の更新といたしまして、改良費として扱っておるわけであります。従いまして資産の維持ということが、一部におきまして同種同型の再現ではなくして、そのためのある程度の近代化あるいは改良ということも当然含まれるという観点に立っておるのでありまして
○植田政府委員 交通機関の使命といたしましては、いろいろの使命があるわけでありますが、そのうちでこの安全保持ということが何よりも考えられなければならぬということにつきましては申し上げるまでもないわけであります。従いましてこの安全の維持ということにつきまして、重点を置いていかなければならぬということはお説の通りだと思います。ただ交通機関といたしましては、この安全の保持の上にさらに迅速であり、あるいはまた
○植田政府委員 確かに御説の通りでございまして、第一には資産を的確に把握する、このためには現在資産の再評価を国鉄に実施してもらっております。これは近く的確に資産の把握ができる、耐用命数につきましては、現在運輸省が認可いたしております現在の法人税法を基準にいたしました耐用命数でありまして、一応合理性を認めておりまするが、なお今後この点につきましてはいろいろと議論もあったところでございますので、各方面の
○植田政府委員 ただいま御指摘の修繕費と業務費との関係でございますが、決算的に申しますると確かにただいま御指摘のような流用をいたしております。これにつきましては、実は率直に申し上げますると、沿革的な理由がございまして、いわゆる占領軍がこの予算にいろいろタッチしておったという時分に、業務費を非常に厳重に査定したわけであります。もちろん業務費というものを厳重に査定することは当然でありまするが、ただその当時
○植田政府委員 国鉄の財政の立て直しという観点から、いろいろと取り上げなければならぬ問題があったわけでありますが、そういうただいまお話がありました外郭団体についてのいろいろの世評がある。そういう点についてもすっきりしなければならぬということも、一つの取り上げるべき問題点であったわけであります。従いましてそういう面についての検討は、国鉄当局にぜひしてほしいということであったわけでありますが、たまたま行政管理庁
○植田政府委員 ただいま正木委員のお話の通りに考えております。実は国鉄経営調査会の話も出ましたが、この行政管理庁の監察あるいは勧告の出る以前におきまして、国鉄の経営につきましてのいろいろの調査をやっていただくために、調査会を設けておりまして、いろいろと財政の再建という点につきまして御検討を願っておったわけであります。従いましてこの勧告が出ました場合におきましても、国鉄に対しましては、この勧告の趣旨においてもっともだと
○説明員(植田純一君) 岳南鉄道につきましては、実は将来この鉄道の採算が全然成り立たなくて、立っていかないことと必ずしも考えていないわけであります。従いましてこういう滞納金を出しておりますことは非常に遺憾でありますが、これのさしあたり滞納の解消の方法を考えて参りたい、実はこの方向で考えておるわけでありまして、直ちにこの岳南につきまして延滞をやめるかどうか、この点につきましても慎重に考えなければならぬ
○説明員(植田純一君) この連絡運輸収入の滞納になっておりますような会社に対しまして、ただいま申しましたように未収金をなくするように機会ある、ことに会社に対しましては注意をしておるのでありますが、御指摘のようにもう少し会社の会計その他に干渉してというお話もございましたが、実は会計につきまして実態は把握するような仕組みになっておりますけれども、やはり会計に干渉するにつきましては、限度があると申しまするか
○説明員(植田純一君) ただいま御指摘のように、国鉄の滞納のあるということにつきましては、もちろん極力その滞納をなくすべきであるということで、国鉄ともいろいろお打ち合せをしておるわけでありますが、会社に対しましても、滞納をできるだけなくするようにという、いわゆる行政的指導と申しますか、そういう注意は喚起しておりますが、ただその配当をどうしなければいかぬというふうなことまでの指導はいたしておりません。
○説明員(植田純一君) 先ほどちょっと申しましたように、私実は担当の者でございませんので、実際どの程度の実務をやっておりますかということにつきましてはお答え申し上げられないのでありますが、少くとも問題になっておりますような事業者に対しましては、いろいろの報告書をもちろんとっておりまするが、それにつきましていろいろ事情を聴取しておるというふうに私は承知いたしております。
○説明員(植田純一君) 通運事業に関する行政につきましては、実は私担当でございませんので、直接責任ある御答弁を申し上げる資格がないのでございまするが、このいわゆる通運事業の複数制ということを実施いたしますいきさつにつきましては、あらためて御説明申し上げるまでもなく、おわかりの模様でございますので申し上げませんが、その当時、石井経理局長から話がありましたように、複数制を実施しますに当りまして、いろいろの
○政府委員(植田純一君) 確かにその通りでございます。ただ、国鉄がいわゆる職務の運営上から見まして、運賃の、いわゆるそこまで無賃パスを出す必要があると考えました場合は別問題といたしまして、この傷痍軍人の問題につきましては、従来からそういう強い御要望があるわけでありまするが、国鉄といたしましては、一般の身体障害者との振り合いその他等から見まして、無賃で輸送いたしますことは御勘弁願いたいという態度をとっておるわけでありまして
