1954-02-23 第19回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
○松永義雄君 現在が正常な状態であるということについては、相当意見の相違があると思うのです。ここで余り詳しく述べることもないが、手初めにこれだけ最初にやつて見よう、漸次やつて行こうという考えは結構だと思う。只今弊害という言葉を使われると、僕の狭い経験では競輪のほうが弊害は多い。具体的に銀行でやつていますね。割増金附定期預金、或る人に頼まれてちよつと預金に行つたときに、このほうがお得ですよとか何とか言
○松永義雄君 現在が正常な状態であるということについては、相当意見の相違があると思うのです。ここで余り詳しく述べることもないが、手初めにこれだけ最初にやつて見よう、漸次やつて行こうという考えは結構だと思う。只今弊害という言葉を使われると、僕の狭い経験では競輪のほうが弊害は多い。具体的に銀行でやつていますね。割増金附定期預金、或る人に頼まれてちよつと預金に行つたときに、このほうがお得ですよとか何とか言
○松永義雄君 私はまあ止めることには賛成ですよ。こういう射倖的なものが起きて来た状態、経済状態というものは必然性があるのじやないかと思つて、その前提の下に聞くのですが、この正常な状態ということを只今おつしやつたが、もうちよつと具体的に、それは意見の相違だ、感覚の相違だと言えばそれまでですが、もうちよつと具体的に。
○松永義雄君 文書でも論文でもいいですが……。
○松永義雄君 私、質問を終りたいと思うのですが、第一線の捜査機関というものがこうした知能犯的なものに対して十分の能力を欠いているのではないかという感じがするのですが、それを調整するにはどうしたらいいかというと、これはいろいろな方法があるのでしようが、どうもそういうような感じがする。余り暴露的なことを言つてもしようがありませんが、それで、いずれ造船問題について法務省のかたにお尋ねしたいのですが、過日大蔵省
○松永義雄君 ちようど月一割五分の話が出ましたからお尋ねしたいのですけれども、僕は警視庁が月一割五分でいいという記事を新聞に載せたにはびつくりした。それ以来、月一、月二とか言つて、何だか世の中の経済が一にもなるし二にもなるような印象を与えた。これがもう今度の問題の一つの大きな原因じやないかと、私はそう思つておる。お前はものを知らんから、そういう目に会うんだ、こう言つてしまえば、それまでだけれども、先
○松永義雄君 海運業者なり、今造船主なりが、仮りに船を造つても利益が上りそうもないから造るのは嫌だという場合はどうなさるんですか。
○松永義雄君 簡単に伺います。この融資をするのに建造許可を前提とするというのは、勿論、運輸大臣の許可だろうと思うんですが、この建造許可と合理化審議会の建造計画というか、そうした計画によつて、海運業者或いは造船主というか、そうした者に建造の許可をする場合に、命令とかいうような意味は含まれていないんですか。
○松永義雄君 もう一点簡単ですけれども、内部の検査官が行つたのでは、何したつてやはり人間のことであるから、大蔵省の検査官が銀行に行つてもどうかと思うから、そういう総理府直属の、内部の……外部の監査官を設けなければならない。そういうことになつて設けられた。ところがこういう金融だけは除かれておる。そのとき私は何も知らないけれども、取越し苦労で、復金りこともあるし、昔からそういう例もあるから、そういうものを
○松永義雄君 金融機関の検査官の問題について御質問いたします。とにかく政府の資金なんです。政府の金なんです。その金の行方が正しく使われているかいないかということは、検査する責任が大蔵省にあるのではないか、こう思うのです。内閣委員会のその法案に対する説明のときに、会計検査というものは過去のことをやるのだ、こう言われた。ところが総理府直属の監査というものは将来のことについてもアドバイスして、例えば公共事業
○松永義雄君 先ほど来同僚委員から御質問がありました点について関連質問をしてみたいと存じます。 第一は、金融検査の範囲、程度、どこまで及ぶのか、或いは立法措置を生ずるのではないかという点、第二は投資信託の取締という点について、この二点についてお尋ねいたします。 いちどきに私申上げてしまいたいと思うのですが、過ぐる国会において内閣委員会において、公共事業及び公社の検査についてそれぞれ内部において検査官
○松永義雄君 大蔵省としましては、私は只今の御意見は満幅の賛成をいたすものであります。我々としましても、もとより賛成であります。ただ国際間において若し万一アメリカが奄美大島を日本に返還したその結果として日本のグツト・ウイルを要請する、そのグツド・ウイルというのは一体何を意味しているかということが極めて重大な問題でありまして、このエイドの解決についていいにも悪いにも何か雲の上というか、その上に何か大きな
