1956-05-28 第24回国会 参議院 大蔵委員会 第29号
○平林太一君 私は本案に賛成をいたします。ただいま緑風会の前田君の御意見を拝聴いたしまして、まことに同感の感じが非常に深い。それにつけても、わが国の経済外交というものを一段と推進するということが、この問題に対しては非常に密接な関係を持つのでありまするから、本日は外務省は見えておりませんが、これらの問題は単に大蔵省当事者の関係問題としてこれは処理されるべき問題ではないので、一にかかってわが国の外交、経済外交
○平林太一君 私は本案に賛成をいたします。ただいま緑風会の前田君の御意見を拝聴いたしまして、まことに同感の感じが非常に深い。それにつけても、わが国の経済外交というものを一段と推進するということが、この問題に対しては非常に密接な関係を持つのでありまするから、本日は外務省は見えておりませんが、これらの問題は単に大蔵省当事者の関係問題としてこれは処理されるべき問題ではないので、一にかかってわが国の外交、経済外交
○平林太一君 そうすると、この総裁のいわゆる権限下にある部内監察制度、そういうものに信が置けないというような事態がここに出てくるわけだが、そうなると、行政全体のこの監察機構なり機関というものに対して非常にこれは考えなくちゃならぬということに相なるが、その辺の限界はどういうふうに御説明なさるのか。
○平林太一君 それでは、こういうようなものがことさら必要ではないのではないかということにもなるのですが、その点はどういうふうにお考えになりますか。
○平林太一君 これはこういう心配はないか。いわゆる私企業でない、いわゆる公企業である、こういうものに監査委員会というようなものを作るわけだから、いわゆる企業の行為というものはこれによって一つの障害になる、そういう心配はないか。監査委員会を作ることによって、得るということよりも、失うことの方が非常に多いというふうなことが憂慮せられるわけです。すでに部内においては、当然監督局長なりあるいは経理局長というものがそういうことに
○平林太一君 そこでこの自家用トラックと事業用トラックの貨物輸送に対する限界、こういうものはどういうふうに御解釈になられておるのですか。
○平林太一君 数をちょっと伺っておきたいのです。対象になっておりますトラックの自家用というのは、どのくらいの数になっておりますか。
○平林太一君 そういう何か潜在した真意はよくわかる。今の説明の中でよくわかるのです、潜在した真意は。そこで事業用というものに対しては、具体的には自家用車が実際は自家用車、即、営業用になりたいのだ。そうしてそれを自家用車の余裕のあるときには、やはり営業用にこれを使ってもらいたい。いなかへ参りますれば、これは自家用車というものがどんなに便利な時宜に適した輸送の使命に当っておるかということを、考えなくちゃならぬ
○平林太一君 このもぐり営業ですね、これはおのずから常識的の問題です。自家用がそれでは文字に現われた事業用でないかというと、これはそうじゃない。大衆的な自家用も、やはり事業の一つなんです。それだけのいわゆる車を持って営業をしているということは、その当事者に対してはこれは事業なんです。しかし、それをいわゆる広義な意味において事業として専門にやっておるものと、それから狭義の意味において自家用というものが
○平林太一君 こういうことは根本の、自家用車とそれから営業用に対する根本的な国の輸送の、最も高度に輸送が円滑に行われる、そういう根本の問題についてよくた、だしたいと思う。 それで根本の問題だが、これは自家用車と事業用の自動車と、これはいずれも国の輸送に対する目的を達成していることについては、どっちも変りはないと僕は思う。そこでそういう面を根本の問題として考えるときに、この虚業用のみに重点を置くということは
○平林太一君 私はこの補助金等の臨時特例等に関する法律の一部を改正する法律案に賛成をいたします。 賛成の理由といたしまするのは、先刻来岡君が非常に教育に対するうんちくを傾けられた質疑の大要を拝聴したわけでありまするが、まことに関心深く、義務教育に対して御熱心であることに深厚の敬意を表する次第であります。しかるにこの法案の内容は、岡君が御主張になっておられますその反対の趣旨を、実質的にはこれを最も高度
○平林太一君 それだから、これはいかに、何というか、こういうものを、取締りをし、罰則するということになることを、次々に作ってくろ。それがいわゆる作っているものが、だんだんと、これだけの最高の機関にかけて審議される事柄が、そういう何というか、僕から言いますれば、ただ運輸省の内部におって、そして運輸省外の事情を知らない人である。それでやはり官僚独善というか、何かそういうものの権限を強くしていろということを
