1963-06-06 第43回国会 参議院 外務委員会 第22号
○杉原荒太君 そんな、アメリカの軍の内部の小さな規則でなく、これは法律できまっておることだと思うのです。そうして、初めにできて、あとに一九五四年だったかに改正になっておると思うが、現行の規則の内容、これは決して秘密で調べられないとかいうものでなく、外務省では当然その点はわかっておることだと今まで思っておったのですが、今まで一向にそういう点に言及されぬので、非常にこの問題をもやもやさしている点がある、
○杉原荒太君 そんな、アメリカの軍の内部の小さな規則でなく、これは法律できまっておることだと思うのです。そうして、初めにできて、あとに一九五四年だったかに改正になっておると思うが、現行の規則の内容、これは決して秘密で調べられないとかいうものでなく、外務省では当然その点はわかっておることだと今まで思っておったのですが、今まで一向にそういう点に言及されぬので、非常にこの問題をもやもやさしている点がある、
○杉原荒太君 ちょっと関連。私お尋ねしたいのは、今、岡田さんが問題にしておられることと非常な関連があるからお尋ねするのですが、核兵器、ことに核弾頭の配置、保管、使用等、要するに核兵器の管理については、アメリカで厳格な規則が法律で定められておると思うのです。そこで、いつも核兵器の持ち込み問題のとき、その辺のところを外務省のほうではっきりと御説明になれば、その答えになるのじゃないかという感想をかねてから
○杉原荒太君 一つだけ簡単に。ごく大ざっぱな話ですが、今の小麦の生産原価とよその国との比較の問題ですけれども、ほかのいろいろ要素を別にして、単に生産費等の関係のみからして、日本の小麦の生産のあり方というようなものを考える場合、しかも、生産量というものが大体今後さっき言われたようなふうなところにいくその場合でも、今後日本の生産費の割高の是正というようようなこと、これは相当見込みがあるものかどうか。非常
○杉原荒太君 要するに、見通しだからどうのこうのと議論するわけではない。しかし何ですか、この四十六年度の大体の見通しは、ちょうど六一年−六二年、ここに百七十八万トンというのが出ているでしょう。これとちょうど一致しているぐらいで、少しも小麦の生産は、奨励するというふうになっておるのだけれども、しかし、何だね、質の改良は別ですよ。しかし数量の上からすれば、一つもふえやせぬ。そういう見通しですか、四十六年
○杉原荒太君 さっき岡田さんの質問に対する答弁の中に、わが国の小麦の国内生産量と輸入量の趨勢の説明がございました。実は私もこの点を聞きたいと思っておりましたのですが、答えがあったので全般的の必要はありませんが、その説明の中に、わが国の今後の小麦の国内生産高ですね、それを四十六年に大体百七十八万トンぐらい、これはまあ見込みでありますが、見積りだけれども、そういうことだということですが、ここにいただいた
○杉原荒太君 一つ希望を申し上げたいんですが、今羽生さんと岡田さんから要求しておられることですね、基本的な大事な点、しかも、政府としては別にむずかしいことを問われておるわけじゃないと思うんですよ。こういうのは、むしろ初めにあなたのほうから十分説明さるべき事柄ですよ。そういう点がないと、条約についての何かいかにも自信のなさというか、もう少しそこのところはしっかりやってもらわにゃあ。これはこまかい数字的
○杉原荒太君 ごく簡単に一点だけお尋ねいたします。四月の二十何日でしたか、フルシチョフが、党の書記または首相の地位の一つを辞するかもしれないという意思表示をしたということが伝えられております。そこで私のお尋ねしたい点は、そのフルシチョフの意思表示は、具体的にどういう事情のもとに、そしてまた正確にはどういう言い表わし方をしたのか、その点について外務省の得ておられる情報はどうか、それから、それに対する今度
