2021-06-08 第204回国会 参議院 環境委員会 第15号
○山下芳生君 実は、日本でも歴史があるんです。 二〇〇三年、京都大学大学院医学研究科の小泉教授らのグループが全国八十か所で調査を行いました。河川水や水道水でPFOA汚染が確認されました。 資料一は、この二〇〇三年の調査を後追いで報道した産経新聞の記事などであります。ほとんどの河川では一リットル中のPFOAは数ナノグラムないし十数ナノグラムでしたけれども、大阪市に流れる淀川では百四十ナノグラム、兵庫県尼崎市
○山下芳生君 実は、日本でも歴史があるんです。 二〇〇三年、京都大学大学院医学研究科の小泉教授らのグループが全国八十か所で調査を行いました。河川水や水道水でPFOA汚染が確認されました。 資料一は、この二〇〇三年の調査を後追いで報道した産経新聞の記事などであります。ほとんどの河川では一リットル中のPFOAは数ナノグラムないし十数ナノグラムでしたけれども、大阪市に流れる淀川では百四十ナノグラム、兵庫県尼崎市
○山下芳生君 PFOSとPFOAは、用途としては例えばフライパンのテフロン加工ですとか泡消火剤などに用いられておりまして、ほとんど分解されない永遠の化学物質と、フォーエバーケミカルとも呼ばれております。 これらの物質がストックホルム条約で禁止されるに至るまでには歴史がありました。 アメリカでPFOAを開発したデュポン社は、既に一九八一年には動物実験によって有害な物質であることを認識しながら、工場外
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今日は、化学物質による環境汚染について質問します。 まず環境省に伺いますが、PFOSとPFOAという物質はどういう物質か、国際的にどのように規制されているのか、簡潔に説明いただけますか。
○山下芳生君 ようやく把握が始まったという感じで、それがどういう影響を与えるのかというのはこれからだと思います。 片や、ペットボトルの蓋には多くの添加剤が含まれています。資料六を御覧ください。 これも農工大高田先生作成の資料なんですが、タイトル、全てのペットボトルのキャップから環境ホルモンが検出されたということで、製品名、お~いお茶、午後の紅茶、アクエリアス、ポカリスエット、三ツ矢サイダー、もういつも
○山下芳生君 さらに、ペットボトルについて深掘りしたいと思うんですが、資料四は、環境省の海洋ごみ実態把握調査による漂着ごみ実態把握調査の結果であります。漂着ごみを品目ごとに集計し、人工物のうち占める割合が大きい上位十位を整理するとこういう結果になるんですが、個数ベースでは、ボトルのキャップ、蓋が一七・六%で一位となっております。四位は飲料用ペットボトルの本体で六・九%と、もうペットボトル由来の漂着ごみがいかに
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 前回、全てのプラスチックは遅かれ早かれマイクロプラスチックになると、そして環境や人体に深刻な影響を及ぼすということを最新の知見に基づいて告発をいたしました。プラスチックを大量生産しリサイクルするのではなくて、私たちの社会から減らし、なくしていくことが必要だと問題提起をし、小泉環境大臣ともその認識の方向性は共有できたと思っております。 今日は、プラスチック
○山下芳生君 大事な御認識だと思います。 NHKの番組では、マイクロプラスチックを魚や貝が誤飲すると、本来の餌の摂取量が減って成長が阻害され、繁殖に影響すると、それがそうした魚介類を餌にするより大きな海洋生物の繁殖にも影響すると指摘しておりました。 資料二枚目に、番組で紹介された、これは九州大学の磯辺篤彦教授の研究ですけれども、海水中のマイクロプラスチックの量が一立方メートル当たり千ミリグラムに
○山下芳生君 私もそう思いました。本当に審議にも生かしていきたいと思う番組でしたけれども、番組は、プラスチックという素材がどういう性質を持っているのか、環境や人体にどういう影響を及ぼすのか、映像と解説で最新の研究成果が非常によく分かるものとなっていました。 この番組にも刺激を受けましたので、今日、私たちの生活の中に様々な製品として存在しているプラスチックという素材がどういう性質を持っているのか、私
