1947-10-08 第1回国会 参議院 外務委員会 第3号
○板谷順助君 琉球に關する歴史的の經過は大體分りましたが、勿論平和會議におきまして琉球が日本の領土でないとしても、從來の經濟的、人種的の關係で非常に密接なる繋がりがあります。或いは將來琉球に對する日本の經濟的地位と申しますが、そういうようなものを是非獲得する必要があると私は思うのでありますが、經濟的或いは人種的に、あなたの方でどういうような關係にあるという調査ができておりますか。
○板谷順助君 琉球に關する歴史的の經過は大體分りましたが、勿論平和會議におきまして琉球が日本の領土でないとしても、從來の經濟的、人種的の關係で非常に密接なる繋がりがあります。或いは將來琉球に對する日本の經濟的地位と申しますが、そういうようなものを是非獲得する必要があると私は思うのでありますが、經濟的或いは人種的に、あなたの方でどういうような關係にあるという調査ができておりますか。
ところが安政年間にその當時のロシアと南千島に屬する擇捉、色丹、國後、この三つの島と、それから根室國に屬しておる島の齒舞とその他の小さい島、これはロシアと通商條約を結んで、日本の領土であるということははつきり決まつている問題であります。
○説明員(萩原徹君) 普通に國際法では、戰爭中には領土の燮更は確定しないものであつて、平和條約によつて領土の歸屬が確定するのであるというのが今までの國際法上の定説になつておるようでございます。それで嚴格に法律的に申せば、臺灣、朝鮮、樺太その他の日本領土でありました地域は、現在においても日本領である。
こういうことから考えると、日本は領土を失い、そうして嚴重なる管理を受けて、そうして資金、資材は極度に不足しておる。このときに失業對策として、許されるいろいろの材料というものは、きわめて少い。そこで私はもちろん、御指摘のように失業手當、失業保險というものは末の末である。その前にあくまでも就職の機會を増大しなければならぬ。
こういつた領土問題に關する請願ですから、希望のある民意を反映するということは結構なことだと思うのでありますが、性質が今和田委員のおつしやるように、相當デリケートな問題ですから。もしこの請願を採擇した場合に政府當局としてはどういう扱いができるか。
擇捉島、國後島及び色丹諸島を日本領土に復歸の請願、文書表第十五號の審議をいたします。紹介議員坂東幸太郎君の御説明を求めます。
○和田委員 ただいまの請願の扱いでありますが、北海道の島民があの島の日本への歸環を希望しておることは十分了解いたしますが、この領土の問題は非常にデリケートな關係にあるし、またわれわれとしては實はそうにいつた希望を述べるのもどうかという多少の遠慮もあるし、殊にこの請願の題目の、日本領土に復歸というような文字なども、はなはだ、適當じやないと考えます。
これらの意見を参酌しまして、この陳情書の取扱い振りに関して委員会として決定をしたいと思うのでありまするが、國民的感情の問題からいえば、勿論陳情の趣旨に対しては十分の同情を表せざるを得ないのでありますが、日本はポツダム宣言を受諾し、且つこれが忠実なる実行を誓約しており、且つ又現にこれを実行しつつある今日でありますから、すべて領土の問題はこの宣言によつて拘束せられるものであります。
つまり盗んだ島でないから、日本國家としては、國会としても來るべき講和会議において当然日本の領土たるべきものであるという主張をすべきである、こう思います。併しそういうことをここで決定するわけではありませんが、そういう氣持でその陳情書の内容について同感の意といいますか、そういう同情の氣持というか、そういう氣持を附けて送付したいという少数意見があるということを記録に残して置いて頂きたいと思います。
○鈴木國務大臣 この武力行使という意味は、軍隊によるわが領土への侵入、わが領土の空襲答、一切の武力的手段の行使という意味であります。しかしそれは外國から日本國に對してなされることを必要とするのでありますから單なる外国人の集団の行うものとか、また國内の個人に對して行われるものは該当しない、こう解するのであります。
それをあくまで條約の基礎にしなければならない、しかるに今度受領した案を見ると、十四箇條に非常に違つておる、こういう點が違う、かつてウイルソンはこういうことを言つたのに條約はこうなつておる、そういうふうな理窟を述べて、領土であるとか賠償であるとかいうようないろいろな條項についても一々意見を述べた文書を提出した。
さらに日本は他にもはや領土をもつことができない現状でありますので、どうしても遠くへ出漁をいたしますためには、母船式漁業の開拓ということが考えられなければならない。それからまた終戰後前進及び避難のための根據地が相當なくなつております。こういうものを復舊しなければならぬ。
