1966-06-07 第51回国会 衆議院 社会労働委員会 第43号
○山本(幸)委員 いま、私の名前を特にあげられたのですが、野原君が言っているように、ほかの案件と違って、特にこの問題は三党が議長あっせんで了承している。それに端を発して法律が出たわけですよ。その法律の趣旨説明が明らかになっておるというのです。しかも、この法律の趣旨説明はきわめて簡潔のものです。この趣旨説明を見れば、それに準拠して初めて院議が決定されておるわけですから、これを否定することは許されませんよ
○山本(幸)委員 いま、私の名前を特にあげられたのですが、野原君が言っているように、ほかの案件と違って、特にこの問題は三党が議長あっせんで了承している。それに端を発して法律が出たわけですよ。その法律の趣旨説明が明らかになっておるというのです。しかも、この法律の趣旨説明はきわめて簡潔のものです。この趣旨説明を見れば、それに準拠して初めて院議が決定されておるわけですから、これを否定することは許されませんよ
○山本(幸)委員 それはちょっとおかしいと思うのです。なるほどあなたの意見はそうかもしらぬけれども、倉石委員会からの経過を見ても、倉石君自体が、これは疑義があると言って、ああいう結論を出したわけですから、その後に三党間で話し合いをして、自民党も疑義があることを認めて、そこで審議会に回すことになったのでしょう。私はそういう客観性を言っているのです。あなたの意見を言っているのじゃありません。その点どうなんですか
○山本(幸)委員 関連して聞きたいのですけれども、先ほど書記長が質問した点をもう一ぺん確認してもらいたい。 あなたの信念では、抵触していないから、国内法を出したのだとおっしゃる。ところが三党間で話し合いをした結果、いわゆる問題点について、これを審議会に回そうということになったわけです。これは客観的には抵触する疑義が多分にある、したがって、問題点ということばを使って回しているのです。あなたの信念は別
○山本(幸一)委員 ただいまの答弁は私は適切だと思いますが、先ほど岡木さんが指摘されたように、私どもがボーリング、破壊検査のあとを見に行ったわけです。ところがボーリングというものはコンクリート側の表面に近いところをされております。こんなところを何ぼボーリングやったって、それはコンクリートないしは玉石の周囲ですね。それから破壊検査をやった個所を見ると、大体三十センチから三十五センチ四方。普通は一メートル
○山本(幸一)委員 関連。河川局長、建設大臣もですが、先ほどから聞いていると補助工事である、したがって建設省にも責任がある、こういうことですね。けっこうなことだと思います。 そこで一番重要な問題は、鑑定人の鑑定結果を承ると、これこれの補正をやれば安全性がある、こう言っておりますね。私はぜひやってもらいたいと思います。やってもらいたいと思うが、工事を請負人と県側が契約するときに、一定の仕様書が出ているわけです
○山本(幸一)議員 どうもこれは増田さんからえらいことを言われて、私が答弁しなければならぬということはまことに恐縮ですが、先ほど増田さんから、近畿圏と中部圏のおのおのの開発整備の関連について御説明がございましたので、その点私はもう触れる必要はないと思います。問題は、岡本さん御心配の点は全く私は重要な問題だと思います。御指摘のとおりに、近畿圏におきましては、やはり水不足の重要なポイントが琵琶湖であることは
○山本幸一君 私は、第五十臨時国会の冒頭にあたりまして、日本社会党を代表して、政府の決意をただしたいと思います。(拍手) 佐藤総理にはたいへん耳ざわりのことかとも思いますが、先般、ある言論界の古参の人が私に対して、「自分は戦後歴代総理の公約を多く知っているが、これらの歴代総理が公約の実現に成功しなかったとしても、何ぶんの努力と誠意のあとを認めることができた。しかし、佐藤総理の公約に至っては、何となく
○山本(幸一)委員 くどいようでありますけれども、国会議員は何も政府のためにできておるのではありませんし、県市議会議員も、県や市当局のためにできておるのではなしに、これはやはり民主的な選挙の手続を経て、それぞれ国会議員は何万票の信任を得、また地方議員もそれぞれ必要な票の信任を得て出ておるわけでありますから、したがって私は、もう理屈抜きに、そういう人々の身分の重要さ、それからその人々の発電というものは
○山本(幸一)委員 それじゃ、私からいまお尋ねしようとする内容について少しく申し上げてみたいと思うのですが、これはちょっと私のひとりしゃべりになるおそれがありますけれども、やはり大臣、関係者に内容を聞いていただかぬとその質問の趣旨がわかりませんで、恐縮ですが、ちょっと時間をかりたいと思います。 お伺いしようとするその内容は、三月九日午前中に岐阜県議会の本会議が開かれたわけです。そこで渡辺嘉藏という