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今日から、新法であるプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案の審議に入りますが、海鳥や鯨など海洋生物がプラスチックの破片やレジ袋などを大量にのみ込んで、生態系に悪い影響が出ていることは多くの人に知られつつあると思います。浜辺のプラスチックごみを清掃する活動は貴重であり、取り組んでいる方々に敬意と感謝を表したいと思います。 同時に、近年、五ミリメートル
○山下芳生君 累積影響について、この事業者は、自らの増加分は少ない、影響は小さいと言うんですね、自分ところは少ないんだと。しかし、これ、累積したら影響が出るというのが新しい北大の研究ですので、自分のところは小さいよというふうに言っちゃうのは、これはやはり住民の理解得られないと思いますので、そういう観点から見ていただきたいと思います。 資料二枚目に、石狩湾は、実は環境省のゾーニングモデル事業において
○山下芳生君 風車を大型化すればするほど羽根の先端部分の速度が大きくなって低周波音の音域の音圧が増すと、遠くまで届くというふうに言われております。 それから、石狩の洋上風力に対する知事意見でも累積的な影響を懸念するという言葉が出ておりますので、既に三か所、十九基、六万キロワット、その上に巨大な風車十四基、十万キロワットが累積するので、これ、なすがままにしておいていいのかなということなので、直ちに知見
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 私はかねてより、再エネの飛躍的普及のためには住民の納得と合意が得られるルールが必要だと主張してまいりました。今日は、そのことを示す具体的な事例を幾つか紹介したいと思います。 資料一にあるのは北海道石狩市ですけれども、現在、石狩湾新港周辺の陸上部で、風力発電が三か所、十九基稼働しております。風力発電では低周波音による耳鳴りや睡眠障害などの健康被害が各地から
○山下芳生君 まあ、そういうふうに言われるんでしょうけど、そう言われるんじゃないかなと思って、資料一に、これはG7加盟国の石炭火力の方針を示した、イギリスのシンクタンク、E3Gの報告書などから作成した、これ朝日新聞の一面に載っていた図ですけれども、これによりますと、フランスは二〇二二年、英国は二〇二四年、イタリアは二〇二五年、カナダは二〇三〇年、ドイツは二〇三八年までに石炭火力を廃止する方針になっています
○山下芳生君 この共同声明で各国国内の石炭火力について述べたパラグラフ、三十二パラグラフを見ますと、ここの冒頭に、我々は、石炭火力発電が世界の気温上昇の唯一最大の原因であることを認識しというのがあるんですね。石炭火力が唯一最大の気温上昇の原因だと、これは非常に明快にすぱっと言い切っています。それから、その結論として、二〇三〇年代の電力システムの最大限の脱炭素化に今コミットするという結論になっております
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 五月の二十日、二十一日、G7気候・環境大臣会合がオンラインで行われました。小泉環境大臣も参加をされております。聞きますと、G7の大臣会合が気候・環境大臣でセットされたのは今回が初めてだということであります。G7の議長国がイギリスということで、六月のですね、今度十一月に開かれるCOP26の議長国もイギリスということもあってこういうテーマが設定されたのではないかと
○山下芳生君 分かりました。新たに発電事業者となる、まあ入札する神戸製鋼の逃げ道をちゃんと用意してあるという御説明だったと思いますが。 そうすると、だったら、単に逃げるんじゃなくて、売電先の削減の努力をちゃんと発電事業者として確認しなさいよということに対して、経産省は、この環境省とのやり取りの中で、神鋼と関電が同じグループならまだしも、別企業なんだから、神鋼が関電のCO2排出抑制の状況を継続的に確認
○山下芳生君 私、不適切なやり取りと言っていません。頑張っていると言っているんですよ、環境省。 それで、今ちょっと二月合意のことが先取りして言われましたけど、まだこの段階では二月合意は至っていないんですよね、局長級取りまとめという段階だった。 経産省に伺いますけど、私、このやり取りとこの結論を見てひどいなと思ったんですよ。それは、石炭火力の新設をするのに、発電事業者である神鋼は、売電するということで