○平林太一君 お尋ねしていうことは、今間島君が御説明なさったことじゃないのです。その説明はすでに大臣から聴取しておるし、それからまた要綱においてもわかる。私のお尋ねしているのは、こういう要綱の起案の当事者はどういう人物がいたしたのか、後の質問に対して重要な関係があるから尋ねたので間島君自体がこういう字句なり、文章なり、内容をお作りになったのか、それからまたそれ以外ではどういう人物がやったのか、ということをお
○平林太一君 まず旅行あっ旋業法改正法案要綱、これを起案したもっとも起案の当事者、これはおそらく大臣としての吉野君がこまかいことを要綱に対してお作りになったわけではないでしょうが、当事者はどういうのでこれは作られたか。当事者について伺いたい、根本の問題ですから。
○平林太一君 最も絶好の機会である際に、ただいまの御答弁が私のお尋ねをいたしたことに対しまして、やや抽象的であることをはなはだ遺憾といたします。しかし外交方針の樹立ということは、一朝にしてこれを樹立し得ないものでありまするから、今後これに対して十分なる検討、研さんをいたされて、すみやかにこれを声明し得るものに整備調整していかれんことをこの際要望いたしておきます。 こういうことをお尋ねいたしまする私
○平林太一君 終戦以来十二年の歳月を経過し、講和条約発効後六年の年月を経過いたしました今日、わが国の自主的な外交の基本方針をこの際明確にする必要があるのではないかということを痛感いたします。 〔委員長退席・理事池田宇右衛門君着席〕 外交の基本的原則、外交の基本方針をこの際内外に示し、もって国民の外交に対する関心に対しての秩序を立たしめる。一面においてはこれを海外諸国に対して誤解のないわが国外交
○平林太一君 非常によくわかったのですが、それで三十一年度で新局舎ですね、新しく局舎をいわゆる増置する、増設するというような予定はどのくらいになっていますか、何カ所ぐらい三三。
○平林太一君 それでただいまのそういう技術的なことは、これは、おまかせいたしますから、ただいま御答弁の通りで私の方もよく真意が了解されるわけであります。ただ全体の問題として、そういうことでいやしくもこのために施設を減退させるとか、あるいは廃止するとか、そういうようなことはこの事業の性質上これを避けるようにすることが、かえって郵政事業の実質上にも、サービスの上にも、それは根本の問題として必要なことだと
○平林太一君 町村合併に対処しての郵政事業の整理統合、こういうことは半面から何か町村合併に対して、それに即応して整理統合して行かなければならないというような郵政事業は事業の性質ではない。かように僕は思うのです。そういうようなことでむしろこれは郵政事業が飛躍伸展して行くということが、いわゆる地方に対しての郵政事業としての使命であると思うから、この点はあまり、何かそれになにしなくちゃいかぬというようなことは
○平林太一君 次長は丸山何というのですか、ちょっと名前を……、僕は知りませんので。
○平林太一君 何という人ですか。
○平林太一君 ただいま外務大臣の御答弁中に、交渉再開に対して鋭意力をいたされておるという点については、これを了承いたすのでありますが、一昨年の交渉が決裂をいたしましたその原因として、韓国側があげておりますものは、第一に、いわゆる当時の久保田発言、第二は、日本は朝鮮の全財産の八割五分を要求しておるのである、だからかような過大なる要求には応じ得られない、こういうことが、この二つの理由が交渉前夜に声明をせられて
○平林太一君 御職務上とは申しながら、老躯を押して激職に奉仕をせられつつある首相鳩山君の労苦、心労に対し、この機会において深厚なる友愛の意を表したいと思う。御自重、御自愛あられむことを切に願ってやみません。 緊急と認める数点に対してただしたい。第一は、日本と韓国との関係は悠久の昔からそうであったごとく、永遠の将来にわたって好むと好まざるとにかかわらず、隣国として生存を続けなければならない共通の運命
○平林太一君 それは二百円を三百円にし、五十円を百円にする、それによる増額が八千万と、こういうことですか。
○平林太一君 そうすると、五十四億円に対して一割の金利、まあ一割ということであったが、一割ということは正確ですか。これを一つ御答弁願いたい。