○杉原荒太君 その対策として過当競争の防止、これは言われていることで、また必要なことに違いないことと思うが、しかし、さっきの原因からすると、それだけでもないように思う。何か日本の産業が相当対外経済力が強まったことに一つの脅威を感ずる、向こうの産業が負けるとかいうことであれば、その面に関する限り、対策としては、これは実際上いつまでも自主規制だとか、あるいはこういうセーフガードの条項の存置とか、こっちの
○杉原荒太君 今の原因の所在点がどこにあるのかの認識によって、とるべき対策が違ってくるから、だから、わがほうとして、今後この原因解消ができるかできないか、あるいは解消のための努力というもの、そしてまたそれを努力していけば大体いつ——はっきりはせぬでも、あまり遠からざるうちに解消できる見通しがあるのかどうか。今言われたうちで一番大きな理由は何か。ダンピングとかなんとかということよりも、日本の産業の対外経済力
○杉原荒太君 経済関係の条約で、問題点としては今曾祢委員が言われたようなことに自然集中するわけだが、それに関連して少しばかり質問したいと思います。 イギリスが長いことこの三十五条というものを援用しておったのが今度撤回を承諾した、その原因ですね。実質的の原因が一体どこにあるか。それで、まだ依然として三十五条撤回をがえんじないでおるフランスその他の国と比べてみて、その原因の点から見て、一体違った事情があるのかどうかということ
○杉原荒太君 それから、歳出予算にせよ、それから国庫債務負担行為の分にせよ、器材費の中でその器材を外国に発注せにゃならぬといったような分が大体どれくらいあるのですか。大体でいいですよ。
○杉原荒太君 それから、国庫債務負担行為で器材整備費が四十六億、これのおもなる内容はどういうものか。さらに、特に私が聞きたいのは、対潜関係の器材費というものは一体どれくらいのものか、どういう比重が置かれているかということについて。
○杉原荒太君 私は、予算について少しばかりお尋ねいたします。 まず第一に、海上自衛隊の器材の整備費のことですが、国庫債務負担行為のほうは四十六億であるのだが、それについてはあとのほうでまたお尋ねしますけれども、歳出予算で、海上自衛隊の器材整備費というのはどういうふうになっておりますか。
○杉原荒太君 ちょっと話し中失礼ですが、私の聞いたのは、対外経済協力の問題一般ではなくして、いわゆる対外経済協力基金のことなんですから、それに限定してひとつ……。
○杉原荒太君 とっくに含んでいるのですが、もう時間が二、三分しかありませんから簡単にお尋ねいたします。 最初に、一番初め羽生さんが質問されたことに関連することでありますが、外務大臣が答弁の中でも述べられたように、対外経済協力基金というものは実際上あまり十分に動いていないというのが事実だと思います。その動いていない原因は一体どこにあるのか。また、今後改善の方策の方向の大筋についてどういう考えをしておられますか
○杉原荒太君 さっき質問されたことに僕も同じ疑問々持つのですが、外務省のほうから答弁がなかったじゃないか。外務省の方、答弁しなさいよ。
○杉原荒太君 関連。ただいまの田畑委員の御質問に関連しまして、ただ一つだけ簡単にお尋ねをいたしたいと思います。それは占領軍の権力に関する戦時法上の限界のうち、私有財産尊重のいわゆる原則に関してであります。この点についてヘーグ条約が結ばれた当時、実際に国際間に行なわれておった慣行を取り入れてあの規定になっておるのであります。そして古い国際法の教科書などには、あれが国際法のルールということで書いているのがあるのでありますが
○杉原荒太君 檜山先生に一言お伺いいたします。私、おそくなりましたので、すでにお述べになっておれば、繰り返していただかなくてもよろしいのです。 それは、海外経済協力基金の問題でございます。それは、御承知のように、この方面には大いに力を入れてやっていく必要があるというのでできておるわけですが、しかし、その大きな目的、理想に比べてみて、今までの実績を見ますというと、非常に貧弱な状態であります。しからば
