1968-02-27 第58回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
○大口政府委員 昨年並びに一昨年は生産者米価に関しては答申が得られなかったのでありまして、政府といたしましては、答申は得られなかったのでありまするが、米価審議会の会議を通じまして各委員から述べられました御意見を十分念頭に置きまして最終的な米価が決定されたものと私は理解いたします。
○大口政府委員 昨年並びに一昨年は生産者米価に関しては答申が得られなかったのでありまして、政府といたしましては、答申は得られなかったのでありまするが、米価審議会の会議を通じまして各委員から述べられました御意見を十分念頭に置きまして最終的な米価が決定されたものと私は理解いたします。
○大口政府委員 生産者米価並びに消費者米価は、食糧管理法の第三条並びに第四条にそれぞれこれを決定する際の根拠となるべき基準が明定されているわけでございまして、従来も政府としましては、食管法の規定に基づいて米価を決定いたしてまいったわけであります。ただ、最近二、三年の傾向といたしまして、米価を決定いたします前に米価審議会を開催して意見を求めているわけでありますが、結果においては答申がまとまらないという
○大口政府委員 米価審議会は、農林省設置法に基づきまして、「米価その他主要食糧の価格の決定に関する基本事項を調査審議する」機関ということで設けられておる機関でございます。 従来、米価並びに麦価を決定いたします際に、米価審議会に対しまして農林大臣が諮問をいたし、その答申を得て決定をいたしておるということになっておる事情は御承知のとおりだと思いますが、この法律に基づきまして、米価審議会の委員は、学識経験者二十五名以内
○大口政府委員 お答えいたします。 ただいまの会議録の部長が申しました答弁との関係は、私はこのように理解をいたしております。万一生産量がオーバーした場合というふうに申しておる点は、生産量ということばであらわす数量は、私は今回の措置ではつかみ得ないと思います。そういうことをいま申しておる時期ではございませんけれども、御相談をいたしますということは申しておると思いますが、オーバーした場合には、必ずその
○大口政府委員 先ほど私が申し上げましたことを、もう一回繰り返すことになるかと思いますが、これはあまり理屈を申し上げるのもはなはだ恐縮でございますが、先ほど私が申し上げましたことは、県と相当何べんも協議をいたしました上で、生産見込み量というものをきめたわけでございます。その際においても、当時として考えられる最高の数量というものを基礎にして一応はじいたわけでございますが、もしかりに実際の砂糖の原料として
○大口政府委員 交付金の交付の状況なりいままでの経緯につきましては、ただいままで第二部長がお答えいたしたとおりでございますが、そもそもフジ製糖が突如工場を閉鎖いたしましたことは非常に不幸なことでございまして、農林大臣が国会で答弁申しましたように、農民に迷惑をかけないということを主眼として今日まで私どもやってまいったことは、そのとおりでございます。 ただ、不幸にしてフジ製糖そのものが閉鎖をし、また、
○大口政府委員 日通に対しまする運送賃の計算の方法は、ただいま大臣が申されましたように、一米穀年度中にすべての運送形態の実績を全部計算をいたしまして、それで全国の実績を全部計算をしましたものを総個数で割りまして、プール単価というものをきめまして、一個について幾らという単価をきめまして、翌年の契約の際の単価にいたしております。これはたとえば先生がただいま御指摘になりました発地諸掛かり並びに着地諸掛かりということについて
○説明員(大口駿一君) 現在、食糧庁と日本通運との元請契約でやらしておりまするが、日通が全国すべての地域に完全に支店、営業所網を完備してるわけではございませんので、その部分については現実に下請業者を使っておる部分もございまするし、また農協系統では、運輸農協連等の系統の業者と提携をしてやっておる部分もあるわけでございます。その点は御指摘のとおりでございます。私どもは、先ほど来、現在までの日通との契約をやっておりまする
○説明員(大口駿一君) 現在の運送契約を締結をしております理由並びに食管中間経費の節減という見地から見た場合に、これをどう考えるかという点についてのお尋ねでありますので、順を追って御説明をさせていただきたいと思います。 まず第一に、相手が日本通運であるかどうかは別といたしまして、現在の食糧庁の政府所有米麦の輸送について、随意契約を採用しておるという法律的な根拠につきましては、先ほどの答弁で申し述べたので