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 小泉大臣と論戦できることを楽しみにしておりましたので、御出席いただけてよかったと思っております。 地球温暖化対策、気候変動、気候危機に対応する上で何が必要かと。省エネ、再エネ、この飛躍的な普及とともに、温室効果ガスを削減する、排出抑制する、とりわけ先進国の中では石炭火力発電所を二〇三〇年までに全廃するということが不可欠な課題となるというのが国際社会の一致
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 まず、憲法審査会の運営について意見を述べます。 そもそも憲法審査会は、改憲原案を発議し、審査する機関です。しかし、世論調査で政権に期待するテーマは何かと問われて、改憲と答える人は数%にすぎません。日本共産党は、国民世論が改憲を求めていない中、憲法審査会を動かす必要はないし、動かすべきでないと考えます。 次に、憲法改正国民投票法について幾つか意見を述べます
○山下芳生君 ありがとうございます。 関連して、小西参考人にも伺いたいと思うんですけれども、先ほど意見陳述の中で、二〇三〇年四六%削減を実現し、更に五〇%を目指すには、二〇三〇年石炭全廃止が必要だと。これが残っていると、つまり石炭火力が残っているとということだと思いますが、四六%は出てこないと、そうおっしゃいました。もう石炭火力全廃なしに、菅総理が四六%と世界に約束したこの三〇年目標はできないんだと
○山下芳生君 ありがとうございます。 もう一度、もう一問、小島参考人に伺いたいんですけれども、先生、自己紹介でも述べられたように、横須賀石炭火力行政訴訟の弁護団長もされているということですが、私も横須賀火力発電所の問題を含んで石炭火力について度々当委員会で取り上げてまいりましたが、この温暖化対策、気候変動対策、気候危機を回避するという点で石炭火力の問題をどう考えればいいのか、どう考えておられるのか
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。 まず、小島参考人にお尋ねします。 私もこの間、環境影響評価、アセスの在り方について当委員会で取り上げてまいりました。先生の先ほどの意見陳述では、もう時間がなくて、資料最後のアセスの部分については全くお述べにならなかったと思うんですが、アセスの在り方について改めてお考えを聞かせていただけますでしょうか。
○山下芳生君 資料一に、今言われたことを数字で示された資料、これは日本郵政の資料です。 募集人の処分状況、これは現場で渉外職員としてかんぽ生命の契約をされる方ですが、懲戒解雇、累計二十八人です。それから、募集人の当時の管理者等の処分状況、上司の方ですけれども、停職、累計十三人ということになっております。要するに、管理者は重くて停職止まり、そして現場の渉外社員は懲戒解雇まであるわけですが、これ先ほどの
○山下芳生君 三月に私の事務所に一通の手紙が届きました。長年、地方の郵便局の渉外社員としてかんぽ生命保険などを販売していた方からであります。 手紙には、不正営業が問題となった時期は、数字第一、四半期ごとの達成額が重要で、無理な営業によって信用を失った、自分は地域のお客様に迷惑を掛けられない、そんな営業はできない、アルバイトで食いつなげばいいと三十年以上勤めた職場を辞めた、妻は泣いていた、こういう手紙
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 二〇一九年、日本郵政グループによるかんぽ生命保険の不正販売が発覚し、大きな社会問題となりました。認知症の高齢者に一年間で十件以上の新規契約をさせる、新旧の契約を重複して結ばせ保険料を二重に払わせるなど、悪質な事例が全国で組織的に展開されておりました。 同年十一月、私は総務委員会で、当時の日本郵政長門社長、日本郵便横山社長、かんぽ生命植平社長に対し、この問題
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 会派を代表して、温暖化対策推進法改正案について関係大臣に質問します。 法案に入る前に、田村厚労大臣に伺います。 新型コロナの感染者が入院できず必要な医療を受けられない事態が広がっています。国が主導して全国レベルの連携を強め、病床確保や医師、看護師の派遣など、緊急対策を行うことを求めます。 大阪の事態は特に深刻です。二点提案します。 第一は、大阪への