○山本(幸一)委員 どうも私は声が悪いので、前列に立たしてもらって、はなはだありがとうございます。こういう民主的な運営をやっておられる地方行政委員長に感謝いたします。 大臣にきわめて簡単にお尋ねしたいんですが、実は私がお尋ねしようとすることは、地方自治体及び地方議会の運営に関してでございます。そこで、まず冒頭にお尋ねしたいんですが、万一地方議会等がきわめて不当な運営をした場合に、自治省当局ではこれに
○山本(幸一)委員 大平さん、いまあなたおっしゃったように、これらは団体のほうへ扱い方をまかしておるということでしたね、規制等について。そういう御答弁でしたな。
○山本(幸一)委員 これは、もう一ぺんわかりやすく言うと、在日朝鮮人にそれぞてれ選手がおるわけです。そこで、北朝鮮がオリンピックに参加するについて、在日朝鮮人の選手に、本国で予選をやるものですから、その予選参加の勧誘が来ているわけですね。それについて、在日朝鮮人の団体である朝鮮人体育会、これが外務省と折衝をしておる、こういう記事なんですよ。入管局次長、わかりませんかあなたのほうで。
○山本(幸一)委員 それでは、時間がないようですから、端的に結論だけ質問しますが、政府がオリンピックの選手に対して非常に寛大な措置をとられる、いわばスポーツは国境を越えて、あるいは政治無差別、こういう立場で入国をそれぞれ許可されておる。これはたいへんいいことだと思うのですが、実は、私、きのうのスポーツ新聞を見ますと、こういうことが記事に出ておるのです。「北朝鮮オリンピック委員会から十五日、在日朝鮮人体育会
○山本幸一君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員大野伴睦先生は、去る五月二十九日、東京信濃町慶応病院において急逝されました。まことに痛惜の念にたえません。 私は、ここに、皆さんの御同意を得て、議員一同を代表して、つつしんで哀悼のことばと、あわせてお別れのことばを申し述べます。(拍手) 大野先生は、明治二十三年九月二十日、私と同村の岐阜県山県郡美山村の素封家に生まれられました。
○山本(幸一)委員 あなたは、いろいろ、国際間の諸問題、それから日本の外交方針から来るいろいろな方針、そういうことをからめていまお話しなすったのですが、私の申し上げておるのは、現に貿易が行なわれておるわけですね。それから、日本の商社も、困難ではあるけれども、やはり北京を通じて北鮮へも行っておる事情があるわけですね。そういう困難な中でも、できる限りの貿易がスムーズに進行するような努力をしておるわけです
○山本(幸一)委員 そうすると、私どもと懇談したことはそのとおりでありますし、当日御出席は、社会党の議員ばかりでなしに、外務委員長も法務委員長も御列席であったということも間違いないと思うのです。 そこで、ひとつぜひお尋ねしたいのですが、当時私から文書を差し上げたとおり、日本と北鮮との貿易は、いろいろな制限が撤廃を受けてからすでに三年です。御承知のとおり、年々歳々かなりの量がふえております。しかも、
○山本(幸一)委員 先ほど委員長のお話によると、法務大臣の時間がないそうです。私のほうはこま切れ質問でははなはだどうかと思うのですが、武士は相見互いですから、あなたが時間があまりないとおっしゃるのを無理やり私は引きとめようとは思いませんので、できるだけ簡潔に申し上げます。どうかひとつあなたも簡潔に御答弁願いたいと思います。 すでにお聞き及びだと思いますが、当委員会で、昨日から開かれておる大阪市の国際見本市
○山本(幸一)委員 大平さんの御答弁でかなり尽くされておると思うのですが、今度の三名の入国を許せば、当然貿易に関しては次に受けとめる用意を持たなきゃならぬ、全くそのとおりだと思うのです。私もまたその立場で御質問申し上げている。それはほかのことには触れておりません。また、ほかのことに触れようとは思わぬし、あくまでもケース別にぼくはものを申し上げておるつもりだから、したがって、三名の貿易代表が入れば、これはおのずから
○山本(幸一)委員 せっかくの答弁で、くどいようですけれども、いままで私は、法務大臣からも、官房長官からも、あるいはあなたからも、この三名の貿易代表の入国について、これは日韓交渉のめどがついてからというお話は一ぺんも承ったことはないのです。なるほど、北朝全体の問題については、俗に言う往来の自由、もっと厳格に言えば往来の保障ということばを私は使いたいのですが、そういう問題については、たびたびお会いしたときに
