○松永義雄君 僕の知る限りではだんだん失業者が増加している。そこで失業救済の仕事の種類方法なんですが、材料を与えて救済するという方法はどういうふうに改善されているか。
○松永義雄君 もう一つ。これは細かいのですが、外貨の収支の問題でもそうなんです。大蔵省の発表する外貨収支は実際とは違つている。まだほかにも金があるのだ、だからそんなに日本の経済を悲観することはない、こう言われてみると、こつちはぎやふんと言わざるを得ないので、それではそれを統計の上に現わしているかと言つたら現わしていない。それで外貨収支が赤字になつておるのに、ところが実際上は金がまだプラスになつておる
○松永義雄君 お役所のほうは自分のほうが学者だから人民は何でも知つている、こういうふうに思つているかも知れないが、通関などということはなかなかこれは聞いてれみばわかるけれども、聞いてみなければなかなか、聞いてみて初めてわかるようなもので、認証だつてこれはなかなかむずかしいことで、実際貿易の面を扱つている人はわかるけれども、なかなか文字の上で読んだだけでは一体認証つてなんだというようなことで、これはなかなかわかつてわからない
○松永義雄君 ちよつと関連して。結果において統計が各省において違つているような感じがするのであります。例えば貿易統計のごとき、それは違つているのでなくして、数字を立てる基準がおのおの違つておるために出て来るのではないか。外貨収支のごときも大蔵省の出していられる外貨収支でははつきりしない。そのほかにまだ外貨がどこかにあるんじやないか、といつたようなことが統計面において指摘されて、こういつた統計では民間
○松永義雄君 そこでお尋ねしたいのですけれども、これは非常に大きなものを、物の見方なんですがへ現在の日本の復興のためにはどうしても研究に待たなければならないというのが、一般の通説はどにもなつていないでしようが、そこまで行つていると言つても過言でないと思うのでありますが、その点に関して極めて政府は関心が薄いし、文部省としても熱力が足りないのじやないかという気がするのですけれども、重ねてその点を一つお尋
○松永義雄君 文部省にちよつと聞きたいのですけれども、今研究費の話が出ましたが、最近科学振興ということが非常にやかましく言われておりますが、例えば東大、まあ場所は余り指定しないのですが、行つて見まずとどうも研究費が足りない、中途はんぱだ、そういうことを聞くのですけれども、そういうことはあなたのほうで感じられているのですかどうですか。
○松永義雄君 今の答弁はつきりしないのですが、それでは犯罪ありと認めたときは検察官のほうへは先ほど意見を述べると、こうおつしやつたのですが、そうしないということなんですか、その点は排除されるということになりますか。
○松永義雄君 提案理由の説明の中の第五、これは刑事問題と思われるようなときには検察庁へ意見を述べられるというふうに解釈していいですか。
○松永義雄君 今度の監査の対象になつているのは、農林省といえば農村の公共事業のような感じがする。農村をそういじめるなということが私の主張なんです。犯罪とか悪事というのは本人が悪いから起るには相違ないが周囲の事情に基くことが相当多いんです。現在大蔵委員会に提案になつている分担金の支払について、地方庁が地方債を出してこれをなし崩しにして行くのだという法律が出ている。これは前々から言われていることで、災害
○松永義雄君 今あなたが九名の増員は目黒公邸開設に伴う人員の増であるということを御説明になつたのですが、実は従来十一人おる、それに九人加わつた、そうするともう開設に伴うのでなくて新設ですか、その今の御説明の十一人というのは、外務大臣公邸であつたときの引継ぎですか。
○松永義雄君 最初横須賀港にあつたソヴイエトの船でありますとか、そういうものが問題になつたのですが、最初日本にフリゲートを使わせたときに、それまでアメリカが使用しておつたフリゲート艦は引上げたはずなんですが、その当時はどうでありましたか。
○松永義雄君 なるたけ時間を節約するのでできるだけ簡明に質問いたしたいと思いますけれども、御答弁もできるだけ簡明にして頂きたいと思います。 貸借協定によつてフリゲート艦を日本が借用いたしまして、その結果としてアメリカが日本に派遣して日本の沿岸警備のために使用しておりましたフリゲート艦は引揚げたのでありましようか、どうですか。イエスか、ノーか。
○松永義雄君 「青少年問題協議会だより」という新聞ですが、それによると、青少年犯罪者の家庭は極貧家庭がわずかに全体の一一%にしかなつていなくて、八九%は普通以上の家庭から出ているとこう書いてあるのですが、それはどういうことなんですか。
○松永義雄君 御提出の資料の中にそのことが詳しく書いてありまして、それを読みますとほぼ明瞭なのであります。併し、二十六年における青少年犯罪数は非常な数に達して或いはこれが頂点なのかも知れませんが、インフレーシヨンを除いたこのほかに一体主な原因は何でしようか。