○山下芳生君 幾ら言っても、百四十六位ですよ、言い訳できませんよ。私は、コロナを封じ込める立場に立たない政府の姿勢こそ今一番の問題だと思います。 今政治がなすべきは何か。コロナを封じ込めるための大規模検査を実行することですよ。中小業者の皆さんが事業を続けられる十分な補償を行うことです。そして、医療機関の減収補填に踏み切り、病床を確保するためにありとあらゆる手だてを尽くすことです。そして、東京オリンピック・パラリンピック
○山下芳生君 何度も流行の波が起こる、今後も起こり得るというのは、これからも繰り返すということを担当の大臣が、これから宣言を発出するときに発言してしまったんですよ。余りにもこれは、国民に対するメッセージとしては誤ったメッセージになってしまっていると思うんですよ。 今頑張っていると言っているけれども、先ほどからどの国でも繰り返すんだとおっしゃっていたけど、で、ハンマー・アンド・ダンスということを衆議院
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 衆議院の質疑を聞いていますと、西村大臣から驚くべき答弁がありました。緊急事態宣言の再発出となった今の状況について問われて、西村大臣は、何度も流行の波が起こる、今後も起こり得ると答弁したんですね。耳を疑いました、政府にはコロナを封じ込める姿勢はないのかと。何度も流行の波が起こる、今後も起こり得るというのは、そういうことですよね。コロナを封じ込める立場には立たないということですよ
○山下芳生君 今回のモデルケースになったと思われる一つケースを紹介したいと思うんですが、瀬戸内海国立公園の六甲山地域なんですけれども、かつては企業の保養所などでにぎわっていた同地域を活性化させるために、二〇一八年の三月に六甲山再生委員会が設置されました。参加者は兵庫県、神戸市、神戸経済同友会、神戸商工会議所、阪急阪神ホールディングス株式会社、六甲山観光株式会社などで、自然保護団体や生態系に詳しい有識者
○山下芳生君 私は、今回の改正案でそのバランスが崩れるのではないかという危惧を持っております。 第一に、法案で新設される協議会なんですけれども、法案では、自然公園内で宿泊施設等の営業を行いたい事業者が中心となって都道府県や市町村とともに協議会をつくります。この協議会が事業計画を策定し、環境大臣に申請するわけでありますが、認定されれば、事業者が自然公園内で事業を行うための許認可手続については既に許認可
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 まず、大臣に基本的な認識を伺いたいと思います。 私、学生時代にワンダーフォーゲル部に所属しておりました。ワンダーフォーゲルというのは、資本主義の発展期に人間が疎外されるという環境が生まれる中で、自然の中で人間性を回復しようというドイツやヨーロッパから広がった運動であります。私も、里山から日本アルプスまで、日本各地の豊かな自然に接してまいりました。働くようになってからも
○山下芳生君 ずらしたら駄目ですよ。約束は、汚染水について関係者の理解なしに放出は行わないというのが漁業者と国、東電との約束だったんですよ。しかし、理解されないまま放出を決めちゃった、約束をほごにしたんですよ。これからのことを聞いているんじゃない。 約束をほごにしたその関係閣僚会議の場にあなたもいた。何か言ったんですか、駄目だと。何も言わずに黙って賛成したんですか。
○山下芳生君 小泉環境大臣は、二〇一九年九月十二日、前の大臣が海洋放出しか方法がないというのが私の印象だと発言し、福島の漁業関係者から反発の声が上がったときに、福島県漁連の幹部と面会し、福島の漁業者に不安を与えてしまい、後任の大臣としておわびしたいと陳謝されました。 その漁業者に対して理解を得られていると言えないと、さっき、反対していることは承知しているということは、理解していないということですよね
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 まず、資料一を御覧いただきたいと思います。 これは、平成二十七年八月二十五日に、東京電力社長が福島県漁連会長に回答した文書の写しであります。赤い下線を引きましたが、関係者の理解なしには、いかなる処分も行わず、多核種除去設備で処理した水は発電所敷地内のタンクに貯留いたしますとあります。 この内容が国として漁業者に回答してきたものであることは、資料二に示した