○平林太一君 これは今一応の――特別の御答弁にならないと思うのであります。現在日本航空のいわゆる市中金融機関、そういうものからの借入金というものは、大体こちらでは承知しておるが、正確な総額はどのくらいに達しておるか。
○平林太一君 これは資料の提出を求めたいと思います。先日大臣の御説明中の日本航空株式会社に対する政府出資、それから補助金についてのことであります。一応これを大臣の説明をここで申し上げると、「国際航空事業補助に必要な経費として三億三千五百九十三万円を計上しましたが、御承知のように、日本航空株式会社は創業以来いまだ日浅く、その経営内容を見ますと、国際線について操縦士は外国人をもって充たしている関係上、人件費
○平林太一君 それから利子補給の本年度の三十一億三千二百八十万円、これは当然、三十一年度の第十二次造船計画に対する利子補給に対してのことは後日のことになるので、その点はこれは除外して、三十年度以前の計画造船に対する既定の利子補給、本年度これをいたすべき当該の船舶会社に対する内訳、これを出してもらいたい。これはわかりますね。 それから第三に、もう一つだけ、第一次から第十二次までのこの計画造船を割り当
○平林太一君 予定ということよりも、これは回収金であるから、もうその何の限度に、三十一年度において従来貸しつけたあれが年限に達して、そうして本年度それがつまり返ってくる。返済になる。そういうものを一つ。これはただ、ばく然として、総ワクだけではわからないので、その内訳を詳細に、当該、つまり船舶貸付会社貸しつけをいたした会社から本年度回収される、返済されるものを一応明細にしたそういう資料を願いたい、こういうことなんです
○平林太一君 ちょっと資料を求めておきたいのですが、質疑は後日に譲りたいと思いますが、日本開発銀行の、この開銀の回収金の増加等により貸付原資に余裕を生ずる場合には、三十万トンを建造いたしたい計画である、こういうことですが、この貸付原資の対象となる開発銀行の回収金というものは、おのずからこれは算定されているはずである。であるから、これを次回までに資料として提出せられたいということを、第一に申し上げて、
○平林太一君 この際、この経営委員会の答申に食い違いがあった場合——食い違いというより、総裁の意思と経常委員会の意思が同一でなかった、こういう場合には、どういう処置をとられるか。ことにこれは副総裁、国鉄のいわゆる最高人事ですから、その点明らかにしていただきたいと思います。
○平林太一君 そうすると、総裁が経常委員会に諮問して、経営委員会が同意した場合に、これは正式にそういう措置がとれる、こういうふうに承知してよろしいのですか。
○平林太一君 先にお尋ねをしたいと思うが、前の副総裁の天坊君がやめられた。これについては、そのやめられた理由を、この際政務次官にお尋ねをしたい。当然これは辞表を提出して、これを受理した一応コースがあるでしょう。しかしそれを受理した理由が、どういう理由によってこれを受理したかということを、政務次官から御説明を願いたい。
○平林太一君 だから、りつ然としてこはれ驚かざるを得ない。三十億のいやしくも人命をあずかっておる国鉄が、それが単なる行政監察——スキャンダルはこれは別の問題なんです。行政監察はスキャンダルを摘発して、監査の対象になるものは、いわゆるスキャンダルというようなものを追及してゆく場合には、なり得るものだと思うのであります。監査の結果、これが今日三十億の人命をあずかっておる国鉄が、いわゆる老朽施設とかあるいは
○平林太一君 それからこの機会に先刻から内村君そのほか野党の諸君から質疑がありましたが、いやしくも国家の国利、国営、国策、こういうものに対しましては、私自身としては野党も与党もないと思います。そういうところにいやしくもそういうことの、ことに国利、国営、国策というものに対しての特に態度なんですね。正しい行為に対しましては、これは一つしかない。一あって二あるべきものではございません。それですから、今回の
○平林太一君 今の内村君の問題ですが、事務当局の御説明は、いわゆる事務的なことで取り運びがおくれていると、あるいはそのためにいろいろと停頓しておるというふうに感じられるのは、事柄が事柄であると、こういう問題は。だから、そういうようなことはむしろ枝葉末節の問題である。だから、このことはまあ大臣、吉野君に私はこのことを申し上げるのは、こういうことを大臣がやるのが、やはり政治的にこれをやれと、いついつかまでやれということで