現在の食糧危機は、敗戰による領土の喪失と、海外引揚による人口の急激なる増加に加えて戰時中の掠奪農業による生産力の破壊とが、絶対量不足の動かすべからざる原因となつておるのでございますが、しかし、これを緩和すべくとられた終戰以來の政治の貧困もその原因であることは、疑う余地のないところでございます。
そうしてこの「武力」と申しますのは、固より外國の軍隊による我が國の領土への侵入、我が領土の空襲というような、一つの外國から日本國に対してされる武力の行使でありまして、單に外國人が匕首を振つて、日本國民に対しまして危害を加えるというようなものは、この観念には包含しないのであります。從いましていわゆる軍隊の兵器等を武力行使と申すのでございます。
殊に日本のごとく地形及び氣象から言いまして、水力電源には領土の狹い割合に惠まれておるのでございます。そうして水力の發電設備は一度工事を行つて設備しますならば、あとは水が循環的に流れまして、ただちにエネルギーを發生するのでありますから、將來のわが國復興のためには、最も有望なる大事な資源であると考えております。
満洲國に至りましては、旅順、大連あたりは先ず日本領土のようなものでありますけれどもそれより北の方に行きますれば普蘭店とかあそこらの境から北の方は外國であります。
關係方面が日本の領土を占領している今日において、特にわが國の保健衞生方面に關心をもたれて、それらの施設が非常に低下している、これらの施設が非常に遲れている、醫藥の方面にしてもすべての方面において遲れている、こういう點を大いに指導して、日本が世界の仲間入りのできるようにしなければならぬということで、關係方面が非常に熱意をもつて、特に厚生行政に向つて指導の立場に乘出していることを私は非常に喜んでいるのであります
佐々木盛雄君 仲内 憲治君 若松 虎雄君 唐木田藤五郎君 多賀 安郎君 綱島 正興君 出席政府委員 司 法 次 官 佐藤 藤佐君 司法事務官 國宗 榮君 ————————————— 七月二十六日 ソ連領からの復員促進に關する請願(坂東幸太 郎君紹介)(第九號)擇捉島、國後島及び色丹 諸島を日本領土
人口が過剩であつて、領土が狭いということを考えなけれえばならぬ。昔から、一升ますに二升がはいらぬということはよく言われたことである。われわれの今日の行き詰まりは、その一升ますに二升を入れようというところにあるのであります。 世界各國の情勢を統計的に見まするならば、一九三一年におきまして、日本は一平方キロについて百二十四人の人口をもつておつた。今はおそらく百五十人以上になつておりましよう。
また、第四條は、以上第二條及び第三條の規定によりましても、管轄裁判所が定まらない地域がある場合、たとえば将來講和條約の結果、現在わが統治に服していない島などが返還せられて、領土に編入せられたというような場合におきまして、もしこの法律の改正せられるまでその地域を管轄する裁判所が定まらないということでありますれば、諸種の不都合を生ずる恐れがありますので、それまでの暫定措置として、そのような場合には、この
我が國の食糧は、いかに今後食糧増産に盡力いたしましても、この狭い領土に八千万國民を養うには到底足りないことは明らかであります。是非とも今後と雖も引続いて食糧を外國よりの輸入に俟たなければならないのであります。然らばいかなる資金を以て輸入を図るか。
次に領土問題に関する御意見の発表がありました。この点は先般本議場において、細川君よりの質疑に対してお答えを申上げて置いたのでありますが、今日更にこの点を繰返してお答えする煩を省きたいと思います。 尚外交の民主化についてどういう方策を持つておるかという御質問でありました。
○細川嘉六君 ではここから簡單に私は芦田外相に対して領土問題についてお尋ねしたのは、國民が領土についての愛著を特つておる。それを問題にしておるのであります。現在民主主義が徹底しておらない。侵略主義思想が多分にある。この現状においてこれをはつきりいうことは、これは誤解を招く、外國の誤解を招く。それより民主主義の徹底が先だということについての、私の芦田外相についての問題であります。
第二には芦田外相は沖繩、千島、そういう領土の回復をして欲しいというようなことを述べられたと報道されておる。これがために御存じの通り、英米その他において我が國に対する輿論は非常に惡くなつて來ておる。のみならずこれをきつかけにして捕鯨問題についても、イギリス、オーストラリヤから強硬な反対が起きて來ておる。
既に御承知の通りに、我が國の領土問題は、一に來るべき講和会議において、連合國の決定によつて定まることは、ポツダム宣言に明記してあります。ポツダム宣言の第八項は、日本國の主権は本州、北海道、九州及び四國並びに連合國の決定する諸々の小島に限局せらるべしと書いてあるのであります。從がつて今日のところ、いかに我が國の領土が決定せらるべきやは、一に講和会議の決定に待つほかはないのであります。