○山本(幸一)委員 いまの外務大臣の答弁は、答弁としてはかなり親切を尽くしておると思いますが、私どもまだいささか理解できぬのですけれども、日本政府の基本的な方針としては、中国以外の共産諸国といえども政経分離の方針には変わりはないのですか。
○山本(幸一)委員 そうすると、大平さん、あれですか、過去に呉学文さんがたびたび入国されたその際に外交上好ましからざる言動をしておられる、したがって、それはわが国の外交基本方針、基本政策に反する、だから今度はお断わりしたのだという御答弁ですが、一体呉学文さんはどういう発言をされたのですか。過去にどういう発言をなすったのですか。それを承りたいと思います。
○山本(幸一)委員 それでは、私、実は、きょう御質問申し上げようとしていることは、大平外務大臣はよく御承知だけれども、四月九日に大阪市において国際見本市があるわけです。これに対して北朝鮮の商社代表が三名入国の査証手続をいたしております。したがって、私はこのことについて主としてお尋ねをするわけですが、その前に、簡単ですけれども、この一両日問題の、南漢宸さん一行のうち呉学文氏が入国を拒否されておりますから
○山本(幸一)委員 私の判断でまいりますと、この記事はきわめて明確で、しかも正確を期さなければ、これだけの長文の記事はなかなか書けないと思います。したがって何人の常識から考えてみても、これだけ正確にして、しかも長文の記事は第三者の話であるとか、または県庁の役人の話であるとか、そういうものの話を聞いての取材でないような気がいたします。その点はいかがですか。
○山本(幸一)委員 さよういたしますと、去る一月二十五日、岐阜日日新聞の記事のうち、こういう大見出しがございます。「県教委、高校教員異動で新方針、組合脱退者を優遇”差別人事”と新たな波紋」、約六段にわたる大きな見出しで、かなり長文の記事が出ておるわけです。簡単にその内容だけをこの機会に読み上げてみますと、まず前文では「春の教員異動をまじかにひかえ、県教委ではさき、ころ開いた県高校教職員対策協議会で、
○山本(幸一)委員 午前中に小川参考人、竹沢参考人及び山岸参考人から、それぞれ所見を承りましたが、私はこの際、他の参考人の一人である岐阜日日新聞社編集局報道部副部長三輪隆正君、この方の所見をひとつ承りたいと思います。いま読みましたように、三輪さんは日日新聞社の編集局報道部副部長という職責でありますが、あなたは県庁クラブの所属記者であり、同時にまた主として県庁の取材に当たっておられるかどうか、これをまず
○山本(幸一)委員 私ども文部省の態度が実にあいまいだと思いますし、それからこういう重要な問題について全然情熱をお持ちになっておらぬように思います。 そこで、私は議論は申しませんが、文部大臣にお尋ねします。いま山中委員が読み上げました朝日新聞、岐阜日日新聞、少なくとも権威のある新聞が、いわゆる通達文書の内容といわれるものは、私が申し上げたように一言一句違っておりません。しかしこれをもあなたのほうは
○山本(幸一)委員 私はくどいことを申しません。大体否定的な態度でしょうからあまり深くその点には触れませんが、たとえば具体的な事例をとりますと、岐阜県高山市の教職員組合が全員脱退をしておるわけです。そこで県教組に対して脱退届けが出ておるわけです。その脱退届けの理由を読んでみますと、「私たちがこうしなければならなくなったのは単に教育の問題のみでなく、明らかに政治的な何ものかの力によるものであり、高山市教育委員会
○山本(幸一)委員 ちょっと関連して。いま山中委員から岐阜県の唯一ローカル新聞、岐阜日日新聞の記事と、それから朝日新聞の記事をそれぞれ読み上げられたわけですが、記事の解釈は別にして、県教委が出したか出さぬか知らぬが、いわゆる通達文書なるものの内容は、一字一句も違っておらぬわけです。そこで初中局長は報告を受けたが、そういう事実はない、また校長会議においては口頭でそういう事実のないことを明らかにした、こういう
○山本幸一君 私は、日本社会党を代表して、わが国の将来にとって、きわめて危険な内容を持つ日韓会談に関しまして、主として池田総理にその所見をたださんとするものでございます。(拍手) いま、日韓会談の進行状況を見ると、懸案の漁業問題の解決を急ぎ、一挙に政治的な妥結をはからんとする機運が見受けられているのであります。政府は、南北朝鮮のうち、一方の韓国とだけ国交の正常化をはからんとしているのでございますが