○杉原荒太君 具体的な外交交渉の過程におきましては、相手方の出方とにらみ合わせて各種の提案がいろいろ含みを持って提起せられることはわかるのであります。で、最後的の決定にあたっては十分お考えになってやっていただきたいということを私は希望として申し上げて次に移ります。 一般に植民地の独立の場合において、旧本国が分離独立した旧植民地との新たなる関係を作るにあたってどういう方策をとるか、ことにその新独立国
○杉原荒太君 ただいまの政府の御答弁の中の、前段と後段に分けてみまして、前段のほうはよく理解できますが、後段についてなお多少疑いを持っておりますので、引き続いてお尋ねいたします。国際紛争の平和的処理方法のうち、国際裁判の方式をとることについての基本的の態度についてでありますが、今、外務大臣触れられましたけれども、私は、多少疑いを私個人として持っておるからお伺いいたします。国際裁判方式は、国際紛争の処理方法
○杉原荒太君 外交問題に関し、南北朝鮮問題、日韓問題を中心として、質問いたします。現に交渉中の日韓会談の内容それ自体に立ち入ることは、これは差し控えますが、実質的にはそれに関連する問題にも触れてお尋ねいたします。一般問題の形で質問いたします事柄も、特に朝鮮問題、日韓問題を念頭においての質問でありますから、そのおつもりでお開き取りの上御答弁願います。 まず第一にお尋ねいたしたいのは、わが国が当事国である
○杉原荒太君 一言だけ外務大臣にお尋ねいたします。日韓交渉の問題について、今この国会でも、外務大臣の発言に対しては内外で注目しておると思います。そこで言葉の端にしましても、その影響するところを考えなければならぬだろう。先ほど外務大臣が特に断わって、別に急いでおるわけじゃないということを申されました。これは、おそらく外務大臣は平明な意味で言われたと思うのでありますが、日本語で急いでおるわけじゃないという
○杉原荒太君 この国際連合の特権及び免除に関する条約の第二条第二項の意味が私にははっきりしないのでございますが、これを説明して下さい。
○杉原荒太君 私おくれてきましたので、すでに政府側の答弁で明らかになっておれば、もうそれでいいのですけれども、先ほどの、シベリアに調査員を派遣する、こちらはそういうつもりでおるが、ソ連側がそれを同意するかどうかの点はどうなんです。はっきりしておいて下さい、もし答弁なければ。
○杉原荒太君 私の質問に対して今のでほとんどわかりましたが、ただ一つ、そのキューバにおける基地の撤去とトルコ等における基地の撤去というのとの関係について、これはもう関係づけ方の程度というものがあると思うのです。とにかくキューバに作っておった基地は、トルコの問題が解決しなければしないという、そういう意味でじゃなくして、これは解決する。しかし、それは解決するが、その解決後にトルコの問題を問題として残しておくというようなふうになっておるのか
○杉原荒太君 ごく簡単に一つだけお尋ねいたします。 キューバにおけるミサイル基地の撤去に関連して、ソ連側は、一時新聞報道に伝えられたような、トルコ等におけるIRBM基地の撤去を要求しておるのかどうかということ。すなわち、初めからトルコ等におけるIRBM基地の撤去はキューバにおけるMRBM基地の撤去に牽連せしめて要求したのではなかったかどうか。あるいは、また初めはそのような要求をしたけれども、その後
○杉原荒太君 それはそれとしてわかりました。が、結果としては、そういうふうになってくるというと、ことにイギリスがEECに入るとかなんとかなれば、最恵国条款というものの適用範囲が狭くなってくるので、非常に最恵国条款について意味が狭められるわけですね。
○杉原荒太君 それを根拠にしてですか。
○杉原荒太君 一点だけ質問いたします。私のほうはこれは念のためのお尋ねですが、EECの域内関税、これはいずれば廃止する、今までは全部廃止していないけれども。しかし、とにかく域外関税とはこれは違う。そこで今度はEEC外の国、たとえばわが国とEECの各構成国との間の関係から、このガットの規定というものを見るというと、この最恵国条款の適用範囲の問題ですが、ガットには、一般的の最恵国待遇をしないでもいい場合
