1985-04-17 第102回国会 参議院 本会議 第13号
○国務大臣(木部佳昭君) 赤桐議員にお答えいたします。 本法案の御審議をお願いしている現状では、御指摘になりましたように、公共事業予算の円滑な執行に支障を生じ、このため地方公共団体の社会資本整備に対する熱意に的確にこたえられないばかりか、地域経済や雇用動向にも好ましくない影響を及ぼしかねないことに大きな懸念を抱いております。しかし、建設省といたしましては、この法案が成立し次第、直ちに配分の内示ができますよう
○国務大臣(木部佳昭君) 赤桐議員にお答えいたします。 本法案の御審議をお願いしている現状では、御指摘になりましたように、公共事業予算の円滑な執行に支障を生じ、このため地方公共団体の社会資本整備に対する熱意に的確にこたえられないばかりか、地域経済や雇用動向にも好ましくない影響を及ぼしかねないことに大きな懸念を抱いております。しかし、建設省といたしましては、この法案が成立し次第、直ちに配分の内示ができますよう
○木部国務大臣 先ほど申し上げましたように、私どもこういう痛ましい事故が二度と繰り返されないように、関係省庁で今いろいろ総合的対策を講じておるわけであります。先ほど公安委員長からも答弁ありましたように、今原因を究明中でございまして、何が主たる原因であるかということはこれから解明されると思いますが、そういう中にありまして、私どもは、先ほど私答弁申し上げましたように、ガードレールやそういう施設の面、管理上
○木部国務大臣 今国家公安委員長、運輸大臣からも御答弁になりましたように、私ども総合的な対策を関係省庁で進めていかなければならぬと思います。 建設省といたしますと、特に山間地域の道路は路面が凍ったりなんかしますし、だからガードレールや何かについても弱いんじゃないかとか、いろいろな御意見が先般来あるわけです。これは余り強くしますと今度は逆になる場合もありますから、今土木研究所なり建築研究所、そういうところで
○木部国務大臣 私どもは、交通安全の五カ年計画によりまして、特に歩道橋とかそういうようなものに重点を置きまして今いろいろ努力をさしていただいておるわけです。 特に、御指摘のございました交通弱者と言っては申しわけございませんが、そういう立場の、特に高齢者や身体障害者の方々に対する施策といたしまして、幅の広い歩道の整備、それから歩道の段差をなくするとか引き下げ、それから立体横断施設のスロープ化とか利用
○国務大臣(木部佳昭君) 吉浦議員にお答えいたします。 木造建築物は我が国の気候や風土に適しておりまして、しかも、国民のニーズや愛着も非常に大きいものがあります。そうした観点に立ちまして、建設省といたしましては、木材の特質を踏まえながら、木造住宅の耐久性や防火性等の向上のための技術開発を行うほか、民間の技術開発等で防火性能の向上を図ったものにつきましては基準の緩和を図る等の措置を講じ、建築物における
○国務大臣(木部佳昭君) 今、井上先生がいろいろ公共事業、社会資本の諸外国と比較しての立ちおくれの問題や、また地域格差を是正するための必要性を説かれたわけてありますが、全く考え方は基本的に一致いたしております。御承知のとおり、この活力のある経済社会、そして安全で快適な豊かな充実した国民生活の実現ということが我々建設行政のすべてであるわけでございます。根幹でございます。 そこで、今御指摘になりましたように
○国務大臣(木部佳昭君) 建設省といたしましては、自動車重量税の創設されました制度の精神といいますか趣旨といいますか、そういう面から考えてみまして、これから今後とも道路特定財源の原則に従いまして、過年度におけるいわゆる自動車重量税はオーバーフロー分については可及的速やかに道路財源に充当するように返してもらう、そういう方針には変わりはございません。私どもこれを今後とも要求し、達成できるように努力したいと
○国務大臣(木部佳昭君) 今、青木先生から当面の問題に関しまして大変重要な御発言をいただいたわけであります。私どもも、基本的には青木先生の今の格調の高い御意見というものが非常に大事な御意見であるというように受けとめさせていただいております。 そこで、御承知のとおり、電気通信分野であるとか四項目の対策の打ち出しをこの間決めたばかりでございまして、これをどういう方向に受けとめているかという問題等もございますが