○説明員(大口駿一君) ただいま御指摘になりました上申書は、昭和四十二年九月二十七日付をもちまして、主として北海道並びに九州の通運業者のそれぞれの会社の名前で農林大臣あてに上申書が提出されているわけでございますが、この上申書の骨子は、昭和四十三年度において政府食糧及び農産物の運送請負人の決定について、会計法第二十九条の三第一項の所定の手続、すなわち、競争入札の方法で決定する手続を遅滞なく実施せられたいということが
○大口説明員 お答えいたしまする前に、赤字ということばは実はあまり適当な表現ではないと私は常々思っておるのであります。本来特別会計その他こういうふうな事業を運営をしておる場合に、その運営のしかたが非常にまずいために生じた場合のことばが赤字ということだと思いますので、いまの食管の財政負担全部がいかにも食糧庁の運営がまずいために生じておる赤字というふうに一般の国民に印象づけるようなことばを使われることは
○大口説明員 御承知のように生産者米価並びに消費者米価は、現在食糧管理法の規定に基づいて決定されておるわけでありますが、生産者米価は生産費所得補償という考え方で、生産費を償うのみならず、米価を通じまして米の生産に従事をする家族労働というものが他の産業の所得と均衡できるような評価変えをするという方法によって決定されておることは御承知のとおりでございます。消費者米価は消費者の家計の安定を旨とするという観点
○説明員(大口駿一君) でん粉の需要が毎年非常に堅調に増大をいたしておるにかかわらず、国内産のイモでん粉の供給量が逐次減少傾向になっておりますることから、最近、ただいま御指摘になりましたように、コーンスターチの生産が相当急速度に増大をしておる状況にあるわけであります。で政府といたしましては、コーンスターチの原料でありますトウモロコシがすでに輸入が自由化になっておりまする関係上、このことと、コーンスターチ
○説明員(大口駿一君) 四十二でん粉年度にすでに入っておりまするので、私ども現時点においてつかみ得る数字で需給の見通しを立てておりまするのを以下御説明をいたしまするが、ただカンショにつきましてはまだ最終的に収穫をはっきりつかんでおりませんので、現時点においてつかんでおる数字を基礎に申し上げたいと思います。 四十二でん粉年度における総でん粉需要量を一応百二十六万トンというふうに押えております。その中
○説明員(大口駿一君) でん粉の需給の問題でございまするが、従来でん粉は主として国内産のカンショ、バレイショからつくられるでん粉をもっておおむね需要をまかなってまいったのでございまするが、最近カンショ並びにバレイショの生産が逐次減少をいたしていることもありまして、最近においてはカンショ並びにバレイショのでん粉だけでは国内のでん粉の需要を全部まかなえないという時代になっておることは御承知のとおりでございます
○大口説明員 ただいまおあげになりました最低生産者価格六千九百七十円並びに従来の慣行取引価格としてプラス四百十円を加えた七千三百八十円というのは昨年の価格とは実は違うのでございます。北東北のビート会社とビート生産農民との取引価格というのは、従来北海道におけるてん菜の生産農民と製糖工場との間に価格の取りきめができますと、その価格に五十円をプラスした価格というものが北東北の生産農民と製糖会社との間の取引価格
○大口説明員 先ほど申し上げましたのは、単なる経過でございまして、私どもが数年前に同地域をてん菜の振興地域に指定をして、県当局等の協力を得て生産を奨励してまいったのにかかわらず、かかる事態に立ち至ったということは、少なくとも現地の農民諸君が国並びに県の施策に信頼をして今日まで栽培に専念をしてこられたということが、突如としてこういうことになったということについては、まことに農民諸君にとってお気の毒であるというふうに
○大口説明員 北東北のてん菜の問題についてのお尋ねだと思いますが、北東北すなわち青森県並びに岩手県、秋田県の一部につきまして、新たにてん菜の生産を導入いたしましててん菜糖の生産を開始したのは数年前でございます。その導入いたしました当時、国といたしましてはてん菜振興地域に同地区を指定いたしまして、てん菜の生産を進めまたフジ製糖株式会社が青森県に工場を設立いたしまして、砂糖の生産を開始してすでに数年を経
