1949-05-16 第5回国会 衆議院 農林委員会 第23号
○安孫子政府委員 御承知のように、從來とも朝鮮あるいは台湾から千万石ないし、数千万石の輸入をみまして日本の食糧の需給が均衡を得ておつたのでありまするが、その領土を喪失いたしました現状におきまして、相当量のものを食糧の輸入によつてまかなつて参らなければならぬ実情は、さしあたりのところ万やむを得ない現象であろうと存じます。
○安孫子政府委員 御承知のように、從來とも朝鮮あるいは台湾から千万石ないし、数千万石の輸入をみまして日本の食糧の需給が均衡を得ておつたのでありまするが、その領土を喪失いたしました現状におきまして、相当量のものを食糧の輸入によつてまかなつて参らなければならぬ実情は、さしあたりのところ万やむを得ない現象であろうと存じます。
日本の狭い領土と比較的多産な日本において、土地と人口と食糧問題をにらみ合せた場合、これ以上の人口増加を放任しておいてよいかどうかということは、まことに深刻な問題である。移民が認められない限り、この四つの狭いところで、しかもマルサスの言うように食糧は算術級数的にしかできない。
しかしながら、この原因については、單に日本の人口の自然増加率が高いからとか、あるいは海外領土の喪失だとか、あるいは海外同胞の引揚げというふうなことを問題にしておる人もあるのでありますけれども、かような意見は、ほんとうに正しい原因をつかんでおるものではないと思うのであります。
対象となるものが日本の領土内における日本人という考えをもつて立案したのでありますから、日本の領土内におけるこういつた建設事業等に対しましては、日本人によつて構成する審議会でなければならぬという考えを持つております。
ところが実際問題といたしまして、領土の狭隘な日本が、電源開発に急でありますると、電氣だけを得るという目的は果されましても、これによつて非常に他に影響を與えて、わずかな耕地を失つておるという例がはなはだ多いのであります。
特に分らないのは日本では敗戰の結果領土も半分になつてしまう。國民の負担力がなくなつておるにも拘わらず官吏の数が二倍に殖えておる。或いは行政機構も二倍に殖えておる。
それからその後満州事変以後になつては、やや言葉は惡いかもしれませんけれども、領土主義というか、領土獲得を理念としたような外交が行われ——外交が行われたというよりは、軍部に外務省も引ずられて領土獲得主義になつた。惡く極端に言えばそうも解せらるると思う。將來はどうか私は日本はなるべくはいわゆる通商外交で行きたいものだと思います。
民需に轉換し得るものが四十万乃至五十万、一方はまあ三十万乃至六十万で、数字のバランスはまあ取れるわけでありますが、併しこれは見解の相違と言われれば、それまででありますけれども、潜在失業者が顯在化して來た場合の失業者の見込みということは、これは今この法案を通すためとか、この場を逃れるためでなくて、博学な青木長官がお考えになつて、おつしやるように領土が狭くなつて、人口が殖えておるのだから、過剰人口のあるということは
○増田政府委員 御説のように終戰前は南樺太がわが領土でありまして、あそこから持つてこさせ、またあそこにも王子製紙がありましたし、また北海道の苫小牧の方にも王子製紙がありまして、あそこの木材を原料としてつくつておつたのは事実であります。今のところはえぞ松、とど松など北海道の木材でやつております。
日程第一九号、政泊船入澗拡張工事費を、全額國費の負担でもつて実施をしていただきたいというのが本請願の要旨でございまするが、この政泊というのはわが領土の最北端利尻島の仙法志村という所にあるのでございまして、本村の船入澗は昭和十一燃以來滿次修築工事を加えて來たのでありまするが、何しろこの地域は風当りが非常に多いし、また繋留場所はほとんどないというような実情でございまして、一たびあらしがあれば、せつかく漁獲
これに対しましては、第六條におきましてどういう攻撃がここにいわゆる武力攻撃であるかということを規定いたしておるのでありますが、その第一は、欧州または北米における締約國の領土、フランス領アルゼリア、第二が欧州における締約國の占領軍、第三が北回帰線以北の北大西洋地域、具体的に申し上げますと、西はメキシコ湾から東はアフリカのスペイン領のサワラ砂漠を貫いた一線の北を指すのでありますが、これらの地域における締約國