○松永義雄君 或る学者で法務省内の青少年犯罪について研究の堪能の方の文献によりますと、犯罪はインフレーシヨンに並行すると、ドイツにおいてもそうであつたし日本でもそういうグラフがある、こういうことを言われたのですが、ところが御提出の資料の中に、青少年に関する犯罪について経済が安定したといわれる二十六年乃至昨年の数字を見ますと、それほど犯罪数が減つておらないのですが、一体なぜ犯罪数がそれほどに減らないかという
○松永義雄君 一部の国民の間には、行政の簡素化と言つて、えらく強調しているところもある。ところが、これを見まして今のお話を聞きますと、どうも屋上屋を重ねるような感じがするので、重ねて行政管理庁のほうの責任者にお答えを願います。
○松永義雄君 会計検査院にちよつとお尋ねいたしたいのですが、重複するようなことはないのですか、あなたのほうの検査と、それから監察ということと。
○松永義雄君 私の質問したいことは、この法案の立法者からお答を願うことであります。ちよつとこれを読み下して実に変に思うことは、一過日専門員のお話によつて、この法案の趣旨は、過去のことを監察し、将来のためにこれを監察して行く消極及び積極の両面を備えたもの、こういつたような趣旨の御説明があつたのでのであります七 先ず第一に私のお聞きしたいことは、過去においてどういうことが行われておつたかという監察の点
○松永義雄君 希望だけお願いしておきたいのですけれども、今専門員のほうから密貿易の事情のお話があつたのですけれども、数字的に且つどういう方法によつて密輸出入が行われているか、若し書面が資料が提出願えればお願いしたい。
○松永義雄君 それから第四条の買入価格のことですが、私これは新聞で見たのですが、前回の第三国会で審議した当時の買入価格と称せられる価格が変更されて、値上になつたというような趣旨の記事があつたのですが、そのようなことになつておるのですか。
○松永義雄君 そうすると、これは精製した金地金を売らなければならないということでなくて、政令で定める金量を得るに必要な粗金ということについて、政令で定める金星のあるものに限る、こういうことですか。
○松永義雄君 第三条の規定の、「精製して、これを政府に売却しなければならない。」で精製したものは全部政府に売却するのですか。
○松永義雄君 少し私と意見が違うのですが、国際開発銀行に対する米国の影響は殆んどない、こういうお話ですが、若しそういう考えで以て国際開発銀行と融資の交渉をされて行つたら、それは大変な間違いであると、こう考えなければならんと思います。米国は御承知の通り国際開発銀行の大株主である、大株主であるので、事実上経済上米国乃至米国政府の影響するところは非常に強いというのが現在世界的に考えられているところの結論である
○松永義雄君 最近の国際開発銀行が、曽つては西欧というか、そういつた方面の復興を主としておつたのが、マーシヤル・プランによつて爾後国際開発銀行の融資の目的方針が変つた、更に国際開発銀行の融資の対象の中に戦略物資開発というものがまじえられていて、最初の国際開発銀行の平和的且つ戦災の復興ということの趣旨であつたのが、最近になつて、戦略物資の開発にまで融資が行なわれたという傾向が実際であり、そうなつておる
○松永義雄君 ちよつと伺いますが、国際開発銀行の最近の性格というものについて何かありましたら簡単でいいのですから一つ…、
○松永義雄君 期限等の変更に関する法律の中で、関税定率法の部分についてお尋ねいたしたいと思いますが、頂きました資料の中で6と記載してあるところで、免税の対象となる機械、産業合理化乃至は産業構造の変化といつたようなものとしてここに挙げられておる新式又は高性能の産業用機械、及び我が国経済の自立達成に資する産業用の機械、こうした機械はどういうものであるか、どういう種類であるかということは、政令に定めてあるのですか
○松永義雄君 それが目的でないことは、これは昔の持株会社と称する財閥会社とは性格が全然違うとは勿論ですが、ただ派生的に株主名義はどこになるのですか。
○松永義雄君 その点について大蔵省は認識が浅いと思うのですが、フランスではフランの切下げ、或いはいろいろな国内情勢からフランス人は極めて多量な金の退蔵をやつておることは御承知の通り約二十億ドルから三十億ドルくらいに達するだろう、こう言われておるので、現在金が世界的にどれくらい尊重されておるかということはもう統計の上にはつきりしておるわけです。ただ日本の情勢として如何にもドルを尊重して行けばいいように
○松永義雄君 ドルはアメリカ内においても物価が騰貴してドルの価値というものは不動ではないのであります。而も曾つて。ポンドは世界を制覇した。今はドルが世界を制覇しつつある。だからドルの価値のことについては現在は争いはありませんけれども、ドルは永久に世界を制覇するとは考えられない。ところが金のほうはこれはいつまでたつても私は金貨の価値は維持して行くだろうと思うので、それで金とドルをどつちを尊重するか、国際決済上
○松永義雄君 理財局長は大臣のような気持で以てこれはお答え願いたいと思いますが、日本政府というか、政府というとおかしいが、大蔵省はドルと金といずれを重く見て行くかという点をお伺いいたします。
