1986-02-24 第104回国会 衆議院 予算委員会 第16号
○今井国務大臣 おっしゃいますとおり、薬価に関しましては先生御指摘のとおりの問題点がたくさんあります。厚生省としましても、医薬分業の推進だとか、先生お触れになりましたが、あるいは医薬品流通の適正化、それぞれ努力をしているわけでございますが、いずれにせよ先生御指摘の問題点を踏まえながら、今後各方面の意見を十分聞きまして私なりに十分対処してまいりたい、本当に一生懸命やってみたいと思いますので、どうぞひとつお
○今井国務大臣 おっしゃいますとおり、薬価に関しましては先生御指摘のとおりの問題点がたくさんあります。厚生省としましても、医薬分業の推進だとか、先生お触れになりましたが、あるいは医薬品流通の適正化、それぞれ努力をしているわけでございますが、いずれにせよ先生御指摘の問題点を踏まえながら、今後各方面の意見を十分聞きまして私なりに十分対処してまいりたい、本当に一生懸命やってみたいと思いますので、どうぞひとつお
○今井国務大臣 今の先生のお尋ねは、私も拝聴しておりまして、本当に問題があるなどいう感じを強く受けます。 薬価基準の問題につきましては、五十七年九月でございますか、中医協の答申に基づいて実勢価格を迅速適切に反映させる観点から、毎年改定を行っているところでございますことは先生御案内のとおり。この現行方式につきまして今お話しのありました製薬企業あるいは関係団体等に見直しを行うべきだという強い意見がありますことは
○今井国務大臣 まず、老人医療の問題でございますが、いろんな御批判がございますことはよく存じておりますが、まあとにかく現在の一部負担の額は老人医療費からいいますと一%でございまして、やはり私どもは世代間の公平ということも考えなければならぬのではないかと思っております。 しかしながら、今度の改正は、そこで、老人の方々が払いやすいように定額制はそのままいたします。それからまた外来につきましては、月の初
○今井国務大臣 ただいま御決議がありました無許可医療用具の流通、使用及び医療保険の不正請求の防止につきましては、御決議の趣旨に沿って、その監視、指導の強化等所要の措置を講じてまいる所存であります。 次に、後天性免疫不全症候群(エイズ)の対策につきましては、御趣旨を体して一層の推進に努めてまいる所存であります。
○今井国務大臣 実態につきまして御説明をいたしまして、大変申しわけないことをいたしましたが、お説のとおり、こういうふうなことが起こらないようにきちっとすることが極めて大事なことでございます。したがいまして、今後やはりきめ細かい工夫をいたしまして事務処理の改善を図ると同時に、こういうことのないように努めてまいりたいと思います。また、過払いになりましたものにつきましても、返納についても一層の努力をしてまいりたい
○今井国務大臣 我が国は、極めて短期間のうちに多くの感染症の制圧に成功しておりまして、この持てる経験、技術というものを発展途上国への協力に積極的に注ぎたいと思います。また、先ほどお約束申し上げました百万人の子供たちの命を日本が救うんだという決意に立って、この問題について頑張ってまいりたいと思います。
○今井国務大臣 御質問に先走りまして答えかけまして恐縮でございますが、結論から申しますれば、先生のおっしゃるとおり、そのくらいの意気込みでやりたいと思っておるのです。 これは今、ロックフェラー財団の例の世界小児の保護会議、一九八四年の報告によりますと、発展途上国二十五カ国でワクチンによる予防接種がすべての子供に行われたと仮定すれば、年間約三百六十万人の子供の命が救われるということでございますね。したがって
○今井国務大臣 まず最初に、かねてから本当に海外協力の問題につきまして御協力いただきますことをありがたく感謝を申し上げます。 今のお話でございますが、私も全く同感でございまして、これは外務省とも協議しながら進めていかなければならぬ問題でありますが、こういう問題こそ厚生省が取り組まなければならぬ大きな問題だと思っております。 そこで、私も就任早々ではございましたが、省内にプロジェクトのチームをつくりまして
○国務大臣(今井勇君) 小谷先生にお答え申し上げます。 まず、退職者医療の問題でございますが、現在の極めて厳しい財政状況の中で、政府といたしまして最大限の努力を払いまして、本年度の補正予算で国保の特別交付金千三百六十七億円を計上いたしたところでございまして、今後とも、市町村国保の安定的な運営が行われるように配慮いたしたいと考えておる次第でございます。 次に、国民健康保険制度のあり方でございますが