この食糧を自給自足することが理想であるのでありますが、しかしお示しの通り、限られた領土において八千万以上の人口を養うことは非常に困難なことであつて、結局は貿易によるとか、あるいは海外から安い食糧を輸入するということよりほか、しかたがないかと思います。そこで現在の食糧事情は、御承知のごとく米國から主として食糧を仰いでおるのでありますが、この食糧が日本の経済から申して相当高いものにつく。
終戰以來、領土狭隘となりましたわが國におきましては、猫額大の狭隘なる土地といえども、これを合理的に開墾いたしまして、食糧の増産を初め、輸出産業の資材の増産ということに努めなければなりませんことは、これは國策の基本であろうと思うのであります。ところが島嶼は比較的戰災を受けておらないのでありまして、北海道、東北同様に、禍根開拓の余地が十二分になるのであります。
結局人口をどうしたらいいか、この八千万の人間を狭小なる領土の中に追い込むということは、これは人口問題として重大なことでありますから、何か方法を立てなければなりませんが、これには別段妙案があるわけでなくて、或いは産業化することによつて余剰人口を吸収するか、或いは海外に出して移住させるか、或いは又貿易進展によつて外に出て行くとかいうようなことより方法がないのでありますが、いわゆる産兒制限というような問題
ところがそうして我々が迎えておりますときに、いわゆるヨーロツパ・ロシアから北は沿海州に至るまでのこの廣い地球の六分の一を占めるソヴイエト領土内から日本人の帰つて來る姿を全部あすこで見ておりますときに、たつた一年ばかり足らずの間に、同じ日本の兵隊が余りにも異なる姿に、我々は全くびつくりしたのであります。
○證人(津村謙二君) これはいわゆるソヴイエト領土、即ちヨーロツパロシア、中央アジア、沿海州、いわゆるシベリアと言われておるこのソヴイエト領土内におけるあのすべての收容所に起きて來たところのいわゆるソヴイエトの民主運動と言われておるところの、簡單なるところのこれは説明であります。勿論ナホトカの收容所もその例から漏れませんでした。
これまでの在外財産というものを大わけにわけますと、日本の旧領土でありました台湾、朝鮮、樺太、関東州、南洋群島とかいう方面にあります在外財産、それから交戰國の関係に立つておりました國にある財産、それから中立國にありました財産、中立國にありました財産については問題ございませんが、旧領土にありました財産と、交戰國にありました財産のうち、御承知の通り閉鎖機関に指定せられた会社の財産、それからそれらの國に、在外
修正資本主義というのは、資本主義の原則に基きまして、そしてその間に領土も狭くなる、生産設備も非常に貧弱になつておる、この日本の状況をどういうふうにすれば、生産を上げ得るかという構想を、戦前の資本主義と対比して、一つのリヴィジョン・キャピタリズムというもので表現しておりますが、根本は資本主義なんであります。それで修正資本主義はわからないということを総理大臣はしばしば御言明になつております。
武装解除された日本にとつて、独立と領土保全を維持する唯一の方策は、こうした太平洋防衛條約の中に入ることである。まだ対日講和條約が締結されていなくても、日本の防衛同盟参加の妨げにはならない。こういうふうな御意見が発表されております。
この狭い領土に八千万という厖大なる人口を有することが日本経済界の安定を困難ならしめておりますときに、米國におきましては移民法の修正法案がその議会に提案され、すでに下院におきましては、三月一日その通過を見たのであります。この報一たびわが國に傳わりまするや、朝野をあげて喜びと感謝の情を深くいたしたのであります。
御承知の通り、我が國は領土の半ば以上を喪失いたしまして、人口は逆に八千万人に増加しているのでありますからして、衣食住の欠乏が甚だしく、食糧は今や戰前の生産に回復をしておりましても、尚一千万石の不足があるのであります。僅かに米國の好意によりまして、その援助で辛うじて支えておる有様であります。
で現在におきまして総合開発計画というものは、或る地区を先ず設定いたしまして、この地区は概ね日本の限られた領土において未開発に終り、現在概ね眠つておる、而もその眠つた資源を合理的な総合性のある計画を以てすれば、最小の労費で最大の資源開発が可能であろう、そういうものを予め想定しまして、これを基にして、一つの計画をそれぞれの中央地方相呼應して立てて行くというふうにいたしておるのでありまして、昨年におきましては