○大口説明員 それでは別に時間をいただきまして趣旨を御説明いたしますが、小委員会におきましても、この附録算式第一そのものが全く間違いであるということが、小委員会一致した御意見であったと私は了承いたしておりません。御意見の意味されるところは、私どもも私どもなりに理解をいたしているつもりでございますが、この附録算式のみによって価格が算定されているわけではございませんで、他のいろいろな要素を勘案いたして最終的
○大口説明員 附録算式第一のパリティ価格を算出いたしますこの字句の持つ意味につきましては、昨年の農林水産委員会の中に設けられました小委員会におきましても、芳賀先生から、いま御質問の際に御指摘になりましたと同趣旨の御指摘があったのでございますが、そのときにも私どものほうでお答えをいたしたのでございますが、この農産物価格安定法に基づきますイモの価格をきめます場合に、附録算式第一によって算定いたしますために
○大口説明員 四十二年産イモでん粉価格の決定につきまして、内容を御説明いたします。 まず、カンショでん粉三十七・五キログラム当たり、原料基準価格三百六十円、引き取り運賃十三円五十銭、基準歩どまり二四%、買い入れ基準価格二千円。 次に、カンショ平切り干し三十七・五キログラム当たり、原料基準価格三百六十円、歩どまり三五%、買い入れ基準価格千三百五十円。 バレイショでん粉(精製でん粉)三十七・五キログラム
○説明員(大口駿一君) カンショの予想収穫量の公表時期は十月五日でございまするが、その五日にとらわれることなく、一日ぐらいは早く私どもはつかんで作業に使いたいと思っております。ただいまのような御要望は実は昨年も伺っておるのでございますけれども、やはりカンショの予想収穫量というものを統計調査部として正確に把握する一つの技術的な限界もあるようでございますので、御要望としては十分私ども統計調査部のほうにも
○説明員(大口駿一君) 本年産のカンショその他ただいま御質問の農産物の価格につきましては、まだカンショについて予想収穫量が公表されておらないという事情がございまするので、現在まだ検討の段階でございまするが、制度にきめられております期限よりもできるだけ早く決定いたすつもりで事務的な検討を進めておる段階でございます。 それから本年の問題として特に問題はないかということでございまするが、私ども法律の定めるところに
○説明員(大口駿一君) 実は私ども正式にその会合で大臣から知事さん並びに副知事さんにお示しした文書は、いま大臣が申されました三項目だけでございますが、あるいは渡辺先生がもう一項とおっしゃっておられるのは、事前にいろいろ事務的に御折衝している段階のものにこれと違う内容のものが入っておったということをさしておられるのかと思いますが、そういうことでございますか。——事務的に御相談をしておりまする段階では、
○大口政府委員 これはできる、できないの問題ではなくて、ぜひ構成すべき問題だと思います。
○大口政府委員 生産者米価の米価審議会のあとで、一部の委員が辞意を表明されておることは事実でございますが、私どもといたしましては、消費者米価の米価審議会を開催する期日も非常に間近に迫っておることでもございますので、正式に辞表を受理するというような形ではまだ処理をいたしておりません。
○大口政府委員 まだ正式に日取りをきめておりませんが、大体九月上旬を考えております。
○大口政府委員 従来から大臣はじめ私どもの申し上げておる基本は、その点について、いずれの結論をとる場合においても、農民側に差が生じないようにするということが基本であり、また、その点は、私どもの最後まで努力をして実現してまいりたい線でございます。
○大口政府委員 本年の栽培面積並びに生産量の見込みが立たない間は見通しがつけにくかったわけでございますが、ただいま園芸局長のお答えからも御推察になられますとおり、約六万五千トンぐらいの数量ができそうだということになるわけでございまして、この数量は、現地で加工するほうが、北海道へ輸送して加工するよりも、すべての点でいいんではないかということを思わせる数量ではございます。 そこで、現地の工場の問題につきましては
○大口政府委員 本年の作付されましたビートの処理の問題について、大臣が申されておりますとおり、私ども事務当局といたしましても、農民に迷惑をかけないような方法ということで考えております。 〔委員長退席、倉成委員長代理着席〕 その具体的な方法は、このできましたてん菜を、すでに閉鎖ときまっておりまするあの工場設備を活用することによって砂糖にするか、あるいは、あの工場が操業できないということであるとすれば