○今井国務大臣 簡潔にお答えをいたします。 かんきつ類の輸入の場合ですが、EDBの暫定基準、これは御案内のようにこれをきちっと守らせることとしておりまして、これが守られてさえおれば、消費者に渡ります段階で、EDBというのは極めて揮発性が強いものでございますから検出限界以下になるものだ、私どもはこう考えております。 しかしながら、これは非常に大事な問題でありますから、私どもは、安全性を確認するために
○今井国務大臣 厚生省でも、現在、宇美町でおっしゃるとおり町が基礎的な調査をしておりますことはよく存じております。 そこで、調査の結果、実現の可能性があると判断されまして、同町から補助の要望が出された段階でよく内容を見まして、これならば大丈夫だという見通しがあれば、水道水源の開発施設の整備費補助というふうな助成も検討してまいりたいな、こう考えております。
○今井国務大臣 お説のとおりでございまして、まず長崎県の野母崎の水道は極めて有効に動いております。四十九年にできまして、一日約三百立米の水の取水が可能になっておりますので、非常に喜ばれておるわけでございます。 そこで、今後離島だとかおっしゃいますように、半島部、非常に水に困るところ、その場合に地下水をためまして、そして地下ダムをつくったらどうだ。極めて有効な手段だと私は思っております。そこで、今後技術的
○今井国務大臣 先般の中曽根内閣の改造によりまして厚生大臣に就任いたしました今井勇でございます。よろしくお願いを申し上げたいと思います。 社会労働委員会の御審議に先立ちまして、就任のごあいさつを兼ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。 戦後四十年を経ました今日、我が国はかつてない安定と豊かさを享受しております。しかしその一方で、社会のさまざまな面に、高齢化、さらには国際化、情報化等の進行に伴う
○今井国務大臣 幾つかの問題をまとめてお尋ねがございましたが、まず最後の食品添加物の問題、これはお話しのとおり、添加物の表示につきましては学識経験者などの検討がずっと行われまして、先般中間報告がまとめられたことはお説のとおりでございます。その中で、国民の皆さんが理解しやすく、しかも正確な情報をより多く提供するということが大切だとありますのは、私は全く同感でございまして、これに対しまして、私どもはこれから
○今井国務大臣 この問題は、もう数年前になりますが私が社労の理事をいたしましたときに何遍も問題になりまして、そして野党の皆さん方からの今のお話の被爆者援護法についての御提案なり、また御質疑がありまして、私がそれに対してお答えをしたことがあります。 おっしゃるとおり、この被爆者の問題につきましては、被爆者の受けた放射線によります健康障害という他の戦争犠牲者に見られない特別の犠牲というものに着目して、
○今井国務大臣 いろいろ言及がございましたが、私も厚生大臣になりましたからには一生懸命この問題について最大限の努力をいたしますので、ひとつまだお見捨てないようにお願いをいたしたいと思います。 まあいろいろ御意見はございますが、今回の老人保健法の保険制度の改正というのは、老人の医療費につきまして保険者の間あるいはまた世代の間、その間で一体どうすれば公平に負担ができるのかというようなことを解決するといいましょうか
○今井国務大臣 先生の切々とした思いのこもった御質疑、私どもも聞いておりまして極めて感動するものでございます。先生御案内のように、この残留孤児の問題は、人道上の問題からも、政府だけじゃなくて地方公共団体あるいはまた国民が一体となってこれを考えていかなければならぬ大きな問題だと思います。そこで、先生のおっしゃるように残留孤児の問題の懇談会もいたしましてその御提言もいただいておりますので、私どもはそういうものを
○国務大臣(今井勇君) おっしゃいますとおりでございまして、先ほど冒頭にも申し上げましたのは、営利だけに走ってはいけませんよ、営利だけを目的とするようなことではいけない、十分ではないんだということを申し上げたつもりでございます。
○国務大臣(今井勇君) 御承知のとおり、老人保健施設は地方公共団体のほかに、医療法人であるとかあるいは社会福祉法人などの民間に開設をお願いをいたしたいと考えております。地方公共団体が財政や職員の確保、そういったものに困難な面がございますので、どうしてもやっぱり民間の創意工夫を生かしながらその整備を図り、介護する老人の多様なニーズにこたえていかなきゃならぬ、こう考えております。 しかしながら、単に営利
○国務大臣(今井勇君) 日ごろ大変お世話になっておりましてありがとうございます。 老人保健の施設でございますが、これは御案内のように、今後増大をしてまいります寝たきり老人などの多様なニーズに対応いたしまして、入院治療する必要はありませんけれども、在宅での療養が困難な場合に医療サービスと生活サービスをあわせ行う施設でございます。高齢化の社会がだんだんと進展してまいりますので、このような新しい施設体系