○平林太一君 今、副総裁の意見は一応聴取いたしたわけでありますが、何か副総裁は公共企業体、それから国でやるというようなことを、非常にむずかしくお取り扱いになっておるようであります。いわゆる国有鉄道、つまり国の予算でやる国有鉄道がやるということは、大同小異の事柄であって、ことさらに何か理由をつけて二つに分けることが、いわゆる先刻申し上げた通り、乗車券というものは、これはあれば使うというような場合も若干多
○平林太一君 これはこの根本の問題ですが、技術的にこの予算上の措置をどうするかということが、私は参議院としてはきわめて常識的に処理すべきことが非常に大切だと思うのですが、まあ今国が直接の予算で出すべきである。それから無賃乗車券でありますから、当然いわゆる国鉄が常識的な態度をもってそうしてこれを処理する、こういうことが考えられるわけですが、国鉄の赤字ということは、無賃乗車券に対してはつまりいわゆる赤字
○平林太一君 その点、私も予測いたしておりましたことが、調査事項に対していろいろ慎重を期せられたということが了承できたのであります。従いまして、との調査ということに対しますれば、当然総合開発に対してこれを断行するために、国土に対するただいま問題となっておりまする経済的価値というものが私は最も重要なものとして考らえれますが、田中案なるものが技術的にきわめて多年慎重にこれが検討された結果、立案せられたそれを
○平林太一君 先ほど来赤木君、小沢君等から、調査という問題について、非常に慎重かつ峻厳な御質疑があったのでありますけれども、私の承知する範囲におきましては、本道路に対しましては、調査及び検討に対する事柄に対しましては、いまだわが国の道路建設の過去の歴史の過程におきまして、まれに見るところの民間調査が行われておる、かように私は信じでおるので、この際その点を明らかにせられたいと思います。本道路に対しまして
○平林太一君 これは今御答弁があったが、この立法に対する最も原因となる反証としては、横浜港内が当初からこれはこういうことを例証として上げられておったが、ところが、今具体的に伺ってみると、何かこれを立法するということの原因ですね、必要が認められない。であるから、そういう意味でこれはこういう用意を運輸省がするのではなくて、何か一つの企業に対する、いわゆる定期あるいは不定期航路のその輸送上に対する何ものかの
○平林太一君 そうすると、この横浜港内のこの不定期航路事業、これはいずれにしても個人の海上旅客輸送企業である。営業である。そうすると、企業であるということの方のなにを前提におかなければならぬのですが、これを今度は端的にいうと取り締るということになるが、免許制ということが不安ですね。非常な輻湊をするので、横浜港内の旅客輸送航路というものを取り締らなければならぬ、それから免許制にして整備しなければならない
○平林太一君 この立法を用意した動機、そういうものはいつごろであったんですか。これに対して運輸省がいつごろこういう立法をしなければならぬということの用意をなさったのか、時期がね。それには一つの動機があるだろうと思う。こういうものは今までなかった。その原因ですね、立法化の原因、動機及びそれに対する用意期間というものがある。その間に相当検討されたわけでしょうが、そういうものの経路ですね、ちょっとお話し願
○平林太一君 今お答弁がありまして、私もよく了承いたすのであります。それで私の申したことで、今お話の中で欠けていることは、ともかく階級的な意識というものは、これは下の方からは措置できないものである。まず国鉄最高部の、また現地におきましては現地における上層部の幹部というものは、一つ心を入れかえて、そうして下級の従事員に対して従来と全然気持を入れかえて、非常なる愛情とそうして敬愛の気持を持って、よく国鉄一家
○平林太一君 近年非常に、相次いで国鉄の事故が頻発するということに対して、総括的にあなたの御意思を確かめておきたい。 私の見ましたところによりますと、やはり鉄道にしても、海運にしましても、運転する、動かすということに対して、物と人とが一心同体になって初めて完全なる運行というものができるのである。しかるに近年国鉄の事情というものは、事故の起きる原因、いわゆる物と人との心がややもすれば離れ離れになっておるということを
○平林太一君 北富士演習場米軍実弾射撃問題に対し、この際、内閣総理大臣鳩山一郎君、外務大臣重光葵君に対し、その所信をただし、且つこれが責任に対し、これを明確にせられることを望むものであります。 質疑に先だちまして、現地の事情を申し上げるのでありまするが、ことに実弾射撃開始以来、現地住民の多くの人々はこんぱい、恐怖、苦悩の状態に置かれて、正常なるその職務につくあたわざるの事態に今日立ち至っておる次第