○山本幸一君 ただいまの総理の御答弁は、聞けば聞くほど私どもは納得ができませんし、さっぱり内容がわかりません。 まず、第一に御質問申し上げたいのは厚生白書でありますが、厚生白書を、総理は、あれは戦後二十七、八年ごろにできたものを、七、八年後の今日出したものであって、これに注意をしなければいかぬ、こういうことをおっしゃってみえますが、これは、どうも、総理が逃げ言葉をおっしゃっておられるのであって、少
○山本幸一君 私は、日本社会党を代表して、総理の所信表明に対し、以下、数点の質問をいたしたいと存じます。(拍手) まず、私は、先ほど総理の所信表明をお聞きして、残念なことには、何一つ内容をお聞きすることができなかったのであります。(拍手)はなはだ遺憾だと存じております。過ぐる総選挙の際の池田総理の公約は、選挙が終わったとたんに次から次へとくずれつつあるのは言うまでもございません。 私は、この際、
○山本(幸)委員 私もちょっと一言あるのですが、あなたの立場を考えて簡単にやりますから……。 端的に申し上げますが、今伺った報告書は最終的なものですか、御答弁を願います。
○山本(幸)委員 総理の所信の中にそういうものが含まれるという御説明ですが、あるいは含まれるかもしれません。しかし、その含まれ方というものは、きわめて抽象的で簡単だ。これこそ簡素である。それでは、国民は納得することができないと思う。従って、所管大臣が、しかも、外交の場合には外務大臣みずからが具体的な交渉に当っておるのだから、具体的な交渉に当っておる人みずからが、国民の前に明らかにすべきである。経済問題
○山本(幸)委員 きわめて簡単に簡素という言葉を使われたのですが、どういう意味で簡素と言われたか知らぬけれども、なるほど、国会法には、参議院の通常選挙が終った後には一カ月以内に国会を召集しなければならぬという規定があります。その規定を作った精神というのは、もちろん、その当時は参議院の構成等の関係もあろうからということも十分考慮に入れてやったのです。私どもは、やはりこれは両院平等という立場からいって、
○山本(幸)委員 官房長官にちょっと伺いたいのですが、かねがね御承知だと思うのですが、私どもとしては、政府及び自民党に対して、今度の国会で首相の所信表明、施政演説、あるいは大蔵大臣の経済演説、外務大臣の外交演説、これをぜひやるべきであり、また政府も進んでやるべきではなかろうか、こういうことでたびたび申し入れをいたしておったわけです。きょうまでに総理の所信表明だけは応ぜられた様子でありますが、われわれは
○山本(幸)委員 なかなか川島幹事長は名答弁をなすったようですけれども、大へん抜けたところがあるんです。実は、御承知のように、この申し合せができましてから、衆議院と参議院の話し合いで、国会に対するいわゆる集団的要請行動規制に関する特別委員会ができたことは、御承知の通りだと思います。その当時、委員は、時間的な関係で、衆議院からそれぞれ選ばれましたけれども、あとから二名ずつ参議員も追加することに、ちゃんと
○山本(幸)委員 衆議院のあの事態を収拾するためにやったんだとおっしゃるのだが、これはおかしいと思うのです。衆議院の事態を収拾すると同時に、それより重要な問題は、あのような事態を再び起させないために申し合されたんじゃないですか。その点はどうですか。
○山本(幸)委員 ちょっと関連して御質問しますが、川島さん、あなたの今の御答弁を伺っていると、これは、衆議院での申し合せ事項であって、参議院は慣例、現状が違っている、こういう御答弁でありますが、一体この申し合せはどういう名称なんです。国会正常化の申し合せですか、それとも衆議院正常化の申し合せですか、それを一つ伺っておきたい。
○山本幸一君 私は、ただいま上程の岸内閣不信任案に対しまして、日本社会党を代表して賛成の討論を行うものであります。(拍手) 第三次岸内閣は、組閣以来一年を迎えようといたしておりまするけれども、いまだに、残念ながら、見るべきものは何一つございません。しかし、その反対に、不信任の数々はあまりにもあり過ぎて、私があきれ果てるばかりでございます。ここに、私は、問題を数点にしぼりまして、岸内閣の不信任を証明
○山本(幸)委員 前回の委員会、また前々回の委員会で、たびたび私の方からこの決議案の扱い方について御要望申し上げたのですが、自民党側は、明日または明後日に何とか扱い方についてお答えをするということで、本日に至っております。本来なら、こういうばかな、何でも事あるごとに引っぱるという自民党の考え方は、国会運営上まずいと思う。しかし、きょうは日程がたくさんあるし、そういうことを議論すると時間がかかりますから