○国務大臣(今井勇君) だんだんと御答弁がございましたが、厚生大臣といたしましては、やはり今先生の、年金の積立金及びその運用収入というのは将来膨大な規模になるわけでございまして、しかもそれが年金給付の貴重な財源でございます。したがって、年金積立金の別建ての高利運用事業というのは年金財政を考えますと、やはり長期的に安定したしかも保険料負担の軽減のためにぜひやらねばならない、そういった課題と思っております
○国務大臣(今井勇君) 私どもとしては、退職者医療の問題は、その対象者の数をできるだけ正確にやりたいと思ったんですが、予測しない見込み違いのために市町村の国保財政に大変影響を与えたということは事実でございまして、国といたしましても重大に受けとめております。 そこで、今大蔵大臣からお話しのように、現在の極めて厳しい情勢の中で最大限の配慮をしたところでございまして、今後とも国保事業が健全に運営できるように
○国務大臣(今井勇君) ただいま詳細につきましては政府委員から答弁させたとおりでございますが、これはおっしゃるように大変大事な問題でありまして、ほかに今のところ代替物がないものでございますから、早速どうすればいいのかということにつきまして早急に研究を進めまして、御意思に沿うような形で解決いたしたい、こう考えております。
○今井国務大臣 お言葉ではございますが、私どもはこの法案は一生懸命考えましてやったものでございますが、しかしまあそういう御意見もあることはよく承知いたしておりますので、厚生省としましてはなお慎重に検討を進めてまいりたいと、こう考えております。
○今井国務大臣 お答え申します。 その前に、日ごろから大変医療協力について御関心をお持ちで、御協力賜っておりますことについて、まず感謝を申し上げたいと思います。 厚生省といたしましては、今お話しの海外医療協力に積極的に取り組んでまいりたい、こう考えておりますので、その推進のために将来の体制を整えるように指示をいたしましたことをまず御報告申し上げたいと思います。 それから、今後ますます国際医療協力
○今井国務大臣 私は、従来の開業医というのは地域の中で、先生御存じのように家庭医として活躍されてこられたと思っております。しかし、年齢がだんだん高齢化をしてまいりまして、それを継ぐ若い医師がほとんど病院に勤務をするという傾向にありますので、地域の中で在来からの家庭医としての役割を継承する医者というものが極めて困難になってきた、これは先生も御存じだと思います。 そこで、私は、開業医の復権を図りまして
○今井国務大臣 厚生省といたしましても、人口の高齢化が進展する中におきまして、国民に必要な医療を確保していくためにはやはり効率的な医療の供給体制を確立することが極めて大事だと考えておるわけでございます。したがいまして、いろいろ検討をいたしましたが、大蔵省の提出いたしました中期展望におきます医療に関する記述というものも、このような厚生省の考え方に沿ったものだというふうに考えております。
○今井国務大臣 大変どうも失礼を申しました。 当然その中には、国立病院・療養所が国立医療機関健ふさわしい、より広域な地域を対象とする高度の専門医療機関、これを担っていくような役割を果たすことができるように、その内容について随分分類をし、研究をいたしましてこの結果をつくったものでございまして、その間には随分私どもも考えましたものでございます。
○今井国務大臣 お答え申し上げます。 この国立病院・療養所の再編成は、先生御案内のように、行政改革の一環としまして、政府全体として閣議決定のもとに推進をするものでございます。
○今井国務大臣 お答え申し上げます。 我が国におきましても、これから痴呆性の老人やあるいはまた老人病につきましての研究を進めていく上では、老化いたしますメカニズム自体の研究というものが必要でございまして、そのために自然科学や社会科学を統合した研究体制をつくっていかなければならぬと私も思っております。 このために、天皇陛下の御在位六十年の慶祝事業の一環といたしまして、国レベルでの長寿科学研究組織をつくりたい
○今井国務大臣 ただいまの問題は、お説のとおり、パートの婦人などがなかなか昼間できないものですからやっていただきたいということでございます。ただ、私どもは老人保健事業で、先生御案内のように婦人の方に対しても年一回、がん検診などを実施しているわけでございますし、また、婦人の健康づくり推進事業というのをやっておりまして、これは、十八歳から三十九歳未満の家庭の婦人などに対しまして年一回、やはり受診できるように
○今井国務大臣 難病について大変御関心をいただきまして本当にありがたいことでございます。私も従前から難病の問題に取り組んでまいりましたが、患者御本人や家族のことを思いますと、全く心が痛む思いがするわけでございます。 そこで、今お尋ねのことですが、今度一つ疾患がふえます。しかしながら、私は、従来からありましたものについて、それを減らすというつもりはありません。これはやはり、その疾患につきまして、治療法