○大口政府委員 まず第一の、生産者米価の今回きまりました内容、特に地代の問題についてのお尋ねでございますが、まず、地代の問題に入ります前に、私どもの今回の決定米価についての考え方を申し上げますと、今回の米価審議会は、不幸にして昨年と同様答申を得られないという事態に立ち至ったのでございます。しかし、政府の審議の材料としてお示しをしました案に対しては、きわめて活発な御意見が出されておりまして、答申としては
○大口政府委員 いま申されたとおりでございます。
○大口政府委員 今回の政府決定米価の算出に至りました経過について御説明をいたしたいと思います。 今回、米価審議会におきまして、指数化方式と並んで積み上げ計算方式の試算をお示しをいたしておるわけでございますが、この積み上げ計算方式の計算のしかたは、政府が四十年、四十一年と指数化方式によって米価を決定することになりました以前の、昭和三十九年産米を決定いたしましたときの積み上げの方式と、それからその中で
○大口政府委員 ただいま大臣が申された金額は、石当たりの一−四等平均包装込み手取り予定価額でございますが、生産者米価の決定と同時に決定をされましたこととして、時期別格差、これは前年と同様の金額でございます。それから等級間格差、これも前年と同様の金額でございます。それからもち米加算も同様でございます。それから包装代につきましては、少しこまかくて恐縮でございますが、二重俵百六十一円、複式俵百三十三円、かます
○政府委員(大口駿一君) それでは簡単に申し上げます。数字だけ申し上げます。 付帯労働で政府案に対してさらに八十八円プラスいたしました。それから自己資本利子を五分五厘から五分六厘にすることによりまして九円プラスをいたしました。それから地代の評価を、自作地の地代につきましても実納小作料水準をとるということによりまして五百二十九円追加をいたしました。それから生産性向上のメリットのうち半分を農家に還元するということに
○政府委員(大口駿一君) 米価審議会に諮問をいたしました積み上げ計算方式につきましては、二通りの試算を出しておるわけでございますが、従来の米価審議会の御審議を通じまして政府が三十九年産米の価格を決定いたしますまでの間に採用いたしておりました積み上げ計算方式の各要素の取り方に基づいて計算いたしました試算と、それからその中で若干の要素について新たな考え方を織り込みましたものを試算第二ということでお示しをいたしたのでございます
○大口政府委員 私がいま見つけ出しました資料は、まことに申しわけありませんが、ちょうど石田先生のお尋ねの数字ぴたりを持っておりませんで恐縮でございますが、五人以上の規模が幾らというのと、五人から二十九人規模のものが幾らというのと、三十人以上の規模が幾らというのだけを見つけましたので、とりあえずそれだけを申し上げさせていただきます。 四十二年四月の調査でございますが、五人以上規模では一月当たり三万三千七百七十七円
○大口政府委員 国内米管理勘定の損失の全額は、先ほど申し上げたとおり千百四十八億、売買損益百九十二億。 以下申し上げるのが経費でございます。集荷経費百三十六億、運賃百十七億、保管料百七十一億、事務費二百三十三億、金利二百九十九億。 以上であります。
○大口政府委員 食管特別会計の国内米管理勘定におきましての経費並びに売買損益の内訳の数字を申し上げますと、昭和四十二年度の予算をもとにして申し上げますが、国内米管理勘定の損失全体が千百四十八億、そのうち経費が九百五十六億、売買損益が百九十二億ということでございます。 〔委員長退席、森田委員長代理着席〕 それから、ただいま申されました集荷経費その他の資料をいま取り急ぎさがしますが、私、手持ちに単位当
○大口政府委員 ウエート改正についての米価審議会の御審議を経ました翌日の二十九日に政令改正をいたして、その政令改正に基づいて三十日に麦価を決定しておるという順序でございます。
○大口政府委員 食管法の施行令の算式は、式が三つ四つかかっておりますが、昭和三十二年のウエートで計算をする部分と三十五年で計算をする部分と、それから一番基準の部分の式と、三つを掛け合わした式からなっておりますが、今度の改正というものは、四十年のウエートで計算をする式をさらに追加をして、四つの掛け算になるという式に改正をするということを内容といたしておるわけでございます。そこで、この改正をいたしました