○政府委員(植田純一君) その点につきましてはいろいろ議論があるところだと思いまするが、私どもは国鉄が公共企業体になりました今日、国鉄に対しまして無賃で輸送をするようにという指示は不適当ではないか、穏当じゃないんではないかというふうに考えておるわけであります。
○政府委員(植田純一君) 定期旅客運賃につきましては、運賃法の規定によりまして、運輸大臣の認可を受けなければならないということになっております。これは運賃法に明記してございます。ですから、定期運賃につきましては、法律ではきまっておりませんが、法律の規定によりまして認可事項になっておる、こういうことでございます。
○植田政府委員 この法案につきましては、事務的にはなおいろいろと検討を要すべき点があるやに存ずるのでありますが、何と申しましても、大きな方針に基く問題でございまするので、この大きな方針が万一きまるといたしまするならば、その線に沿いまして十分研究いたしたい、かように存じております。
○植田政府委員 第一の点でありますが、無賃輸送することは、あくまで例外中の例外ではないかと考えます。従って、国から補償があれば、無料パスをルーズに広げるかというお問いであるかと思ったのでありますが、そういう考えは全然ありません。やはりその輸送の性質上、国の全体的の政策から見て、どうしても必要だというもの、特別の必要のあるものに限定さるべきものではないかと考えます。 第二の点については、現在資料がございませんので
○植田政府委員 電話と申しますか、そういうものは私は全然存じません。またそういう点新聞記者の方に私自身が電話をかけたことは毛頭ございません。しゃべったことも全然ございません。また私自身聞かれたこともございません。
○植田政府委員 私は、所掌事務の関係で、運輸大臣の補佐として参っておりました。全く運輸大臣の補佐官でありまして、それ以上のことにつきましては権限も何もないわけであります。あの当日、確かにお話がありましたように、最終的には大臣が来週御返答するという話がございまして、ちょうどこちらへ大臣と一緒に参ります前に、参議院の予算分科会に、私も一緒に出ておりまして、そこへ出まして、直ちに大臣と一緒に予算分科会に出
○政府委員(植田純一君) 御承知の通り、最近国鉄の新総裁が就任いたしまして、最初にこの経営委員会の問題を取り上げましたが、総裁の意見はただいま天田先生が御指摘の通り名誉職では十分国鉄の軍要問題に打ち込んでやっていただくことがむずかしい場合がある、しかし全部専任職にするのもどうか、ついては定数を倍ぐらいにふやして、半数ぐらいは専任職にしてはどうかというふうな御意見を述べられております。一つの考え方でございまして
○政府委員(植田純一君) ただいま御指摘の点、非常に長い間欠員のままにおいておきまして、その点はまことに申しわけないのでございます。ただ、はなはだ言いわけがましいのでございまするが、この村田委員につきましては、ただいま御指摘の通り、その二十八年の七月にその当時の監理委員になっていただきまして、二十九年の四月に辞任されたわけでございますが、国鉄の経営委員といたしまして、運輸業のうちで、陸と海との関係の
○政府委員(植田純一君) ただいまの御指摘の点でございますが、法律に基きまして、いわゆる議決を要すべき事柄はきまっております。で、実はこの第五号にも、その他必要な事項ということがございまして、たとえば運輸大臣の認可を得なければならぬというような事柄については、議決を経なければならないということできまっております。その議決を経なければならないという事柄のほかに、重要な事項につきましては、国鉄の役職員から
○政府委員(植田純一君) もちろんこの問題は公共企業体の関係の省にも関係のあることでありますし、特に大蔵省との関係、意見の調整ということもありえますので、政府部内におきましては、この公共企業体共済組合法につきましては、関係している省が相当多いものでありますから、こういう関係各省とのもちろん打ち合せをやりまして、さっき申しましたように、この種類の共済組合法は当然いっかは制定しなければならぬ。たまたま一
○政府委員(植田純一君) ただいま田中先生のおっしゃる点はごもっともでございます。また法制的に申しましても、国鉄のいわゆる共済組合制度あるいは恩給制度は、現在は公共企業体になりまして、暫定的に国家公務員の法律に準拠した制度でやっておるわけであります。従いまして公共企業体にふさわしいそういう共済組合制度を作らなければならぬということも、大体私もそうだと考えております。従いまして公共企業体共済組合制度というものが
○政府委員(植田純一君) ただいまお尋ねの公共企業共済組合法案につきましては、私も国鉄の事務当局から一応案の内容の説明を聞いたことはございます。しかし政府といたしましては、本省といたしましても、まだこれをどういうふうに扱うかということを実は相談したことはございません。大臣にも大体こういうような問題があるという程度のお話は申し上げましたが、それ以上詳しいことは大臣にも申し上げておらないような状況でございまして
○政府委員(植田純一君) この二十三線以外に問題になっておるというお話の線は、いわゆる国会に請願のあった線であるとか、陳情のあった線であるとか、そういうふうな資料はございまするが、二十三号線のほかに非常に有力なというような御趣旨でありますと、なかなかピックアップも非常こ困難な状況であります。その点ちょっと資料としては出しにくいかと思います。