○杉原荒太君 私は、今の政府の見解も全然間違いだとか、そういうふうにまでは考えません。ただ、この問題のすなおな、また、無用の論議を起こす必要がない方法としては、むしろ今言ったような黙示の承認というほうがかえってベターじゃなかったかという私は個人的な見解を持っているから、ただしたのでありますが、しかし、これはこれ以上の論議の必要はないと思いますから、その辺で、政府の見解だけ明らかになりましたから、これでこれ
○杉原荒太君 ただいま外務大臣が引用されました国連総会の決議、これは、言うまでもなくわが国のほかにも従来韓国政府を朝鮮における唯一の合法政府と認めてきたものがあるという事例の説明であって、別に私の今質問しているところと直接にはこれは関係のないことであります。今外務大臣の御説明を伺いますというと、私の質問している点に対する、それに対応するお答えの部分をお聞きしますというと、憲法上大統領に認められた非常事態
○杉原荒太君 日韓問題にしぼって質問をいたします。現に行なわれている交渉の具体的内容の問題に立ち入ることをこの際差し控えまして、交渉の背景または基礎として重要と認められる若干の問題並びに朝鮮に対するわが国外交政策の基本目標に触れる問題について、政府の所見をただしたいのであります。 まず第一に、政府はクーデターによって成立した朴政権を国際法上韓国を代表する正当政府として認めておられるに違いないが、その
○杉原荒太君 それならば逆に、今ここに問題になっておる約定を、これを郵政庁間限りでやっても差しつかえないという見解ですか。
○杉原荒太君 さっきの問答を聞いていて、確かめておきたいことがありますが、それは中共との郵便関係の取りきめをするという場合に、その直接の当事者、コントラクティング・パーティーズ、それは両方とも政府でいいと言うのか。そうでなくて、政府では困るというので、両国の郵政当局という問題にせなければならぬという協定なんですか。
○杉原荒太君 よくわかりますが、さらに少し私が債務として確定する時期ということをお尋ねいたしましたのは、今、先生それに対して今度の協定が……。
○杉原荒太君 それはよくわかります。わかりました。 それからもう一つ、具体的の債務ですね。債務性というより、もう少し具体的な債務、債務として確定する時期、それはどういうふうに見ておられますか、今度のことで。
○杉原荒太君 榎本さんにお尋ねしたいのですが、いわゆる債務性、占領軍が占領地域の民生の安定のためになした行為に基づく、そこから発生してくる債務、その債務性、それを主として純粋な法理論の面からお尋ねするのですが、同時にまたそれを、今度の日米間の具体的問題と離れて、これが問題ですから、それに適用ある法理論をお尋ねするわけですが、このいわゆる債務性というものを説き、それは、どういう性格のものであるか、どういう
○杉原荒太君 それから、これはしかし非常に重要な私は情報だと思うのです。当然これは外務省のほうでも、それに基づいての措置を考えられたいと思うのです。
○杉原荒太君 その点私も実は初めて聞くので、非常に重要なことだと聞いておるのですが、外務省でも、そういう情報を今まで聞いておられますか。それから、それをもとにしてさらに赤十字から紅十字に連絡するとか、そういうふうなことはまだやっておられないわけですか。
○杉原荒太君 ちょっと済みませんが、大和委員の御質問に対する事務局側の答弁を私十分聞き取れなかったところがあるのですが、その謝南光があとで答えたことの中で、十日ほど中共におったということは、それも流説として、うわさとしてという前置きがあるのですか。
○主査(杉原荒太君) ただいまから第二分科会を開会いたします。 昭和三十七年度総予算中科学技術庁所管を議題といたします。 まず政府の説明を求めます。三木科学技術庁長官。