○大口政府委員 去る六月二十七、二十八両日に麦の米価審議会を開催いたしまして、本年産の麦の政府買い入れ価格並びに麦の標準売り渡し価格について御審議を願いまして、二十八日に米価審議会から答申をいただきました。引き続いて検討いたしました結果、六月三十日付で、本年産の買い入れ価格並びに麦の標準売り渡し価格について最終的な決定に至りましたので、米価審議会に対する諮問案の考え方並びに答申等につきまして御説明をいたしたいと
○政府委員(大口駿一君) もちろん、私どもは、いまのような基本的な考え方を持っておりますので、毎年麦価の計算をいたしまする際に、そのような観点からの突き合わせと申しますか、というようなことをやっております。ただ、生産費というものが高い低いを左右されるファクターの中で非常に大きな要素として天候があることは御理解をいただけると思います。したがって、天候が悪いときの生産費の高いときとそうでないときとの年によって
○政府委員(大口駿一君) 食糧管理法の第四条ノ二の第二項で「麦ノ再生産ヲ確保スルコトヲ旨トシテ」という規定があるわけでございますが、このことの意味を私どもは次のように理解をいたしておるのでございます。「再生産ヲ確保スルコトヲ旨トシテ」ということは、やはり政府の買い入れ価格によって麦の生産のために投下された費用が回収をされて、さらに麦をつくろうとする場合にその生産に支障を来たさないようにということばの
○政府委員(大口駿一君) 現在の麦の生産事情は、麦作が農業経営の中に占める地位が従属的である、また、作付が零細であるために生産性が低いというようなこと、その他いろいろな事情で年々作付面積が減少している傾向があることは、御承知のとおり、でありまして、また、一方、食糧管理の面において、昭和二十七年から現在の制度に移行いたしておりまするが、その後、麦の買い入れ価格は、パリティ指数の上昇によって毎年引き上げられておりまするのに
○大口政府委員 いまの問題について、特に先生の申されていることに異を唱えるつもりは毛頭ございませんが、実は食糧の輸送の中で、現在まだ鉄道に依存しておる輸送が非常に多いわけでございまして、鉄道の貨物駅に出入りをするための免許——これは通運事業法による通運免許という制度が、運輸省の所管でございまするが、この通運免許を持っておりまするものが、逐次日通以外の店でふえてまいっておることは事実でございまするが、
○大口政府委員 事務的なことになりますので、私からお答えいたします。米の例をとりますと、ただいま御指摘になりましたように、北海道でとれました米を相当遠くまで輸送をいたしておることは事実でございます。食糧の需給が逐次ゆるんでまいりますと同時に、消費者の米の品質に対する御要望というものが、非常に強くなってまいっておるのでございます。そこで、日本でとれまする米の中で、たとえば北陸、東北、北海道のごとき地方
○大口政府委員 食管特別会計の中でいま御指摘になりました人件費に相当する金額は、四十二会計年度予算で二百六十七億に相当いたしております。そこで、食管特別会計の予算定員は全部で二万八千七百九十七人であります。なお、食糧庁には、一般会計に属する職員も七十九名計上されておるわけでございます。 ただいまの御指摘の問題は、まず第一に、特別会計に所属せしめるか、一般会計に所属せしめるかという区分の問題と、それから
○大口政府委員 現在の食糧管理特別会計においで一般会計から繰り入れを受けております損金額、これを通常赤字ということばを使っておるわけでありますが、御指摘のように、赤字と言われるものの中には、売買価格の差額の部分と経費の部分と両方あるわけでございます。そこで、これは国内の米の勘定、麦の勘定、輸入食糧の勘定、それぞれやはり売買価格の差損もしくは差益と経費というものがあるわけでございます。そこで、もちろん
○政府委員(大口駿一君) ただいまお答えをいたしましたように、政府の小麦——つまりまだ粉になっておらないいわゆる原麦というものの売り渡し価格を、直ちに今回の穀物協定のために全体の水準として引き上げなければならない事態が起きるとは思っておりません。思っておりませんので、その小麦を原料としてつくられまする小麦粉、またさらに小麦粉を主原料としてつくられまする第二次加工品の値が、原料小麦の値上げに伴って連鎖的
○政府委員(大口駿一君) 世界的な小麦全体の実勢価格が、今回の価格帯の引き上げに伴って、生産が刺激されるというようなことがもしあるとすれば、世界全体の小麦の実勢価格が、長期的に見れば、将来若干それは下がるという要因になるわけでございますけれども、しかし、最近の世界の小麦の実勢価格の足取りを見てみますと、共産圏、たとえばソ連、中共が世界の市場に大量に買いに出るか、あるいは買いに出ないかということによって