○松永義雄君 これ又一つ御仲介になつて外務省方面の御意見を聞いて頂きたいと思いますが、この援助物資の解決について、それはただ単に日米間において経済的にのみ行われるのかという点です。それはなぜそう言うかというと、或いは私の言うことが間違つているかも知れないが、ドイツの解決はEDCの交渉の前に行われたのではないか、そうしてドイツはポリシー・フオースを拒否しておる、その間に交渉が行われて、まあ条件が付いて
○松永義雄君 前回の委員会で愛知政務次官にこのことを質問して要領を得なかつたのですが、これは一遍外務省を呼んで頂いて、外務省の態度というか、心掛けを一つ聞いてみたいと思うのです。イタリアは免除しておる。西ドイツは条件が付いている、債務を認めておる。然らば一体日本はどういうような取扱をこれから受けるか。その結果によつてアメリカが日本に対してどういう程度の気持を持つておるかということがはつきりするであろうということなんです
○松永義雄君 資料をお願いしたいのですけれども、同じく第七の補助金等の整理に関する法律案に関するものですけれども、たしか大蔵省に補助金或いは負担金等の表が出ておる印刷物があつたかと思うのです。若し残本がありましたら頂きたい、最近のものです。なおその中に補助率が書いてないのです。それを入れること、非常にたくさんの類別になつておることで面倒かも知れませんが。
○松永義雄君 資料をお願いいたしたいのでございますけれども、米国対日援助物資等処理特別会計法等を廃止する法律案について、決算報告、というようなものがおろうかと思いますが、そうしたものがありましたら簡単なものでいいのですが、総括的なものでいいのですけれども御提出を願いたいと思います。
○松永義雄君 そうすると私のほうでは、えらく数字が相違しておるのですけれども、予定数量金額が三十三億円になつておる。そうしてこれは時節によつて違うのかも知れませんが、四—九月の間に約十八億八千五百万円という、予定数量を越えた増加を見ておるようで、予定数量金額を三十三億円とすると、まあその半額を四—九月といたしますと、十六億円が十八億円になるので二億円ぐらい増加するというような計算になるのですが、そうすると
○松永義雄君 今年度の印刷事業は非常に順調で、予想外の実績が上り、且つ利益を生じているというのだそうですが、その点に関する計数を簡単に御説明願いたいと思います。
○松永義雄君 只今お答えがあつたから大体了解したようなことになるのですが、関税定率法を大蔵委員会に提出されて通過した場合にガツト加入を前提とする、こういう話です。ところがそのガツト加入はどこへ行つたかわからん、漸くにして仮加入したのですが、それについてその当時作つた関税定率法は今度の仮加入並びに来年のあれはいろいろ考えることはないでしようか、現在の関税定率法において。
○松永義雄君 私の解するところによると、イタリアはとにかく終戦直前に方向転換して、そうしてアメリカ側へついた。西ドイツは日本と同じように最後まで戦つた。で、イタリアとドイツに対する態度はこうした理由から来ているのだというふうに耳にしておるのですが、日本も又この取扱の上に西ドイツに似たものが出て来るのではないか、こういうふうに予想しておるのですが、今のお話によると、その点には触れられなかつたようで、更
○松永義雄君 直截にお聞きしたほうがいいと思いますが、ベルギーに対しては放棄しているし、イタリアに対しては放棄している。ドイツに対しては或る条件を以て年賦払いにしているということにきまつているようですが、それはアメリカ側として何らか権利でもあると思つてこういう方針に出たのかどうか。
○松永義雄君 ガリオア、イロアの援助というものの性格をちよつと聞きたいのですが、何か政治的な意義があるのじやないかという点をちよつとお伺いしたいと思います。
○松永義雄君 それじやそれを一部づつもらいたいのですが。
○松永義雄君 質疑の前に……。今の地方制度調査会ですか、そこで速記録があつて一冊にまとめるのじやないですか。そこでやつていないのですか。
○松永義雄君 生産性を考慮に入れない場合もある、併し生計が苦しいから見てやらなければならない、その言葉の中には、生計の苦しさを認めるということは、生産性をのばすという意味も含んでおるのではないか、その点について……。ちよつとおわかりにならんでしようが、つまり暮しが苦しければいい考えも出て来ないのじやないか。いい考えを出させるためには、十分な生計を与えないまでも幾らか生計を楽にしてやることが必要であるのではないかということです