○今井国務大臣 お答え申し上げます。 先生御案内のように、との国立病院・療養所の再編成の問題は行政改革の一環としてやるわけなんでございますが、現在、国立病院または療養所を見てまいりますと、だんだんと当初の設立当時のものとその様子が大分変わってまいっているものもございます。また、町のお医者さんだとかあるいは公立の病院だとかいうものもだんだん出てまいりましたものですから、国立の療養所にふさわしいような
○今井国務大臣 お答えを申し上げたいと思います。 先生、十分御案内のように、この歯科技工士の技工料の問題については大きな問題があることを私もよく存じております。そこで、ただいま中医協でもこの問題をいろいろ詰めておりますので、御意見を十分踏まえまして、ひとつしっかりと頑張ってまいりたいと思っております。
○今井国務大臣 ただいま局長の述べましたとおりでございまして、B、Cであろうが、Aであろうが、やっぱり社会保障給付をなすべきものというふうな判断でございます。
○国務大臣(今井勇君) 私に対します四つの御質問につきましてお答えいたしたいと存じます。 まず、脳死の問題についてでありますが、脳死をもって人の死とすることができるかということにつきましては、国民の生命観や倫理の問題に大きくかかわりますので、この問題に関します国民的合意につきましては、広範な見地からの論議を尽くした上で、国民に十分な理解がなされているかどうかということを判断する必要があると考えます
○国務大臣(今井勇君) 今回、厚生大臣に就任いたしました今井勇でございます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。 ただいまの社会保障特別会計構想についての御質問にお答え申し上げたいと思います。 社会保障予算につきましては、高齢化の進展や年金制度の成熟化などによりまして相当規模の自然増が避けられないという性格を持っております。こういった社会保障予算につきまして、一般会計から切り離して、社会保障に関
○国務大臣(今井勇君) お説のとおり、この再編成を実施しまずに当たりましては、都道府県あるいは地元の市町村などの関係者と具体的な事案につきまして後医療の問題等につきましても十分な協議をいたしまして、地域の医療というものに支障のないようにしてまいりたいと思っております。また、再編成によりまして患者の診療に支障を来さないように配慮することは当然でございます。同時に、その職員に対しましても勤務条件などにつきまして
○国務大臣(今井勇君) 国立病院あるいは療養所の再編成の問題でございますが、これは行政改革の一環といたしまして、これらが国立の医療機関にふさわしい役割を果たすことができますように、その質的な機能の強化を図ることを目的とするものでございまして、やはり私は、この再編成というのは不可欠の問題であると考えております。 しかしながら、この再編成というのは、お説のとおり、大きな問題でございますので、関係の地方公共団体
○国務大臣(今井勇君) ただいまの御質問でございますが、これからお説のとおり、本格的な高齢化が進むわけでございまして、その中で国民の一人一人が生きがいのある生活を送るためには、まず何よりも健康であることが極めて大事だと思います。したがって、我が国におきましては今後ますます医療の果たすべき役割というものが増大するものと思います。 このような観点から、いつでもどこでも良質な医療が受けられるというような
○今井委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 ただいま議決いたしました各請願の委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○今井委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 これより採決いたします。 本日の請願日程中、第四七ないし第五七、第六一ないし第六四、第七三ないし第七六、第八三、第八四、第八六ないし第八九、第九一の各請願は、いずれも採択の上、内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○今井委員長 これより会議を開きます。 請願審査に入ります。 今国会において、本委員会に付託になりました請願は全部で九十一件であります。 本日の請願日程第一から第九一までを一括して議題といたします。 まず、審査の方法についてお諮りいたします。 各請願の内容につきましては、請願文書表等によりまして既に御承知のことと存じますし、また、理事会におきましても慎重に御検討願いましたので、この際、各請願