○政府委員(植田純一君) 承知いたしましたが、御要求の資料は、建設線が大体どの程度の工事の進捗状況になっておるかという資料を提出したいと、かように考えております。当初まあいつできる予定だったかという点につきましては、まあ考え方の問題でございますけれども、予算のきまるたびに大体計画を毎年改訂しているものでございます。まあ最近の工事がどの程度の進捗状況を示しておるかということでごらん願ったらいいのではないか
○政府委員(植田純一君) その件につきましては、大体そういう方針になっております。つきましては後刻——今すぐでもいいわけですが、打ち合しておりますけれども、詳細につきまして御報告申し上げたいと思っております。衆議院の関係もありますので、今ちょっと打ち合しておりますから。
○植田政府委員 この一等車を全廃いたしまして二階級制にしてはという考え方につきましては、できるだけこういう階級制を簡素にいたしまして、能率を増進するということが得策でもあり、また世界的に見ましても、そういうふうな進み方になっておるということで、そういう考え方が出ておるわけであります。もちろん二階級にするということは、一等をやめて現在の二等、三等でよろしいということではなくて、二階級にしまして、できるだけ
○植田政府委員 一等展望車につきましては、確かにただいまお話がありましたような議論もございました。しかし観光客が来るというふうな見地からも、一等展望車を直ちに全部やめてしまうのもどうかというふうな考え方と、さらに根本的には一等、二等、三等という三等級制というものは相当沿革もございまして、法律的にも三階級ということがはっきり現在まで明示されておるわけでございます。従いまして一等を全廃して二階級にするということにつきましては
○植田政府委員 国鉄の一等寝台車を二等寝台車に格下げいたします措置につきまして御説明申し上げます。一等寝台車の旅客の利用が非常に悪くて、二十九年度の上半期におきましては一単一日当り五・六人にすぎない状況でございました。この理由といたしましてはいろいろございまするが、二十九年の四月から運賃、料金に対する通行税が外ワクとなりまして、非常に一等の運賃が高くなりましたというようなこと、あるいはデフレ経済か浸透
○植田政府委員 この資金計画におきまして一番問題な点は、申すまでもなく長期資金であります。長期資金のうちでもこの鉄道債券の発行による資金計画であります。この点につきましては、実は二十九年度の例に見ましても、当初の発行計画がなかなか思うようにいかないということで、年度途中におきまして、補正によって発行額を年度当初よりも減らしまして、そのほか災害関係もございまして、運用部資金からの借入金を言やしたという
○植田政府委員 実は御指摘の通りと思いますが、両党の話し合いがきまりまして、大蔵省もどういう計数になるかという点につきましても連絡を保っておったわけでありますが、大蔵省の事務当局にも両党の決定が下って参りましたのがごく最近でありまして、ただいま経理局長が御説明しましたような計数がわかっているというふうな段階でございます。ただ今後の長期計画から見まして、もちろんいろいろ考えなければならぬ点もあろうかと
○政府委員(植田純一君) 只今のことにつきましてお答え申し上げます。あらかじめ党と政府との間に、この問題につきまして話があったかどうかは存じません。ただ、この予算の修正が大体両党間でできたということに際しまして、ただいま御指摘の点、私どもも非常に心配いたしておるわけであります。それで、運輸大臣といたしましてもその点は非常に心配しておられまして、政府部内におきましても相当の話し合いもあったのじゃないか
○植田政府委員 上林山委員の御質問の要旨はよく了解いたしました。ただ私どもといたしましては、その前提といたしまして、先ほどちょっと言葉も不十分でありましたが、現在の鉄道の輸送量がふえていく趨勢から見まして、近い機会にどうしても鉄道を引かなければならない、線路を増設しなければならないような状態に陥るという前提で鉄道線路を増設するといたしますと、これは道路と違いまして、立地条件と申しますか、現在の鉄道との
○植田政府委員 この問題は、あるいは国鉄当局から御答弁願った方が適切かと思いますが、一応私運輸省の方でわかっている点について御答弁申し上げます。 ただいま御指摘の新丹那トンネルは、御承知の通り戦前新幹線、いわゆる弾丸鉄道建設計画の一環として着工いたしたのでございます。ただいま御指摘の工事費の関係を申し上げますと、全体で約三十九億くらいかかる予定でございます。そして今まで投じました経費は二億程度でございます
○植田政府委員 鉄道の新線建設につきましては、実は三十年度におきましても六十五億の予算を要求したのでありまするが、国の財政の規模の状況等によりまして、二十五億という予算で御審議を願っているようなわけであります。従いまして個々の新線がいつごろ完成するかという見通しも、今後の予算の関係で非常にはっきりと申し上げにくいのでありますが、ただいま御指摘になりました紀勢西線と東線との連絡、この新線につきましてもこの
○政府委員(植田純一君) それでは、昭和三十年度日本国有鉄道予算の概要につきまして御説明申上げます。 最初に、予算編成の基本についてでありますが、経済情勢の影響などによりまして昨年以上の収入を上げることが不可能でありますので、避けられない経費の増加もありますが、徹底的に経費の削減に努めまして一応収支の均衡をはかったわけであります。 次に収入、支出予算につきまして、損益、資本及び工事の各勘定別に御説明申