○木部国務大臣 建設行政を進める上で一番大事なことは、いやしくも国民の血税でございますから、効率的、効果的、それから補助金の問題等につきましても極力市町村に権限を委任して、そしてなるべく負担は軽くして、今の行革の理念に沿うような最善の努力を尽くさなければならぬ、そう考えております。
○木部国務大臣 今先生御指摘になりましたとおり、公営住宅の中には居住水準よりも大変低いもの、また古いものが少なくありません。したがって私どもこれから、充足の時代は終わりましたから、建てかえ等をあわせて増改築の推進のためにいかにして——今申し上げますようにもう充足の時代じゃございませんから、量と質の向上をさせるためにこれから公営住宅その他について大きな力を注いで推進してまいりたい、かように考えております
○木部国務大臣 今官房長から答弁したとおりでございますが、決して意地悪しているとか取引しているとか、そういうことはございません。これは発表する直前まで、慎重に地域の実情等もよく考えて我々しなければならぬ責任があるわけですから、そういう意味で、おっしゃるとおりまだ固まっておりません。
○木部国務大臣 先ほど局長からも答弁いたしましたように、五〇%の進捗率、これに対しまして、河川の改修というものは、先ほど来御指摘がありますように、国民生活に欠くことのできない根幹的な事業でありますから、そういう点を私どもしっかりとらえまして、そしてこの高率補助のカットの問題等もございますが、その財政事情は大変厳しい中ですけれども、いろいろな措置を講じていただくようになっておりますので、地方単独事業を
○木部国務大臣 私ども建設省所管の九つの審議会がありますが、この審議会に婦人の委員が十一名入って活躍していただいておるわけであります。これからも積極的に登用するよう努力してまいります。
○木部国務大臣 今いろいろ御指摘いただきましたように、内需の振興というものに対する住宅の位置づけは大変大事な問題であることは私どもよく承知いたしております。 先ほど来局長からも答弁いたしましたように、また私も先ほど前川先生にもお答え申し上げましたとおり、とにかく住宅は今までのような充足じゃなくて質の時代に入ってきており、また迎える高齢化社会に対していかに対応を求めるとか、それから居住水準を上げていくとか
○木部国務大臣 先ほど来先生から大変心のこもった御意見を踏まえての論議をいろいろいただきまして、私も深く傾聴させていただきました。 基本的には、何といっても今までのように量の時代、充足の時代から質の時代に移行しなければならぬ。そういう意味では私は先生と意見が一致いたしておりますし、同時にまた、今や地方の時代とも言われておりますし、先ほど私が申し上げましたように、できる限り地方のニーズ、またそうした
○木部国務大臣 前川先生に大変格調の高い御発言をいただきまして感謝をいたしておるわけです。 と申し上げますことは、例えば地方の中核都市なんかへ行ってかなり裏側と言っては失礼ですが、見ますと、ある意味ではこんな地方のいいところにまだこういう悪い住宅事情があるんだなというようなところを、率直に言って時々私ども見受けるわけであります。そういう点を考えてまいりますと、今おっしゃいましたように、住宅というものは
○木部国務大臣 先ほど申し上げましたように、この全額起債で認められるとか、元利償還金については所要の地方交付税の措置が講ぜられるとかということでございますから、地方財政を圧迫するものではない、そういう考え方であります。
○木部国務大臣 今先生から社会資本について一律一割カットで影響はないか、こういうことでございますが、大蔵大臣からもたびたび御答弁がされておりますように、この法案は御承知のとおり一年限りということに今なっておるわけでございますから、しかも、引き下げに伴う地方自治体の分につきましては元利償還すべてについて自治省が面倒を見る、こういうことでございますから、私どもは支障はない、そういう判断の上に立っております
○国務大臣(木部佳昭君) 何人であれども公職選挙法や政治資金規正法というようなものはやはり守っていかなければならぬ、そういうふうに私は一般的に考えております。
○国務大臣(木部佳昭君) いろいろ大変貴重な御意見を厳粛に受けとめさせていただきます。特に、貸付条件の改善等につきましては、私どもといたしましても今後とも最善の努力を尽くしてまいりたい、かように考えております。