○山下芳生君 この点で大臣の認識伺っておきたいんですけど、私、結局、今の話ではモニタリングしながら、試行錯誤やりながら慎重にということだと思うんですが、私、小学校の頃に瀬戸内海に面した香川県旧津田町に住んでいたことがありまして、津田の松原海水浴場が大変有名で、関西からもお客さん来ていました。それから、お隣の引田町では、先ほど冒頭おっしゃったハマチの養殖が大変盛んでして、一九七〇年頃でしたけれども、もう
○山下芳生君 素朴な疑問なんですけど、これ陸上と違って、海に区域を定めたとしても区域内外の海水は移動すると思うんですね。計画区域の外、周辺の海域に富栄養化の影響が及んで被害が発生する心配がありますけれども、そうならないように海水を管理するということは技術的にできるんでしょうか。また、万一被害が発生した場合に、誰が補償することになるんでしょうか。
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 一九七三年施行の瀬戸内法とその後の取組によって、瀬戸内海ではリンや窒素といった栄養塩類が減少したことで水質は改善いたしました。一方、栄養塩類が多いほど生育状況が良くなるとされるノリは色落ちによる被害が生じております。そのため、ノリ養殖の関係者からは栄養塩類の供給を望む声が多く、今回の法改正となったと承知しております。 我が党は法案には賛成であります。ただ
○山下芳生君 ちょっとかみ合わないので、もう一偏聞きますけど、何で誤謬を与えかねないんですか。
○山下芳生君 全く答えになっていないですね。 事業者に環境アセスを適切に行わせるためにだったら、この人口密集地とか人口百五十万都市というのは削除したらあかんじゃありませんか、ちゃんとさせようと思ったら。それ削除させているんですから、言っていることとやっていることが違いますよ。 資料六を見ていただきたい。これは、事業実施予定地が過去に深刻な大気汚染による健康被害が発生した地域であり、現在も大気汚染
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生でございます。 今日は、神戸製鋼が建設している石炭火力発電所の環境影響評価に対する環境大臣意見に対して経済産業省が事前に変更を求めていた問題について質問します。 神戸製鋼は、既に神戸発電所の二基、計百四十万キロワットを稼働させており、加えて神戸製鉄所の構内に新たに二基、計百三十万キロワットを建設し、稼働させようとしています。合わせて四基、二百七十万キロワット、大量
○山下芳生君 やはり、予兆をつかむんですから、ごく僅かの感染を発見するためには全国で一日一万件では少ないと思いますね。これ目標を持つべきです、十万件とかね。是非御検討いただきたいと思います。 第三に、変異株を確認する検査の割合を大幅に引き上げるということを提案いたしました。変異株について政府は、検査を陽性者の四〇%まで引き上げると述べられています。ただ、東京では三%ないし五%しか検査していない。技術的
○山下芳生君 自治体任せでは進んでいないんですね。一回だけの自治体が多いんですから。やっぱり政府が基準を示して、定期、頻回の検査の、予算も付けてやるべきだと思います。 第二に、モニタリング検査ですけれども、十三都道府県で一日一万件を目指すというのが政府方針ですけれども、これ余りにも少ないと言わなければなりません。 先日の当委員会の中央公聴会で、我が党の小池書記局長が、感染拡大の予兆をつかむために
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 総理は、一都三県に対する緊急事態宣言の解除を示しました。しかし、現状を見ると、新規感染者が下げ止まって増加傾向にある、変異株の流行が広がり、重大な懸念材料になっている。こういう状況から見て、私たちは、解除の条件はない、今解除することには反対という立場であります。 同時に、ただ続ければいいというものでもありません。新規感染者の封じ込めができておりません。第四波
