1947-07-02 第1回国会 参議院 本会議 第9号
我々は今や武器を放棄するところの平和國家、文化國家となり、又敗戦の結果、我々の領土はせばめられ、日本の有するところの経済的資源というものは極めて貧弱なるものであつて、我々の経済的な生活の方途というものは、誠に暗澹たるものを感ぜざるを得ないのであります。
我々は今や武器を放棄するところの平和國家、文化國家となり、又敗戦の結果、我々の領土はせばめられ、日本の有するところの経済的資源というものは極めて貧弱なるものであつて、我々の経済的な生活の方途というものは、誠に暗澹たるものを感ぜざるを得ないのであります。
次に、先般芦田外相の言として新聞紙上に傳えられ、連合國側の誤解を招くに至つた琉球、千島等の領土に関する発言は、もしそれが事実とするならば、明らかにポツダム宣言第八項に反するものであると思われるのであります。
わが國の領土をいかに決定せられるかということは、來るべき講和会議において終局的にきまる問題であります。ポツダム宣言の第八項には、日本國の主権は、本州、北海道、九州、四國、並びに連合國の決定すべき諸小島に局限せらるべしと書いてあります。もとよりわれわれは、ポツダム宣言を忠実に履行し、一切の軍備を棄て、國内の民主化に努力してきたのであります。
開拓の問題は、領土の狭くなつた今日、食糧問題と最も密接な関係があり、また現在における取扱いも、この観点から一元的に処理されている点に鑑み、原案が至当と思われる。