○国務大臣(木部佳昭君) 私ども公共事業全体の予算を考えてみましても、道路なんかも前年度と比べて七%ぐらいふえておるわけです。これは昭和五十四年の時点ぐらいにまで御理解をいただいておるようでありますし、治水それから下水道なんかでもおかげで伸びておるわけです。そういう中にありまして、今申し上げますように、住宅というものは特に中小企業の関連までずっと、富士山のすそ野じゃありませんが、かなり末広がりで影響力
○国務大臣(木部佳昭君) 今、先生からいろいろ内需の拡大の問題につきまして御意見がございましたが、内需を拡大する場合には、今御指摘になりましたように、個人消費、住宅、それから民間の設備投資、公共事業、この四つの柱が全部そろってあれすることが一番理想的でございましょうけれども、おっしゃいましたように、個人消費も、日本人の美徳と言えば美徳でありますが勤倹貯蓄の方にだけずっと行ってしまって、なかなか問題がある
○国務大臣(木部佳昭君) 大変格調の高い御質問をいただいたわけでございますが、確かに良好な住宅を供給するとか、また安定した宅地供給とか、内需の拡大というようなものにもやはり政策というものは整合性を持たせなきゃいけませんから、そういう関連というものはもちろん私はあると率直に申し上げたい。 といいますのは、関西国際空港なんかが一つのモデルと言われているわけですが、空港本体を埋め立てして滑走路をつくるのには
○国務大臣(木部佳昭君) 今、青木先生から民活の問題についての御質問がございましたが、政府といたしましては内閣に国有地等有効活用推進本部を設置いたしまして、都市内の国有地等の有効活用について総合的に推進を図るというふうなことで今申し上げましたように推進本部を設置されたわけでございます。 今お話がございましたように、都市の住宅政策を所管いたします建設省といたしましては、何といっても、この民活の大きな
○国務大臣(木部佳昭君) 建設省関係の昭和六十年度予算について、その概要を御説明いたします。 建設省所管の一般会計予算は、歳入百四十八億五千万円余、歳出三兆八千七百十三億七千八百万円余、国庫債務負担行為五千八十六億二千四百万円余でありますが、建設省に移しかえを予定されている総理府所管予算を合わせた建設省関係の一般会計予算では、歳出四兆四千二百二十三億六千四百万円余、国庫債務負担行為五千三百九十五億九千七百万円余
○国務大臣(木部佳昭君) いやしくも国民の前に立った場合に、道路公団御自身がそうしたものを食いとめるために行政上長善な努力を尽くされておると、私は信じております。
○国務大臣(木部佳昭君) 今御指摘いただきましたようなお年寄り向けの住宅対策というものは、非常に大事な、これからの国政の大事な問題だと思っております。イギリスなんかでは御承知のとおり、老人ホームと住宅との中間形成のような小規模な集合住宅というものがあるわけでありまして、そういうふうなことも我が国におきましてもこれから、御指摘いただきましたように、大変高齢化社会を考慮した場合には大事な問題でございますから
○木部国務大臣 五・五%の貸付金利もおかげで確保できましたし、それから無抽せんの貸し付けも四十九万戸というようなことで確保できたわけで、したがって私は、政策の根幹は維持することができた、そういうふうに思っておるわけです。御承知のとおりのこういう厳しい財政事情その他を考えてみまして、今申し上げますように、おかげで根幹は維持できた、私はそういう認識の上に立っておるわけです。 そういう意味でこの四万円の
○木部国務大臣 私は実は区画整理事業の問題について、指定は受けてもそのまま放置されておるというのはかなりたくさんあるようでありますから、これを総点検して、そして古いものは時代にそぐわない点もあるでしょうからできたらこれは指定を取り消す、そういうようなことにした方がいい、そして集中的にもっと皆さん方もまとまって区画整理事業を推進するというような、そういう地域にもっと集中投資して本来の使命達成のために大
○木部国務大臣 私途中から今意見を伺ったわけでございまして、私も不勉強な点があるかもしれませんが、いずれにいたしましても、ある意味では今の融資制度というものは民活の思想にも多少連動している、関連がある、実はそういうふうに私は考えるわけです。そういう意味で、もちろん区画整理という立派な計画をみんなの責任において果たしていこうということでございますから、信用の度合いというものはある意味では業者よりもある