○山下芳生君 これ、本当に大事な、根本的な認識なんですけど、もう既に気温上昇は大規模災害が頻発するような状況になっていると、今すぐCO2の排出を全部止めたとしてもこうした災害が毎年、永久的に毎年繰り返される、既に事態はそうなっていると。 ですから、スウェーデンのグレタ・トゥンベリさんは、私たちの未来は奪われたと言っているわけですね。奪われそうだじゃない。したがって、私たちは、よりましな環境を次の世代
○山下芳生君 もう一つ追加したんですけどね、そういう認識を日本社会全体のものにすることが、気候変動に対処する土台になるんじゃないかと、いかがでしょう。
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 菅首相が二〇五〇年カーボンニュートラルを宣言しました。国際的には遅い宣言となりましたが、重要な変化だと考えます。 二〇五〇年カーボンニュートラルの重要性を、産業界を含む日本社会全体の共通認識にする必要があると思います。その前提となるのが、気候変動についての科学的な認識を共有することだと思うんです。その点で、一月九日に放映された「NHKスペシャル「二〇三〇
○山下芳生君 そうなりますと、一回の購入金額の上限というのを決めるかどうかというのは非常に大事だと思うんですよね。さっき言ったように、百万円だったら当せんした人たちの、何というんですか、オッズというんですか、収益の率がたとえ〇・一であったとしても十万円ですから、一回十万円ということで相当熱が入ってくるかもしれません。上限というのは考えておられるんでしょうか。
○山下芳生君 ありがとうございます。 単一試合についてちょっと突っ込んで、お分かりだったら教えていただきたいんですけれども、単一試合のくじになりますと、さっき御答弁があったように、購入者が結果を複数試合と比べてはやはり予想しやすくなるということになるわけですね。そうなりますと、一発当ててみようと、そういう、購入者がくじを例えばたくさん買うということだってあり得るかもしれない。これ、済みません、通告
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 スポーツくじのこれまでの経過を振り返りますと、当初は複数試合、つまり、一つの試合だけで結果が出るようなくじではなくて複数試合による予想型だけだったものが、非予想型のBIGを導入し、さらに、海外サッカーやワールドカップまで対象を広げてきました。くじの種類、対象がずっとこの間拡大されてきたという歴史であります。 提案者の方に伺いますが、法案では更にバスケットボール
○山下芳生君 私は、日本共産党を代表し、二〇一九年度決算について菅総理に質問します。 同決算は、内閣総理大臣が主催する政府の公的行事として、桜を見る会に予算の三倍もの税金が投入された決算です。 当時の安倍総理は、桜を見る会に多数の地元後援会員を招待した上、その前夜、都内のホテルで安倍晋三後援会主催で後援会員らを招いた前夜祭を開催していましたが、安倍氏側が数百万円の費用を補填していたことが判明したと
○山下芳生君 様々な状況を見て検討するということなんですけど、急ぐ必要があると思うんですね。 元々、学生のアルバイトは飲食業が多いです。約四割が飲食業です。したがって、このコロナ禍が長引く中で、以前と同じようにアルバイトをすることがなかなか困難になっています。 日本私立大学協会附置私学高等教育研究所の調査では、緊急給付金を希望者全員が受けられたと回答した大学は約一九%にとどまっております。希望しても
○山下芳生君 食をサポートするって本当に大事だと思うんですよね。生きる上で基本ですからね。 菅首相は、口を開けば自助、共助、公助とおっしゃいますけれども、学生は自助も共助も頑張っていると思います。食料を受け取りに来た学生の多くは、今度は自分が支える側にとボランティアを買って出ております。今学生に必要なのは、学ぶことを諦める学生を出さないための公助だと思います。 もう公助の中身は先ほどから聞いていますから
○山下芳生君 日本共産党の山下芳生です。 今日は、コロナ禍で苦しんでいる学生に対する支援について質問します。 新型コロナウイルスの感染拡大が長期化、深刻化する中で、親の収入や自らのアルバイト収入が減って、経済的に困窮する学生が広がっています。そういう学生が真っ先に削るのが食費なんですね。多くの学生は、学費と下宿代を優先して支払い、食費を削っているという状況にあります。コロナ禍の下で、食べることに