○松永義雄君 そこでまあ併し数字的にどういうようになるかちよつとわかりかねるでしようけれども、さつまいもの買上げ法案を作ろうとしたら、大蔵省の反対でできなかつた。さつまいもの安いのは、何も砂糖ばつかりから影響が来るのではないかと思いますけれども、それにしても曾て農林委員会で砂糖及びさつまいもの価格、澱粉等について論議されたことがあつたのですが、どうも大蔵省がさつまいもその他何か二、三点あつたようですが
○松永義雄君 砂糖が安いとさつまいもが困るという話が前からあつたのですが、砂糖の税金を二割上げると、幾らかさつまいもの価格に対して保護されるということになるのですか。
○松永義雄君 ちよつと関連して聞きたいのですが、物品税の今度の改正の基準なんですが、先ほど通産省からの話で、輸出面で考慮する、こういうお話でした。輸出面ではそういうことを考えておられないのですか。内地品が競争に耐えかねて、関税率を上ぐべきところであろうけれども、関税はまあこの際いろいろな事情から上げられない。併し物品税を下げればそれだけ安くなるから外国品と競争ができるといつたような考えは織込んではないでしようか
○松永義雄君 検査院にちよつとお伺いしたいのですが、「困難な」というのは経済的に言われるのですか、法律的に言われるのですか。
○松永義雄君 理論的に具体的にあなたは御説明なさつたが、実際の結果としては片方は得をして、片方は苦労しておる、公平な税金をかけていないじやないですか。インフレ利益に対して重税を課せろというのが我々のスローガンであつて、ところが僅かの税率しかかけていない。それはその程度にしておきますが、第三次が、先ほどのお話でみると、値上をみておるということであるが、第四次、第五次も値上りになつて来ると又やるということになるのですか
○松永義雄君 同じことを言うようになりますが、例えば無償交付なら無償交付ということをやつて、えらく株が上つて株主は儲ける。で、第三次評価に物価の値上りも又見込むとこういうことであるが、ところがベースがちつともそれについて来ない、このようにえらく不公平である。而も源泉課税でも、会社なら会社でかかる源泉課税と、それから勤労者の源泉課税と比較してみて、消極的利益だけでも株主のほうは利益を受けている、勤労者
○松永義雄君 こういうふうに資産再評価をなさる。今度第三次の再評価は物価の値上げを見るのだというお話でしたが、値打ちのあるものをそのまま出すのであるから、別に会社としてけ同じだということになるのですが、株主はえらく得するような感じがするのですが、どうなんですか。もう少し具体的には、例えば国債を戦争中に持つていた者はえらく損してしまつて、いつも同じことをするというようなものですけれども、株主だけは物を
○松永義雄君 今提案理由の詳細な説明を承つたのですが、提案理由に述べられておるこの特別会計で治山事業を行わしめる。そうして特別会計の職員がこれに当るというふうに解されるのであります。そこで今までは一般会計でやつておつた。然らば将来はその一般会計に所属する職員はこの提案理由の程度においては治山事業を行わないで、特別会計にのみ行わせるのか、又一般会計に所属する職員が特別会計のほうの職員となつて仕事を行うことになるのか
○松永義雄君 同じく提案理由説明の中で、「現在、原形復旧の部分についての補助率より一割低くなつております。しかし、」云々として「原形復旧と同じ率を適用することといたしました。」という文言がございますが、これと同じような取扱をした場合が他の場合にあるのでございましようか。
○松永義雄君 提案理由説明のうちで、原形復旧困難のときには、これに代るべき施設を設ける必要があると、そうすると普通に読むと何か新らしいものを作るというような感じがあるのですが、そういうことになるのですか。
○松永義雄君 この検査院の価格算定では八千九百万円の節約となる、こういつた場合に一体いずれが正しいかという判定のことなんですが、きまつたことだから仕方がないということになつてしまうのですか、法律上はどうなんですか。
○松永義雄君 今出ているこの法案自体は仕事が大きいからその支払い方法を分割払いみたいにして行こうと、それはそれ自体としては一つの解決方法ですけれども、甲の仕事に国が交付或いは補助をなすべき金を出し遅れるというか、出さないわけではないけれども出し遅れる、そのために乙が負担をしなければならない金を甲のほうで金を寄越さないなら、而もその金は立替えてやつておる、立替えてやつておるのに寄越すべき金を寄越さないから
○松永義雄君 大蔵省関係に亘るのですが、自治庁としてお答えできましたら一つ。この平衡交付金なり或いは補助金なりが適切な時期に行渡らないために地方府県がその財政困難というか資金の不足を来たして、国営事業なりの仕事をやつているにもかかわらず、その金が廻つて来ない。仕事のための金が廻つて来ない。廻つて来ないために金を立て替えて仕事をしなければならん。その結果やり繰りがつかなくなつて、今度自分が負担金を払うということになるというと