1948-06-26 第2回国会 衆議院 治安及び地方制度委員会 第45号
燈台の燈火を消したときには、それが境としてわが國の領土ではなくなるのだというようなことを海上保安廳の長官から伺つたのでありますが、領域の確保の上から、あるいは治安の上から、あるいは燈台の護持という面からいたしまして、きわめて重火な問題であると考えますので、お伺いしたいと思うのであります。
燈台の燈火を消したときには、それが境としてわが國の領土ではなくなるのだというようなことを海上保安廳の長官から伺つたのでありますが、領域の確保の上から、あるいは治安の上から、あるいは燈台の護持という面からいたしまして、きわめて重火な問題であると考えますので、お伺いしたいと思うのであります。
規格の統一を図る必要制と申しますのは、日本のような狹い領土内で多数の零細な小企業において、勝手に雜多な規格を定めておりましては、取引上非常に不便が多い上に、價格を公定する場合に、製品の品質の優劣に應じた價格差を附けることが絶対に必要でありますから、規格の統一が行わけておりませんことには、價格の適用が非常に困難となり、時には不公平な結果を生ずることにもなつてしまうからであります。
わが國は敗戰によりまして四割強の領土を失い、その狹められたる國土に八千万からの國民が生活しておりますため、食糧の不足はやむを得ざることでありまして、しかも人口は一箇年に約百二十万からの自然増加を呈しておる現状でありますので、この現状に対しましては対策として食糧の増加、移民の懇請とともに、もう一つ優生の見地から不良分子の生出を防止するとともに、加えまして從來母性の健康までも度外して出生増加に專念しておりました
その要旨を簡單に申上げますと、我が國は敗戰によりまして、その領土の四割強を失いました結果、甚だしく狭められました國土の上に、八千万からの國民が生活しておりますために、食糧不足は尚今後も当分持続するのは当然であるのでございます。
我が國は敗戰によりその領土の四割強を失いました結果、甚だしく狭められたる國土の上に八千万からの國民が生活しておるため、食糧不足が今後も当分持続するのは当然であります。総司令部のアツカーマン氏は「日本の天然資源は必ずしも貧弱ではないが、未だ十分開発利用されていない。
御承知のように現在の国民所得の実体というものは、敗戰後領土を失いましたことその他の理由から、申上げるまでもなく非常に貧弱なものになつております。殊にその国民所得におきましては実質的には非常に少いものでありまして、なかんずく國家財政の対象となり得るような国民所得というものは、政府が新聞紙上にも発表せられております一兆九千億円というような数字よりもつと少いものではないかと思うのであります。
戦争によつて領土を失い、國富の三分の一を失い、輸出貿易は戦前の二割にも達しない、個人も國家も挙げて窮乏に悩んでおる、この基盤の上に予算を編成するといたしまするならば、戦前におけるごとき意味においての健全財政を編成することが極めて困難であることは、何人も了解ができるのでありまして、今日誰が政府に立つても、如何に練達堪能なる大蔵大臣がその職にあつても、予算を編成する上において極めて窮屈な、而も困難な情勢
しかしながらわが國の今日の食糧を考えてみますのに、今後の日本の人口問題と、限られたる領土内において生産せられまするところの主要の食糧すなわち米麦、芋類等によつて、わが國の食糧を充していくということは不可能な実態にあるということを考えていかなければならぬのであります。
これを軍備を全廃いたし、四割四分の領土を失い、行政機構を縮小すべき立場にありますわが國の事情と考え合わせますならば、相当程度の定員の縮小に伴う諸経費の節減は当然であり、またむずかしいのでありますけれども、可能であると私は考えるのであります。(拍手)この意味においても私どもは、近時ますます強化されつつある官僚統制に対して、嚴正なる批判と再檢討の必要を痛感せざるを得ないのであります。
○政府委員(藤井丙午君) 御承知のように、日本は経済資源が非常に貧困でありまして、戰前も工業や食糧の多くの割合を外國に依存しておつたのでございまするが、敗戰後は從來の日本の経済を支えておりましたところの東亞の資源、領土資源といつたものは全部喪失しました、又一面、人口は急激に増加しておりますというような関係から、今後日本経済を賄つて行くためには、従來よりも上り高い割合で、いわゆる貿易に依存して行かなければならんということは
これはすなわち、領土を失い、資源を失つたところのわが國が、勤労をもつて立つ勤労救國の精神に則つているということを世界に示すからであります。
日本は軍國主義の盛なりし時期において朝鮮を日本領土となし、三十数年間筆舌に盡せない侵略行行爲をなした。この度の戰争において日本は敗戰し、祖國朝鮮は独立國家として開放されたのである。このときにおいて、次代の朝鮮を背負う学童の教育機関である朝鮮学校を閉鎖せしめることは、日本帝國主義の再現である。日本政府の反動的なこの措置に対して、我々は飽くまでも対抗して最後の勝利を獲得しなければならない。」
日本は軍國主義の盛んなりし時期において、朝鮮を日本の領土となし、三十数年間筆舌に盡せない侵略行為をなした。このたびの戰争において日本は敗戰し、祖國朝鮮は独立國家として解放されたのである。このときにおいて、次代の朝鮮を背負う学童の教育機関である朝鮮学校を閉鎖せしむることは、日本帝國主義の再現である。日本政府の反動的なこの措置に対して、われわれはあくまでも対抗して、最後の勝利を獲得しなければならない。
これはカナダと海南島を通つて日本の領土を通過して中國にいくだけであるます。そういうふうなこの仕事のために政府は六十億の補償をしなければならんような勘定になる。更にそれだけに止まらなくて、この事業に從事したところの労働者の食費、或いは生活費、これはすべて日本の食糧を食い、日本の家に住み、更に日本の消費物資を使つてこの事業をやつておる。
北海道の北の果てと、鹿兒島の南の果てとは、相當この價値というものが、比較して見ますと、そう大した……鹿兒島の、例えば日本の南端といいますか、西端と申しますかは、餘り恩惠を得ないのでありますから、これを若し公式としないならば、これは領土が非常に狹いのでありますから、緯度から見て距離が長いということから、これを何とか……これを採用するとしないとは任意であるというように規定していいのか。
○山田節男君 今の御説明で大體その趣旨は分りますが、日本のように領土が縮小されたとはいえ、北の天鹽から南の鹿兒島というと、相當緯度からいつても長いのですが、そういつたような場合に、北海道の果と、それから九州の南の鹿兒島、こういうものの時間差というものは、僕は實際上よりいえば非常にこれはあると思うのです。
○菊池(義)委員 マツカーサーが日本人に対して旅行を許されるという覚書を発表しておりますが、この旅行を許されるということは、やがては海外の移住も許してくれるという可能性を看取し得ると思いますが、御承知のごとく日本人は今領土の狹隘のために行き詰つている。
殊にわが國の旧領土の人々や中國の人々に対しましては、過去のわが國の先輩の犯した罪悪を深く陳謝し、今日の日本人の氣持を理解してもらうよう努力しなければならないと思います。このことについては、関係方面もある程度許してくれるものと考えるのでありまするが、首相の見解はいかがでありましようか。 第二は、言論の徹底的自由についてであります。