○松永義雄君 今度の裁定は聞くところによると、労働生産性が上つたというのも一つの理由になつておるようであります。そうすると将来の労働生産性についても、労働者の生産意欲乃至は労働の創意、クリエーシヨンというようなことも考えておるのでありますか。
○松永義雄君 毎日々々のように新聞に出ておるのですけれども、下請のほうにしわ寄せが行つて、そうして下請を犠牲にして、そうして造船業にしても、その他の大企業が経営を行なつておる、こういうことを言われておる。ところが私のは大分前の話ですけれども、偶然に或る大きな染物屋さんから聞いた話なんですけれども、どうも金がなくて困る、払いが遅くて実際困つてしまう、金を借りるにも……。その際かなりひどいことを言つておつたですけれども
○松永義雄君 たつた一つ聞きたいのですが、筋を離た話ですけれども、染物屋さんが頼まれて仕事をしても、金の支払いが非常に遅くて弱るというお話なんですが、そういうことはないのですか。
○松永義雄君 資料のことですけれども、共済基金で前に相当揉めたですがね、共済基金を作る時に……。それはどの程度に行つておるのか、是非農林省から求められて、こちらに一緒に送つて頂ければ結構だと思います。農林省に請求すべきかも知れませんが、ついでに一つ……。
○松永義雄君 ちよつと線が外れますのですが、染色業者と紡績業者との関係をお尋ねしたいのですが、染色業者というのは現在その業態はどうなつておるのですか、成績は……。
○松永義雄君 信用組合の業務というのはどれくらいの範囲に及ぶのですか。手形の割引とか交換、貸付、どういう程度のものですか。
○松永義雄君 今度のこの鉄道会館のことについて部内の委員会なるものがあるということを聞いておりますが、その部内の委員会というものは国鉄ですか、運輸省内ですか。
○松永義雄君 将来これをどうするかということに持つて来なければならないと思うのですが、それは今日その結論を得られることはなかなか困難だと思うのですけれども、現状においてどういうものであるか大体のお話はできるはずだと思うのですが。
○松永義雄君 衆議院の決算委員会その他運輸委員会等において問題になつております鉄道会館問題と称するものの真相はどういうものでしようか、簡単でよろしうございますが。
○松永義雄君 私は、只今提出になりました修正並びに修正部分に賛成し、修正部分を除いたその他の部分について賛成いたすものでございます。政府の原案は、実に遺憾至極なものであるわけなのでありますが、幸いにして極めて不満足でありますが、衆議院において修正せられて当院に持ち込まれて、更に本日ここにこれまた極めて不満足でありますが修正を見た、このことは、私どもとしましては幾分でもその法案の中へ社会保障という気持
○松永義雄君 外務大臣は非常にお伸しいようでございますので、できるだけ簡単に御質問いたしたいと思います。従つて御返事もできるだけイエスかノーかという極めて簡単でよろしうございますからお話願いたいと思います。 MSAのことでありますが五百十一条に規定してある六条件というもの、全部の条件を援助協定の締結に当つて日本側はこれを受入れるつもりでございましようか。
○松永義雄君 外国に与える影響というのはそういう面の何か実際に存在しておるものですか。
○松永義雄君 非常に詳しい御説明があつたんですが、これはまあ意見の相違かと思いますが、旧軍人さんと比較されるということは私としては非常に遺憾であると思うのです。その一つの例を上げると、これは恩給法の一部を改正する法律案の提案説明の中に、或いは解散国会におけるときの提案説明であつたかも知れませんが、そのときの説明に軍人だけに責任を負わせるのは無理だといつたような趣旨の理由が述べられておつたようであります
○松永義雄君 なぜこれは削除されたのかその事情、むずかしくいえば改正の趣旨、簡単でよろしうございますけれども御説明願いたい。
○松永義雄君 私の聞き違いかも知れませんですけれども、例えば地方庁へ監察を向けさすというのでその先の、例えば公益事業の請負師が現にやつておる仕事まで監察せられるのだろうと思うのですけれども、然らば大蔵省の取扱つておる、いま金融検査官と言つておられるそうですが、それらが監査の対象になつておる。例えば開発銀行というものも、この法律によつて監査の対象にするということには別に支障はないような気がするのですが
○松永義雄君 簡単に御質問いたしたいと思うのですが、すでにもう他の政府委員の方に質問済みでありますけれども、重ねて大臣の御意見を聞いておきたいと思います。それは今度の法案ちよつと見ますると、監察の対象となるものは補助とか委任事務だとかということになつておりますが、なぜ財政投融資というような部面も監察の対象になさらなかつたかという点です。