○国務大臣(木部佳昭君) 何といっても私どもは良好な町づくり、また環境というようなものを維持しながら、しかも、先ほど来いろいろ御指摘のありましたように、特定市街化区域の農業の宅地化をどうして促進していくか、そして調和と均衡のとれた住宅政策なり都市づくりというようなものをどうするか、こういうふうなことが基本でございますので、先ほど来いろいろ大変格調の高い御意見を踏まえての御指導がございましたが、そういう
○国務大臣(木部佳昭君) 三大都市圏を中心にいたしまして、特に地方の中核都市もそういう傾向がもちろんございますが、今後もそういう傾向が進んでいくと思いますが、非常に住宅の根強い需要というものがあることは私どもよく承知をいたしております。 したがって、先ほど来いろいろ御質問のございましたいわゆるあめ法につきましても、税制の問題その他について御指摘がありましたが、先ほど局長答弁のように半歩前進だ、そういうふうに
○国務大臣(木部佳昭君) 先ほど来、青木先生が将来に向かっての展望を交えながらの大変格調の高いいろいろ御指導をいただきまして、感謝を申し上げたいと思います。 私から今さら申し上げる必要もありませんが、先ほど青木先生からもいろいろ御指摘がありましたとおり、やっぱり国民のニーズというものが非常に大きく変化しておる、この基本的な考え方を私ども建設省としてはしっかり把握しなきゃならぬ、こう私は基本的に思うんです
○国務大臣(木部佳昭君) 建設省といたしましては住宅宅地審議会で今検討中でございまして、具体的には六十一年度からもう少し具体的に実行できるような、そういう諮問をして今審議中で、お願いいたしております。
○国務大臣(木部佳昭君) 基本的には高齢者が生きがいを持ちながら安全で快適な生活を送れるような、これが基本的な私どもの考え方でございます。
○木部国務大臣 先ほど来井上先生から大変格調の高い御指摘や御提言をいただきまして、私ども伺っておって非常な感銘をいたしておるわけであります。 先ほど私申し上げましたように、五省庁でその対策のあれを今努力もいたしておりますし、警察当局でも事件の解明ということに全力を挙げておるわけでありまして、私ども建設省といたしましても、先ほど来いろいろ大変貴重な御指摘いただきましたようなことをよき教訓としまして、
○木部国務大臣 大変胸の詰まるような痛ましい事故でございまして、ちょうどたまたま新しい橋を建設中である、そういうような中にあって、今申し上げますように大変胸の痛むような事故で、心から亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げたいと思います。 それで、御承知のとおり政府部内におきましても関係省庁が、こうした事故を二度と起こすことのないようにできる限りの対策を講じていこうということで、五省による事故防止
○木部国務大臣 井上先生御指摘のとおり、今、第九次道路整備五カ年計画を実施中でございますが、この進捗状況なんかを見てまいりましても、地方道の整備というのは非常に進捗率がおくれておる、そういうことが言えると思うのです。 私、いつも申し上げておりますが、それと同時に、今までのように中央から地方へというような時代は終わりまして、むしろ私は、地方の自主的な、地域の特性、そういうものを的確に把握した生活道路
○国務大臣(木部佳昭君) ただいま議題となりました農地所有者等賃貸住宅建設融資利子補給臨時措置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 この臨時措置法は、農地の所有者等による居住環境が良好で家賃が適正な賃貸住宅の供給を促進するとともに、市街化区域の水田を主とした農地の宅地化に資することを目的として昭和四十六年に制定されたものであります。 この臨時措置法の適用期限
○国務大臣(木部佳昭君) この地震の対策につきましては予知と防災とございまして、私どもは、主として一部国土地理院なんかは予知を担当いたしておるわけです。その他財政特例法の指定を受けられたところについて防災上の、例えば避難路であるとか、そういう問題等について一生懸命努力をさしていただいておるわけであります。国土地理院におきましては、測地の基準点の測量等の繰り返しとか地殻変動等の問題、財政的にも大変 厳